明るく眩しく春爛漫!あえて地下に潜り込んで酒麺三昧!
年度末の決算、新年度の立上げ準備・・・忙しいけど春分の日の翌日に有給休暇をゲットだぜ。とは言っても急ぎの要件が舞い込んでてちょびっと仕事したけど、ある程度想定内でありました。
さて昨夜のサッカーW杯の進出を受けて、自宅で盛り上がって結構飲んだので、結構な二日酔い。寝坊して朝飯抜いて・・・拉麺活動開始となれば、やっぱりあの店だぜ!。今回もまた「中華そば みたか」に来てしまいました。開店30分前でもポールポジションならず。それにしても、世間は春爛漫ですよ。ビル地下に潜ることなく、もっと外で健康的に暮らしても良いはず。いやオレもそんな輩ですかな(苦笑)。妻からの愛想が尽きた寂しいオヤジでございます。引退して年金生活になって自由になったら、毎回ポールをキメてやる!。いやいや・・・結局、少ないから働くことになるのだろうか(汗)。
<サッポロ赤星> シュポッ!と栓抜き音が響く!手酌できめ細かい泡立ちを愉しむ!図太い苦味を味わう幸福!
先日、荻窪のとある店で3本連ねて酔ってコップ割ったからなぁ・・・今回は、2本で勘弁してもらおう。開店準備のスタフがはけた後は、店主とマダムとお姉さんの安定なるオペレーション。店主の合図で伝えなくても赤星が出てくる連携が気持ち良いです。店主の赤星の栓をシュポッと抜く技が今回も男前のように光ります。毎回これで心が躍る。






手酌でチビチビとやるのが瓶ビールの愉しみ。ゆっくり注ぐときめ細かい泡立ちが生まれる。そして泡が落ち着いた頃に最初はグビッと喉に流し込む。淡い泡の刺激が流れた後の、図太い苦味と軽やかな後味が良い。さすがに二日酔いが治った直後に飲む麦酒は染みるぜ・・・。ほぼアル中のコメントですな。
<竹の子皿> 心落ち着くティピカルな薄味短冊メンマ!店主自家製の大蒜タレの辣油で楽しむ
お店公式instagramで、辣油を仕込んでいるのをチェックしてました。今回は、いつもより余計に、自家製大蒜タレと辣油を楽しませてもらいましょう。
色々メンマはある中でも王道中の王道のような大衆的で安寧なる仕上がり。とっても馴染み深い薄味タイプです。素材の味も感じつつ下味の感覚もあって実に好み。へへへ・・・しかしここにワイルドに味を足すのだ。まずはニンニク醤油ダレ。結構ニンニクがダイレクトに迫りつつ醤油感がしっかりしてる感じ。これだけでも味が濃ゆいが、ここの辣油をチューーーーっと重ねて垂らす。それが白い調味料の塩気と葱の清涼感にコラボするように合体!。薄味メンマと絡めると酒のツマミとして最高の出来具合に昇華いたします。
<ワンタン皿> 具材と細葱と出汁で溢れ出んばかりの仕上がり!小腹が張りそうな量感質感がナイス!
これだけ通ってて案外とこれ注文することは稀です。単に熱々茹で上がりのワンタンを出汁に浸して提供するだけじゃぁない。茹で上がったワンタンは、雪平鍋移され、そこで魔法の醤油ダレを垂らし馴染ませ、そしてメンマが少し盛られた小皿また移す。そして肉片を乗せて出汁を垂らし、最後に葱を持って完成です。この薬味にあたる葱が、細葱で多め。細葱好きと分かってくれてのサービスと感じると、実にありがたいのです。
ワンタンは言わずもがなのレトロなタイプ。皮中心で揺らめきと滑り、そして素地の旨味をしっかりと堪能できる塩梅です。予め醤油ダレに馴染んでいるの褐色めいた皮がそれだけでうまい。微妙な肉粒程度の餡がまた洒落た食感と感じさせます。
チャーシューは、少しスカッとしてるものの出汁を吸い込んでジューシーな味わい。同じくメンマもそうで、少し濃ゆい拉麺出汁に浸ったようで、妙に味わい旨味が濃ゆいので酒が更に進みます。
<全体> シンプルな具材が昭和を感じさせる!不敵な素朴さ!和む醤油出汁に和蕎麦ライクな麺線!
