久しぶりの港区・・・人少なし
- <全体> 煌めく海藻ビーズにスープに漂うバジル!立ち昇るオリーブ!麺顔にそよぐイタリアンの風!
- <スープ> 浅利にバジル&オリーブの清涼感!軽く滲むニンニク刺激を塩出汁が受け止める!まるでボンゴレビアンコ!
- <麺> 三河屋製麺!中加水ストレート細麺!出汁は吸い込みがち!寄り添う腰つきで出汁持ち上げ良し!スープパスタ風中華麺!
- <チャーシュー> 豚肩ロースと鶏胸肉の2種!共に薄味上品で滋味深し!出汁を吸い込むほどに旨さ鮮やかに昇華!
- <味変化①> 青森産にんにくを追加投入!さすがブランド品!ジリジリした刺激低くとも風味は強し!バジルに負けない清涼感!
- <味変化②> パルメザンチーズも投入!チーズならではの分厚いコクをプラス!一気に洋風拉麺の完成へ!
- <穂先メンマ> かなりの長尺サイズ!どこを齧ってっも開く穂先と同様の柔らかさ!意外とバジルに合う旨さ!
- <味玉にハズレなし!> 薄出汁の深い浸透で白身も味わい深し!卵黄は全体的にねっとりと濃密なジュレ状!マチュアな甘みと貝出汁バジルで華やかさ増す!
- <ライス> 出汁をかけて!粉チーズふって!ブラックペッパー擂って!また出汁かけて!即興リゾットの出来上がり!
- 総じまして「旨さ華やかイタリアの風!創作系ボンゴレビアンコ風汐そば!期間限定!あるうちに一度食っとけ!」
しっかし、ランチピークは終盤か少し過ぎたあたりでも、人が少ないのがありありだね。少し路地に入ると一段と人影が少ない?。港区も厳しさを感じますねぇ・・・。そんな中、たどり着いたら先客ゼロ。ゆっくり店の外観とか写真メモを撮っているうちに、一人他客が入ってきたという感覚です。この後近くで仕事だから飲めないの辛いね・・・ゆっくりして売り上げ貢献もできただろうに。
新丸子と同じようなメニュー展開。知った味かぁ・・・なんて思ってたら「期間限定」ってなことで「青森にんにくの汐そば」ってのを発見。別にこのあとサテライトオフィスでZoom会議だし、クロレッツもまだ残ってる。だったら迷うことなし!ってな感じで選んでしまいました。少し腹減ってたし、大盛でライス付き!
<全体> 煌めく海藻ビーズにスープに漂うバジル!立ち昇るオリーブ!麺顔にそよぐイタリアンの風!
最高気温1桁と言う寒い日だったんですが、上からの暖房直下でぽかぽかハワイ気分。コートとジャケット脱いで、人も少ないのでリラックス!。お気軽気分で待ち受けていたところで、配膳されたのはこんな麺顔でした!。
おおお!和風なネーミングにしてはその麺顔は実に華やか!明るい塩そばの風景に香味油の煌めきが分厚く感じ取れる。そして一面に細かく漂うのはバジル!まさに洋風という麺顔で妙にさわやかではありませんか!。そして立ち昇る湯気からは何となくオリーブの予感。臭覚がそう感じると視覚も影響され、スープも段々オリーブオイルの色気と明るさを感じるではありませんか!。そして鶏豚の2種肉。これらは定番としても、飾りつけの海藻ビーズがとてもかわいらしくも遊び心を感じさせてくれる。なんとなくバジルとオイルの香りで、一気に気分はイタリアン!対してそばにある青森ニンニクの入った壺が、すごく無骨に感じてしまいますね。
<スープ> 浅利にバジル&オリーブの清涼感!軽く滲むニンニク刺激を塩出汁が受け止める!まるでボンゴレビアンコ!
まずはスープ!これは一口めからアピール力が強いです。まず貝エキス!浅利のイメージ!いやホンビノスに匹敵する力強さもあるからそれも滲んでる?不明。塩そばの分類でも強めに感じる方で、まさしく貝出汁!。貝好きには堪らない滋味の力強いアピールが凄くいい!。この時点でも「当たり」な一杯と確信してしまいます。ただそれだけではない。バジルの風味も力強いもので、貝の滋味に対して、バジルは清涼感で深くアピールするような味風景。まさに旨さが洪水状態になっとるのです!。
他に力強いのはオリーブオイル?。香味油に少しオリーブオイルが溶けているという印象なのだがどうなのか。スープの色合いにもそれに似た色合いと光沢感がある様子です。これが貝の味にもバジルの風合いにも実にマッチ!。この時点で味構成に馴染みを感じてしまうのだが・・・それはボンゴレビアンコ。この一杯にはそんなニュアンスが立ち込めてるイメージで、「青森にんにく」「汐そば」と言う和風の素朴さとは、実に裏腹な味展開と思えてなりません。
そしてにんにく。デフォルトでも少しくらい混じっているように思えるのだが・・・。お好みでどうぞと、にんにくポットをもらったけど、それは追加という意味なのか?。これは旨いぞ!序盤から終盤までずっとスープが力強く楽しめる一杯!。
<麺> 三河屋製麺!中加水ストレート細麺!出汁は吸い込みがち!寄り添う腰つきで出汁持ち上げ良し!スープパスタ風中華麺!
