ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4521】 麺処 源玄(東京・阿佐ヶ谷) 味玉塩SOBA + 和え玉 [塩・貝] 〜益々進化が止まらない?崇高貝塩そば!そして新たに貝塩和え玉!貝好きなら一回食っとけ!

段々旨くなってる気がする?そして新アイテム!
 天気の良い月曜日の昼。郵便局へ行った流れで麺活動。いろいろと思いつく店がどれも月曜定休。吉祥寺→荻窪→阿佐ヶ谷と流れ着き、昼営業始めたという「東京ぐれっち」にも行ってみたが定休日。ま、そんなことになってもと予防線を張っており、案の定「源玄」さんへと流れ着きました。予定調和です。
 

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 こちらも面割れHNバレのお店。店内であまり親しげ過ぎても、他のお客さんにご迷惑かと思い、マスク深めで眼鏡外して、こっそり入店したのだが・・・「今日はビールよろしいのですか?」と早々にご店主からお声がけを頂く。無駄な抵抗でした(汗)。月曜日昼間で、すぐ家に戻って仕事待ってますし、そりゃできんわな。丁度ランチタイムで繁忙とあり、その他はあまり会話もせず静かに応援モードでした。丁度満席になると店前で数名待つという状況。人気の安定感すら覚えます。
 

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<全体> 少し洋風な雰囲気に貝と鶏のエキス感!清湯とも白湯ともつかぬ美濁の汁の煌めき!鮮やかさ滲む麺顔!

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 いろいろとメニュー実食は一巡したのですが、何だかこちらで最近ずっと気になるのが「塩SOBA」。貝出汁が好きな私としては、やはりこころ奪われる次第です。今回は酒飲めないので、和え玉も追加して堪能させていただきましょう!。それはこんな麺顔!。
 

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 おおお!相変わらず少し洋風を感じさせる風合い。やっぱり馴染みの塩そばは華やかさがあって好きです。しかし気のせいか、少し深みを感じるのは気のせいだろうか?。スープの風貌が少し変化をもたせたかのようで、清湯とはっきりと言いにくい微濁感あり。いや美濁というべきか?。いつもご店主と会話するときに、チューニングを微妙に変えていると聞くこともあるが、霞みがかった風貌からは、また貝出汁バランスに変化を持たせたのか?と妄想がとまりません。薬味は玉葱と柚子ピール?。スープ全体を漂うのは乾燥バジル?。全体の鮮やかにも貢献しており、より以前より旨そうに思えるのだが・・・。
 

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<スープ> 初動で感じる貝のエキス感!受け止める鶏出汁の深く柔らかい旨味!薬味が実に清涼で明るい旨さ!

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 過去を紐とくと、今年年明け一杯目がこれだったのね!すっかり忘れておりました。過去レビューを見ると我ながらよく捉えていると思うので、抜粋に補足を加えてまいります。(結局、手抜きだな:苦笑)
 

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 ホンビノスのようなキリリとした感じと言うより、アサリ・しじみと言った普段馴染みある滋味ってな感覚。これは貝好きにはもってこい!。優しい味わいですが少々パワフルとも感じます。スルメのニュアンスが貝出汁にも響いているような妄想をしてみました。しかし、恥ずかしながら、帆立も混じる?と今回は思ってました(笑)。浅利とスルメのニュアンスかもしれませんねー。乾物類の溶け込みもなかなか。こちらは煮干もお得意のようですが、煮干しより昆布や節と言ったニュアンスかも。
 

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 刻まれた青ネギも軽やかな清涼感と葱特有の甘みを滲ませます。そして塩ダレと絶好に結びつくのがハーブの香り。大葉の刻みが実に爽快で貝の滋味にマスキングすることなく清涼感だけを与えると言った感じ。前回は清涼感にかなりハマったみたいですが、今回は薬味アクセントに落ち着きを感じたかも?。バジルと言うよりやっぱり大葉ですな。微妙なんだけど(笑)。味に溶けるというより、香りに溶けて味を感じさせるような仄かな薬味感が絶妙かと!。
 

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 確か前回は、思いっきり今回は「貝出汁」方向に傾けたとご店主から伺った記憶。なるほど・・・汁を全部飲み干した後の丼底に残った成分は、そんな感じでしたねー。今回も大体そんな感じ。貝がしっかり明確に感じ取れました。その一方で、旨味の肉厚さも少し印象的だったかも?。実は鶏も少しパワフルにしたのか?なーんてね、次回少しまた伺いたいところです。
 
 

 

 
 
<麺> 菅野製麺所!色白で品やかなストレート細麺!風味高く小気味よく千切れる歯応え!序盤は柔らかく香り・・・中盤は出汁と一体化した旨味が広がる!

