荻窪の隠れ名店!3年ぶりに訪問してみた件について
- <酒> サッポロ生ビール黒ラベル:個人的にはビアホール気分を一番感じるブランド「サッポロ生」
- <全体> さすが特製3種の肉!透明感と柔らかさを醸し出す醤油清湯に鶏エキスが深く漂うオーラ感!
- <スープ> 円やかさと甘味が広がる鶏醤油感覚!鶏油と共に和出汁も感じる落ち着きの深い旨さ哉!
- <麺> 全粒打ち込みでエッジが立つストレート細麺!プリっとしつつ出汁の浸透も得意なクッシリ多加水麺!?
- <チャーシュー> 鴨ロース!鶏胸肉!豚肩ロース!豪勢な3種肉には細かい細工も施されてフカフカ旨し!
- <他具材> 風味と肉厚さがナイスな海苔2枚!出汁も吸い込みながらコリッと歯切れる快感メンマ!
- <味玉にハズレなし!> ふわふわぷるぷる感満載!薄味加減が鶏醤油スープと混じればベストバランスな旨さ!
- 総じまして「3種肉の豪華さ!鶏エキスと醤油風味でゴージャスなる円やさ!駅近コンビニエンスな贅沢逸品!」
そんな「麺屋 正路」さんですが、個人的には移転前の方がお世話になってた記憶です。大久保駅界隈に「麺屋 鯱」と言う店があって、その2ndブランドとしてあったのが「麺屋 正路」。確かもう一つ別ブランド「鶏そば 鶏次」もあった記憶。鯛煮干しがメインの「麺屋 鯱」。鶏そばがメインだった?「麺屋 正路」。荻窪に移転して2ndの方が屋号としてメインに入れ替わったと言うことです。しかしメニューは両方受け継ぐといった流れ・・・。
この店で並んだりしたこと無かったので、開店時刻すぎにフラッと訪問で余裕でしょ・・・とたかを括ってたら、満席になる寸前でした(汗)。結構常連つかんでるのかもしれません。2名体制だった記憶が、ワンオペで孤軍奮闘しておられましたよ。だったら久しぶりなので、ここは売上貢献いたしましょう!と今回は特製。らーめんかつけ麺かで迷ったが・・・この日はつけ麺が邪魔くさく思えて、結果的に「特製醤油らーめん」に決定です。
<酒> サッポロ生ビール黒ラベル:個人的にはビアホール気分を一番感じるブランド「サッポロ生」
うおーーーハートランドビールが売り切れかよぉー・・・少々下げモードになったがサッポロ黒ラベルゲットです。黒ラベルって学生時代のバイト先の思い出が詰まった銘柄ですが、昔っから黒ラベルって言ってたっけ?と記憶が曖昧。就職での最初の上京では、すっかり黒ラベルと呼んでたんだが、社会人になってビアホールの楽しさを初めて理解しました。よく行くホールがサッポロ系だったので、これも思い出深いブランドだな・・・。
などと昔を懐かしんでたら、遅れてサービスお通しが差し出されました。「鶏わさ」・・・実はこちら鶏肉得意なお店で、鶏ユッケなど専門店でしか食えないようなサイドメニューも以前はあったんです。それがまた絶品だったんだが・・・衛生面を考えて自重したんでしょうかね。しかしそのテクニックは健在と伺える仕上がり!。ひとつまみの肉食っただけの旨さで酒が進む進む進むーーーー。金なら出すからもっとくれーーーーー。
<全体> さすが特製3種の肉!透明感と柔らかさを醸し出す醤油清湯に鶏エキスが深く漂うオーラ感!
