緊宣解除後ようやく訪問!今日も午前中から麦酒が染みる!
最近、ずっと週末が忙しいので思い切って日曜日の一巡目を狙って訪問してみました。開店30分前に並んで何とかギリギリGET。このタイミングでは実は初めてです。ほぼ常連さんばかりという顔ぶれで、開店するなり好きな席に散らばるのですが、御店主いきなり、秒のタイミングで「チャーシュー皿」をそれぞれ出してくる。そしてそれぞれお好みの「ビール」が出てくると言う状態です。一言も発せず、いつものメニューが出てくる。ううう・・・やっと私、この店のヘビーユーザー・常連重鎮の足元に及んだと自認いたします。しかし、他の常連さんは、空瓶ビールをここから並べたてるわけで、さすがにそこまでは:汗。嗚呼、今日も午前中から麦酒が染みる!
<酒> キリンラガービール!派手さはないが旨さしっかり!苦さ軽快思わずツマミが進むよ!
顔見るなり、アテとビールを出してくれるのは非常に嬉しかったのだが、赤星でなくキリンでしたー。確かに昼の部店主の前ではキリンばかりだったわ。これも好きなビールなので嬉しくそのままいただきましょう。
今では、地ビールを始めクラフトビールが花盛りですが、その昔ではズシリと感じさせるのがラガービール。今では生ビールになりましたが、昔学生のころ、親父の分のラガーをくすねて飲み味わった味わいは、忘れられませぬ。酒の味覚えたのはこのブランドです。
<チャーシュー皿> これも久しぶり!メンマ同様に魔法の醤油タレに絡むノスタルジック煮豚ばら肉!
もうこれを頼まずにおれない。コロナ禍で訪問した時、ノンアルだったのでスルーしてしまったが、嗚呼、やっと本物の酒でここで飲んでこれが食えるよ。チャーシューじゃなくて「チャシュー」が正式名だが、注文するときはなぜか「チャーシュー」とか「豚」とか言って伝えてしまいます。
非常に薄味の豚バラ肉のカット肉。ちょっと細かすぎないかと思うほどサイズは小さいが、それがまた良い。酒のツマミ的にはジャストフィット。ラーメンよりも、ツマミを目指してるのかと思うほど酒に合います。醤油ダレを垂らして薬味ねぎを絡めて食らうのが最高!。そして酒を流し込むのが快楽です。同様にメンマもしっかり盛られており、醤油ダレに絡むメンマの味もまた格別。調味料の旨味も加わって楽しいですな!。
<全体> 素朴な具材が豪勢に盛り立てる昭和レトロなご馳走感覚!彩豊かでボリューミーな一杯!
昭和を感じる麺顔。でも本当の昭和の頃は、こんな贅沢なラーメンを食ったことがないです。具材のレトロさがまずアピール。懐かしいお弁当のオカズが乗るようなほのぼのとした感覚にさせます。そして透明で穏やかな醤油ブラウン。あっさり醤油系は、やっぱり東京大衆感ですねー・・・。私、関西オリジンで、こういう感覚は上京してからなのですが、こうも関東で過ごす方が永くなると、昔から食ってたような気にさせます。それほど、ほっこりと感じる麺顔がナイス!。
<スープ> 豚のエキスに明るくライトな醤油感!野菜と昆布の優しい煮出しが実にしみじみ沁みる!
べろ酔いでもさらりと食えるほど、実はライトな醤油出汁。チャシュー皿を平げたあとに残った醤油タレを、後のラーメンに投入するのは、いかにも常連っぽい所作です。何度もこの板でお伝えして恐縮ですが、白い粉と魔法の醤油ダレに気が行きがちですが、実はとっても健康的なスープ。ベースストックの入れ替えなど見ると、大量に投入された野菜類と昆布のすごさは圧巻です。味わうとそのう優しさが如実で、薬味葱に至っては、粗微塵と細微塵と両方入ってて使い分けてるところも秀逸!。
<麺> そば粉入りより蕎麦ライク!?素地の風味にざらつく地肌!噛み締めて旨し!
すみません、YouTubeで上げようとするとどうしても、麺に触れないわけにはいかず、同じようなコメントで苦労します。でも外せないのが「蕎麦ライク」な点。これまで、蕎麦粉入りな麺をそれなりに食っておりますが、それらよりも蕎麦に近いような感覚。
しかも今回は、注文の流れで一杯だけの調理対応だったので、素地の風合いもしっかり感じるほど。前歯で風味を堪能し、啜って舌でざらつきを楽しみ、奥歯で甘味を味わうといった流れ。これが何年通っても全く飽きない!。
<具材> 昭和オヤジを泣かせる!ピーマン・ハム・茹で卵!定番具材と一体化して盛り上げる!
昭和を盛り上げる具材たち。まず王様は茹で卵。昭和の昔は、とりあえずこんな卵が料理に乗っているだけでスペシャルだった。次にボンレスハム。お中元・お歳暮が届くたびにハムではないかとワクワクしていたものだ。そしてピーマン・・・あんなに昔は嫌いだったのに、今はこの苦味が楽しくてなりません。もやしに至っては、なぜこんな味がしなものを食べるのだと思っていたけど、今となっては仄かな甘みを感じることが嬉しい・・・。こんな具材演出を、若い世代が受け継いでいるのが、また嬉しいよね。
<ワンタン> 厚めで大判な皮に小粒な肉餡!たっぷり出汁を吸い込んで染まる滑らかさ!旨さ飽きず!
保管されたタッパから取り出し、高い位置から茹で釜へ一枚一枚。手裏剣のように投げ入れる。一度、この動作を自宅で晩飯手伝って鍋で真似してみましたが、コンロの周りがお湯浸しになって、嫁から激しい注意を受けましたー。後で掃除したけど、逆に油汚れが取れてスッキリ。話がそれましたが、とにかく一枚一枚が泳ぐように茹でられるので、とても優雅な雰囲気に仕上がるようです。豆粒みたいな小さい肉餡がまた愛しい。
奥歯で一瞬に潰して味わったあとは、出汁をたっぷりと絡んだ皮をいただきます。何と言っても看板商品で、常連の中ではこれを、チャシュー皿の上に追加してもらうほど。とってもレトロなワンタンですが、広くウケる味わいですので、これも激しくオススメ!。
総じまして「懐かしのノスタルジー!大衆的贅沢感覚溢れるご馳走麺!」
・・・と言う感動の嵐!。やはり麦酒と一緒だと楽しめる!。まだまだリバウンド防止にも気をつけねばですが、以前の盛況は肌で感じる有難さ。新しいもの追いかけるのもいいが、いつ食っても飽きない旨さがやっぱり心安らぎます。三鷹エリア老若男女の心の味!秋に街ブラ感覚でサクッといかが?激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!