これぞ拉麺原風景が蘇るようです。具材は、取り立てて珍しいどころかありふれたもの。令和の今だとすごく素朴過ぎる感覚になってしまうが、これが良いのです。そんな素朴さが嬉しく感じるもやしと細葱を増した麺顔がナイスです。
そして煌めくでもない醤油清油で、素朴な地肌で和蕎麦ライクな麺が透けて見えるのも、レトロな風雅を感じさせます。逆に、大胆不敵な素朴さとも受け取れてしまいそうです。
<出汁> 仄かに豚煮出しの余韻!野菜の優しい甘味!昆布エキスの溶け込み円やかなで明るい旨み!
まさにさっぱりとした旨みで嫌味がひとつもない!。そして醤油ダレが魔法のように伸びやかに広がるようで、円やかな塩気が、ベースの出汁に広がるようです。豚煮出しはとても優しく、さらに大量の葉野菜と昆布の投入と、その煮出しが効いており、とても円やかで優しい旨味となってる感覚?。
<細葱> 極細微塵の味妙義!葱本来の清涼感に増して甘味が溶け込む味展開!舞い散る優雅さ!
例えるなら超細かい賽の目の葱が集合する感覚。見事なる微塵なのです。これほど細かい葱というのが、ありそうでなかなかお目にかかれない。盛り上がると雪のようにすら感じてしまいます。
レンゲを操作するたびに細葱が舞う。出汁を味わおうとする度に大量に紛れ込む。レンゲを差し入れるたびに、微細な葱が全体に舞うのです。それを味わってもまた楽しい。そして味わうと淡い清涼感と甘みを溶かし込むようでうまい。また麺の隙間に入り込んで引き上げると貼りつきます。
<麺> 分厚い風合い残す!出汁が浸透し切っても素地を感じる旨さ!今日も和蕎麦ライクな風合い!
もうこの一言に尽きるというか、他に例えようがない。まさに・・・和蕎麦ライク。蕎麦粉入りな麺をそれなりに食っておりますが、それらよりも蕎麦に近いような感覚。また今回は、妙に素地の風合いもしっかり感じるほどで、前歯で風味を堪能し、啜って舌でざらつきを楽しみ、奥歯で甘味を味わうといった流れ。これが何年通っても全く飽きない!。
<もやし> 緩いザクザク歯応えにほとばしる淡い汁!少しくたり気味のモヤシの甘みが良い!
「茹で」ではなく「炒め」のようです。熱した空鍋にそのままに、もやしを投入して炒り炒めるようでしょうか。なので水っぽくないので、もやしの味が残るようです。その少しくたり気味なもやしに、仄かな甘味を感じてしまうようです。
また、しなしなぶりが余計に麺にも絡みやすいので、麺のクシクシ歯応えみ混じる、緩いザクザク感覚が妙に懐かしさすら覚えるイメージ。もやし追加でかなりイメージとボリュームアップを感じるので激しくオススメ!。
<チャシュー> 昭和の魅力を感じさせるレトロな旨さ!多くのファンを魅了する豚切り落とし!
シンプルさが一番です。この煮豚の切り落としは、この店大人気メニューで、常連がこぞってお土産に買い求めるものだから、チャシューメン頼むことができるのか心配してしまうほど。今や、炙りや低温調理、そして吊るしが人気復活している中ですが、こんな古風素朴な肉がやっぱり旨いのです。懐かしくもレトロな旨さと申し上げたい。
<竹の子> これもノスタで味わい深し!あっさりしつつ出汁を吸い込み温もりの旨さ!
竹の子と呼ぶ立派な大衆メンマ。ビールのつまみで存分に味わった品。これも薄味仕立てです。フニャっとしてそうな短冊型で一般的なもの。思いの他、淡くコリっとした歯応えがあるのが印象的。出汁を吸い込みやすいようで、醤油タレや醤油スープにもすぐに馴染みます。単体でも旨いが、個人的には麺や薬味と絡ませながら食らうのが好きかも。
総じまして「まさに三鷹市のグルメランマーク的存在感!ノスタを感じる安らぎの旨さ極まれり!」
・・・と言う感動の嵐!。近年は客層も随分と若返ってる様子で、近くにお勤めの若い方とか、若いカップルも見かけることも多くなった。一方で江ぐち時代のファンは、これからも頑張ってねと店主に声がけするのが微笑ましいです。三鷹のグルメスポットならここは絶対に外せないかと!。激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!