【今週のラーメン５４８６】鮮馬刺よかもん市場美盛（東京・三鷹駅北口）ラーメンネギチャーシュー丼セット　〜馬肉専門と拉麺本気の共存する心意気！三鷹ランチなら行っとけ！

馬刺屋さんの本気な拉麺

　こちらは八王子では人気の馬刺店の展開ですが、ランチタイムの業態変更というより、マジで拉麺本気な感じです。大谷翔平以来、二刀流は当たり前なのか？。暖簾にも馬刺と拉麺が同列。今回は大人しく拉麺＆丼セットで過ごさせてもらいましょう。

　実は、この店出汁のバリーションや期間限定など頻繁。馬刺屋なれど拉麺本気度が伺えます。それを如実に今回は感じたのだった・・・。食券出すとお好みコールの確認が入ります。紙に記して渡すシステムですが、面倒よりも二郎のようにコールするハードルが無くて良いかもしれませんー。

＜全体＞どこか荒削りなようで悟ったような落ち着き感ありなむか？ワイルド＆マイルドな魚介醤油感！

　お！こんな感じだったっけか？初めて麺を中太に変えただけの錯覚か？。以前の通り、やっぱりどこか荒削りなような感覚があって、ノスタルジックなニュアンスを感じます。そしてその一方で、どこか悟ったような落ち着き感ありなむ印象かと・・・・。一言で言うなら「ワイルド＆マイルドな魚介醤油感！」と申しましょうか？？？

　うへへ・・・特に今回は付属の「枕崎産本枯節の粉」がサービスで付くのが良い！。冒頭じゃなく途中後半で溶かし込む！そして全量で！とスタフのオススメコメントもいい感じ！。

＜出汁＞黒みがかる再仕込みと濃口醤油の溶け込み！魚介類が深く染みて円やか！香味はラードか？食べ応えあり

　すっかり足が遠のいて久しぶりだったので、改めて味わいましょう。認識の通り、甘味のある魚介醤油の味展開。甘味感じる醤油の円やかさが印象的で、以前は背脂浮いてたが今はなし。出汁の旨さをそのままストレートに響き渡らせる感覚で、！薬味の玉葱の甘みが溶けます。

　全体的には魚介の甘味醤油の輪郭がどれも円やかで濃ゆいです。色濃いのにスッキリして味わえます。魚介の甘みはしっかりしており、蘊蓄で確認すると秋刀魚節系でした。伊吹いりこはベースとして定番ですが、また貝柱もあって滋味深い仕上がりになっとります。

　個人的には香味油がとても良い仕事してる感あり。これはラード？背脂を溶かした液体感覚？。前日に春木屋行ったばかりなのもあって、甘味ある魚介とラードの結びつきに近いものを感じてしまいました。ただし、冒頭のお好みチューニングで「こってり」を選べば、背脂が増してたかもと思うと妄想がつきませぬ。

＜枕崎産本枯節の粉＞注文を受けてからゴリゴリ・・・溶かすと鰹の華やかな甘味が一気に展開！

　これは、前回訪問では無かった展開。サービス薬味です。枕崎産なんとかと必ず蘊蓄を説明してくれ、かなりの売ポイントだと思われます。確かに注文を受けてからゴリゴリと削る気合いの入れよう。そのまま白飯の上にかけても極上の旨さかと思えます。

　後半に溶かしてみるが・・・これは実に良いね！。元々魚介醤油感がありありだったところに、質の良い本枯節の粉が出汁に舞うワケだから確実に旨いはずです。見た目はゴツゴツした風貌な一杯だが、こういった旨みの展開がなかなか楽しめるのです！。

＜麺＞表層は艶めく程にツルツル！フォルムが膨れたオーバルがボコつきあり！出汁に濡れて淡く褐色！

　これまでずっと細麺だったので、たまには変更して中太。これは正解でした。感覚的には、ボコボコとした中太麺。茹で上がりで膨れた感じがグラマスにボコボコと淡い程度に捩れます。冒頭からやや出汁を吸い込んでいるようで、うっすらと地肌が褐色に染まった感じが旨そう！。

　実際に食い始めると、高速に滑るからヤケドしそうー。慌てながらも冷まして口元から啜って前歯で千切ると、外カタな感じがするようなややハードなプツプツとした感覚・・・こういうの好き。また奥歯で潰すとヌチヌチ感もかもすから素敵。

　いやぁー・・・香味油を吸いすぎず、それでいてよく絡みつかせるので、啜りもいいが噛み締めた後の展開がいいわ。噛んで甘味を増すイメージと、具材を絡ませてじわじわと味を増す展開が好きです。うう・・・次回から中太麺一辺倒に宗旨替えしてしまいそう。

＜チャーシュー＞カリカリロール豚バラ！炙りの香ばしさに溶けた脂身甘さが一体化！これ旨いに決まってる！

　令和の今となっては、炙りやデカデカロールバラ肉は珍しくもないですが、初めて見た時食った時は嬉しかったものです。なので好印象。肉はやっぱり赤身より脂身が味を決めると思っており、なのでバラ肉は旨さテッパンです。ましてや炙りなのですから、脂が焦げた香ばしさはまるでアロマのようではないか。噛み締めるとまたスッと流れる感覚がまた良いです。一気に食らうと寂しいので半分残す。そして改めて麺を巻き込みながら対峙して味わい直します。これが一番好きな麺の食べ方かも！。

＜穂先メンマ＞極太！しかも繊維の束が解ける優しい歯応え！醤油出汁が染みても素材感あり！

　開店時期からは、確実に穂先メンマもスケールアップしております。柔らかい歯応えを備えるといった感覚で、出汁を吸い込み易いし、ベースの味付けとも相まって旨し！。こんなに個性的な出汁感なのに、素地の淡白で仄かな素地感も伝わると言うもの。特に今回は香味油とよく絡んでよく吸い込んで旨しかと！。

＜ネギチャーシュー丼＞塩ダレ葱と炙り豚肉片！白飯たっぷりで茶碗に旨さの凝縮！

　基本的に塩ダレが滲む葱だけで白飯が進む。何だったら肉を炙って感じる香ばしさだけでもオカズとして白飯食える。それがリアルに具現化して茶碗の上にある。下には熱々の白飯がぎゅぎゅうとひしめく。もうこれは、合法的麻薬的存在感！。わざわざラーメンの固形物一式を胃袋に全部納めた後で、これと対峙です。

　旨いに決まってる！旨くないはずはない！旨さはやっぱり期待通りだ！旨さでいつまでも食い続けられる！旨さで何も考えられない！旨さは急にどこに逝ったのだ！途中で無意識に出汁を垂らしたのは朧げに覚えているが・・・正気に戻ったところで、茶碗は空だ。拉麺と葱焼豚と白飯の組み合わせは、頭を空っぽにし尽くすばかりです。

総じまして「馬肉専門と拉麺本気の共存する心意気！三鷹ランチなら行っとけ！」

　・・・と言う感動の嵐！。基本的には馬肉料理専門店で、その筋ではかなり旨い。なので拉麺はサブ的扱いかと言えばそうでなくてとてもソウルフル！。真面目にしっかり旨いです。今回は馬肉丼と絡みませんでしたがそれでも満足感高し！。限定麺も定期的に繰り出す器用さもありますので三鷹でランチなら激しくオススメ！旨し！なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います！。