創造意欲的なラーショ系!今ならここおすすめですよ!
個人的に近場にあるから通っているのもあるが、ラーショ(ラーメンショップ)系で面白いのはこの店ですよ。この系統って微妙に古びた感じもいい感覚なのですが、あえて新たな可能性を広げてくれるところがナイス。スーラー、海老、担々・・・等、見事なアレンジを展開してくれてます。最近では冷やし中華も繰り出すなど、とにかく創作意欲が半端ない。
それだけでなく、最近は飯類まで新たなメニューを広げようという野心も溢れており、約2ヶ月弱ぶりにきたら「ギョウザライス」なる新メニューも出てました(単にライスに餃子合わせただけじゃないところがおもろーい)。実はチャーハン狙いでやってきたのだが、まだ開発中とのことでこの時点では未提供。今回は休日昼間から飲んだくれてやろうと心に決めました。
<サッポロ赤星> 晴れ渡る残暑に冷たい麦酒!喉越しの後に苦味と甘味が冷たさに響く!
アサヒ・サッポロと選べます。当然私はサッポロ赤星!。あゝ今回も特に冷え具合が良いわ!。その冷たさは、グワッと目が見開くだけでなく、喉越しに刺激をプラスさせるような感覚。飲み干してから胃袋に沁みる。あとはじわじわと赤星らしい図太い苦味の後に、ほんのりとした甘味が残る展開。
あ、そうそうお礼をこの場で言っとく。ほろ酔いでふらふらと帰途に向かう駅前で、走ってカウンターで置き忘れたハンカチタオルを届けてくれてありがとう。残暑残る暑さの中いたみいります。ホスピタリティも万全!。
<ニラもやし> 別皿おすすめ!香ばしい醤油ダレが混じる茹もやし韮肉和え!麦酒に最適!
麦酒のおつまみとして別皿がおすすめです。唐辛子系醤油ダレに浸った韮が、茹でたもやしの胡麻油和えと混じる味わいかと思いきや、想像を超えた立派なおつまみ盛り状態。しかも韮より刻みチャーシューの方が量が多くないかと嬉しい悲鳴を胸の内では大絶叫。ボリュームがナイスすぎるじゃないか!。
なんとこれで200円なら実にリーズナブル!。茹でられて熱ったもやしが全体に温度感を与え、チャーシューも噛み締める楽しさあるサイズ感でナイス!。もやしの仄かな甘味は調味油と醤油の塩気が混じって、少し濃いめの味わいが酒をすすませます。
<キムチ> 馴染みの旨さで麦酒が進む!唐辛子の刺激と発酵感の豊かな酸味と甘み!
サッポロ赤星2本目のタイミングで追加オーダーしました。国産のさっぱりめなキムチも好きだが、やっぱり本場を思わせるしっかり発酵したのが美味いよね。キムチはやっぱり麦酒との相性が王様!。常に冷蔵庫にはストックだね。
<全体> 一面に広がるラーショ系葱がちょいと短尺でユニーク!これが関口の興味深い麺顔!
おおお!これまたラーショ系の中でもネギがユニーク!。割と短尺で白青とバランスよく全体が盛り上がるじゃないか!。そして塩豚骨に近いベージュの豚骨醤油の色合い!。微かですが背脂が浮くところがやっぱりラーショ系って感じで落ち着きます。
あ、そうそう・・・今回は私から、とまそんと申しますが今後ともよろしくと配膳時にお伝えしました。これで顔バレ。今後通い倒すと決めた証として。
<出汁> ゴクゴク飲み干せるパンチ系豚骨醤油!背脂少なめでマイルドな塩気!
期待通りの塩気の輪郭とやや野趣と感じ取れるような豚骨煮出し。味葱の味わいもゆっくりと溶けてゆくので、パンチ系豚骨醤油なのだけど、ゴクゴクと飲み干しても負担が少ないかと思われます。実際に朝から汁を完飲してしまった。
全体的にはラーショ系の中では、マイルドな雰囲気もある方でしょうか。個人的にはライト系と感じられ、デフォルトの背脂感は少なめなイメージ。
<麺> クスクス歯応えに素地の風味!出汁と脂を吸込み深まる旨味!海苔や葱を絡め倒す!