鶏わさのあまりの旨さに、もう一本ビールを飲んで更にもう一皿の鶏わさもらおうかしらん!。結構マジで考えていたんだが、クヨクヨと迷ってたら配膳タイミングを迎えてしまいました(汗)。そんな迷いに区切りをつけてくれた一杯は、こんな麺顔です!。
おおお!まさか3種のチャーシューが付くとは驚き!まさに特製の美学!海苔で一部隠れてますが、よくよく見ると鴨肉と気付いて、心の中ではガッツポーズです。そして他にもお通しにあった肉が追加で乗ってるのね!まさに上品で豪勢な肉がありありとは嬉しすぎるのです。またスープの琥珀色が深くてまさに醤油ブラウンと言うイメージ。表層には鶏油と思われる香味脂がゆったりと漂い光を反射させます。更に凛々しい海苔も思い出しましたよ!。今回は特製だからダブル!。メンマも数多めだし、味玉は滑らかにつるんとしてる・・・。うん!質感こもってるのが伝わるね!。
<スープ> 円やかさと甘味が広がる鶏醤油感覚!鶏油と共に和出汁も感じる落ち着きの深い旨さ哉!
さてスープから味わいを始めますが・・・一言で言うなら「円やか!」がテーマかも。鶏出汁醤油系のイメージど真ん中なんだが、さっぱりしていそうで実は濃密感もあり。あとで入り口にあったウンチク書きを拝見しましたが「京桜・美桜」と言うブランド鶏をしようとのことです。また予想してた通り、ガラだけでなく丸鶏でじっくり煮出したようで、鶏のエキスがまさに豊潤と映ります。円やかの一端はまずここにあるかと言う感じ。
更に醤油感が濃ゆい色合いをしてる割には生き生き。濃口醤油でキリリとした塩気をベースにしながらも、なま醤油と白醤油ですっきりしたナチュラル感と、白出汁のような柔らかさを足し込んだようなイメージ。この醤油感と鶏エキスとの一体感で、円やかさに磨きと厚みがかかったような味風景です。
しかし華やぎすぎないと言うか、落ち着きも感じる後味感覚!?。個人的には節系もかなり溶けているのではと正直言って考えていたんだが、ウンチク書きではそこに触れておらず「香味野菜」を強調してました。なるほど・・・一見、今流行りの水鳥系に見えて、ユニークな個性を感じるのはこういったところなのかと、また勉強になりました。
<麺> 全粒打ち込みでエッジが立つストレート細麺!プリっとしつつ出汁の浸透も得意なクッシリ多加水麺!?
ちょっとづつステップを踏んで、麺も変化させてるんですね。今回もまた新たな遭遇で楽しませてくれます。こちらは、多加水で角細ストレート麺なイメージですが、少しゆったり感じただけでなく「全粒打込み」と言う風貌に大変化を遂げてます。加水は高めな感覚ですが、ねり水の個性なのか引き締まりと張りを感じさせるところがあり、茹でて膨らんでもエッジが立つフォルムは健在。麺線はきれいに映ります。
こう言うタイプは麺が揃いやすくてスープの持ち上げも得意そう。しなやかさもアップ気味です。しかしそれだけでなく意外と汁も吸い込むタイプらしく、醤油スープを吸い込んで気のせいか褐色度もアップしたかのような錯覚すら感じる!?。なのでプリっとした感覚でクッシリ感もキープ・・・みたいな不思議な感触です。
しなやかさがアップしたところで、いつもの通り、海苔を巻いたり、メンマを挟んだりして遊びながら食いましたが、このフィーフィングだったら大盛100円は追加しておくべきでした・・・旨いから。
<チャーシュー> 鴨ロース!鶏胸肉!豚肩ロース!豪勢な3種肉には細かい細工も施されてフカフカ旨し!
