新しいスタイルの家系！？
このエリアは、「免許更新」か「江川亭」しかイメージが湧かない？。東八道路の中でも気持ちよく走り抜けれるエリアだったりするので、わざわざ車を止めて拉麺食おうとは思わなかったのですが、意を決して突撃です。
さてこちら。家系らしからぬ家系とか・・・巷の情報は前から察知しておりましたが、なかな訪問機会がなく、ようやく訪問に漕ぎ着けましたよ。数年前から、家系なのに「家」を名乗らぬ店が出始めましたが、今回はちょっとそれだけなくニュアンスや表現に新たな試みも感じられる次第。結論を先に言うと、想像以上に美味かったのでした！。
＜全体＞ 配膳の瞬間に分かる！家系にしては小綺麗な出汁の美しさ！整う豚骨醤油感覚！
形式的にはしっかり家系。なのに配膳の瞬間は違和感です。画像では伝わらないけど、野趣的なインパクトはなく、むしろ小綺麗と思えるような風貌が目を惹きます。これは家系では滅多にない感覚で、冒頭から少々興奮を覚えます。
オール・デフォルト設定ですが、表層は油で覆われて鏡面の如く輝く様子。その下で漂う豚骨エキス。ううう・・・見た目だけで合格点です。
＜出汁＞ 鶏油多めのオイリー感覚なれど味わいがどこかスッキリ！出汁が響くような豚骨醤油！？
味わうと不可思議・・・上品さと濃厚さが拮抗します。初動のひとくちは、なんとライト系とも思える感覚から始まり、そして味わいを進めるうちに豚骨が出汁のように優しいとすら思える展開。カエシとなる醤油の輪郭も穏やかです。この時点では、「なんとゴクゴク飲み干せる家系ではないか！」と、レビューのシナリオすら頭の中で準備してました。
そして濃厚さに後から気付かされます。輝いて見える分、それはオイリーと思われ、家系なら鶏油がそれを担当します。ところが、バターのような濃密さはない。されどオイリーなので腹にはしっかり満足届けます。
＜麺＞ 逞しきストレート太麺！ちょいとハードな仕上がりで出汁に染まり切らない風味良さ！
家系は経験が疎いのであしからずですが、やや密度を感じるタイプで、カタ麺主義者には好みなタイプかと。決してカタイわけではないが、外側がしっかりした風合いであることと、噛み締めて素地の風味をしっかり伝えるところが好印象です。
表面はツルツルしており、さらに多めなオイルを纏うこともあって、太麺にしてはかなり滑りが楽しめます。さらに具材を絡めまくるとまた旨し！。
＜チャーシュー＞ スモーキーさがしっかり伝わる一方できめ細かい歯応えが秀逸！肉増激オススメ！
チャーシューの旨さが家系の秘訣？。これは自信を持っておすすめできます。しっかりとスモーキーさが醸し出され、赤身には肉本来の味わいすら感じさせます。部位としてはモモと思われきめ細かい繊維質が、実にソフティーな歯応えを伝えます。
汁に浸すと案外と出汁の吸い込みが少なく、出汁に濡れた状態で味わうのがまた絶品です。こちら想定外に肉得意なお店！。
＜ほうれん草＞ くたくたになり過ぎない青さ加減がこの出汁には合う気がする
ま、多くを語らずとも家系でほうれん草はアイコン的存在。熱でクタるほどに甘みを感じるアイテムです。今回は、クタってはいるけど青菜の清涼感があるタイプ。そして出汁に濡れてもあまり吸い込まず、素材の旨味を直接感じられるほうれん草です。増してみるのも一興かと！。
＜海苔＞ 出汁に浸しても風味が全く失われない？最後まで存分に麺に絡めて堪能！
ま、多くを語らずとも家系で海苔！これもアイコン的存在。全くもって出汁に濡れても溶ける気配がありません。むしろオイリーな出汁に濡れてピカピカ！。出汁に潜らせた後でも、まるでパリッした食感の後のような磯風味が鮮烈です。７枚あった大判肉厚海苔が、旨さゆえに見る見るうちに消化してしまう・・・。
＜味玉＞ とってもシンプルな塩味玉！濃厚な味わいの中ではむしろ箸休め的な存在！
以前の下調べ段階では茹で卵でしたが、味玉に変わっておりました。とは言え、実にシンプルで王道な塩味玉タイプに近く、ナチュラルに白身が味わえ、濃厚な卵黄は卵本来の味をダイレクトに伝える感覚！。
総じまして「また新たな家系の潮流？洗練さが滲むOLD＆NEWな旨さ！ハイブリッド家系拉麺！」
・・・と言う感動の嵐！。家系じゃないと言う人もいる。新しい家系だと感じる人もいる。OLD&NEWなハイブリッドな旨さと感じる人もいる。ともあれこれは旨いのは確か！。次回はチャーシューメンで決定です。激しくオススメ！旨し！なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います！。
お粗末！と言うことで家族にも感謝しながら合掌！！今日も本当にごちそうさまでした！！！
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