冷やし限定がなんと２本立て！
柴崎亭 （東京・つつじヶ丘） 冷しとろろ ＋ 焼豚ご飯 〜ラーメン食べて詠います
- ＜全体＞ 一度にこんなにたくさん！好きなとろろ食えて幸せ！
- ＜とろろ汁＞ 想像よりもきめ細かい泡立ち！持ち上がるハード感！出汁の溶け込みがナイス過ぎる！
- ＜麺＞ とろろとの一体感！ねばとろクツクツ感覚が痛快！事故になるからゆっくり啜ろう！
- ＜〆飯＞ 焼豚ご飯：ランチ限定１００円！塩葱ペッパーと焼豚香ばしさが素晴らしい！
- ＜おまけ＞ 強引にとろろご飯風：そのまま残るとろろを飲み干すなんてできなくて：汗
- 総じまして「おやじも喜ぶ夏の滋養強壮とろろ麺！在宅ワークに疲れたなら激しくオススメ！」
「柴崎」から「つつじが丘」に移転しても屋号は変えず。それからもまた一段と才能発揮という感じで、勢いがとまりませんねぇ～。こちらのお店は「限定麺」が毎週ペースで展開され、それらもかなり評判が高い！。すっかり「限定麺」も有名化しており、どれ食っても旨いんだが看板メニューが実に分厚いお店です。
だから悩むんだよ。どれ食おうかなぁ～と決心がつかないまま並んでいたんだが、入店を促されてしまった・・・。券売機の前にたつと、この日の限定がまだ残ってる上に、「冷し煮干し」「冷しとろろ」と冷し限定が２つもラインナップ！。冷やし好きとしては、また決断に悩む・・・・。結局「昼限定」というレア感から「冷しとろろ」を選択！。そして券売機ボタンのすぐ横に「焼豚ご飯」がランチ限定とあったから、そいつも頂いてしまいましょう！。
＜全体＞ 一度にこんなにたくさん！好きなとろろ食えて幸せ！
やっぱり人気店は平日昼下がり、しかも雨のタイミングだったらすんなり入れるね。今回はご店主が厨房におられて、馴染みの名調子で常連さんたちと会話なさってました。軽快な裁きしながらね～。「冷しとろろ」の食券手渡したら、「え！とろろ！」なんておっしゃったから、売り切れかとビビったんだが、それは気のせいでした（笑）。しばらくして出て来た麺顔はこんな感じでした！。
おおお！真夏に一面の淡雪のようなとろろの盛り上がり！。ホントとろろ以外に視覚に入るものがなく、透明な器にぽっかり浮かぶ雲のようでもあり、すべてを覆うアメーバのようでもある。ただその薄っすらと白いネバネバ感は、日本人なら安寧を覚えるプレゼンスで、夏のへばった身体には滋養強壮となる期待感がバリバリ。江戸時代の旅籠では、旅人の疲労回復と栄養補給を叶えるため、とろろ飯・麦とろ飯をよくふるまったそうだが、オヤジに限らず、日本のソウルフードなのだ！。嗚呼、一度にこんなにたくさん！好きなとろろ食えて幸せ！。
＜とろろ汁＞ 想像よりもきめ細かい泡立ち！持ち上がるハード感！出汁の溶け込みがナイス過ぎる！
今回は、スープも具材もなく、それらをすべてとろろが包括したようなものですね（笑）。いつも以上にありがたく頂きましたが・・・想像以上にしっかりしたとろろですよ。さすが柴崎亭！何やっても手抜かりない。まず、その泡立ちが実にきめ細かく、近年はやりのスムージーどころの騒ぎではない。細かい泡立ちが全体のとろみで揺らめいて・・・まるで全体が生き物のようにすら思えます。
またねばりがハード！。自然薯じゃねぇんだからと思うんだが、まるで箸で持ち上がるんじゃないかなと思えるほどで、麺を引き上げてるつもりが、実はとろろだったりする。またやっぱり拉麺的個性というか、仕上げに香味油がふってあり、仄かに香りたつのがイイね。色合いだけだとオリーブオイルみたいなんだが・・・。何か味付け感が思い出せない。
