ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4246】 めん屋 平右衛門 (東京・東小金井) 冷しらーめん 塩 + キリン一番搾り生ビール 中瓶 〜オヤジも旨さで唸るしかない!実に内容が濃ゆいぞ!崇高和風冷やし麺!

冷やし麺の名手!今年の夏は和風感覚満載の質実冷しらーめん!
 


めん屋 平右衛門 (東京・東小金井) 冷しらーめん 塩 + キリン一番搾り生ビール 中瓶 〜ラーメン食べて詠います


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 やっと梅雨が抜けたかな?と思えたとある週末。もう夏っ只中な陽気ではありますが、軽くウォーキングも兼ねて東小金井へ。中央線の高架部分がちょうど日陰を作ってくれるので、気持ちよく軽い有酸素運動が続けられました。しかしちょっと疲れたし、腹も減ったのでこの辺りで昼飯&ビールとさせていただきましょう。「くじら食堂」も「宝華」も満席外待ち状態でしたが、今回は「平右衛門」へ。割と街列が短めだったのもあるが・・・実はこの店「冷やし系」が結構得意なんですよねー。
 

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 名物は「冷しピースらーめん」。グリンピースの摺流しを投入した見栄え麗しい一杯が有名。他には冷しとうもろこし」も名作!。どっちかやってないかなぁー・・・とワクワク気分で券売機の前へ立つんですが、ありゃりゃ・・・どちらもやってない!。その代わり「冷しらーめん」とだけシンプルに表示あり。ずい分とフツーになってしまったのねと、実は少々拍子抜け・・・。
 

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 しかーし!結論を先に述べると、とんでもなく旨かった!のであります。5年ほど前ならそんなに世間に冷やしラーメンって広がっていなかったイメージですが、今ではフツーにありますよね。なのでそれなりに食ってきた自負はあるんですが・・・これほど「落ち着いた旨さ」を感じた一杯は、すぐには思い出せないほど。激しくオススメと、冒頭でお伝えしたい次第!。
 

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<酒> キリン一番搾り生ビール:夏の楽しみ!ひと汗かいたばかりだから・・・ビールが甘くも感じるぜ!

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 日陰歩いてきたとは言え汗びっしょり!。一般的に一時間ウォーキングをすると200kcal 少々消費することになるのだとか。これは奇しくも、瓶ビール一本分に相当。なので飲んで何の問題もないのです!。痩せる気あるのかと刺されそうだが(汗)。
 

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 とは言え最初の一口はマジで旨かった!。何だろう・・・苦いビールが甘くも感じるほどに旨かったよ!。きっとオレその時、いい顔してたんじゃないかなぁー。ほてった身体にも冷気が沁みいるような気がして、身体全体が喜びを感じるほどで、頭がクラクラしそう。五臓六腑に染み渡るとはこのことで、じわじわと身体はクールダウンされ、ゆるゆるとアルコールが脳に回って麻酔感すら覚えますな。あまりの気持ちよさに、2分とかからず一本空けてしまったのだった・・・。
 
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<全体> オヤジ心を唸らせるお惣菜的トッピング!氷も浮かび冷涼感も満載!

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 実はこの一杯、醤油と塩を選択できるのも面白いところ。券売機の横に説明POPが貼ってあり、いかにも醤油イチオシな感じがするのですが・・・天邪鬼な私は「塩」の方を選びたくなる。先日、醤油の冷やしを食ったのもあったんでしょうが、塩を選んだその麺顔はこんな感じです!。
 

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 おおお!夏の和食感ありありやないの!拉麺トッピングらしくない惣菜感覚のオンパレード。何となく冷えた出汁で冷や汁ごはんとしてでも成立する・・・そんな落ち着きすら覚えます。そこに拉麺的に成立を感じるのはチャーシューと、スープ表面に漂う香味油の余韻でしょうか。また山葵が味変化アイテムとして別皿で提供され、雰囲気としては一気に和麺スタイルとも感じる。盛り付けも丁寧で・・・これは一気に期待が高まるじゃないか!。
 

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<スープ> 魚介主導の穏やかさ!塩気が淡く煮干の甘味と香ばしさを牽引!?香味油も溶けて円やか!

