バラそば屋待望の冷やし麺
バラそば屋 阿佐ヶ谷店 (東京・阿佐ヶ谷) 冷やだし中華そば + 味玉 + キリン一番搾り生 中瓶 〜ラーメン食べて詠います
- <酒> キリン一番搾り生:なんだかんだでリーズナブルで馴染み深い麦芽100%ビール!
- <全体> 見た目ほとんど醤油ラーメン!そのまんま冷えただけ感がむしろ自信の現れ!?
- <スープ> ライトでスムースに滲み入るようなあっさり魚介感!キンキン冷え冷えスープをゴクゴク一気飲み!
- <薬味> ネギ大好き「ネギ星人」も興奮!デフォルトでふんだんなるネギ薬味のボリューミーなことよ!
- <麺> 舌触りと喉越しにくっきり残るシルエット!きっぱりと見映えが良いストレート平型麺!
- <チャーシュー> 馴染み深い豚バラロール肉!冷たい汁で冷えても旨し!ビールのアテにナイスコンビ!
- <メンマ> フニャッ&コリッ・・・とした横ずれしながら千切れる柔らかさ!薄味仕立てでスープにもマッチ!
- <味変化> テーブルセットの生姜擦り下ろしを利用!まさに冷や汁にぴったり!一気に清涼感高める!
- <味玉にハズレなし!> ふわっとした柔らか仕上げ!薄味タイプで玉子本来の味わい深く・・・あっさり出汁とも相性良し!
- 総じまして「飽きずに食えるあっさり仕立て!しみじみ滲むライト魚介の旨コク!まさに真夏の王道冷やしそば」
本当に暑くて夏バテ気味?。在宅ワークが増えてそんな訳ないのに・・・。きっと基礎体力が落ち込んでいるのだろうと思われます。朝と夕方くらいは少し運動をする時間を設けなきゃ。そんな体調感覚なのもあって、腹は減ってるのだけど、何だか食欲がないと言う変な体調。今回は、休日のラーメン遠征もやる気が起こらず、定期券エリアの阿佐ヶ谷へと向かいました。
体調だるくても、酒は別なんだよね・・・へへへ。サッポロ赤星が置いてあると言う店に開店時刻通りに向かうが、15分程度遅れますとの張り紙あり。こう言うの待てないんだよねぇ〜、基本的にはせっかちな性格だから。なので踵を返して別の店へ向かうが、12時から開店とのこと。じゃ、久しぶりにつけ麺狙うかとまた別の店へ向かうが、ここもまた15分程遅れますとの張り紙あり。何だか阿佐ヶ谷全体からオレは嫌われているような感覚?。
「たぶん冷やしやってないだろうな・・・去年もアタックしても無かったから」と思いながらも、バラそば屋へ。そしたらなんと「冷やし中華そば」の立て看板がデカデカとありましたよ!。おおお!これで救われた救われた!。きっと今日は神様がこれを食えと、お導きくださったのだろうと考えを改め、おずおずと入店です。
<酒> キリン一番搾り生:なんだかんだでリーズナブルで馴染み深い麦芽100%ビール!
サッポロ赤星狙いだったんだが、成り行きとは言えこれで良い。自宅ではアサヒ、外食ではサッポロが多いので、意外とキリンを飲む機会が少ない。なんだかんだでリーズナブルで馴染み深い麦芽100%ビール!。楽しみです。
一緒に運ばれてきたコップがまた可愛いね。サイズもそうなんだが、「GYOKU」とプリントされてるお姿が良い感じ。しかもきっちりと冷えてたから曇ってるのがキレイに見えます。ゆっくりビールを注ぐと泡立ちがちょどよい塩梅でキープされます。このコップサイズだと、喉が乾いてると一口で飲み切り。何か摘みながらだと二口程度でちょうどなくなる。小瓶であっても一気に無くなる気がしないから、かなり好きなサイズでして・・・自宅でも揃えております。
やはり同じ麦芽100%でも、ヱビスよりは苦味は華やかで、ちょっぴり後味に甘味を感じる余韻がいいね。つくづく日本産のビールだなぁって思う部分もあり、馴染み深さが旨さに通じます。やっぱり体調がへばってるのか、今回は一気に中瓶空けるほどのパワーはございませんでした・・・。
<全体> 見た目ほとんど醤油ラーメン!そのまんま冷えただけ感がむしろ自信の現れ!?
