飲み過ぎ警報発令
8月は帰省時は除いて禁酒生活。公私共に一区切りついたところで、アルコール解禁ですが・・・実にハッピーに過ごしております。酒の苦味にまるで甘味を感じるかの如く、これまでの中で一番旨く感じるじゃないか。んでもって、台風が接近しているというのに、らーめん高尾@荻窪にやってきた次第でして、存分にビールをあおり倒してやりましたわ。赤星3本、黒生小瓶1本。へへへ・・・・(汗)。
また日頃ご懇意にさせていただいてる先輩レビュアーさんと偶然席を並べることができましたので、これもあって麦酒が進みまくりやがる(爆)。いやぁ〜ちょっとハメ外しすぎて笑い声が多少大きかったかもしれません。ご店主並びに他客の方々、申し訳ございませぬ。
<サッポロ赤星> 気が狂ったかの如くただただ赤星の空瓶を並べる!過ぎ去る夏に阻むものなく呑み続ける!
完全にこの日は徹底的にアホになりました。赤星の良いところはやっぱりまずラベル。クラシカルなデザインがどこか誇らしげで大きな赤い星がとてもシンボリック。瓶を空ける度にホームランを打ったかのような達成感すら感じます。
そして何と言ってもその味わい。派手じゃないがどこかズシリと感じる風合いがナイス。苦味が効くんだがどこか妙に後口が軽やかだわ。妙に赤星と黒生はガンガン飲み干せる気がするのです。決してサッポロ贔屓ではありませぬ。立て続けに3本飲み干しても、なぜかこの日は物足りない・・・・。
<メンマ皿> あっさり味に醤油タレ垂らしワカメを乗せて温もり保つあったかメンマ!即興若竹煮?
とにかくここはメンマが旨い店。それは実にクラシカルでオーディナリーなメンマ。味わいもさっぱり系でどこにでもありそうな感じです。ところがいつも作りたてのような温もり感、時には熱々感すらあり、ちょっぴり煮物感すら覚える仕上がりです。
そしてワカメがいい!。ここのワカメは肉厚でフレッシュさがあり生き生きと感じさせるもの。そのまま味の素と醤油を垂らして立派なつまみとして成立します。だったらメンマとワカメを合わせると即興の若竹煮になりそう!と考えてこの組み合わせです。残ったメンマに胡椒と辣油を垂らしても面白いです。これぞビールのアテって感じで楽しめますから!。
<まかないチャーシュー皿> 深いタレの浸透で香ばしい刻み肉片!今日も躊躇なく辣油垂らす!
そして極粗刻み肉片は、タレの浸透がとても深くて香ばしさもしっかりです。そして歯応えがしっかりしておりそれがまたそそる!。辣油を回し垂らしてみます。肉の下にもやしが潜んでおり、それと絡めて食らうのもまた旨しです。
柔らかいカリカリ感ある肉質は、フレークのように奥歯の奥で容易に崩れてゆく。噛み締めると深い醤油ダレと焦げた赤身と溶けた脂身の旨さが炸裂。そこに辣油が染みてネギやもやしの薬味の味が広がる・・・。うう!飽きない!。
<全体> 堂々たるワンコイン500円の佇まい!気取らず安寧さを保つノスタルジックな一杯!
とにかく、麦酒4本とつまみ2皿の後ですから、これ以上食えるか!って以前なら感じるところですが、とにかくこの日は、徹底的にアホになりきってた。頭のネジが3本ほど無くしたようです。昨今の海外からの輸入コストアップであらゆる原材料費が高騰する中で、何とこの常時提供価格は神!。限界利益は確保してるとは思いますが、労務費他を考えると多分サービス提供でしょうかね。
もう・・・この麺顔、ノスタルジック以外に言葉が見つかりません。必要十分な具材。シンプル・イズ・ベストとも感じる達成感すら覚えます。ほぼ素そばな状態に、ナルトと肉一片。そして少量の薬味。それでいて堂々とラーメンのオーラが垂れ流しでございます。もはや無敵とすら感じる。
<出汁> 豚と野菜と昆布のエキスが円やかに調和!ライトでコク深い醤油出汁!ゴクゴクと飲み味わう!
あゝ、実にあっさり醤油味。これぞとてもお優しい味わいってな感じ。ベースは豚と思われますが、昆布系の乾物がしっかりと溶け出しております。しっかりお出汁感覚がしっかりと表現されてるのが秀逸!。
そして甘味はナチュラルで、野菜もしっかりと煮出されてます。醤油のベースタレには、適度にラードが絡んでおるようで、十分なこくまろな味わい!。実にライトでコク深い醤油出汁!豚と野菜と乾物が円やかに溶け込むエキスの調和です。思わずゴクゴクと飲み味わい倒す!。
<麺> ザ・蕎麦ライク中華麺!気持ち良い滑らかなザラつき感!出汁を吸っても強い粉の風味と甘味!
まるで蕎麦に近い色合い!?相変わらず蕎麦ライク極まれりと言う感覚です。本当に蕎麦粉が打ち込まれているのかはいざ知らず、オーションが配合されてるのでは?と思わせるほど、落ち着きのある素朴な褐色が印象的。そして風味と甘味がとても強いと感じます。
熱ダレにも強そうで、ゆっくりと酒を飲みながら啜り食っても、伸びを感じさせないし、クシクシとした歯応えも割と持続的。別に潰し込みや引き締まりが強いという感じはしないのだが、独特な密度感が持続して旨し。
<チャーシュー> ちょっと抜けた感ある豚肉に醤油出汁が浸透!ノスタ感じて実に優しい豚肉旨さ!
これぞノスタルジーを感じさせる肉片!令和では低温調理肉が広まってますが、中華そばチャーシューの原風景と言う感覚。これも何周か回ってか実に新鮮に感じるところです。驚く旨さじゃないんだが、茹で豚の脂が抜けた感に、醤油スープが逆に染み込んであっさりとした別の旨さが生まれるかのよう。薄味メンマの方が味は濃ゆいのではと思うほどあっさりとしてますが、それがいいのです。
<メンマ> あっさりしつつ出汁を吸い込み温もりの旨さ!これもノスタで味わい深し!
薄味仕立て。フニャっとしてそうな短冊型で一般的なもの。思いの他、淡くコリっとした歯応えがあるのが印象的。出汁を吸い込みやすいようで、醤油タレや醤油スープにもすぐに馴染みます。単体でも旨いが、個人的には麺や薬味と絡ませながら食らうのが好きかと!。
総じまして「思わず見惚れ和むノスタルジック拉麺!時代を超えて令和に安らぎ感じる旨さ極まれり!」
・・・と言う感動の嵐!。もうすっかり荻窪でのラーメンランドマーク!完全に地元に溶け込み、近くにお勤めの若い方とか、若いカップルや家族も多く見かけます。特に日曜日は嵐が来ようと大人気!既に名店!必ずや印象に残る一杯となるでしょう!激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!