序盤からスープに寄り添うというイメージ。麺の風味とか甘味とかよりも、汁を吸い込みがちなので汁との一体感がありありと伝わるイメージです。加水は中程度、ストレート細麺でこしつきが品やかなことから、とても麺同志が寄り添い易い感覚。なのでスープの持ち上げもよく、オーバーな言い方をすれば頭の中はスープパスタ感覚と受け止めながら食い続けていました。
大盛りにしたから余計に中盤以降は、汁との一体感を濃ゆく楽しんだ印象。明らかに麺の旨味も出汁に吐き出しており、より一層スープと旨味を交換し合ってるのがありありです。スープもどんどんそれによって霞だす様子。そしてバジルが貼り付くのも見栄えの面白さだけじゃなく、味わいに清涼感を与えてくれて楽しいです!。この後、スープの味変化を続けるのですが、そのたびに薬味が麺にも絡まったり浸透したりして、麺も味変化するようで楽しい限りでした!。
<チャーシュー> 豚肩ロースと鶏胸肉の2種!共に薄味上品で滋味深し!出汁を吸い込むほどに旨さ鮮やかに昇華!
肉肉しいという圧迫感より、質感上品っていった感覚の2種肉。まず豚肩ロースは薄味上品な味付けで、赤身の肉本来の味わいを感じやすい。淡泊な肉なれで深い滋味って感覚。なので個性的な洋風スープと喧嘩することなく、そのまま受け止めて味わいを高めるようです。
それは鶏胸肉にとっても全く同様。ただ豚よりは分厚くも歯応えが柔らかいので、出汁との一体感と食べ応えでは、鶏肉旨しといったところでしょうか。また色白な肉に乗ると海藻ビーズも華やか鮮やか。これは味はないですが、見栄えと刹那な歯応えだけの演出といったところでしょう。新丸子店と同様、この店のアイコントッピングとなりそう。
<味変化①> 青森産にんにくを追加投入!さすがブランド品!ジリジリした刺激低くとも風味は強し!バジルに負けない清涼感!
中盤から味がマイルドになり始めます。麺の風味がスープに溶け込み攪拌されるためかと思われますが、ならば追加で青森にんにくの微塵を投入しましょう。ニンニク追加と言えば・・・二郎系であったり、ラーメンショップを連想してしまいますが、それらとは随分と味変化が違うようす。ジリジリとした刺激はありますが尖りが全くありませんし、また匂いは抑えめな感覚です。風味だけがシャープさを増すようで、さすがはブランドにんにく!。バジルに負けない清涼感があります!。せっかくですからお好みで是非!。
<味変化②> パルメザンチーズも投入!チーズならではの分厚いコクをプラス!一気に洋風拉麺の完成へ!
テーブルセットにあったもので、試したなっただけ。しかしスープが洋風ニュアンスが濃ゆいので、絶対に相性いいと確信してました。入れすぎ注意ですが、ポトフなどでもやる・・・あのコクの広がりがしっかりと感じとれます。このひと振りで、一気に洋風感覚が高まる!完成する!といった風合い。洋風拉麺の完成です!。
<穂先メンマ> かなりの長尺サイズ!どこを齧ってっも開く穂先と同様の柔らかさ!意外とバジルに合う旨さ!
洋風とは言えラーメンはラーメン。メンマがあるとそう思える。かなりデカくて長尺なタイプ。2本入っているとおもってたら、2本分が1本としてのサイズ感です。穂先が開いた部分が実に柔らかくも出汁の絡みを感じますが、全体的にもそういうニュアンス。どこを齧っても歯切れがとても柔らかいです。噛みちぎった残りを、麺に絡めて食らっても難なくサクサクと千切れるほど。そして意外とバジルの風味にメンマが合うというのが、今回の発見だったかも。
<味玉にハズレなし!> 薄出汁の深い浸透で白身も味わい深し!卵黄は全体的にねっとりと濃密なジュレ状!マチュアな甘みと貝出汁バジルで華やかさ増す!
ラーメンのアイデンテティを保つと言えば、やっぱり味玉の存在感。薄い醤油出汁がストレスなく深く浸透している様子です。白身は柔らかく、それだけを食らっても優しい味わいを感じるような質感。そして卵黄は全体的にねっとりとしており、ジュレ状が広がるイメージです。出汁と交わり深まって熟したような甘味すら覚える仕上がり。
その卵黄の甘味を、あえて洋風な貝出汁に混じらせて食らいますが、これもまた違った角度で味が切れ込むようで、濃厚な旨味の中に、貝出汁とバジルで華やかさが滲むようで、楽しい旨さに色づきます。やはり味玉は、どんなシーンにでも成立する旨さ!。味玉大好き!。
<ライス> 出汁をかけて!粉チーズふって!ブラックペッパー擂って!また出汁かけて!即興リゾットの出来上がり!
ランチタイムはライスがサービスで付きます。実は遠慮して、ローストポーク丼も食いたかったなと後悔し始めていたのですが・・・急に何かが閃きました。①ライスに洋風貝出汁スープを注ぐ。①パルメザンチーズを追加で上からふりかける。③ブラックペッパーを更に上からミル挽きでふりかける。④仕上げに更にスープを注ぐ。・・・これで一気に、なんちゃってリゾットの完成!。
へへへ・・・この食べ方、即興で作ったわりには、ちょいと完成度を感じる旨さですよ!。このスープであれば激しくオススメ!。旨し!。
総じまして「旨さ華やかイタリアの風!創作系ボンゴレビアンコ風汐そば!期間限定!あるうちに一度食っとけ!」
・・・と言う感動の嵐!。このメニューが期間限定という意味と、もうひとつ「自粛期間ご来店感謝キャンペーン」ってのがあって、初回を含めて2回食うと「一杯無料」と言う太っ腹!。3回目だと「特製トッピング無料」とのことで、これはかなり頑張り過ぎなサービス!。
こんなコロナの時期ですから応援いたしましょう!。そんなこんなで激しく応援!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!