それにしても、5〜6年前あたりは、冷たい汁系と言えば、山形ラーメンくらいしか思い付かず、都内で探すとそれなりに苦労したもんです。しかし今や、どの店でも「冷やし」があるのではと思うほど一般化しましたね。冷やし中華も少し変化しつつあるし、冷やし系の発展を感じるこの頃です。そんな振り返りをしながら待ち構えていたところに、配膳された一杯はこんな麺顔をしておりました。
おおお!違和感なさ過ぎ(笑)ほぼ見映えはフツーの中華そば、醤油ラーメンってな感じです。違いは湯気があるかないか程度で、写真だけだとこれが冷やしとは伝わらないかと。しかし丼触って冷たし。まさに文字通りの「冷やし中華そば」でそのまま全体を冷やしたってなプレゼンスです。味玉はオプションで追加しましたが、他はデフォルト。麺顔は結構賑やかに見えますが、薬味ネギが多いのが印象的でしょうか?。はっきり言って期待以上でございます。
<スープ> ライトでスムースに滲み入るようなあっさり魚介感!キンキン冷え冷えスープをゴクゴク一気飲み!
さてスープ。冷やしだと旨味が伝わりにくい部分もあるが、どんな感覚かと言うと、極めてライト!とってもスムースにゴクゴクと飲み干せるようなイメージ。そして、体調悪めな私でもすんなりと完食完飲できてしまうと確信できるほど。まさにキンキン冷え冷えスープをゴクゴク一気飲み!ってな感じです。
確かに極めてあっさり系なんだが、決して薄味とかじゃなくて、しっかりとした旨コクを伝えます。ベースは明らかに魚介系でして、ひょっとしたらアニマルオフ?。動物系が染み込んでいようとそれも微量で、さらに鶏ではなく豚だったりするかは不明。個人的には、煮干し系の風合いが一番伝わると感じました。いろんな煮干しをブレンドする中で、節系も混じってると思われますが、苦味かなり控えめで上品な甘味が乗ってる感覚。醤油ダレの塩気もとてもマイルドなため、とっても優しい味のまとまり方となっておるようです。これは美味い。
<薬味> ネギ大好き「ネギ星人」も興奮!デフォルトでふんだんなるネギ薬味のボリューミーなことよ!
何たってネギがこれほど、デフォルトで多いとは感激!。だってネギ大好き「ネギ星人」なんだもん!。冷やしラーメンだと、よく清涼感の演出に、茗荷や大葉を用いることが多いが、あえてそれを外してフツーなネギ薬味で通した訳ね・・・そこが好き。冷やしだと伝わりにくいネギの甘味は、ボリュームアップで対応。ちゃんとコンセプト受け止めました。
<麺> 舌触りと喉越しにくっきり残るシルエット!きっぱりと見映えが良いストレート平型麺!
全体的にはクッシリとした感覚がとても清々しい多加水の感覚。全体的にしなやかなのに、どこか風合いをしっかり伝える麺の素地を感じます。形状としては長方形の切り口で、スリムな平打ち麺と言えなくもない。冷水に締められたため、表層はとてもツルツルとしており光るような地肌感です。なので滑りは抜群。アルデンテを少し過ぎたとこを冷えて締められ、風味と滑りが増した感覚でしょう。
箸でリフトするとそれほど貼りつきかず、スープの持ち上げ感はほとんどなし。本来なら汁を浸透させて旨しと思わせてくれるタイプでしょうが、冷やしの場合、咀嚼で出汁と一体化するってな感じでしょうか。冷えた魚介出汁と合わせて歯で噛みしめるたびに、旨みが一体化して更に唾液がほとばしるような感覚かな。
途中、海苔を重ねたり、またネギを多く拾って絡ませて見たり、さらに肉と一緒に巻き込んで食ったりとしてもいいかも。とてもここの麺が好きなので本来は大盛と行きたいところですが、ここは替玉制。だから諦めたんだが・・・ひょっとしたら、冷やしは替玉食券を購入すると大盛り対応してくれるのだろうか・・・確認しておくべきだった(汗)。
<チャーシュー> 馴染み深い豚バラロール肉!冷たい汁で冷えても旨し!ビールのアテにナイスコンビ!
