ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4729】 中華蕎麦 はる (東京・下井草) 特製中華蕎麦 + 麻婆ごはん + キリン零ICHI 〜旨さと作り込みに隙なし!旨さ崇高!料理人気質がありありと滲み出る極上醤油蕎麦!

飲めない休日・・・じっくり美味しい店に行ってみた結果
 全くもって恨めしい日曜日。翌日月曜日には定期健康診断があるため、酒が飲めないばかりか、暴食も控えねばならず、非常につまらないです1日を過ごすことになりそうです。で、どうせ飲めないから、車も最近使ってないし、遠出でもしたいところですが・・・仕事を思うとそんな気持ちも起こらず。だったら近場でじっくりと美味しいものを楽しみたい。そんな気分でチョイスしたのが「中華蕎麦はる@下井草」さんです。
 

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 ここはある意味、究極のワンオペ中華そば店と個人的には感じてるかも。仕事は早くて回転が非常に良いのだが、慌てるようなそぶりは微塵も感じさえないのが見事で、しかも一品一品飾りつけに手が込んでる。しかも、限定麺ばかりでなく、サイドメニューは「季節のごはん」としてレギュラー以外に定期的に入れ替わり、その質感・レベルもかなり高い!。チャリで行ける範囲にあったら、きっとヘビーユーザーになってたことでしょう。今回は、デフォルトの醤油をまだ一度も食していないこともあって、定番を特製で頂いてまいりました。
 

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<ノンアル> キリン零壱!一番搾りの気分で味わう麦芽の風合い!十分楽しめるノンアル系!

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 飲めないからノンアルコールビールをいっちゃいましょう!。こちらはキリン党らしく「キリン零ICHI」。グラスは、ハートランドオフィシャルで、気分的には多少高まりますね。
 

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 ご存知「一番搾り」と似た製法で、気のせい化それに似た感覚もあります。やはり麦汁感が、一番搾りに共通してるようで、味わいとしてはやっぱり料理に合うかと!。キレという点では本物麦酒と比べると、やはりノンアルには限界を感じますが、めちゃキンキンに冷えたことから、冷たさにキレと近いものを感じます。うん、何気にうまいから、帰りに夜の分としてスーパーで買い込むこととしました。
 

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<全体> まるで和食風合い!具材の質感手抜かりない高さ!独特の醤油の深み!食らう前から美味そう!

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 満席で前客4名もいて、待つかなと思えどノンアルゆっくり飲み干すあたりでちょうど配膳です。ううう、具材がどれもしっかり質感ある上に、美しく整って並ぶ姿が美しい。写真ではどうしても伝わりにくいのですが、実は結構ボリューミー。この店のアイコンのような存在「筍」も和食感を感じさせます。また肉もいい感じだが、海苔とか青菜の質感すら高く感じるため、全体的なプレゼンスの高さが半端ない。更に出汁の醤油ブラウンが少し独特で・・・エキスの溶け込む柔らかさがあるようで、それでいてキリリと深まる色合いの濃ゆさもありあり。これは食らう前から絶対に美味いはずと確信に至る!。
 

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<スープ> 芳醇すっきりな動物感!本醸造醤油の深みとエッジング!乾物の豊かな溶け込みに中華スパイスも滲む?

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  おおお!見た目以上に芳醇!鶏油を少し感じます。このため少し華やかな展開から始まりますが、他の味わいでカオスなのか、いわゆる鶏醤油といった馴染みの展開とも違うようです。芳醇なれどすっきりもしており、豚も溶けているのか、野菜の甘味もあるのか、すっきりしたベース感かと。
 

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 また醤油の輪郭は明るいようで深口・・・これは妄想の中の妄想なんだが、まるで溜まり醤油がブレンドされてるような色合いとすっきり感か。また再仕込みのような醤油の深みと明るさすら覚えるようです。さすが本醸造!。更にここには乾物系の溶け込みがしっとりと溶けているため、カエシのエッジングに甘味すら溶けているようで、なんとも複雑で崇高な旨さ。そして・・・もっと面白いのは、中華系スパイスも少し溶けていないかとも感じるかも。明らかに感じさせず、八角のうような輪郭も覚えるが、サイドメニューの麻婆ごはんの香りが一緒に漂ったため、そんな錯覚をしているだけかとも思えます。時間が経過すると麺の素地から溶ける炭水化物の甘味も混じるので、甘味がとってもカオスで美味い。
 

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<麺> 三河屋製麺!淡い芯を残すストレート細麺!微かなクツっとした感覚の後に素地の風味と甘味を感じる質感の高さ!

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 加水は中程度のストレート細麺。割と真っ直ぐフォルムですが、粉の色合いと仄かに全粒が打ち込まれているようです。箸でリフトしてすすり食うと、パツパツっとしたところはなく、汁をある程度吸い込んだクツクツとした柔らかさも感じるところが印象的。前歯で千切って切断面を見て見ると、試しに軽く芯に当たるようなところがあります。そんな素地から麺自体の風味を発しているのかとても味わい深い。全粒っぽい部分からも風味と甘味をアップしているようで、これが実に美味い。後半になると、その芯に当たるところにも出汁が浸透して、物腰を更に柔らかくさせます。
 

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 啜り上げは軽やか。口当たりから細麺特有の繊細さを感じますし、汁の吸い込みと同時に持ち上げの良さも感ます。絡みもつれ合うこともなく、滑らかさを感じさせてズボボボボボボーーーーっとすするスピード感がいい感じ。何となく蕎麦感覚な喉越しすら爽快に思えてくるようです。
 

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<たけのこ> メンマじゃなくて筍!この店のアイコン!和風感覚を盛り上げるナイスな演出!

