ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4190】 中華蕎麦 はる (東京・下井草) 冷やしつけ蕎麦 + 麦とろごはん 〜涼味とは季節感なり!和食センスで日本人の心もくすぐる崇高冷やし系つけそば!毎年必ず食うぜ!

季節と和食感たっぷりなお店で、恒例の冷しメニュー第一弾をいただこう!
 

 


中華蕎麦 はる (東京・下井草) 冷やしつけ蕎麦 + 麦とろごはん 〜ラーメン食べて詠います

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 まだまだコロナに気が抜けませんが、冷やし中華の季節がようやくやって来た!と実感する季節に突入です。冷やし系のバリエーションと可能性は、ここ数年に段違いで飛躍したように思え、どの店でもオリジナル性溢れる冷し麺を目にする機会が、本当に増えました。そんな中で「和食」をイメージする冷やし麺で、これは凄いと思える店・・・それが「中華そば はる@下井草」さん。今回、毎年恒例の冷しつけそばを求めて、やって参りました。
 

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 こちらは実に腰の据わった一人オペレーションで、混雑でも慌てふためてた姿を見たことがない。そして味わいもそうだが、どことなく和食に通じるセンスがありあり。特に限定メニューは、季節感に和食センスを注いだ感じで、見栄えが女性的とも思える流麗なものが多い!。しっかり地元に根付いた感覚ですね。
 

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 今回は、平日昼間で、まだ家に帰ると仕事があるため、酒なしで対峙させていただきましょう!。因みに、ここはハートランドビール冷酒があるから、非常に辛い:泣。なので、慰めと憂さ晴らしも兼ねて、「季節のごはん」も追加させていただきましょう!。「麦とろごはん」も頂きました!。
 

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<全体> 彩り溢れて尚和食っぽい佇まい!まさに季節を味わう冷しつけ蕎麦

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 入店は丁度ランチタイムのピークを越えたあたりか、かなり空いてます。それを利用してご店主が下処理の仕事に入ったばかりか・・・その手を止めることになって申し訳なし。その作業を隙間からちらっと見えたが、昆布と節系がありありと大量処理!!原価を見せつけられた感じ:汗。そんなことの後、ちゃちゃっと手際の良さに見とれておりましたところで、配膳が完了!。それはこんな麺顔です!。
 

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 おおお!カラフル!そして妙にポップな見栄えのすばらしさ!かわいいと女子なら叫びそうだが、実物はやっぱり全体的に和食の雰囲気が滲みだしたイメージ。確かに具材のヤサイ達は幾何学的に面白いカットだが、つけダレの雰囲気には落ち着き感あるし、オクラや茗荷などオヤジ泣かせな素材もにぎわせているじゃないか。またガラスの器も夏らしくていいね。全体的なバランス感覚と計算高さが伺える一杯かと!。
 
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<つけダレ> 円やか醤油に鰹と他乾物類がじっとり滲んだ昆布水!そして具材薬味の歯応えの妙技!

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 一見、さらっとサッパリ頂く醤油つけダレのように見えるが、実にコクが深い。実は昆布水。緩めにまとめられてますが、味わいにしっかりと柱を感じる昆布エキス。ここに熟成感ある醤油が生き生きと染めており、和食の基本構成を既に形作っております。そこに深く鰹等、節系の旨味が滲んでいるから、これは日本人なら安寧を感じる旨さ!。これだけでかなりの完成度の高さです。
 

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 ところが、このつけだれには、歯応えの演出が色濃い!。まず見ての通り、ちっちゃい扇型を思わせるキュウリ。このサイズ感が実にレンゲの窪みにすっぽりと治まり、汁とか麺を味わうと絡みつき、一緒に食らうとシャリシャリとして面白く旨いのです。それより「あられ」がすごい。麺のクシクシとし歯応えと、キュウリのシャリシャリ感を、小さい爆弾のように、カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ・・・と口の中で弾ける!これが、どこまでも湿らずに食えるので、楽しさがハンパない!。
 

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 まだ面白いのは、クコの実や、帆立?のような肉も入ってるから、どこまでも飽きさせません。香味油もコック深いが、胡麻油だったのかは・・・旨すぎて飲み干したあとでは後の祭り。更に、ねじ付けられた西洋わさび。これも溶かすと絶妙なる味変化が巻き起こり・・・食欲中枢を刺激しまくり。とにかくつけダレ旨し!。スープ割はないようですが、むしろこのまま飲み干して大満足という感動でした。
 

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<麺> 平打ちで軽く波打つ中太麺!水切り&冷しは完璧!絡みつくタレ味と麺風味の良さが絶品!