普段よく目にする豚バラ肉のロールタイプのスライス。フツーの温麺だとスープの熱で脂身を中心に柔らかくなったり蕩けたりするんですが、魚介スープの冷たさで、引き締まったようなチャーシューになってます。なのでリフトアップしたり、持ち上げたりしても、いつもの通りに自重で崩れたりしない。サイズも割と大判で、肉増しにしようか迷ったものの、デフォルトで満足量です。
冷えているから多少歯応えがあるが、硬いと言うほどでは全然ない。むしろ噛み締めて旨しな部分があり、元のタレの味わいと脂身の甘さが実にマッチしている。麺で絡めて食おうと思ってたけど、半分以上は実はビールのアテとして味わってみました。これも相性良し。ほのかに魚介出汁も赤身部分に濡れて浸透してるようだし、肉本来味とのマッチングもいい感覚だったし。
<メンマ> フニャッ&コリッ・・・とした横ずれしながら千切れる柔らかさ!薄味仕立てでスープにもマッチ!
見た目より具材の盛りがいいです。メンマが結構な本数入っておりました。これもビールのアテとして少し流用。全体的にフニャっとしたしなやかさがあり、最初の歯の当たり方はそんな感じです。力を入れ出すと千切れる閾値でコリッと淡く弾ける感覚で、全体的には薄味。これがまた魚介スープのあっさり感覚とマッチしており、良いフィーリングで食い切れます。
<味変化> テーブルセットの生姜擦り下ろしを利用!まさに冷や汁にぴったり!一気に清涼感高める!
テーブルセットも実に揃ってる。ニンニクもあれば生姜もある!。ここは間違いなく「生姜」ですよね。冷やし系には生姜が実に相性良いし!。調子に乗って少し多めに溶かしてしまいました。これが狙い通りに旨さが跳ね上がるのでして、一層冷やし麺としてのプレゼンスが上がりまくり。最初体調悪かったはずが、食えば食うほどだんだんと元気が出て、生姜で食欲も復活と言う感覚でした!。やはり涼味には生姜が合う!。
<味玉にハズレなし!> ふわっとした柔らか仕上げ!薄味タイプで玉子本来の味わい深く・・・あっさり出汁とも相性良し!
もし見栄えがハンパだったらと、保険的に添えた味玉でしたが、心配なかったとは言えあるとやっぱり映えます。塩味玉じゃないかなと思えるほど白味は白く、卵黄は半熟卵のようなナチュラルカラー。仕上がりは柔らかめで、周囲がぷるぷるしている割には、卵黄はねっとりとしております。
薄出汁はきっちりと浸透させてる感覚で、まったりとした濃密感ある旨さだが、出汁と反応して甘味を発するマチュアなタイプとは別。フレッシュ感を多くキープした旨さと感じました。その仕上がり感はあっさり魚介出汁には一番マッチしていると思わせる感覚。嗚呼!これも旨し!やっぱりの味わいにハズレはありませんね!。
総じまして「飽きずに食えるあっさり仕立て!しみじみ滲むライト魚介の旨コク!まさに真夏の王道冷やしそば」
・・・と言う感動!。駅から超近いし、基本的には年中無休で通し営業。あっさり系もこってり系も両方ラインナップされているので、どんな方でも重宝するかと思われます。これで阿佐ヶ谷で昼飯難民になることはまずなし。もう9月が迫ってますが、まだまだ暑さは続くはず。疲れててもスルスル食えるあっさり旨さ!コロナと残暑に負けるな、激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!