仕事の憂さ晴らしに・・・半ざわで食いに行ったよ!
中華そば 半ざわ (東京・西巣鴨) 特醤油そば + ランチ豚めし 〜ラーメン食べて詠います
- <全体> 昔ながらと言った風格に、肉増しワンタン追加の特製迫力!力強き素朴系中華そば!
- <スープ> 何とも馴染み深き・・・薄い霞の清湯醤油!豚鶏エキスに節系等乾物旨味が溶けて味は和やか!
- <麺> 加水高めで玉子麺風、明るい見栄えと歯応えが素晴らしき!細かくボコボコしたフォルムで滑りも楽しい!
- <チャーシュー> 王道なる煮豚タイプの豚バラ肉ロール!清湯スープを吸い込み更に円やかな旨さ!
- <ワンタン> 大きくサッパリした肉餡!そしてトロトロな皮のスベリ!ボリューム満足最高食感!
- <味玉にハズレなし!> スープに溶けださない濃密ネットリ感!程よい濃ゆさとマチュアな甘み!安寧の旨さ!
- <〆飯> ランチ豚めし:牛丼スタイルのプチ豚バージョン!このご飯一膳だけで旨さは成立!
- 総じまして「ボリュームあって優しい味わい!払った以上の満足感!旨さ倍返し!」
何とも、コロナ禍の最中での開店スタートという逆境。そして・・本当ならTBS系で半沢直樹の新シリーズがスタートで、ちょっとした口コミ効果も期待できるところでしたが、放送延期で期待もスルー。めげずに頑張って欲しいものです。
入店するとほぼ満席。丁度、テーブル席が一つ入れ替わりで空いたので、そこに滑り込んで何なくゲットです。もう憂さ晴らしで食らう気満々だったから、特製に決まり!。大盛にする?迷った挙句、ランチ豚めしが150円という破格だったのでそいつを召喚!。食券受け取った後の応対とか、他客の配膳動向など眺めていると・・・すこぶる良いですな!。
<全体> 昔ながらと言った風格に、肉増しワンタン追加の特製迫力!力強き素朴系中華そば!
しっかし、あと少しで生ビールグラス200円のボタンを押すところでした:汗。暑かったのもあったし・・・。もしも赤星があったなら、バックレて午後休暇にしていたかも。テーブル席でゆったり出来るとなると、気が緩んでしまいそうです。神に誓って飲んでませんのであしからず:爆。ご丁寧に、中華そばはご店主が、豚めしは奥様が、タイミングよく続けて配膳してくれました。まずは中華そばはこんな麺顔です!。
おおお!何とも豪勢なる特製バリのトッピングの品々・・・見ているだけで満足。その迫力で圧倒されそうになるんだが、実は全体的には穏やかなオーラが垂れ流し状態。とっても豪勢なのだがとっても落ち着いた感じがしており、何となく東北系の中華そば・支那そばってな雰囲気もありなむか?。ネットではご修行先が、ちばき屋@葛西とのことだが、ちょっと遠くて訪問できておらず・・・。特に味玉の存在感が、肉やワンタンよりもありありとしているのも、実に印象的です。
<スープ> 何とも馴染み深き・・・薄い霞の清湯醤油!豚鶏エキスに節系等乾物旨味が溶けて味は和やか!
何はともあれまずはスープ。醤油清湯系で透明感はしっかり、醤油ブラウンもフツーに深い。ただ鏡面的な艶めきよりは、霞がかったような落ち着き感がいいね。味もそんな見栄えにピッタリで、豚鶏の動物出汁感が深く、それでいて甘味がやさしくてしっかりある。乾物系の旨味が染みてるって感覚です。
個人的には、動物系で言うと鶏より豚の優しさが効いてるなぁーなんてイメージ。近年の水鶏系スープと比較すれば、穏やかさが深いと感じてしまうかしらん。鶏油でお化粧とまではいかない、素顔!薄化粧に思える旨さが素朴と感じさせるうようです。
また乾物系は、どちらかと言うと節系。昆布と野菜も効いてるとは思うが、煮干しのニボっとした苦みは皆無で、煮干し独特な甘みも薄目か無しかという感覚。とても出汁粒子が細かいので、節系の中でも、粗節ではなく枯節ってなイメージでしょうか。魚介味がとっても軽やか~。
<麺> 加水高めで玉子麺風、明るい見栄えと歯応えが素晴らしき!細かくボコボコしたフォルムで滑りも楽しい!
この出汁イメージで、手打ち風だったら白河!喜多方!と妄想が止まらないところですが、同様な素朴イメージが強い麺。マイクロウェーブとでも言うようなボコボコ感がそう思わせてくれます。また多加水系のニュアンスもあり、見た目でイメージしやすい明るい歯応えなのが好印象。やや黄色い反応は玉子麺ってな余韻もありそうです。
これはもう冒頭から啜ることが楽し過ぎてなりません。ボコボコが高速に駆け抜けてゆくタッチ感。それに巻き込まれるように、案外スープも巻き込んでおり、噛むと麺と出汁をしっかり味わえます。また後半になるとやっぱり汁を吸ってしなやかになりがち。そこからが麺と汁の一体化ある旨さで、クチクチと奥歯で噛み締めるたびに楽しい感覚!。
調子にのって海苔・ワンタン皮・メンマ等、香りと歯応えを交えながら、遊び食らいました。しなやかになり過ぎないところが気に入っており、最後までプリっとした食感はどこかに残るのがいいね。練り水の相性もいい感じに思えました。
<チャーシュー> 王道なる煮豚タイプの豚バラ肉ロール!清湯スープを吸い込み更に円やかな旨さ!
