年始早々ホームセンターででに羽目外す
この店は、ホームセンターの隅でパーキング入り口にあるってのが不思議。そして人通りより圧倒的にクルマの通行量が多く、しかも駅からかなり歩く。開店当初は心配してたんだけど、3年超えて頑張ってるのが良いね。拉麺一本足打法じゃなく、餃子や唐揚げなどで持ち帰り対応もし、またそれらで定食メニュー展開ってのが功を奏しているのかもしれません。店箱も広いしお昼前後は、クルマでやってくるガテン系の人達の食堂的な展開とか、夕方近くになると少し離れた近隣から晩御飯のオカズにとちょぼちょぼと買ってゆく展開もあるようです。
珍しくちょっと「ニトリ」と「コーナン」で少し買うものがあり、しかも今回は、運転手付きでやって来たので、さあ!ここぞとばかり休日の昼飯として、餃子とビール!そして中華そばで楽しませてもらいましたー。我が家からは、チャリでも面倒臭い微妙なロケーションなのでー!ここぞとばかり!。
<アサヒスーパードライ> 迫り来る仕事始め憂鬱を晴らす辛口のキレ味!正月病を癒す旨さ哉!
あゝ・・・やっぱり長い年末年始の休暇は嬉しい反面、仕事始めが差し迫ってくると憂鬱度合いが半端ないのです。毎日が日曜日どころがお年賀の寿ぎで腑抜けた身体には、休み残り2日も切るとなれば気が重い。そんなどうしようもないときは酒で弾けたいもの。こんなシーンには淡麗で切れ味鋭い辛口ビールが似合います。
何度もこの板で呟いてるが、一口目の旨さは世界一と自分勝手に思っているブランド。キレ味が人気です。あと口に残る微妙な酸味が、この麦酒では好きでして、実際に酸っぱさではなく仄かな風合いと言う意味合い。
<ぎょうざ> 油低めのカリッと蒸し焼きが好印象!あっさり仕立てで挽肉多めの餡がナイス!
実は、餃子よりも唐揚げ人気な店のような気がするんだけど、拉麺の次に愛するのが餃子なので(ホンマか?)、こちらを選択。しかし結果オーライでした。結構好きなタイプの餃子かも。
何がいいかというとまず「焼き油が低め」なこと(まだ定点観測してないから説得力ないが)。これ自分の中では大切で、皮の風味が全然違ってくる。分厚い皮餃子だったら話は違うが、一般的な薄皮餃子なら焼き目の部分がカリカリしながらも、皮の旨さがシンプルに広がるのが良いのです。
また餡も割と好印象でした。個人的には挽肉より野菜類が多い方が好みなのですが、肉餃子とは行かねども多少挽肉多めな感覚。肉汁溢れるって演出よりも薄味だったことがナイス。タレを多めに浸して食うタイプなのでちょうど良い塩梅といったところでしょうか?。
<全体> 築地の味を田無で再現!ネオ・クラシックな魚介系中華そば!素朴で凛とした存在感!
屋号に「築地」が入るのは、築地エリアで昭和に浸透していた中華そばをオマージュしたから。そして令和に蘇って少し今風のニュアンスが反映され、ネオ・クラシックな風貌となってます。
見栄えはしっかりとした醤油ブラウン!。素朴っぽさと大人っぽいさが融合するようです。例えば漂い青菜やメンマの盛り付けが落ち着きを感じます。そして表層に魚介エキスが漂っているのも見受けられ、香味油の艶めきすら感じます。この質感をホームセンターの片隅で味わえるとは、かなり貴重かと。
<出汁> 煮干しの甘味と魚介の旨味が織り成す深みある味わい!醤油は効き目だが円やかで甘味芳醇!
口に含むとあっさり系とは言え程よいコク深さ。素朴な風貌ながら、旨味全体的にしっかりとしてます。魚介がしっかり伝わる中でやっぱり煮干の甘味濃ゆい傾向かと。
一方で煮干の中でも荒節とも感じる部分がある様子。以前は微かに魚介のざらつきがあった記憶ですが、今はそんなことなく粒度感がより細かくなったような感覚。
また動物系については、醤油の輪郭ともガッツリと結びついており、香り高くも甘く肉厚に広がります。魚介系の旨味とも相性よく深みを感じる結合感。ひょっとして香味油は魚介を溶かしたラード?。これが全体を魚介・鶏・醤油の感覚として上手にまとめているような味わいです。
<麺> 出汁を持ち上げて旨味染み渡らせる展開!滑りよくスパスパ切れる快感ストレート細麺!
ややスリムなフォルムで、多加水系のストレート細麺。麺は、なかなか品やかで楽しませてくれます。出汁との絡みが得意で、啜るとライトな口当たり。香味油とベーススープの持ち上げもよろしく軽やか。
また歯切れはプツプツととても小気味よくて軽快です。奥歯でクチリと一気に潰れた後に、濃ゆい出汁を含んだ旨味がに染み出るのがいいね。素地が糖化したような甘味すら覚えるようです。
<チャーシュー> 豚バラ肉と出汁の絶妙なハーモニー!解ける程に柔らかく出汁の旨味がじわじわ浸透!
出汁との相性はいい感じです。また脂身の甘味と一体化して、コクが肉厚に広がります。豚バラ肉のあっさり系スライス。じんわりと出汁と同じ醤油ダレを使っているようなタレの浸透も感じられます。
そこに魚介の旨味もすでに深く浸透してますかな?。出汁に浸して吸わせて食らうのもよし!。麺に絡めてくらもよろしいかと!
<メンマ> 極太歯応えが痛快!正しく漆のように漆黒さま艶やめき!醤油感あれどあっさり!
繊維質が太い部分と細い部分が入り混じっております。そして醤油感が濃ゆそうな色合い!これが齧るとあっさり感覚です。微妙な歯応えの違いによる味の変化も楽しめるが、とても短いのよね・・・もっと食いたいかも!
<青菜> 円やかな醤油出汁に濡れて吸い込み実に旨し!小松菜らしい青みを感じる風合い!
実は青菜も素晴らしい。小松菜系です。お浸しにも通じる緩いザクザクとした歯応えの後に広がる清涼感は、ほうれん草では感じられない。出汁に濡れただけでなく、その円やかな味わいと絡むところが私は好きです。
総じまして「ホームセンターの片隅で気軽に楽しめ質感ある大衆感覚!あっさりに見えてしっかり旨い驚きの定番中華そば!」
・・・と言う感動の嵐!。広大な敷地の一角に気軽に構える気軽さがいい感じ。その気軽さと質感のバランスが絶妙で、幅広い方々に愛される理由がよくわかります。中華食堂みたいに餃子や唐揚げの定食もあり、ガテン系の方々にもウケそう。これからも多様なメニューで、訪れる人々に新しい食の楽しみを提供してくれることに期待!。お腹を空かせて、ぜひ足を運んでみてください。特に車移動が多い方には激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!