私の記憶が確かなら、ここはラーショ系でも珍しい?自家製麺。一般的には中庸なストレート細麺で、加水は中程度?。今回はカタメで指定したから、序盤はクスクスとした素地感を楽しめました。
次第に麺と麺が寄り添い易いので、出汁の持ち上げはかなりいい。更にネギやワカメともよく馴染みます。汁を吸い込いこみ、出汁が浸透しきることはないけど、噛み締めて旨味と塩気をぶつけてガッツリ堪能!。
<ネギ> ザクザク歯応えが一番楽しめる?ラーショ系葱の中では珍しい短尺幅広!
毎回繰り返しになりますが、ここの味ネギは短尺なのが特徴的。そして幅広めなのでザクザクと歯ごたえがしっかりとして楽しめるようです。葱の甘みに豚骨出汁が滲むのが通例ですが、タレの他に風味の中に清涼感も楽しめ、これはこれで大変良いね。
短尺だから、全体的には麺に絡まりにくく、スルスルと麺から葱がハズれ落ちるような気もしますが、麺や他の固形物を食い終わると、出汁の上に葱が多く残るといった状態になりましょうか?。なのでネギ飯もいいが、あえてライスを注文してそこにこの残った味葱を移して味わうのがよろしいかと推察いたします。
チャーシューは葱のサイズに合わせたような千切りに似たカットで、葱全体に和えてある状態。いわゆる「ネギチャー」と言った感覚。バラ肉のようで脂身の甘みが、豚骨醤油の塩気と混じって旨し。
<ワカメ> 出汁に一旦沈め濡らしてから麺に貼り付けるのが旨し!
ワカメの海藻風味が、豚骨醤油にミスマッチなほどに合うね。なのでガッツリと全体を出汁に沈めて濡らしてから味わうのが好きです。それを麺に貼り付けて楽しむのがオレ流。滅多にラーメンにワカメは入れない派ですが、ラーショ系だけは別扱いです。
<味玉> 豚骨醤油と味葱の旨みに負けない芳醇な卵黄のコク!白身も味わい深し!
実は、追加でキムチを注文した際、私がしっかり「別皿で先に」って伝えてなかった。なので後で催促をしてしまったのだが、これに対して申し訳ないという流れでサービス提供です。なんだかすまない気分。
個人的にラーショ系では、いつも味玉は眼中に入らないから、初めての体験かもしれません。さてそんな味玉は、実は見た目以上にしっかりとコクが深かったのだった。もとより味が濃ゆめの拉麺全体感だから、味わいが埋もれてしまうかと思いきや、見た目以上に全体的に味がしっかり染みており、卵黄のコク深さはしっかり。仕上がりもハードめにねっとりしたあるのもいいね。白身もそれだけで味わえる感覚だし、正直想像以上に美味かった。
<味変> 定番の摺り下ろしニンニクと豆板醤!終盤にパンチ力発揮!
まぁこれをしないと落ち着かないので、ルーティーンのように味変化。朝に訪問だったがニンニクポットがほとんど空で、スタフさんを呼ぼうかと思ったんだけど、何とか1回分はあるようだったのでかき集めてレンゲに垂らします。続いて豆板醤を垂らし、レンゲの中で出汁で軽く溶いてから出汁に沈めて撹拌。終盤にパンチ力発揮!
総じまして「勢い感じる創作系ラーショ!歯応え香り甘み痛快!味葱好きなら一回食うべし!」
・・・と言う感動の嵐!。土日は、朝営業もしているのが嬉しいところ。既にすっかり地元に根付いている感覚です。駅から近いラーショ系ってのも便利で、中央線利用者としてはとても嬉しい限り!。チャーハン提供開始の頃にまた訪問したいと思ってます。激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にご馳走様でした!!!