ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4604】 ふく流らーめん 轍 東京高田馬場本店 (東京・高田馬場) 特製ふく流らーめん 〜儚く消えゆく泡立ちにしっかり伝わる鶏コクの旨さ!さすが本家関西泡系!

大阪のビブグルマン獲得名店!満を持していよいよ東京本格進出!
 待ちに待ちました〜。実は6/10に営業開始との情報があって突撃したものの、中は全く準備中で店内暗闇〜。後日また開店しそうな情報が流れて、また突撃したもののやっぱり撃沈。実はかなりヘソを曲げており、当面スルーを決め込んだのですが、欲望には勝てずグランドオープン初日にやってまいりました。
 
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 いわゆる関西泡系としても有名ですよね。私、関西転勤してたことがあるのですが、その頃とは随分と大阪拉麺風景も変化しており、しっかりと泡系を意識して食らうのは実に久しぶり。東京では初めてかもしれません。開店当日に、RDBで大崎さんが紹介レビューアップしたもので、これは相当混むかなぁ〜・・・なんて気合い入れて来ましたが、気持ちが入り過ぎて、ポールポジションゲット!と言いたかったんですが、上には上がいると言うことでした〜^_^。
 
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<全体> まさに泡々!全てを優しく包み込むミキシングとホイッピングのダブルの泡立ち!さすが本家関西泡系!

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 よくある出来事として、開店日に限って券売機が故障すること。行列長そうなので何だか早めに開けるような雰囲気もあったんですがね。入り口のガラス越しにスタフさんがしきりに券売機の調整をしており、何だか手間取ってる様子・・・。少しだけ心配したんですが、どうにか間に合ったようです:笑。店主さんの最初の招き入れに従い、しばらくして配膳したのがこの麺顔!。
 

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 おおお!期待以上の泡泡じゃぁ〜。自宅台所にバーミックス備えてるもんですから、大体その泡立ちは想像してた通りです。意外だったのはエスプーマ。雰囲気程度かと思いきや、結構多めで麺顔の3割以上を埋め尽くしてる感覚。味玉が今にも泡に沈みそうなほどです。肉などは特製にした割には迫力が薄いが、実は泡立ちに埋没し隠れているだけ・・・。全てを優しく包み込むミキシングとホイッピングのダブルの泡立ちって感覚です。ここまでの泡立ついっぱいはこれまでで初めてかも!?。
 

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<スープ> 鶏白湯なのにスッキリ!そしてコク深し!攪拌の泡立ちの中に清湯にも匹敵する滑らかな白湯感覚!

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 味わう前にカウンターの蘊蓄を読んでしまったが;汗・・・納得できる味わいの組み立て方です。まずはベースのスープを味わうが、レンゲを刺すと泡立ちが揺れつつ口に含むと意外とスッキリ。近年、鶏白湯を食する機会が減ってるのは、ちょっと重いと感じるからですが、これにはそれがない。蘊蓄によると、元は鶏清湯系の煮出しらしいのですが、それを再度圧力鍋に移し替え再度煮込むのだそう。これにより白湯に仕上がってるようですが、過ぎるコラーゲン感がない感覚で、ごくごく飲み干せそうな鶏白湯に仕上がってる。それでいて痩せた感覚は一切なく、鶏の旨味はしっかりと伝わります。阿波尾鶏というブランド鶏を使ってるようですが、ともあれ鶏の旨味は濃ゆいのに味わいスッキリというのが面白い!。
 

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 そして確か・・・ハンドブレンダーを使ってるような記憶。我が家のバーミックスも同様に、これによる攪拌の威力は確かに違う!。例えば、かぼちゃのクリームスープなどをよく作るのですが、バーミックスで攪拌するとしないでは、口当たりの違いは当たり前ながら、味わいすら柔らかくなるのだから不思議!。濃厚鶏白湯なのにスッキリしているのは、清湯から再仕込みした工夫と、ブレンダーによる攪拌というダブルの技が支えていると、勝手に妄想しておりますー。
 

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<エスプーマ> なんとほんのり柚子香り!スッキリ鶏白湯を更にスッキリさせる泡薬味!