そして出汁の溶け具合がとても上品！。魚介出汁とは思うが、とても食べ応えもある味わいで、円やかな塩気にはとろろの深い滋味とコク、そして旨味に近い甘味があって、いくらでも無限大に食えると妄想してしまいます。出汁で展ばした緩さも感じさせる、味風景としては濃厚のままです。また、九条ネギの千切りともよく混じりあって、葱の香りも溶かし込むし・・・これは、とろろ好きには堪らん展開！。
＜麺＞ とろろとの一体感！ねばとろクツクツ感覚が痛快！事故になるからゆっくり啜ろう！
柴崎亭名物、美しく整った麺線は・・・今回はとろろそばだからお目にかかれず。いつものストレート細麺をとろろの泡の中で楽しみます。やはり流水冷水で一度締められるだけあって、クツクツっとした歯応えには強い密度感があり、とろろを通してでも麺の風合いが伝わるというもの。そして千切ってしまおうと噛みちぎる段には、ふわふわネバネバの感触を通して、クツクツ感が入り混じる！。和蕎麦のとろろそばとは違い、とろろの泡のなかで千切れず逃げ惑うような細麺を妄想～。
またねばねばが、少々邪魔くさくなって、ズボボボーーーーといつものように啜ろうとするのは危険です。のどに詰まりそうになると言うか・・・・、新幹線の車両トイレで流したときの断末魔「コォッ！」ってな音に近い怖さがあるから。一度むせると止まらなくなり、この時期だから咳き込みが大きくできず苦しい。
首尾一貫として、とろろ出汁とストレート細麺、そして少々の青ネギだけの味風景。これが実に飽きない！。設定はないが大盛にしたってへっちゃらな旨さ！。食傷気味な時期にこそ、これは激しくオススメでしょ！。
＜〆飯＞ 焼豚ご飯：ランチ限定１００円！塩葱ペッパーと焼豚香ばしさが素晴らしい！
これは儲けあるんだろうか？。９０円で実にしっかりしたご飯。何となく、チャーシューと塩だれのお葱を混ぜたような炊き込みぶりで、仕上げにブラックペッパーが施されてある。割とチャーシューと葱の脂のタレ味がしっかりとしており、食欲を刺激する感じの味わいで、これも全く飽きず食える。いや、ラーメン食ったあとでも別腹で食わせる旨さ！。
箸で小さく摘まみ上げて噛み潰して味わい始めたが・・・もう途中から止まらず、レンゲに持ち替えてバクバク食ってたオレです。
＜おまけ＞ 強引にとろろご飯風：そのまま残るとろろを飲み干すなんてできなくて：汗
ふと麺皿に目をやると・・・とろろが余ってる。早く焼豚ご飯を食い切って、白飯追加してとろろご飯にしようと考えたんですが、後客さんへご飯売り切れのお話をされてたのが小耳にはさまり、あえなく断念。そこで・・・強引に、焼豚ご飯の半分を、とろろご飯風へ！そのまま残るとろろを飲み干すなんてできなくて：汗
総じまして「おやじも喜ぶ夏の滋養強壮とろろ麺！在宅ワークに疲れたなら激しくオススメ！」
・・・と言う感動！。いや～思わぬ形で、いい店柴崎亭で、質実なる好物とろろを食えたので、これは大変満足でございます。また未食の「冷し煮干しそば」も大いに気になるところですし、ちょっと訪問頻度を上げねばと再考中・・・。京王沿線を代表する店ですし、混雑さけて食らうべし！激しくオススメ！旨し！なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います！。
お粗末！と言うことで家族にも感謝しながら合掌！！今日も本当にごちそうさまでした！！！。
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