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 麺線が美しさを増したよう?整った麺線と白い地肌を見つめているだけで旨そうです。意外と密度感が低めな印象で、汁を吸いがちかと思えば、序盤には風味をしっかり伝えます。スパスパとリズミカルに千切れるのが楽しい感じ。しかしやっぱり中盤を過ぎればゆっくりと出汁の浸透を感じます。クチクチと湿り気を感じる歯応えに変貌しますが、出汁との一体感が高まったので、味わいに甘味が増すようでこれはこれで実に旨い。
 

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 相変わらず品やかな腰つき。麺がよりそうので、出汁の持ち上げが素晴らしいです。地肌もするすると流れるようにスベルので、すすり上げが気持ちいい。ズボボボボボボボーーーーーーと音を立てて啜り切るのが快感です。小池さんの気分になれるー。それだけでなく、薬味も一緒に持ち上がって地肌に貼り付くのがいいね。今回は、玉葱や青葱に混じる柚子ピールが引っかかるのが面白い。出汁味が滲む中に、柑橘系の淡い清涼感が、圧し潰されて混じるところがまた旨しでした。味わいに華やかさが高まるって感じかな。
 

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<チャーシュー> 豚鶏2種肉!下味に熟成に似た旨味の豚肩ロース!洋風な展開の鶏胸肉コンフィ!貝塩出汁と相性も抜群!

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 赤身主体の肩ロース。細かく薄っすらと脂身が差している感じで、下味の浸透が深いです。貝と鶏の出汁に浸っていてもそう感じます。割としっかりと下味の浸透。キレイなピンク色してるのに、熟成を思わせるほど香りと旨味が深いのがいいね。酒がないので麺を丸め込んで食おうかとも考えたが、結局そのまま味わってしまった。遊んで食らうと勿体ない旨さだったから。
 

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 鶏胸肉も安定感あります。いわゆるコンフィのタイプ。淡泊な素材に下味がこれも実に染み入ってます。大葉との相性もよく、噛み締めると鶏肉の滋味に香味の華やかさが広がる!。柔らかさも化粧パフのようにパフパフと柔らか。筋繊維がシルキーとすら思えます。・・。
 

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<メンマ> フレッシュ感ある短尺細切りメンマ!当然麺と絡めて食らうと旨し!

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 短尺で細切り。シャリシャリしたような歯応え。出汁が深く浸透して、何故か透明感すら感じるフレッシュタイプです。麺にも絡み易くて歯応えとして楽しませてくれます。フレッシュな味わいだから洋風な出汁にもマッチ。貝出汁に混じってもナチュラルさを思う旨さです。今回は絶好の箸休めと言った感じ。残りは全部、麺に絡めて食らい尽くしました。
 

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<味玉にハズレなし!> 下味しっかり浸透する重厚な旨さ!色合いはまるでガーネット!トロミ芳醇で熱感あり!!

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 実は味玉も旨い店なのよね!。今回も相変わらず柔らかく仕上がっております。嗚呼、やっぱり白身が中まで褐色に染まってる。カフェオレ?ミルクティー?ベークドプリン?・・・それらをイメージする柔らかい乳白褐色。そして出汁がしっかり浸透して、味わいがそれだけで深いと感じます。
 

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 卵黄が良いね!まずクチに当たった瞬間に温度感があって嬉しい。しっかりと温かみを伝える卵黄。そしてその色合いは、出汁に染まり切っている上にトロットロな状態。飴色というより、ガーネットを思わせるほど妖艶で深い色合いが印象的です。嗚呼、そして味わいがとてもしっかりとした熟成を思わせる濃密な旨さ!。濃密トロトロな部分と、ジュレ状態のねっとりさがいっぱい!。そのままでも十分旨いんだが、香味が効いた貝塩出汁と合わせてもナイスです。100円ですし追加しないと勿体ない旨さかと!。
 

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<和え玉> 何と新展開!貝出汁バージョン!塩ダレに絡む貝の旨味!麺の浸透が実にナチュラルで深し!麺風味と共に堪能!

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 和え玉には、醤油と塩があります。塩は+20円という設定でそれだけでもタレに拘りを感じます。また醤油も塩も、そこから先で、鶏と煮干で味を選べます。券売機にもそう明示してあります。麺を食らって半分程度過ぎたところで、和え玉をコール!。すると「貝と煮干どちらになさいますか?」とご店主からの返答あり。てっきり「鶏と煮干」と言い間違えたのかと思ったら、鶏じゃなく貝ダレがあるのだとか。当然「貝!」でしょ!。
 

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 貝塩だれの和え玉。食ったことあったっけ?直ぐには思い出せない。これが実に秀逸!確かに貝ダレは貝のエキスをガッツリと伝え、それを茹で上げ湯切り仕立ての細麺の風味に合わせて食らうのだ。塩だれと麺の風合いがぶつかり合い、湯気と塩気が入り混じる旨味がまた格別!。鶏油の重たさはなく、煮干としてふりかかる魚粉のコペコペしたモタツキもなくスルリと食える!。そして貝エキスの旨味と滋味が浸透する味わいが広がるのです。これは旨い!確かに旨い!途中で残った貝出汁を足したりもしたが、これぞ一気に完食です。
 

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 非常に気持ちよく、「ごちそうささま」と告げたところで、ご店主がこちらをみて・・・・へへへ、とでも言いたげな表情を見せます。「和え玉の貝ダレ、面白いでしょ(ニヤリ)」。確かに旨かったですと返したが、もっとそれだけでは表現が足りなかった・・・。
 

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総じまして「益々進化が止まらない?崇高貝塩そば!そして新たに貝塩和え玉!貝好きなら一回食っとけ!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。貝出汁ラーメンも最近増えつつある中、和風が大半を占める中で、ちょっと洋風ニュアンス効かせつつしっかり貝を伝えるのは、とてもユニークかと!面白くも旨い展開です。貝好きには激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 

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