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 やはりこちらの目印は「たけのこ」ですね。よくよく考えてみると、メンマの代わりと思われますが、代用というちっぽけな存在感ではなく、サクサクとした歯切れを明確にアピールしてくれる存在感は、もはやアイコン的なイメージですよ。それに店のコンセプトにもマッチするようで、和風感というかお料理感覚と言うか・・・実に味わいと共に盛り上げてくれるアイテムです。醤油出汁ともすごく似合う味わい。たけのこ増しってのもできるようなので、次回は是非トライしてみたいです。
 

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<チャーシュー> 鶏豚3種4枚の贅沢さ!低温とボイル各々の旨さが出汁に濡れて味わい深し!酒を欲するほど滋味深し!

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 豚が2種3枚。まず低温調理っぽい肩ロース肉がいいね。飲めないのが悔しいが、酒と一緒に食したいほどに仕上がりが崇高。塩気を感じさせない程度に肉味を与えて、脂の甘みを与えつつ、野趣を感じる肉感です。その弾力が実にナイス。噛み締めるほど肉本来の味わいと、脂の甘味と、出汁が染まった味わいがたまりません。
 

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 そして豚バラ肉もいいね。赤身と脂身の層が整っているし、赤身の外側は脂身が網のように差してます。下味の出汁でしっかりボイルされ、味がしっかり差しており、出汁と脂身の甘味の一体感が白飯を思わず欲してしまうほど。サイズと分厚さも申し分なしです。
 

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 一方の鶏胸肉のコンフィは、まさにシルキーなる肉繊維がぱふぱふと弾力を感じさせます。歯を当てて力を入れるのが楽しくなるようす。その感覚は、ふわり!さく!!っと切れ込んで、吸い込んだスープと肉の持つ旨味をジュワーっと吐き出すように感じさせます。何度もこれまでと同じ例えで恐縮ですが、吸い込んだスポンジが吐き出すようでこれもたまらん!。
 

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<他具材> 肉厚で風味と味わいをしっかり伝える海苔3枚!飾りじゃない!フレッシュ感に甘味すら覚えるしっかり青菜!

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 福岡産の海苔の質感もいいね。肉厚でパリパリと食感も楽しめるタイプで、風味がとても強め。敢えて盛り付けでふわっと置かれており、湿りらせるのは食べ手に委ねたって様子です。これも当然ながら、いつもの通り麺に巻き付けて食らうが、出汁を吸い込んだ麺の甘味に、香ばしい磯風味が混じり合い、旨さ格別です。
 

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 そして青菜。飾りつけや色合いのポイントという感覚ではなく、しっかりとボリューム感じつつ味わいもしっかり。青菜の清涼感がしっかりしている上に、野菜らしい甘味もしっかり伝わります。食感も楽しいのは言わずもがな。これだけでも立派に酒のアテにもなりましょう。
 

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<味玉> 乾物の旨味が深い出汁がしっかり浸透!白身味わい深し!卵黄は卵本来の味と濃密も旨し!

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 海苔が湿らないように、味玉の上にふわっと乗せられてる都合上、麺顔からは隠れております。薄い褐色をしたいかにも出汁の浸透が深そうな色合いで、実際に割ってみると白身に深々と染み込んでいる様子。乾物の深みを白身からも味わえる感覚で、かなり質感の高い仕上がり。100円という設定がうそみたいに上質上品感覚です。ふるふると震えるような白身の質感がGOOD!。
 

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 そして卵黄は、黄色いタイプで白身とのコントラストも感じるようです。出汁の深さが感じられるので、さぞかし濃厚でマチュアな甘味だろうな・・・・と構えて味わうと、なんともナチュラルな卵本来の味わいも残すことか!。白身の深い味わいとも面白い構成で、これ単独でも味わって日本酒が軽く一合飲み干せそう!。ここの味玉こんなに旨かったのか・・・・これまで大いなる機会損失です。これ激しくオススメかと!。
 

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<〆飯> 麻婆ごはん!ボリュームもあってかなり本格的な作り込み!ジャンもタレも本場仕込み!?破格の200円!

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 今回も、期間限定の「季節のごはん」を狙ったものの、未提供で肩透かし。それでもこの店には、レギュラーでこの「麻婆ごはん」があるから嬉しいです。これは調味料自体が実に凝ってますよ。本場の醤を多用してるのか?という感覚で、甜面醤・豆板醤は言わずもがな、花椒の刺激もまた堪らなく本場と感じさせてくれます。
 

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 更にお好みで、山椒ミルも出してくれるし、更にビリビリと辛痺へと調整可能。醤の麹が生きているのかと感じるほど、滋味深くて華やかなる麻婆!。ボリューム感もしっかりで、これが200円で味わえるなら食うべし!。
 

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総じまして「旨さと作り込みに隙なし!旨さ崇高!料理人気質がありありと滲み出る極上醤油蕎麦!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。こちらは、四季折々にとどまらず、細かい時節の移り変わりに応じた限定麺が素晴らしい。しかしデフォルト定番の中華蕎麦もこんなにしっかり美味いのかと思うと、かなりレベルが高いお店と申せましょう。西武新宿線ご利用なら、絶対に一度は行っておくべき店かと。清潔感もあり落ち着く店内は、老若男女全てに受け入れ易いと思います。激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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