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 更に旨味濃ゆいのにスッキリとさせるのが、白いエスプーマです。一口舐めるとすぐわかるが柚子がほんのりと効いてる。鶏出汁と合わせたようです。仄かで微かな清涼感が全体に広がるのだが、泡になってるだけに、あちこちにふわっと貼りつくような広がりなのが印象的。鶏白湯をスッキリさせている張本人はこれも当てはまります。さてこのエスプーマ・・・なかなか溶け切らない。よくあるのは、写真メモを撮ろうとした途端に半分くらい溶けているパターンだが、これは中盤を過ぎるまでしっかり残るようで、それがまた面白いのです。さすが本家関西泡系と言ったところか?。ところでこのエスプーマ、+100円で増量可能とのこと。追加すると、とろろ丼のような麺顔になるのだろうか。
 

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 一方、ひょっとして濃厚好きな濃厚民族な方々には、これによりスッキリしすぎると感じるかもしれませんね。そんな時はブラックペッパーで味変化してください。ミル付きのハンディータイプ。これでまたググッと鶏出汁&ペッパーで、味が引き締まるのでそれもナイス!。
 

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<麺> 丸みすら感じるつるつるとしたスベリ!加水高めの明るい食感!泡に塗れて滑らかさ極まるストレート麺!

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 正直言って、泡と出汁感で頭が一杯で・・・麺の印象があまり入ってこなかったんだが:汗。微かな記憶を辿ると、加水は高めのストレート細麺なイメージ。そのスベリが独特で泡立ちと絡むから、非常に滑らかにスベるのでした。その舌触りや喉越しのシルエットからは、丸麺ではないか?と思えるほど。ツルツル系の麺が好きな人には実にフィットすると思われます。汁を持ち上げるという感覚ではなく、麺の隙間に泡が入り込んで包み込むようなイメージかと!。
 

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 素地の風味感よりは、プツプツと千切った後の潰し込んだ甘味が印象的かも。明るい食感だけど、弾けるような部分は記憶に少なく、しなやかに奥歯で潰れて泡出汁と一体化してゆくようです。なので、いつもの汁麺のように、出汁を吸いこいんだ甘味感は案外淡白かも。やはり泡との一体感を楽しむって感覚なので、印象薄かった割にはユニークな展開だったんだなと回想しております。
 

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 とは言え、どんなスタイルの麺でも具材を巻き込んで食らうのはいつもの通り。特製だったので肉増しだったうち、豚肩ロースを泡と巻き込んで食らいましがこれは旨かったと覚えております。
 

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<チャーシュー> 鶏豚2種!淡い滋味感溢れる豚肩ロース!焦げ目に香ばしさと脂旨味を感じる鶏胸肉!

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 これは今風なスタイルの鶏豚2種肉。低温調理系です。豚肩ロースは淡いソミュール液の浸透が深く、熟したような肉艶を放つようですが、泡に塗れてよく分からん・・・きっとそうだろう。本来の赤身肉味も淡麗で旨いし冷酒は白ワインと確実に合いそうな仕上がり。脂身がある程度抜けた感覚ありつつ甘味を放つのが印象的です。
  

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 そして鶏胸肉。形と焦げ目があることから、てっきりもも肉と思ってたが肉繊維の質感と柔らかさから胸肉(だよね?最近ボケてて心配)。外周の焦がし部分が香ばしく、脂が少し残ってる部分は甘味が染みるようです。肉繊維はとても分厚くても柔らかく、出汁を含む泡に包まれつつ全体に絡む。そこを食らうと・・・香ばしさと甘味と泡の清涼感が一体化するようで、とても不思議な旨さです。一度、泡立ちに塗れるのを除外して素で食べてみたい。おつまみチャーシューってのがあるようなので、次回はそれと酒を絡めてみたいと思います。
 

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<味玉にハズレなし!> 甘めの薄出汁深く優しい甘味を伝える味玉!出汁の泡を座布団にして佇む!

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 てっきり特製でも味玉は半分だけか・・・と肩を少し落としていたんですが、もう半分は泡に埋もれてただけでしたー!。これも泡立ちの方に気を取られがちだったのですが、結構甘味が効いてて円やかさを主張する味わいかと!。薄出汁ですが浸透は深く、漬けによる熟成感すら覚える・・・そんな深い卵黄のコクでした。これも泡と絡めて食らうという、他にはない味わいもあって味わいと食感としては、とても印象的。やはり味玉ってどんなスープ感でも成立する万能な旨さですな!。
 

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総じまして「儚く消えゆく泡立ちにしっかり伝わる鶏コクの旨さ!さすが本家関西泡系!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。泡系の経験値が浅いだけに、久しぶりにとても新鮮な気分で楽しめましたし、これだけじゃなくて煮干しも混ぜそばも違った方向性で興味が尽きないお店。東京の中でも拉麺激戦区なる高田馬場で大阪ブランドの展開が今後楽しみ。通勤経路からも近いので、定点チェックをしてゆきたいと考えております。ともあれ本格的関西泡系!面白い旨さだから激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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