【今週のラーメン５５７９】珍々亭（東京・武蔵境）油そばなると盛ネギ盛生玉子　〜旨さ定番確実にして素朴な旨さ！シンプルさの中に具材で華やか！和みの油そば！

元祖油そば！武蔵野名物！

　ここが油そば元祖。もう５年前あまりに一度「武蔵野系油そば」をまとめたことがありました。以下ご参考まで。

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　とまぁ武蔵野市の名店とあって、いつの時間に行っても行列必須。駅からそこそこ歩くのにね。客層は、地元の強面で声がデカいおじさん数人と、外回りの会社員（ガスとか電気とか）、そして亜細亜大学の学生さんってな感じです。今回は、午後から出社の前に少し余裕があったので、寄り道ランチさせていただきました。

＜全体＞葱盛の大胆さとポップアートなナルトの飾り！素朴さ極まる王道町中華感！

　もう毎回これしか注文しませんよ。なると盛ネギ盛生玉子の組み合わせ。他も試してみたい気もあるが、滅多にしか来れない並べないので、どうしてもお気に入りのこれになります。

　トラディショナルな王道油そば感にナルトが花畑のように重なり並びます。その素晴らしきミスマッチというかバランス感！思わずニンマリしてしまいます。この麺顔ゲットできただけでもありがたい！。遊び心満載でどこかポップさをありありと感じてしまうほどのアピール感です！。

＜ネギ盛＞薬味ネギの苦味フレッシュな香りにタレの香ばしさが交錯する展開！

　きっとザクザクとした歯応えと、もちもちとした麺に絡んで食感のアクセントにもなりましょう。麺があつもりな故に、混ぜた時の、醤油系のタレと、ネギのフレッシュな苦みが熱で混じり、一気にもわ〜となって蒸せて立ち昇る湯気！。醤油のカエシのエッジングとネギの苦みが香ばしいと思う。ネギ盛おすすめ！。

＜チャーシュー＞甘辛醤油ダレが周囲を包む！馴染みと安寧な旨さ！脂の抜けた豚ロース肉！

　ロース肉と思われるのが一切れ中央に鎮座。少々分厚い！なので意識的に噛み潰すイメージ。汁系だと出汁を少し吸い取って多少柔らかくなったりするのでしょうが、そして肉の味がシンプルでダイレクトに感じる旨さ！。周囲の深く染みこんだタレ味だけで全体を美味しくいただけます！これも実にオーソドックスで安心感与える肉ですね。しっかりした歯応えと共に肉の味わい分厚く、とても満足感も与えます。

＜なると＞花弁的に整列し華やか！油そばにタレや麺にも相性合いまくり！

　隣の強面オジサン客２名も、なると盛を注文。別皿でもらってビールのつまみとして旨そうに食しておられます。なるほど、そういうのもアリだね。でも私はどうしても麺顔に並び整えられた姿を見たいのです。

　蒲鉾より「なると」の方が庶民的。それにつなぎ多めな「なると」の方が油そばのタレや味わいが浸透しやすく、一体感ある旨さと思えます。蒲鉾の張り具合と比べれば弱めで、その分しっとりとした感覚があって好き。同じ魚肉の練り物でも、魚肉とつなぎ（炭水化物）の配合比が明らかに違うみたいです。

＜メンマ＞優しい味わいのフニャッ？クチ！歯応えめんま！辣油と絡むと更に旨し！

　ふにゃりとしてクチっと千切れる・・・優しい味わいのフニャックチめんま！。オーソドックスってことでしょうが、丁寧な作り込みですので、ビールがあれば尚旨く感じることでしょう。この後の辣油の味変でもまた一段と美味さを発揮します。

＜麺＞ヌツヌツモチモチとした明るい弾力感！多加水の中太ストレート！ヌルッと重めなスベリ！

　少し肉厚なフォルムの麺。薄い黄色めがちな多加水麺です。ほぼストレート。茹でて膨らんで丸みが強調された断面か？とても口当たりがよいです。湯切りは超完璧みたいで、タレを薄めたりする印象もなし。

　密度感は低めで、序盤の熱々なタイミングでは非常にヌツヌツっとした貼りつくような明るい弾力が面白い！。常温に近づくにつれモチモチとより明確な弾みと感じますし、プツプツと前歯で千切るのが快感高まってくるイメージです。

　タレを完全に吸い込みまとわりつかせます。そのタレは、ラード系のさらっとしたオイルにじっとりとした醤油が溶けてとても香ばしい。そしてアミノ酸的旨みが溶けるような塩気がナイスで、少し出汁感がオイルと混じって甘味を感じさせます。

＜味変＞ビシッと武蔵野系油そばの仕上げ！存分に薬変化を楽しもう！辣油とお酢が定番！

　もちろんそのままでも十分過ぎるほど旨いですが、何というか場の雰囲気に乗せられた？？？。開店一巡目だったから、全員常連と思われ、配膳の瞬間に皆自分好みの味変化をしてますー。通い慣れてるから、最初から好きな味って感覚でしょうか？。

＜生玉子＞割って卵黄と白身が分離しながら麺に絡まる妖艶な姿！味わいも一気にマイルドさアップ！

　生卵を絡ませるのが楽しくてなりません。スーッと延びるように漆黒なタレが地肌に広がってゆくかと思うと、貼りつくように浸透してペタペタと舌に絡みつく感覚。

　そこに卵白の滑りが覆いかぶさり、割れた卵黄が全体に広がり、麺の地肌に絡みつく・・・そこがうまい！実に醤油ダレの味わいと潰した麺の甘味で食が進む味わいへと一気に昇華です。

総じまして「旨さ定番確実にして素朴な旨さ！シンプルさの中に具材で華やか！和みの油そば！」

　・・・と言う感動の嵐！。油そばの注文多くもはや油そば専門店って感じですが、今回初めて汁系を注文を目にしました。それも実に旨そう！またチャーハンも結構人気でよく出てた。結構油そば以外でも常連さんを惹きつける要素ありありです。そして何と言っても地元にささえられ本当に愛されてるって感じがナイス！。最寄駅から確かに歩くしきっと並ぶがその価値ありかと！激しくおススメ！。旨し！なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います！。