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 しっかりと透明感アピールの氷が左右に配置。冷え冷え感満載のスープをまずレンゲで啜るが、最初のイメージとしては、魚介出汁主導。魚介の中でも煮干系の風合いが出てます。独特の香ばしさが滲むもののニボっとした苦味はなし。香ばしさに滲む魚系の甘味がしっとりと溶けた味風景が広がります。塩気はとってもマイルドでこれも尖リは一切なし。ゴクゴクと飲み干せそうな優しい味わい。
 

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 そして中盤以降になると、優しい味わいがもっと進みます。おそらくトッピングの旨みが滲むためかと思いますが、椎茸と茄子においてはそれが真骨頂のよう。野菜の優しい甘味が加わると更に迫力が増すのであります。更に茗荷がいい。和風ハーブの真骨頂と申せましょうか、歯応え良し風味良し!。
 

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 アニマルオフとは思わなかったんですが・・・さっぱり鶏ガラエキス程度は溶けているのか?それよりも香味油が面白くてそっちが気になりました。見た目オイリーじゃないのですが、風味が円やか。しかしちょっと他の味とは別で・・・胡麻のようでそうでもないし、ふわっと洋風なイメージもなくもない。いずれにせよ・・・香味油の円やかさも、味の決め手のように思えました。
 
 

 

 
 
<麺> 自家製麺:しなやかなれど適度な引き締まり!そして弾む歯応え!出汁と絡み易く持ち上げもナイス!

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 いつもの「無料で大盛にできますが?」と言う確認アクションがなかったので、冷やしは適用なしのようです。自家製に切り替わってからもう長いが、これも旨いね。加水は中程度ですが、しっかりと麺帯を感じるような風合いを感じるし、よく噛み締めるとふわっと甘味にも思う部分あり。ストレートさがキッパリとしており、白めな地肌感で、全体としてとても凛々しく映ります。
 

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 今回は冷やし系なので、いつものようにしなやかさはあれど、引き締まりがあっていい感じ。そして弾力も明確でハードなれどモチモチした明るさがあるようです。やや引っ張ると縦方向にも伸びるようで、冷やし麺の特徴を持ち合わせてる。冷やしでもゆっくりとは汁に浸透して、しなやかさを増し汁の持ち上げも一層得意になりましょう。出汁と絡み易く持ち上げもナイス!。
 

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 だた今回は、冒頭でトッピングたちから冷や汁を連想してしまったので・・・茗荷や揉みきゅうりなどを存分に絡めながら、ザクザクモチモチと歯応えを楽しみながら、遊んで食らい続けましたー。
 

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<具材①> 冷えた和食の感覚:椎茸・さつま芋・蓮根・細メンマ・・・そして茄子の煮浸し

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 どれもオヤジ泣かせな旨さです。「椎茸」は、いわゆる「どんこ」とも言う乾燥タイプで、戻しがしっかりと処理され歯応えフカフカ。その戻し汁も有効利用しているはずで、グアニル酸が沁みているはずで美味い!。いわゆる滋味深さを堪能です。
 
 

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 続いて「さつま芋」。これは分かりやすい味わい。砂糖を思わせるようなストレートな甘さが自然と食えるからいいね。塩スープ塗れになってる分とてもナチュラルに食えるし、この味わいは心からほっこりとさせるよね。オヤジが童心に還るとはこのことです。
 

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 蓮根は好き!。特に穴が好き!そしてシャクリとして少しだけ粘りを感じる歯応え!。これには少し酸味が効いており、酢蓮根のイメージが少し感じられます。その隣には細メンマ 。胡麻油感はここに端を発しているのか?。実にサクサク!クニュリクニュリと軽い歯応えで楽しいです。
 
