ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4184】 らーめん屋 タナカロボ (東京・上町) 鯛煮干の塩そば + 鴨ロース丼 〜淡麗と柔和、旨味のコントラスト!シンプルに深みを感じる玄人好みなる塩そば!

拉麺求道極まれり・・・食らう側から作る側への転身!!
 

 


らーめん屋 タナカロボ (東京・上町) 鯛煮干の塩そば + 鴨ロース丼 〜ラーメン食べて詠います

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 とあるネット情報で興味津々。もともとすごくラーメン好きが昂じて、ラーメン店で御修行。そして満を持して開業との流れです。ううースゲェ。とても真似のできることではありません。そんなお店の場所はどこかと言えば、なんとあの二郎系の人気店「ラーメン陸」のすぐそばでございました!。
 

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 ピカピカの新店舗ですが、もう世田谷の街並みに溶け込んだような落ち着き感もあり。座席は床に固定されてましたが、余裕ある配置でナチュラルに密を回避している感覚です。客層も私のようなラヲタな匂いはあまり感じず、地元民のお散歩ランチってなラフな感覚。
 

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 この日は2名体制で回しておられて、6名座席だと非常に対応がいい感じです。本来なら週末故にアルコールで口を湿らしながら食らいたいところですが、その類未提供なので、今回はサイドメニュー追加ではっさんさせてもらいましょう!。オススメの「鯛煮干の塩そば」と「鴨ロース丼」カモン!。
 

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<全体> まさしく塩そば!淡麗なる構えに旨味の霞がかったしっとり風貌!シンプルゆえにアートに感じるトッピング!

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 へぇー・・・麺は茹で釜で泳がして平ザルでまとめるタイプ。茹でてる間も手際よく、スープと丼の温め、そして鴨ロースの準備等、流れるような動線です。そうこうしてると、おもむろに茹で釜に戻って湯切りタイミング!。音はしなかったがタイマー使ってるのかも不明で、そんなところも粋ですね!。絶妙な感じで配膳されたのがこの麺顔です!。
 

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 おおお!これはとってもシンプル!なのにとっても独創的じゃないか!!。麺顔にツッコミ入れようと考え始めたところで、ブワーっと鯛の香りが濃厚に攻めてくる感覚!。それを表すかのように、スープ自体は全体的に霞んで見える。ビシッと淡麗な塩そばだとクリアーなイメージだが、こう言うのもしっくりくるね!。また霞んで透けて見える麺線が超美しく、その上、中央にデデンと鎮座するトッピングが存在感バリバリ!。これがソーキだとは、初見だとしばらくは分からないかも・・・。沖縄食材と鯛塩は結びつかないもんね。
 

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<スープ> レンゲを近づけるだけで香ばしい鯛アピール!クチに含むと鯛鯛鯛と連呼する旨味のアピール!旨味くっきり下支えする塩気!

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 麺顔のユニークさに負けず劣らず、スープも個性的。見た目以上にかなり鯛エキスが濃ゆいです。鮮魚系に匹敵する芳醇さ。鯛と言えば華やかさがイメージですが、確かに感じる「(鯛)煮干感」でございましょう。こんな個性的な鯛旨味を、制御するのか下支えするのか?その役割の塩気は少しばかり強めです。見た目は穏やかですが、個人的にはかなり攻めた一杯ですよ!。
 

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 さてそんな鯛個性ですが、時間経過と共に面白く味変化が自然とやってきます。これだけ大きいソーキですからね・・・その味付けがじわじわとスープに染み渡る!。固形物を一通りさらえた後のスープを眺めれば、色合いに少し変化あるのがわかると思います。ソーキのエキスと甘辛いタレが、ゆっくりと浸透・・・。アニマルオフにコラーゲンが溶けているのが旨しなのです。
 

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 また麺の風合いも確かに溶け出しているだろうね・・・。鯛旨味とソーキのコラーゲン、それらに上手く染み渡っているのは、麺から吐き出された炭水化物の風合いかもしれませんねー。
 

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<麺> スープの霞の下から伺える麺線の美しさ!漆喰のような地肌の美しさとしなやかなコシつき!しっかり甘さを表現する炭水化物の旨味!

