ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン5762】麺恋処 いそじ(東京・代々木)冷やし中華 〜豚骨魚介出汁が冷えて固まる真骨頂!そして洋風な独創性!冷製スタイルがビシッとキマる名物冷やし中華!

4年ぶりの名物冷やし中華は旨かった!

 
 コロナ災禍の頃に訪問して以来ご無沙汰です。オフィスに出頭する機会があり、会議終わっても1時間ばかり拘束を受け、そしたらまた次の会議。完全に昼飯を食う機会を失ってヘロヘロですよ。自宅の方が落ち着いて仕事ができるぜと早めにオフィスを出て昼飯物色です。たまたま中央・総武線の黄色い電車で移動してたものですから、この沿線で通し営業となると・・・・ならば「いそじ@代々木」!と頭に浮かんでの訪問となった顛末。
 

 
 それにしても相変わらずかなりの盛況。まさか午後3時前で満席とはね!。しかも客層が若いビジネスマン多数。マスコミか広告放送系業界なのか?携帯がなって慌てて店外へ。戻ってきたらまた携帯が震えてまた店外へ。冷やし中華でよかったね、麺が伸びなくて。
 

 
 
 
<全体> 豚骨魚介出汁が冷えて固まる真骨頂!そして洋風な独創性!冷製スタイルがビシッとキマる名物冷やし中華!
 


 
 久しぶりの訪問だから、店主やスタフの顔を覚えておらんが、配膳の前のコミュニケーションは、相変わらず、清々しくも丁寧で好印象です。「辛子」の要る要らないのチェックのやり取りで、あゝ「いそじ」は、こんな感じだよなってな安心に繋がります。今回の辛子は、正直もっとくれよと言う感じだったが、それはご愛嬌ということで。
 

 
 これだよこれ!洋風センスに和の冷やしのコンセンサス。和と言っても、王道の冷やし中華とはだいぶ一線を画する豚骨魚介系。それがサラダ感覚とか冷製パスタ感覚とかも感じる一方で、独特な雰囲気を醸し出します。例えば、キュウリと大葉と青菜の緑、トマトの赤、ヤングコーンの黄色がどれもキッパリした色合いで実に夏らしさを感じさせる。そして豚骨魚介のタレが、冷えて凍ってジュレ状態になっており、冷製パスタソースのように中太麺に垂れる。普通の一般的な冷やし中華じゃぁ物足りないって思う方に、これこそ一度試してもらいたい一杯です!。
 
 

 
 
 
<タレ> 豚魚エキスが冷えて固まる!緩いシャーベット&ジュレな状態!全体がキン冷えで麺と具材に絡まる!
 


 
 なんと言っても「シャーベット」と「ジュレ」感覚。これが、数多東京都内に独創性な冷やし数あれど、唯一無二感覚です。マイルドな王道豚骨魚介のスープを、冷やし固めてはいるのですが、多少酸味は足されてるような??。麺の上にべたぁーと豚骨魚介ダレが垂れてますが、シャーベット状でもありジュレ状でもあり、ここが面白い!。結局混ぜて絡めて食らうので感覚的には「冷えた混ぜそば」って感覚に近いかもです。その豚骨エキスは、冷やされるとぺトぺトした感覚。これが時間経過でゆっくり溶けて緩んで、結果的に全体に絡むという設計。次第に魚介系の甘味もしっとり滲みます。こんな感覚で全体的には和風感覚と落ち着きが感じられる旨さとなっておるかと!。
 

 
 豚骨魚介のハードなフラペッチーノとか言う方が分かりやすいんだろうか?。今回は、ジュレが更に冷えて凍ったようなタレの氷を見逃してしまいました。ハードなシャーベット状態の塊が、記憶のそれよりかなり緩んだ状態だったので、ジュレと勘違いしてしまったかも。それも敢えて緩めた変更だとしたらそれはそれで面白い変更かと。
 

 

 
 
<麺> 豚骨ジュレと絡まりヌメる楽しさ!冷えても明るくモチモチ!引締まりプリプリ!噛み締めてヌチヌチ!