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 そして茄子の煮浸し。プロの仕事。出汁がしっかりと浸透するよう表には細かい包丁が入ってる。茄子自体も肉厚で、繊維の塊がまるで本当に鶏肉のようにも覚えます。これが最高にまた美味い!それに冷えてるのもあって、いつまでもいつまでも食べ続けていたいほど。口に入れて噛むと・・・出汁と茄子の旨味とその冷気が溢れる。
 

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<具材②> 冷やし麺たる演出:茗荷・揉みきゅうり・白髪葱

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 そのほかに、「麺類」たるトッピング演出もしっかりなされてます。まず冷やし麺としてよくある「茗荷」。もうこれは説明要りませんね。和風ハーブとも言える香りと歯応えの代表格。個人的には大葉と茗荷は大好きです。
 

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 そして揉みきゅうりと白髪葱。青葱じゃなくて、揉みきゅうりってところは「冷や汁」を連想させますが、これが麺とも相性良い旨さだったのは、今回の収穫でございます。続いて王道の「白髪葱」。これも説明不要ですね・・・。当然、これも麺に絡めて完食です。
 
 

 

 
 
<チャーシュー> やっぱりこれがないとね!拉麺具材の今風王道!低温調理系豚肩ロース!出汁に浸して旨し!

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 和風惣菜を十二分に堪能とは言え、やはり肉類!ラーメンにはチャーシューですよ。あるだけでやっぱり和むし充実感が増します。こちら・・・肉も器用ですね。低温調理系の豚肩ロースです。割と脂身がしっかりと多めに差した部位で、程よい塩気と赤身の肉本来の旨味、そして脂身の甘味がナイスバランス!。ビールに合う旨さでありますが・・・すでに飲み干してない。柔らかさ、味わい、ボリュームとも満足です。
 

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 今回は、せっかくなのでスープにもしっかり浸してもみました。ちょっと魚介の風合いも溶かしてみたかったわけですが、冷たいのであまり溶け出したり吸い込んだりせず、本当に単に濡れたって感覚。でもそれもサッパリさが加わったようで、いい感覚でした。
 

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<味変化> 山葵:辛味と風味をアクセルするだけでなく・・・全体の和風感も一気に高める旨さなり!

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 山葵は、レンゲの凹みで溶かしてから、全体に広げてゆきます。和蕎麦とまではいかないが・・・これで一気にまた和風感覚が高まりますね。ちょっと冷やしラーメンの境界からはみ出たイメージになるかも。そしてこのお陰で、トッピングの惣菜たちもちょっとキリリとした感じで楽しめる味に変化したかも。
 

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<温泉玉子> 静かに割って・・・麺とスープに絡めて最後に濃厚感で締める!

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 温玉まであるんですね。これは冒頭で割ってしまうと一気にスープと全体が濁ってしまうので、かなり終盤で試してみました。イメージとしては割って麺に絡めて・・・まるですき焼き風イメージで食うこと。これもちょっとした味変化の要素もあって斬新で楽しめます。
 

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 また少し前に溶かした山葵の風合いと、塩出汁の味わい、そして卵黄の濃厚なコクが一体となり、立派な麺料理の味わいにも昇華!。麺とスープに絡めて最後に濃厚感で締める!実にいいエンディングでキメることができました!。
 

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総じまして「オヤジも旨さで唸るしかない!実に内容が濃ゆいぞ!崇高和風冷やし麺!」

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 ・・・と言う感動!。いやー・・・これは最初から最後の最後まで、本当にいちいち味の発見みたいに楽しむことができました。本当に緻密な味の組み立てって感覚で堪能できる。冷やし系なので、麺が伸びる心配もあまりなく、ゆっくり味わい食えるのもいいかも。お酒をいただきながら食らう・・・ってのが本当はいいのでしょう。既に次は醤油バージョンを食う日程を考えているオレです。実にいい仕事ぶりがあちこちに見受けられる一杯!ご夫婦揃って夏らーめんってシーンにはまさにバッチリですよ!激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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はにかんで東小金井

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