<休日の行動はワンパターン・・・武蔵境の癒しスポットでうだうだ>
新年度前の貴重な休日。乗り気が全くしないので、ストレスフリーを求めて、また今回も「丸幸@武蔵境」へとやってまいりました。そんな客層に混じりカウンターの隅に陣取り、昼酒&拉麺活動の始まりです。それでもやっぱり春だな・・・桜を眺めているだけで、心の中に華やぎと安らぎを得るのだったー。
やぱりここでは、行列客考えず、そしてTVなど観ながらのんびり過ごせるのがとてもナイス。個人的には、「拉麺的癒しスポット」でございます。特に昼の情報番組やらスポーツ中継を眺めながら酒をちびちびやるのが好き。
<アサヒスーパードライ>春の冷たさがゆるく響くが如し淡麗辛口の旨さ!桜の季節にも絶妙の淡麗辛口麦酒!
これが大衆酒場感を感じさせてくれていい感じ!しかもコップも冷えてて曇ってる。冷たいコップにキン冷えビールを注ぐ瞬間がたまらん!。そして瓶を握った瞬間から「冷え冷え」「キンキン」でして冷たさが手に沁みる。そしてグラスじゃなくてコップ!。






口に含むとスーパードライらしいキーンとした辛口の響きと冷たい刺激がマッチします。喉越し刺激を与えながらも、比較的ライトな味わいと鋭いキレ味で、心のストレスを一気に流してくれるようです。
<多満自慢 生貯蔵酒ドライ> 三多摩地区自慢銘柄!甘さに滲む辛口後味!冷たさに余韻すっきり!
まだ春とは言え、微妙に肌寒さが残る気候。でも日本酒は冷やでいただきたい!。この冷酒!日常酒の風合い低く、淡麗なる切れ味もしっかり表現。メンマとよく合うと感じます。
お通しも嬉しい気配り!メンマが提供されますが、これもまた嬉しいサービス!。メンマ皿を注文すると味ネギ、ネギ皿を注文するとメンマ、チャーシュー皿を注文すると味ネギ!。結果的にどちらも楽しめるのが良いね。
<もつ煮込み> 冷酒に合う!予定調和の如く馴染みの旨さと滋味深さ!居酒屋気分でますます落ち着く!
安定の味わいです。もつの旨さは期待通りな上に、具材の種類豊富でしっかりしてました。大根・牛蒡・人参・蒟蒻の具材はカットサイズが揃っている上に、薬味葱がしっかり多め。
そして生姜のざく切りが煮込まれてて好印象。テーブルセットの七味唐辛子を振りかけて仕上げます。もつ煮込みなら一味ってこだわりもあるけど、まぁまぁそこはご愛嬌ということで。






<全体> 贅沢さを感じさせず懐かしさと馴染みの味わいで満足感誘う!ザ・ノスタルジック中華そば!
全体から醸し出される優しさが心根に染みとおるようです。深い琥珀にも思える醤油ブラウンは、少し地味とも思える古風な色合いですが、それがまた深い出汁感のようでもあり、オヤジの心をくすぐります。ああ、やっぱり来て良かった!。
なんとも言えない、実にティピカルとも言える忠実なる昭和の中華そば感がありありです。質素のようでメンマとチャーシューの存在感はあり、かと言って贅沢さを主張するわけでもなく、肩肘張らず安寧に食えると言った感覚。
<出汁> 古風な節系の魚介溶込み!カエシの穏やかさ!さっぱり豚の旨味!安らぎ感じる味風景!
まさにノスタルジック!。端的に言えば「さっぱり系」な安寧感。そして動物感が淡い感覚で、グツグツとエキスを絞り出した感覚は皆無で、骨というより肉を煮出したような優しい豚の出方と妄想します。
そこにしっかりめに魚介が浸透しており、旨味も穏やかなことから、煮干しよりも節系の溶け込みの方が、しっくりと感じるような味風景です。またカエシも穏やかで、まさにゴクゴクと飲み干しても引っ掛かりがありません。薬味の玉葱もフレッシュな甘味を感じるほど!。
<麺> まさに王道中華麺!蕎麦粉入り!明るい歯応えとツルツルとしたライトなスベリ!
卵麺と蕎麦粉入り中華麺とで選べるシステム。今回は、蕎麦粉入りです。蕎麦入りとは言え、蕎麦っぽいイメージはほとんどなく、ズバリ中華麺なのですが、プツプツとした歯応えは卵麺よりは淡白で出汁の吸い込みも優れている様子。表層がツルツルとしており、非常に啜りもライトです。
麺の甘味と言うより、出汁と一体化した旨味がイメージの全て。後半の方が俄然しなやかになり、私は後半の方が好きかも。崩れたチャーシューやら、まだ残ってるメンマなどを存分に絡めて食らうと、あっさり味の中に滋味が加わるよう。歯応えも複雑になり楽しさアップなので、具材はなるべく絡めた方がいいです。玉葱の微塵は放ってても自然と麺に引っかかったり絡むので、玉葱の味わいも麺の旨味にフィットする様子かと!。
<チャーシュー>持ち上げると崩れんばかりの柔らか豚ばらスライス! 肉に甘味すら覚える円やかさ!
脂身と赤身が交わると最も旨い。肉全体に甘味すら覚える円やかさが、実にクラシカルで印象的です。全く胃袋に負担なくバクバクと食える感覚です。
醤油系のタレにしっかり浸かった豚ばら肉。タレが浸透した脂身の部分が旨いが、スープが浸透した赤身も肉味と交わって旨い。麺に巻き付けながら存分に楽しませてもらいました。
<メンマ> 魚介系の下味が優しい旨味!自家製?色合いより薄味で素材感あり食感柔らか!
炒めよりも遥かに煮出し感が強いメンマで、醤油っぽい色合いがある一方で実は薄味系。素材感も味わえるし、スープを吸い込んだ後の一体感もまた旨し。昔から慣れ親しんだ味わいながら、丁寧な作り込みを感じます。本来ならビールとアテたいところですが、このご時世だからラーメントッピングで十分に堪能させていただきました。
<味変> 後半更に尻上がりの旨さ!おろしニンニクと豆板醤!更に辣油を少し溶かしてエッジを効かす!
へへへ・・・これが思いの外、コクを深めてカエシのエッジングと高めるじゃないか!。素朴で質実な出汁感のまま〆ても良かったんですが、酒が入ってる感覚だったので少し刺激が欲しくなる。そいういう流れで、備え付けのおろしニンニクと豆板醤を少し溶かしてみました。しかも辣油が混じるとコクとシャープさがアップ!後半にこそオススメ。酒と合わせるなら尚更オススメ!。
総じまして「やっぱり落ち着く昭和の中華そば!世代を越え受継がれる味!迷ったらこれ!」
・・・と言った感動の嵐!。まさに癒しの一杯かと。仕事終わりに晩酌の後や休日の昼酒には最高と思われます。店の雰囲気も含めて、実にほっこりさせます。拉麺だけでも癒されるので三鷹・武蔵野エリアのラーメンファンにはナイス!激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!