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 おいおい!スープに意識を持っていかれそうだが、麺が旨いよ!。非常に滑らかな腰付きと地肌の感覚ですが、汁を吸い込んだ時の麺の旨さが映えるって感覚。強い塩気の中で甘味すら覚える?そんな錯覚も真実にも思え、また鯛の旨味をしっかり受け止め食を進ませます。
 

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 一列に揃って整えららた麺線が美しい!。当然に麺と麺がとても寄り添いやすいので汁の持ち上げは抜群ですが、麺自体も汁を吸いやすいのが特徴です。プツプツとリズミカルに歯切れて、クチクチと奥歯で多少柔らかく潰れた後の旨味が素晴らしい!。メニュー表には大盛りも替え玉もありませんが、今後どちらかに対応してくれるのかも楽しみですね。
 

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 さて薬味の九条ネギ。普通ならスープに漂うもんだが、ものすごく細かく千切りにされているため、ほとんど麺に吸い寄せ絡めとられてしまいます。ネギも啜り揚げに混じるってのも、少し面白かたかも。一応メモっときました。
 

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<ソーキ> 豚のスペアリブ!そのままなワイルド感にしっとり旨味が溢れ出す素朴さ!軟骨コラーゲンも抜けめなく絶品なり!

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 沖縄は、観光などで行った際に昔は定番のようにお土産で買って帰った「ソーキ」。あっと言う間になくなるほど蕩けて旨し!。肋骨の部位ですが、関節の軟骨部分がしっかり残るほどワイルドな肉塊です。その軟骨も茶褐色に染まっており、出汁の浸透深さを物語ってる。塩豚味と言うより、甘味もしっかり感じ取れて麺だけでなく、白飯にもあう味わいです。
 

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 これが時間経過で、鯛煮干味とエキスをお互いに交換し合う。ソーキ側としては鯛煮干の味が浸透してゆきます。ここが面白いんだよなぁ〜。後半最後の部分になると、ソーキがまるで魚の身を食ってるみたいな錯覚に陥るのが笑う。軟骨にぶち当たって、やっぱりソーキだと意識を取り戻すんですがね(きっとオレだけの妄想)。
 

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<〆飯> 鴨ロース丼:きめ細かい繊維質!脂に微かに粘りを感じる濃密さ!さっぱりタレと白飯に絡める!
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 実はここ来る前に、八幡山で鴨肉で冷酒をやろうと意気込んでて、フラられてから流れてきたんだよね・・・。だから鴨があるだけで飛びつきました。さて鴨ロース。牛豚のロースは背中の肉ですが、鳥の場合は胸肉。大昔、大学でクイズ研究会に幽霊的に活動してた時期があって、そこで覚えた雑学です(間違ってるかもしれませんが:汗)。それより伝えたいことは「皮部分の脂身」。鴨はこの部分が実に濃密で厚みがある。そしてねっとりと舌に貼りつくような旨味の濃さがいいね!。触るととってもベトベトする。切った包丁もベトベト。
 
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 そんな濃密な旨味脂をさっぱりと食わせるタレがいいね。甘酸っぱくフレッシュなソース。ひょっとして多少ガーリックが溶けているのか、さっぱりしてるのに妙に食欲を掻き立てます。これを少しつけて味わう・・・うなる旨さ。緻密で上品な肉繊維にもしっかり鴨の個性が出てるし、脂身には野趣すら感じる旨味の濃さです。こんなに旨いのに酒が飲めないのは・・・拷問だったかも:笑。しかし白飯との相性も抜群なので、今回はそれで発散させていただきました。歳くうと食えなくなるので、このくらいのボリュームでいいかも。鴨肉の味残像も消えない程度だし。
 
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総じまして「淡麗と柔和、旨味のコントラスト!シンプルに深みを感じる玄人好みなる塩そば!」

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 ・・・と言う感動!。麺顔のみならず、味わいもしっかりといい意味、いい傾向で主張する一杯でございました。酒がないので迷いなく、次回はクルマで来ることにいたします。一度の訪問ではもったいないし、この鯛塩の主張なら、他のメニューも激しく気になるし!。ともあれ、ラーメン好きで行き着いたプロの味・・・しっかり堪能させてもらい超ご機嫌。世田谷区民だけじゃ勿体ない?そうじゃなくても激しくオススメ!です。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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