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 麺は平打ち型です。美しく揃って折りたたまれたように器に鎮座してますので、キッパリとしたストレート麺かと思いきや、よく見ると微妙に波を打っており、素朴とまではいかないが、馴染み易さを感じます。しっかり冷えてて、しかも水切りが完璧なのが、実にいい仕事っぷりを感じる。揃った麺を引き剥がすように、数本箸でたぐって、つけダレへと投入します。
 

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 つけダレに入れると、麺が自由を得たかのように急に滑らかに踊りだすよう・・・。2~3度上下に揺らすとすっかり昆布水塗れになって、ズボボボっと勢いよく啜りあがってきます。ううう!タレの旨味もさることながら・・・麺も旨いぜ。歯応えは冷えて締まっているため、中太麺らしいクシッとした歯応え。それでもしなやかさもあって、奥歯で潰したあとには麺の風合い?グルテン?炭水化物の甘味すら感じる旨さです。ここに薬味が絡まるからもう・・・楽しくて旨くて無我夢中で一気に啜り食ったようなものです。
 

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 またボリューム感もあったので満足度も高いかと。250g弱といったところでしょうか。最近多く食えなくなったので、腹持ち感がブレブレですが、酒を飲みながらだった誠に十分で適切ですね。
 

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<鶏胸肉> 淡泊でふわふわ仕上げの鶏肉が昆布水が混じって・・・緩い餡かけ状態で旨し!

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 具材が楽しいのが、このお店の特徴!。まずは肉類。和風昆布水つけダレに合わせるので、ここは淡泊な鶏肉といったチョイスでしょう。しかも腿肉ではなく胸肉。脂身が少なく、地味をしっかり感じ取れる部位が好ましいかと。その期待にしっかりと当てはまっておりました。
 

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 つけダレに浸したあとで食らうと、さっぱり和風餡の鶏肉料理のような高級感ある味わい。これは少し驚いた。もし鶏肉追加ができたとしたら・・・これで冷酒を味わえば極楽というもの!。しかも肉の柔らかさがハンパなくて、まさにフワフワと言った仕上がり!しかも冷たいのに・・・。今回の2キレの鶏肉で、次回は休日に来るべし!酒を飲むべしと痛感した次第。
 
 

 

 
 
<野菜類> まるでモダンアートな夏野菜飾り!方や和食のセンスありありな素材感!

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 ラデッシュの輪切りをシンメトリーに麺顔に配置。そして散らばる赤と黄色のパプリカ。見ているだけで陽気にさせる飾りが見事です。それに鮮度感がバリバリで実際にひとつづつ摘まんで食うと、野菜だけの味わいで旨い!やはり夏は野菜が旨いね!。これも季節感という感覚です。
 

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 またカイワレ菜と同じように、明るい緑でアピールするのはオクラ。ビールに最適でしょうな。そしてタケノコと茗荷がオヤジ泣かせのようで心憎い。これは、昆布水つけダレに移して、麺と一緒に食らうのが最適でしょう。昆布出汁と茗荷は、私好きすぎて泣きそう。夏野菜の飾りつけだけでなく、和食のセンスありありですね!。
 

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<〆飯> 麦とろごはん:冷たさの後にほっこり温もりを感じる一杯!嗚呼、魂が震える旨さ!

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 ご店主のTwitterをよく度々見ると、「季節のごはん」を良くご紹介されてる。頻繁に変わるんだが、これがサイドメニューとしてはもったいないほどの出来栄えと、いつも眺めて思っておりました。今回は「麦とろろごはん」だったのですが、これが絶品過ぎて泣ける旨さでございました。
 
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 特に冷たいものを食べたあとに、ほかっと温もりある麦ご飯に、とろとろネバネバのとろろ。出汁加減がよく、また芋感覚も残っており絶品。先ほど唸りながら食らった鶏肉がトッピングされておりますが、西洋わさびが端にねじ付けられており、これも溶かしながら食うと、悶絶級に旨しでございます。価格200円では決してとどまらない旨さ!。ここに来たら「季節のごはん」も食らうべし!
 

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総じまして「涼味とは季節感なり!和食センスで日本人の心もくすぐる崇高冷やし系つけそば!毎年必ず食うぜ!」

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 ・・・と言う感動!。コロナ禍で時は移ろい、それでも季節は流れ、詮方なく身を任してなすが儘なりな私。空腹に耳を傾けて、「はる」で季節の味を楽しむ・・・これを幸せと言わずして何とする。騒々しくも鬱陶しく、やるせないこの夏ですが、心落ち着けて季節の涼味、冷やし麺をいただき心の平穏を保ちましょう。本来激しくオススメと言うところですが・・・・今回は、是非、お召し上がりくださいと申し上げたい。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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