流行るのがよく分かる


かなり久しぶりに「丸源」へとやってまいりましたー。ちょっとクルマのオイル交換のついでの遅い昼飯。さてこの丸源・・・練馬関町店は実によく流行っている感覚。もう10年近く営業してる記憶だが、通し営業で駐車場完備というももあってビジネスマンや家族づれには重宝。ファミレス規模の店内なので、グループ客が多数押し寄せても飲み込んでしまう感覚です。

そして時代の流れというやつか、タブレット注文というスタイル。まずは餃子とチャーハン頼んで、ゆっくり後で拉麺を選ぼうかと思って注文したら、拉麺も同時に注文しないといけないルールなのだとか??。ちょっとそこはどうにかしてもらいたいものだなぁー個人的には。


<鉄板玉子チャーハン> 超熱々鉄板の上で配膳と当時に流される溶き卵!即興オムライス感覚で楽しめる焼飯!

普段、チャーハンは食わないようで実は大好き。ラーメンとの組み合わせは一気にカロリー爆上げなので、タイミングを分けて食ってる次第ですが、今回はタッチパネルの画像がとても魅力的だったし、「小」と言う設定もあったので思わずボタンを押してしまいました。


一番魅力的だったのは、玉子は直前で熱々鉄板の上に流し込むと言うスタイル。もうそれだけで頭がいっぱいです。さてどの様に玉子を回しかけようか・・・どう画像に収めるかと気はせっていましたが、なんと・・・配膳着膳と同時に店員さんが瞬時に玉子をまわしかけてしまいましたー。てっきり自分でやるものだと思い込んでいたので少し凹む(汗)。


まぁそれはそれとして、実に良い感じ。閉じないオムライス状態。少し玉子をちぎって巻きつけたり、後追いで炒め風にかき混ぜたりしてプチ調理を楽しみます。味わいとしては、塩胡椒強めって感じで中華風も少し感じる様な味わい。これもアリって感覚で良いね。少ししっとりめな仕上がりでしょうか。またツナがトッピングでありますが、単なる飾りじゃなく濃いめの味付けに妙にマッチしておりました。

<丸源餃子> ニラ無しで野菜の甘味アピール!挽肉感があって食べ応え感あり!

通常なら餃子3個という半端な注文はしないのだが、チャーハン食うから少し遠慮しました。さてその餃子は、優しい味わいで結構好みなタイプ。野菜は甘味たっぷりでどうやらニラは入ってないタイプかも。これは好みが別れるかもですね。


例えば餃子の王将と大阪王将と好みがはっきり分かれますが、これは前者はニラ有なのに対して、後者はニラ無なのが主な要因かと。最近の餃子は、ニンニク無しで生姜を効かせる「ニンニクゼロ餃子」も幅を広げていますので、面白いところです。




<全体> 丸源と言えば柚子胡椒おろし!出汁に煮出された薄い豚バラ肉の波!定番味の方程式!

丸源ラーメンのアイコンとも言えるのは、やっぱり「柚子胡椒おろし」でしょう。通常、柚子胡椒と言えば青がイメージですが、赤唐辛子を使えばこの色合いになる様です。ちなみに私、インスタントラーメンの袋麺で塩味では、柚子胡椒と大根おろしを入れるのが大好き。おすすめは「エースコックのワンタン麺」で柚子胡椒おろしを試すこと!。これは、皆さんに好評です。まぁそんなフェチな好みもあるので、基本的には丸源ラーメンは好きな部類ですよ。

そして肉そばだから肉も大事。チャーシューじゃなく煮浸した豚バラスライス肉。大阪でいう「肉吸い」は牛肉だがそれを豚肉にしたらこんな感じになるのだろうか。結構入っているのでさすが肉そばって演出も感じます。薬味葱や板海苔も割としっかりしているので、鎖系としては頑張っていると正直思う。

<出汁> 熟成醤油は実に円やかであっさり系!溶ける豚ばら肉エキスと背脂でマイルドなコク演出!


看板にデカデカと熟成醤油とあるので、キリッとした醤油感を期待すると少し違う印象になるでしょう。背脂が軽く漂うタイプなので、割と関西系に近い印象かと。本店やおもな展開は愛知圏内らしく、関西に近いと言うよりこれが愛知県圏内の味と言うのが正しいのでしょう。


印象的なのは、豚の味わいが明るくてとても優しい味わいと感じたこと。動物系の鎖系でコク深さと優しさが両立する味わいってのが素晴らしいかと。そしてやっぱり、柚子胡椒おろしが活躍しております。大根おろしが動物系のエキスに溶けてさっぱりと感じさせてくれる。さらに柚子胡椒も溶けて、淡いキリリとした味のエッジングも演出してくれる様です。そこに青葱薬味がまた似合う。


<麺> 熱ダレに強そうな多加水角ストレート麺!プッツリ弾けつ歯切れ感と表面のツルツル感!

麺は、割と黄色い感じがするストレート細麺。練り水の個性か、淡くプリプリな感覚もありつつ、出汁を吸いがちでしなやかです。表面はツルツルで実に滑りもなめらか。出汁と肉が個性的ですが、バランス良いといった感覚です。


麺が寄り添うようでそうでないため、出汁の持ち上げはあまりないかも。しかし背脂や柚子胡椒おろしの破片が少し貼り付いたりするので、味わい豊かです。このタイプの麺では珍しく大盛ではなく替え玉対応。太麺もありつけ麺もあり、あつもりも対応可能とか!。麺のバリエーションにこだわりある鎖系なんですね。



<肉> 和風感覚なのか?出汁で軽く煮出し様な豚バラ肉!実に罪悪感のない肉の盛り!

私、関西オリジンですから感覚的には、肉うどんの肉感覚でしょうか。牛と豚の違いはあれど。薄い醤油出汁で軽く煮出された様な肉感。大昔、バイトしてた頃に賄いで出されて肉飯を思い出します。京都だったから白醤油出汁の肉すい的な肉。あれは今思い出すと旨かったな・・・。まぁ、それと比較してはいけないんだけど、中華そばにあってこの肉感は実に嬉しい味わいです。

凝ったり創意工夫したチャーシューはもちろん尊敬するんですが、サクッと一千円いないで食える中華そばで、しっかりあっさり肉感楽しめるなんて良い感じかと!。

<味変> どろだれラー油とフライド大蒜!妙に台湾ラーメンに近づく旨さかも??


愛知が本店ということでどうも台湾ラーメンが頭をかすめたのか?。テーブルセットのどろだれラー油とフライドオニオンを加えると、ほのかに台湾ラーメンが思い浮かんだのでした。もし柚子胡椒おろしではなく、ニラが投入されていたらもっと近づいたかも。優しい味わいが一気にホットな刺激感に溢れ、〆としては実に面白い味変化でフィニッシュ!。





総じまして「あっさりなのか?こってりなのか?妙にハマるぞ丸源肉そば!ロードサイドで看板見つけたら飛び込め!」

・・・と言う感動の嵐!。テッパンメニューがあるのが鎖系では重要!。そして鉄板玉子チャーハンも妙にハマるかと!。この店舗は、家族でたまには拉麺でもってな機会には最適です。ファミレス感覚でしっかりした拉麺を楽しませてくれる。愛知系らしいですがいずれは愛知の拉麺を探訪してみたいと思うのでした!。激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!


