7月初旬梅雨時の記憶・・・これぞ名作冷やし系!これを食わねば夏が来ない!
今年も7月からリリース開始。まだ梅雨も明けきらぬ時節に突撃訪問してみました。「麺屋さくら井」は醤油らぁ麺が代表作ですが、それに匹敵する名作冷やしと言えましょう。
夏の看板商品という感じで、常連と思しき方はみなこれを注文しているみたいです。この店訪問するなら、一回食っとけです。
<全体> 冷ややかさに煮干の香りが溶けて芳醇!?優しく漂う魚介感覚!比内地鶏の出汁氷!
冷え冷えな大皿に飾り盛られた冷やし麺。もう見た瞬間安寧を覚える美しさ。割と地味な色合いなのに上品と感じるベージュとグレーの展開ですな。まだ食ってもないのに、頭の中では旨さの記憶がフラッシュバック。薬味の揚げ玉葱と煎り白胡麻が実に芳醇さを期待させるし、出汁氷は冷涼さと香ばしさを伝えるようです。
チャーシューは先ほどハーフ盛で食った鶏胸肉。刺身のようなしっとり感に出汁が浸るのが更に旨そうです。そして全粒粉配合のストレート麺!これは、冷たく引き締まってるのに優しく素朴な表情。煮干出汁汁に浸っており、表面漂う香味油がキラキラと粒子が輝く!。いかにも崇高にも感じる冷やし煮干しな表情!。
<出汁> 妙に温かみある旨味の冷製煮干感覚!冷たさに深く香る煮干しの香りと甘味!
ベースは煮干らぁ麺って感覚?それをマイルドにした感覚です。淡麗な煮干甘味が広がる様子。魚粉の貼りつくような感覚はなく、実にナチュラル!。落ち着く感覚すら感じ優雅な煮干甘さです。旨味に温かさすら覚えるイメージ。妙に温かみのある味わい?そんな冷製スープなのです。
以前は煮干に香ばしさを感じた記憶ですが、ニボとしたよくあるパターンではなく、苦味自体に甘味が溶けるような展開。そしてすっきり感じるのは白出汁感が効きめなのか?と感じます。この上品な旨さには、そんな崇高さすら覚える感覚。毎年微妙にレシピが変えてますって言われるかもしれませんが、いやはや今年もこの冷たい淡麗魚介感最高!。
<薬味等> シャリっと崩れる比内地鶏の出汁氷!香ばしさと甘味が深い揚げ玉葱と煎りしろ胡麻!旨味香味感アップ!
揚げ玉葱が実に良い仕事をしております。煮干の甘さと香ばしさだけでも既に完成した感があるが、やっぱり、この揚げ玉葱をざざっとかき混ぜましょう!玉葱ならではの甘さ!そして揚げならではのサクサク歯応え!しっとり崇高な煮干出汁感に、色気を加えるような味展開です。また煎り白胡麻もふんだんに投入されており、この香ばしさとカリカリ歯ごたえも楽しい演出。これでググッと食欲が湧くような気もしますね。
また出汁氷が心憎い!比内地鶏の出汁を凍らせたものらしく、ゆっくりと溶けてやがてシャービック状態になります。噛み砕くより、ゆっくり溶かして煮干しの味に、味わいと足してゆきましょう。変化を楽しむのもオツなもので、最後の茶漬け割で効果を激しく期待してしまいます。最後まで大切にキープしました。
<麺> 平型中太ストレート麺!全粒配合の風味良さ!冷えて引き締まりのクッシリ感!出汁と絡んで甘味を感じる逸品!
全粒配合の平型太麺!存在感ありありでございます。見た目は優しい腰つきなのかと思いきや・・・少し引き締まりのある腰つき。程よくヌチヌチした歯応え。麺素地の風味が実に深く味わえると共に、煮干し出汁を微妙に吸い込み甘味も醸し出す感覚です。そして麺の甘味もあって、噛み締めてゆくと出汁との一体感が素晴らしい!。
啜るとそのスベリが印象深く、淡麗なスープを纏ってスルスルとのど元を駆け抜けるシルエットが心地よいです。また平型麺のグラマスなフォルムも良いね。微妙に揚げ玉葱も貼り付けて持ち上がるが、軽い表面のザラつきと区別なく啜れるので引っ掛かりがない。嗚呼、もっと食いたい。中盛対応可能なのでおすすめです。
<チャーシュー> しっとり貼り付くような鶏胸肉!煮干出汁に浸し冷製感覚で食らう旨さ!
既にチャーシュー盛で実食済ですが、まずはちょっと趣向を変えて煮干出汁に部分的にちょい付けで味わうのが良いね。鶏のさっぱりした滋味に、煮干の仄かな苦味と芳醇な甘さが混じり合い、淡麗&芳醇に味わえます。いかにも冷やしラーメン的な味風景で、とっても旨さが分かりやすい!。しっとり肉を少し冷やしながら食らうのも旨い!。この肉、温めても冷やしても実に旨さ有能的ですな!。
<他具材> 煮干に相性ぴったりの青菜苦み!麺と絡んで歯応え楽しく美味なる自家製メンマ!
もう毎回食ってる青菜とメンマ。青菜は冷や出汁とも絶妙です。煮干の芳醇な甘さと軽やかなニボ塩気、そして苦香ばしさにフィットします。青菜特有の清涼感に苦みがマッチ!実に旨し!。ザクっとした歯応えも清々しく気持ちよく食えるね。さて自家製メンマ。確か幾日もかけて戻し自家製味付けだとか。これもかなりの出来栄えで、繊維質が引き締まる緩いコリコリ感が楽しい!。歯切れが快感です。味付けは優しく素材感もある。個別にメンマ追加するのも手ですね。
<〆飯> 定番!セットの出汁茶漬け!飯の温かさに煮干芳醇な冷出汁投入!旨さに笑みが溢れる〆飯!
単品で済ますのは実に勿体ない!。絶対に茶漬けセットにすべき!。冷たい出汁をかけるのがとても魅力的なのです。また「出汁氷」もプラスするという楽しさ。温かいご飯に冷えた出汁が浸透すると、「ひやあつ」の温度差も味わえて良いね。白飯の温もりに冷や出汁の冷感が混じり、氷の鶏出汁が溶けて旨味がアップ!。楽しさと旨さが増すばかり。もう少し白飯くれと言いたいところだったが、最後の汁まで完全に飲み干すとちょうど良い塩梅でございます。
総じまして「これぞ名作!冷えても煮干しの芳醇さしっとり!冷製煮干しそば!この夏絶対食っとけ!」
・・・と言う感動の嵐!。今や冷やし系拉麺は、かなり浸透してますが、崇高さ!完成度!では東京トップクラスと感じます。なので夏の麺屋さくら井に来るなら絶対食っとけです。冷やしファンならずとも激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!