雨の日曜日は酒呑みだらけ
数週間前の実食。翌日の月曜日からの一週間は、ハードな日が続くので、日曜日というのに早く起きて仕事の準備なんかしちゃったりして。そんな自己満足な気分いっぱいだったので、春嵐ながらもビールとラーメンで弾けようと「中華そば みたか」へとやってまいりました。
まぁ、少々出遅れ案の定、開店一巡目を逃すがポジション的にはいい感じ。ところが・・・ここから40分以上は、待たされました。このタイミングは、常連深呑みのお客様が、じっくり腰を据えますからね:笑。やっと数名の先客が退店したところでカウンターを眺めると、殆どの客がビール瓶を3本以上並べており、壮観とも言える風景が広がっておりましたー。あゝ結局今回2本で済ませたオレが、まるでヘタレみたいに思えるじゃぁないか・・・。
<サッポロ赤星> 図太いボディでしっかりした苦味!厚みのある旨味と後味の軽やかさがナイス!
やっと座席をゲットして大好きなブランド麦酒がある喜び!。最高気分でございます。オヤジ世代となると、やっぱり図太い本格派がお気に入りです。実に厚みのある味わいで楽しませてくれます。更に言うと、図太い割には後味が軽やか。個人的にはこの引き際の良さも好印象。












むぅぅ・・・左右隣客がざるのようにビール飲み干し空瓶を並べてる。カウンターのマイスペースに空瓶が左右から押し寄せてくる。もしオレが4本飲んだら左右と繋がる?。挑戦しようか?と思ったとことで、右隣のお客が退店したものだから、ここは、無理せず2本にとどめておきました:汗。夕方からまたひと仕事しようと思ってたから:泣。
<竹の子> 素朴でシンプルなのが一番!飽きない旨さにオリジナル大蒜ダレと辣油ダレが垂れて旨し!
最近、「竹の子皿」のコールが多い。その何ともさっぱりとした旨さで全く飽きがこないのが好き。そして出汁やタレにもマッチするので、味わい深いのが大好き。
今回も2種類(大蒜醤油&特製辣油)の橋本店主気まぐれオリジナルタレを試しましょうぞ!。まずは大蒜醤油から。粗くすり潰した大蒜の醤油漬けとも感じる、大変ワイルドに感じるタレです。醤油の塩気と言うより大蒜刺激がダイレクトって感じ。それがあっさりめな竹の子(メンマ)とは良いバランスです。そして辣油系を垂らしてみましたが、大蒜とは違った角度のシャープな辛味が実に痛快!・・・メンマと相性抜群!。
<全体> 詫びすら感じるほどの素朴さ!和む醤油出汁に和蕎麦ライクな麺!楽しき半熟玉子の妙!
特に煌めくでもない醤油清油で、素朴な地肌で和蕎麦ライクな麺が透けて見えるのも、レトロな風雅を感じさせるほど。令和の今だからこそ、ノスタルジックでシンプルな感覚が新鮮に映る。そんな素朴さが嬉しく感じる麺顔です。今となっては逆に、大胆不敵な素朴さとも受け取れてしまいそうです。細葱がまた、へいげた楽しさすら感じる雰囲気がナイス!。
そして久しぶりの半熟玉子がまたいいね・・・。昭和の心のちょっとした贅沢感を感じます。細葱のアザあやかと対峙する様に、誠にまったりとして雰囲気。麺顔が、一気に面白く感じさせます。
<出汁> 野菜の甘味に豚の円やかさ!魔法の醤油ダレが溶け昆布の滋味和やかさが溶けて旨し!
まさにひとクチ啜ると実に素朴で優しい味わいと申せましょう。とてもさっぱりとして嫌味が全くない!。醤油ダレが魔法のようにキリリと伸びるような塩気だが、ベースの出汁は優しい豚煮出しを感じます。
更に大量の葉野菜と昆布の投入と、その煮出しが効いており、とても円やかで優しい旨味となっております。一層優しく円やかな展開がナイス。
<細葱> 出汁に溶けて淡い清涼感と甘みを溶かし込む!レンゲを差し入れるたびに舞い散る!
単なる葱。ただ微細な賽の目に感じるほどに見事なる微塵なのです。これほど細かい葱というのが、なかなか東京広しと言えど、ここ以外でお目にかかったことがない。
毎度レンゲを差し入れるたびに、微細な葱が全体に舞うのです。例えばスープを味わう時に大量に紛れ込む。それを味わうと淡い清涼感と甘みを溶かし込むようでうまい。また麺の隙間に入り込んで引き上げると貼りつきます。それを味わってもまた楽しい。
<麺> 出汁が浸透し切っても素地を感じる旨さ也!分厚い風合いを残す和蕎麦ライク麺!
褐色ぶりでいかにも強力粉らしいザラつき感がある麺です。蕎麦じゃないので、実は品やかさも持ち合わせてます。強い風味の麺に染み入る、優しい醤油スープの一体感が・・・レトロというかノスタルジーと言うか、昭和生まれのオヤジ等を唸らせます。
元の「江ぐち」が閉店してから再上京したため、その大元の味は知らんのだが・・・何回食っても飽きない旨さ!。きっと出自の味を忠実にオンリーワンな蕎麦ライク角ストレートを再現しているのでしょう。
<チャシュー> 多くのファンを魅了する豚切り落とし!昭和の魅力を感じさせるレトロな旨さ!
この煮豚の切り落としは、この店大人気メニューで、常連がこぞってお土産に買い求めます。こんな古風素朴な肉がやっぱり旨いのです。懐かしくもレトロな旨さと申し上げたい。やっぱりチャシューメンにすべきだったかと頭をよぎる。
<メンマ> さっぱり仕立てが出汁に合う!ここでの呼称は竹の子!
サクサクと歯切れがよく、下味は控えめ。醤油スープや、醤油ダレとシンプルにマッチし、いくらでも食えそうな気がするほどライトな旨さが痛快です。豚もいいが、竹の子もいいよね!。
<半熟玉子> ポーチドエッグスタイル!緩い卵黄を蕎麦ライクな麺に絡めて食うべし!
麺の湯で釜に静かに生卵を落として即興で仕上げてくれる。半熟玉子とは言ってもいわゆるポーチドエッグです。この動作と見極めが、毎度思うがカッコいいのだよ!。
うへへへ・・・これを、箸で持ち上げたりして遊んだあとで、割って麺に絡みつけます。この麺に絡みつき、麺の隙間に入り込む姿が素敵。
<味変> 余ったタレをここぞとばかり投入!竹の子皿で余った大蒜醤油と辣油の味わいを溶かす!
竹の子皿ではどうしても最後に葱の小口切りとタレが余ってしまう。それを箸で少しづつ摘んで麦酒を味わうのもいいが、それも実は面倒くさい。だったらそれをそのまま、ラーメンの味変化アイテムに活用しましょう。特に大蒜醤油が程よく葱の風味を溶かし混んでいるので、明るく円やかな醤油出汁にはよくマッチします。麺の風味にも合うかもしれません。
総じまして「素朴でシンプルなれどオンリーワンでクラシカル極上中華そば!」
・・・と言う感動の嵐!。この店は古びたビル地下にあり、客同士も繋がり感じるって言うか、妙にここに来ただけで充実感すら覚えます。とてもハートフルな雰囲気に包まれてる。そんな接客。旨さの継承ととても和ませてくれます。今後も引き続きよろしく頼む!激しくオススメ!旨しなので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!