決算期の帳尻合わせに・・・腹の帳尻が合わない日々

上期末決算期!締切が縦横無尽に襲いかかる繁忙期。午前の会議で胃酸を空焚きし、午後は資料に追われて“昼飯という概念”を置き去りにしたまま、ようやくオフィスを脱出。電車に乗った瞬間、張り詰めていた糸がプツンと切れ、腹の底から狼の遠吠え状態です。

「家まで我慢」と決めた数駅ぶんの理性は、ホームに吹く冷たい風と、改札内に漂う出汁の香りの前であっけなく瓦解。気づけば脚はオートパイロット、指は食券機の“いつものボタン”へ一直線。上期は締められても、空腹は締め切れない。だから今日も、駅ナカの止まり木で“やさしい熱”に身を預けるオレですー。


<全体> 優しい熱で包む!涼風に似合う白醤油×煮干!体内スイッチを静かに入れ替え!


10月初旬。ホームを抜ける風が少しひやり。今回も帰宅後仕事前ゆえ「完飲は控えめに」と殊勝に腰掛けたのに、湯気がマフラーみたいに頬を撫で、理性ブレーキは軽量化。着丼——藍のストライプが額縁、黄金清湯は内照式の発色。表面に極薄の香味油が星座を描き、麺線は製図の直線に全くもって魅了ですー。

中央にピンクの豚肩ロース、手前に淡乳色の鶏胸、奥にロゼの豚ロースが重なり、左に琥珀の味玉、右に材木メンマ、上部には海苔と三つ葉、角切り白ねぎがきらり。改札内の“便利食”を軽々超える「中華そば名店級店麺顔画質」にまず降参!。季節は秋、気温は涼、心は温。駅ナカで出会うには出来すぎな、頼もしい熱源ですー。

<出汁> 淡麗に見えて実は円やか!アニマルオフでも余白が満ちる!味輪郭を増光する魚介清湯!


黄金清湯は、クリアな見た目ながら余韻はハイレゾ感覚?。白醤油のさらりとした旨みが芯となり、薄い香味油が香りを抱くベール役って感じ?。煮干は過度に“ニボ”に振らず、甘みに寄らず、苦みに逃げず——魚の良心だけを抽出したチューニングしております。


涼しい外気のせいで香りの解像度が一段上がり、ひと啜りごとに輪郭が増光。後味はきゅっと乾き、舌上だけに香りが残る。海苔を溶かすと潮の陰影が一段深まり、三つ葉と白ねぎが清涼なアクセントを加える。“涼に寄り添う温”の見本ですよ!。これウマ!。


<麺> ミチッで始まりモチッで落ちる?細ストレート中加水が温清湯を肩車!小麦の香り!

均整の取れた細ストレート。最初の当たりは“ミチッ”と緊張、噛み込むと“モチッ”とたわむ二段加速。湯気の中でもダレず、箸でまとめたときのまとまりがいい。


ふすまの粒立ちがほんのり香り、持ち上がる温出汁と空中で握手。涼やかな気温のおかげで小麦の甘みがより立体的に感じるのか?。啜りのテンポが自然に整う“麺メトロノーム”体験です。


<チャーシュー> 豚肩ロース×豚ロース×鶏胸!赤身は静かに伸び差しは品よし!乳白脂が全体整え!


画像の通り肉は三種構成。ロゼ色の豚肩ロースは低温ならではのしなやかさで、白醤油×煮干に脂の甘みを薄衣で添える。


淡ピンクの豚ロースはきめ細かい繊維質が心地よく、噛むほどに赤身の旨みがロングトーン。


乳白の鶏胸はしっとりコンフィ調、出汁を含んで舌上でほどけ、全体の清澄感を壊さず“ごちそう感”だけを上乗せ。アニマルオフ清湯だから肉が出しゃばらず、三者が和声で鳴る。



<メンマ> 見た目は材木、噛めばサクサク!温の丼に拍を刻むテンポメーカー?


堂々たる角材サイズでも、繊維はきめ細やか。薄味仕立てで芯まで染み、噛み進めるたびにサクサクと快音。啜りと咀嚼の間に小気味よい休符を差し込み、丼全体にリズムを生む。

<味玉> 白醤油の静かな浸みと濃密なジェル!黄身の素顔を活かす控えめの美学!

白身はぷるり、黄身は半熟寄りで中心に“芋羊羹的ジェル感”。見た目は深く染みていそうで、実は黄身のコクをきちんと残している。清湯の香りを損なわず、ひと口ごとに滋味が積み上がる。角切り白ねぎと合わせると甘みが一段くっきり。

総じまして・・・「駅ナカでこの完成度!満足度!白醤油×煮干の温清湯が、神無月の体を“やさしい熱”で整える事件!」

涼風が心地よい初秋。午後出勤ついでの「軽い一杯」が、気づけば背筋を伸ばす“調律の一杯”に昇格。清涼・淡麗・満足の三拍子で、季節のだるさをすっとリセット。これは引き続き継続訪問!激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!

お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!