いやぁ〜鴨が入ってましたか・・・さすがです。日頃接してないから、パッと見ただけでは分からなかった(汗)。さてその鴨ロースを箸でリフトすると更に興奮します。皮部分のロースト部分が飴色に近い褐色に染まっており、その直下にある脂身はスープの熱で蕩けようとしている。また肉の方がみっちりと筋繊維が詰まっており、まさに肉味を楽しめるところですが、部分部分で隠し包丁と言うか、切れ込みが施されておりために非常に柔らかさにつながるのです!。うおーーー鴨ならではの野趣なる旨味に、上品な歯応えまで組み合わされると言う趣向!これはナイス!。
鴨から食って感動が薄れてゆくかも?食う順番間違ったかに思えたが、いえいえそんなことはございません。続く鶏胸肉がまた絶品でございました。出汁にゆっくり浸って、淡白淡麗な旨さかと思いきや・・・「鶏わさ」と同じ仕上がり(似た仕上がり?)になっており、旨さ痛快じゃありませんか!。鴨肉とはまたコントラストが効いており、旨さが映えると言うもの。更に肉厚でパフパフな筋繊維なだけでなく、ここにも包丁が部分部分に入ってて、柔らかと出汁浸透がこの上ない・・・旨し!。
結果的に後回しになってしまった・・・トッピング王者の豚肩ロースの半レアタイプの肉。持ち上げると、差した脂が蕩け気味に割れそうになります。その脂旨味を十分に赤身に浸透させたようで・・・・柔らかくもコク深い半レアチャーシューとなっとるではないか!。また一番素直に、醤油スープに濡れて味わいとして反応したのもあって、実に一体感のある旨さではないか!。この肉にも惚れてしまいました。
<他具材> 風味と肉厚さがナイスな海苔2枚!出汁も吸い込みながらコリッと歯切れる快感メンマ!
海苔は置かれても反ったり溶けたりせず、凛とした様相が続く。肉厚さも感じる一方で香り高さもいい感じです。一枚はそのままの海苔を味わい、風味と磯の旨味を楽しみました。残る一枚は既述の通り、麺に絡めていい感じで食します。
一方メンマは、麺顔に見えてる以上に下にも存在してて、歯切れがとても潔いコリコリ感で食えるタイプ。薄出汁の浸透タイプで割とフレッシュに食える感覚があり、これは酒のアテとしてもいけますな。残念ながら、この日は、メンマも海苔も券売機の追加ボタンは❌印。次はハートランドで合わせたいものです。
<味玉にハズレなし!> ふわふわぷるぷる感満載!薄味加減が鶏醤油スープと混じればベストバランスな旨さ!
外観の見た目がす凄くツルンとしてたので、柔らかい仕上がりだろうとは思ってましたが、更に上をゆく柔らかさでした。白身の内側から解けるような超ふわふわぷるぷるな柔らかさ!。卵黄のトロトロさと共に、白身の超ぷるぷるさまで、一緒に流れて溢れそうにも感じます。
出汁の浸透としては深いけど淡い感覚。なのでどちらかと言えば卵本来の味がしっかり感じられるタイプで、崩して味わうのも楽しそう。卵黄は出汁がしっかり浸透したような深いオレンジ色をしてますが、全体的に緩めで舌に絡むと実に深く味わえます。一方でフレッシュ感もありそうで・・・面白い味わい。これもいいね。白飯に半玉ぶち込んでかき混ぜて食いたいかも。あ、こちらサイドメニューが今は一切ないんだったね・・・・。嗚呼、味玉はやっぱりハズレなしの旨さ!
総じまして「3種肉の豪華さ!鶏エキスと醤油風味でゴージャスなる円やさ!駅近コンビニエンスな贅沢逸品!」
・・・と言う感動!。久々の訪問なるも、移転前の大久保時代を深く踏襲しつつ、そして少しづつ変化と進化も感じ取れる一杯だったと思います。こちらのつけ麺は、まだ一度も頂いてませんし、これはまた近いうちに再訪問させていただきたい!。もちろん酒付きですので夜か休日と言う条件ですが(笑)。行列店多い荻窪で、こんなにしっかりとしたものを、サクッと食えるところが非常にありがたい!。中央線利用者なら激しくオススメです。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!