 
 冷やても遜色ないどころか、風味が強まってより良いじゃないか。相変わらずモチモチ!そしてプリプリ!。艶やかで上品な乳白色。形状がまるで丸麺のように表情で優しいイメージ。そして口当たりがいいねぇ~。引き締まりが出て、密度感がアップし、そしてハードに感じるプリプリ歯応えってな感覚。プツリと千切れ弾けるようです。何もかかってないところは、麺素地の風味が豊かなと感じます。ただ・・・・以前は中盛まで無料サービスだったのが今は追加料金制。このご時世致し方なし。
 


 
 食って時間経過すると、冷えたタレは「ジュレ→フラッペッチーノ→シェイク」へと変化。更に麺との絡みに優れ、更に仄かな酸味に麺の風味が混じり、豚骨と魚介の甘さが加わる!。これらの一体化が旨い!。性懲りも無く、冷やしでも海苔や大葉や肉で巻き付けるなどして変化を楽しみましょう。
 
 

 
 
<チャーシュー> 豚肩ロースが冷えても旨し!濃ゆめな旨味が内へと凝縮!?噛み締めていい塩梅!もっとくれ!
 


 
 馴染みのあるボイルタイプ。そんな豚肩ロースの分厚めのスライス。サイズも申し分なし。むしろ大判な一枚で迫力。冷めた肉なんだが、これが妙に旨いです。素材の内側に込められたような旨さの展開に感じました。豚骨魚介タレに付けることをせずそのまま食らう!。素地の旨さをダイレクトに堪能しました。肉追加してもよかったかな。もっと肉をくれという感覚に陥ったかと!。
  
 

 
 
 
<具材> 味玉と海苔に加えイタリアンな夏野菜感覚!下処理と味付けの上質さ!仕事ぶりが溢れまくりな展開!
 
 
 
 創業者の方が元々イタリアン出身ということが、この冷やし中華にはすごく感じます。インスタ映えするだけでなく、密かにオヤジを泣かせるようなアイテムも仕込まれている。まず夏の季節感の彩りと丁寧さ。何気な完熟トマトが、しっかりと皮むきされており、まるでフルーツのよう食感と素材からくる甘味が旨い!。
 

 

 キュウリは、見栄えと食感を両方楽しませるもので、皮をボコボコに細工した飾りつけ。そして舌ざわりと歯応えが鮮烈に感じさせます!。またヤングコーンも素直に旨い!コリコリとして素材の甘さを伝えてくれます。
 

 

 そしてオヤジを泣かせるようなアイテムというのは「茄子」。煮びたしにしたような茄子を、また冷やして引き締めたような仕上がりでこれは無限大に食える。これにもちょっぴりと、豚骨魚介の出汁ジュレを絡めると更に旨い。 
 

 

  味玉もハズレない。ハーフでもある大変嬉しい。深めなタレ浸透を感じますが、よく卵黄と馴染んで濃密なる甘みを高めています。また白身がしっかりと浸透で引き締まったようにも感じ、白身だけ食ってみたけど味が適度に染みているのがナイスバランス。しかも、チャーシューで感じた、あの冷めてこそ旨い要素もあるようで、これも妙に旨いではないか!。
 

 

 
 
<スープ割> 満足感極まる!冷→温への変化!「いそじ」本来の味わいを最後に温かく伝える旨さの形式美!
 


 
 都内で数少ないと思われる冷し中華でスープ割を供してくれる店です。ジュレが溶けたタレが少し残った状態で丼をそのまま返す。すると別の器に入れ替えて、熱い出汁を注いで返してくれる所謂ブーメラン方式。やっぱりホスピタリティの高さありありのお店です。
 

 
 そのスープ割りは、いつもの汁系にも近いが、冷し中華なりの酸味が残っている分だけちょっと変わった味わいな感覚。この微妙な変化がこれまでとは違った広がりになるので2倍楽しんだ感覚になります。最後の最後まで楽しませてくれます。
 
 


 

 
 
総じまして「東京都内の夏定番にして名作!和魂洋才創作系冷やし中華!」

 
 ・・・と言う感動の嵐!。久しぶりに来たけど相変わらずのホスピタリティーと繰り出す一杯の質感の高さに感服。ここに来て食っただけでもう妙な達成感すらあります。山手線代々木駅から近い距離。しかも通し営業。外出機会に時間をズラしてゲットするのもいいかも。ともあれ唯一無二の旨さであることは確か!一回食っとけ!激しくこの夏オススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

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