最近、半レアな肉に遭遇してばかりだから、このように奇を衒わず、王道の肉を目にするだけでホッとするようです。バラ肉のロール。パックマンが3つ並んで左向いているような配列。脂身と赤身がきっぱりと別れており、分量バランスもいい感じです。薄味仕立て。塩豚とまではいかないが、カエシの浸透は柔らかめ。噛み締めると、豚の抜け残った脂の甘味と、赤身のスポンジ感ある滋味。そして吸い込んだスープ旨味でパワーアップした感じです。
そう・・・これは、清湯スープを吸い込み更に円やかな旨さ!。少し醤油系の旨味が加わるだけで、ググっと肉味って高まりますね。だから私はすべての肉は醤油で食うのが好きなんですー。
<ワンタン> 大きくサッパリした肉餡!そしてトロトロな皮のスベリ!ボリューム満足最高食感!
見た目以上に大きく、食べ応えありでした。まず全体的にデカい。皮はビロビロと大きく広がり、割と肉厚だがトロトロとヌメリ千切れるので、箸だけでは掴みにくい。出汁をしっかり吸い込んでるのもあって、一旦レンゲも駆使してキャッチして食らうと、出汁の旨味と炭水化物の緩さが楽しめて・・・無意識に喉奥へと送ってしまう。そして嚥下のシルエットを楽しむわけだが・・・何度やっても飽きがこない。
そして肉餡がまたデカい!この部分だけで白飯がしっかり一善食えてしまうほどにボリュームあり。味わいはサイズの割には上品素朴。薄い塩味系で粗粒ながらも柔らかい挽肉感です。最初にほのかな生姜を感じた気がしたが・・・食ってゆくと味に馴染みきってしまい、明確には自信なし。塩のミネラルだけでも似たような味輪郭は形成できるかな?。ま、肉餡も含めてスープと一体化高めるワンタン。ここで食うなら・・・これ必須アイテムと申せましょう!。
<味玉にハズレなし!> スープに溶けださない濃密ネットリ感!程よい濃ゆさとマチュアな甘み!安寧の旨さ!
行ったことないのになぜ、ご修行先の「ちばき屋」の名前だけ知ってたのか?。ググったら「半熟煮玉子」で有名なのですね!。食い終わってから調べて知ったので無念です。もっと神経とがらせて味わうべきだった:泣。
ただとってもナチュラルで旨かったから、フツーに和みながら美味しくいただいたって感じ。お手本的な味玉・煮玉子かもしれません。例えば、卵黄のネットリとした表情とか、汁に溶けない質感とか、出汁含んだ円やかさ・及び濃厚さなど・・・。どれもバランスよく、お手本的に旨かったのだろうという、味の回顧です。得に出汁に沈めてから食らうと、一気に旨味が厚みを増すようだった記憶。やはり旨いわ~味玉・煮玉子にハズレなし!。
<〆飯> ランチ豚めし:牛丼スタイルのプチ豚バージョン!このご飯一膳だけで旨さは成立!
白飯が100円。このランチ豚めし150円。だったら後者選ぶよね。実際、他客の半分以上はこれを合わせていたイメージで、ひょっとしたらランチ名物になってるのかもしれません。チャーシューが乗ってるだけだろうと思ってたらさにあらず。イメージ的には牛丼を豚肉に換えたような・・・プチ豚丼。
醤油系の出汁煮た玉ねぎと豚バラ肉が合わせられる。白ごまと万能ねぎが多めにフラれ、そこに紅生姜が乗る。少しツユもご飯にかかっているようで・・・微妙にしなっとした湿り気があり旨い!。当然箸やらレンゲを駆使してガツガツと一気に食らって、快感のまま食らいつくしました。これはよいね!。ランチ以外は350円。狙うなら昼だが、ボリューム次第では夜もありですな!激しくオススメな〆飯!。
総じまして「ボリュームあって優しい味わい!払った以上の満足感!旨さ倍返し!」
・・・と言う感動!。いや~、これ近くにもしあったら、確実にヘビロテ案件。長くラーメン活動してると、結局は和める旨さを求めてしまうから、こんなのが最適なんです。それに帰り際に気が付いたが・・・、結構「塩」バージョンのオーダーも飛んでる!。そっちも旨いのか!と確信しましたよ。また機会を見つけて訪問して、次回は塩をいただくつもり。接客・旨さ・ボリューム・和やかさ・・・・いろいろ要素がこもっており、ひょっとしたら「旨さ倍返し」以上なのかも!?。激しくオススメでございます!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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