ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4177】 清湯豚骨白醤油拉麺 LABO麺 (東京・中野) 特製白醤油らーめん(コク) 〜まさに和仏の味絵巻!異種の旨さが高め合う味のユニゾン!これはワインと合わせたい上質感だよ・・・一回食っとこう!

宣言解除を見計らって少しだけ行動範囲を広めて・・・新店舗開拓!
 

 


清湯豚骨白醤油拉麺 LABO麺 (東京・中野) 特製白醤油らーめん(コク) 〜ラーメン食べて詠います

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  宣言解除を狙って、ちゃっかりと、少しだけ麺活動の半径を広げてみました。中央線を少しばかり新宿方向に広げて・・・手前の「中野」で、新店舗開拓をしてみました。それが今回の「清湯豚骨白醤油拉麺 LABO麺」さん。一瞬、麺LABOひろ@学芸大学の復活か関係者か!と驚いたんですが、無関係みたいっすね:汗。中野ではわりと小洒落たレンガ坂のてっぺん辺りにありまして、中々良い雰囲気の店です。
 
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 Instagram の情報だと、豪華客船やフレンチの名店など渡り歩いた方々が開いた店だとか。まさしく旨いものはボーダレスですねー。特にラーメンはマーケットがデカく、多様性受けやすいので参入障壁が低いのも魅力的。食うだけの輩にとっては、誠に無責任ですが嬉しい限りです。
 

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 まず入店して、入口カウンターで口頭注文をして清算。そして座席に案内されるという流れ。密対策も完璧で、テーブル自体を間引きしてあるイメージで、オープンな一蘭形式とでも言いましょうか??。自分の世界に浸れるのでこういうの好きです。お隣はキレイなお姉さんで、赤ワイン味わいながら優雅に拉麺待ってたけど・・・中野で一番カッケーぜ!
 
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<全体> これほどハイセンスで賑やか特製は久しぶり!まさにフレンチの技凝縮!

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 ま、そんな感じで少々オレなんか場違いな洒落たバルってな雰囲気だけど、夜は酒が旨いみたい。クラフトビールやハートランドもあるし、ワインなんかも自然派なんかで気軽にいい店っぽいですな。ひとり背中を丸めながらぽつねん・・・としておりましたところ、案外早やいタイミングで配膳が完了いたしました。それはこんな麺顔です。
 

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 おおお!和風な木のトレーに、何ともコンテンポラリーさが溢れる賑やかな麺顔なのだ!配膳直後には、薬味やソースの説明や味わい方などアドバイスが始まる。聞きなれない用語が耳を掠めてゆくが、具材だけでなく薬味の賑やかさもハンパない!。そもそも鴨肉が入ってるだけでも有難いと思ってしまうが、フレンチの技のくりなしが素晴らしいし、ちょっとばかり和風な部分も溶け込んでおり、捉えどころがオレでは難しいかも・・・。ともあれ1000円という中でめいいっぱい味の追求努力は感じます!。
 

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<スープ> 白醤油の気品と円やかなカエシに豚清湯の優雅さ!背脂で攻めても上品な仕上がり!

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 旨いけど駄舌には分かりにくい白醤油。フツーに円やかな塩ダレなんて解釈してしまうことこれまで多数。でも白出汁のような穏やかさと円やかさがあることは何となく感じます。店名にも掲げられてる豚骨エキスが、実に優しい・・・。豚って骨も肉も旨い出汁が取れるので好き!。優しい動物系の旨味はイノシン酸。蘊蓄によると荒炊きしてから、タンパク質で不純物を凝固させて取り除くみたいです。コンソメスープ作るときも、そんな技法あったけっか・・・。例えば卵白メレンゲなんかで、独身時代に自宅実験したことがあるけど、そんな勝手な解釈イメージ。
 

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 しかし白醤油だけでは説明がつかない和の感覚。これも店蘊蓄を眺めてみると、昆布のエキスだとか。昆布のグルタミン酸は、日本人には特に馴染みやすいアミノ酸かも。よく昆布茶を料理に隠し味として入れると、急激に旨さの深みを感じる由縁と少し似ている感じもしてしまいます。
 

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 今回は「こく」という味チューニングで、鶏油とニンニクが少し溶けているらしい。この部分で和洋折衷的な面白さが感じられるかもです。それより面白いのは「背脂」でチューニング施してるところ。豚清湯に敢えてまた背脂で濁すような風にも見えてしまいますが、淡麗な味風景?単調で終らせない野心も少しばかり滲むといったところと受け止めました。
 

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<薬味> デフォルトでハンパなし!青唐辛子の炒めにポルチーニのヴルーテ!まだ更に!!

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 ここまでで十分面白みのある味風景。しかしそれだけで終らないのでした。すでに丼の縁には「ポルチーニのヴェーテ」なるものがねじ付けられてる。初耳だから何のことだかサッパリ分からん:汗。ポルチーニをふわふわなペーストにしたような感覚で、これを溶かしながら頂くとのこと。このポルチーニの旨味は、グアニル酸だったっけ?。これを入れて三大旨味成分が完成するという・・・何とも心憎い演出じゃありませんか!。干しシイタケとはまた違う、深い風味に溜息が漏れる・・・。
 
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 そして青唐辛子の炒めたような物が、別皿で届きます。ここまででかなり旨さのカオス状態なんだが、更に増すか!・・・と正直最初は、味の厚化粧が気になったものの、プロのセンスに身をゆだねてみよう!。するとこれが、まったくこれまでとは別の軸を形成し、辛い清涼感が旨さの体積を増すが如し!
 
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 更にテーブルセットには、ライムのオイルと、山椒のオイルが準備されており、こちらもお好みでと勧めてくれました。いやいや・・・そこまで頭が回らないというか、十分旨いのでそちらは、今回はご遠慮させてもらいました。
 

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<麺> 浅草開化楼:白めできめ細かく美しい地肌に、微妙にボコつくフォルム!歯切れの良さに風味の一体感!

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 入口に、札と麺箱あり。浅草開化楼の文字がどこか誇らしげです。全体的にフレンチな感じの一杯ですが、ちょっと素朴な和を感じるイメージの麺。地肌はきめ細かく白めで上品にも映るが、微妙なぼこぼこさが素朴にも捉えられ、パスタでなく拉麺なのだと感じる部分です。加水は低めなのがまた合ってるね。序盤は確かにハッキリと麺の風合いを感じます。そしてゆっくりゆっくりと・・・汁の浸透が進み、終盤手前では汁と一体化したグルテンの旨みがいい感じ!。また平行して汁にも、炭水化物の余韻と糖化した旨味を浸透させるので、スープ全体も旨さで盛り上がります。
 

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 お洒落な店だが、ずぼぼぼぼーーーーっと思いっきり啜り上げよう!。隣の中野で一番カッケー女性は、レンゲと箸で上品にお食事だったんだが・・・・申し訳ない。爆音を立てダイソンの如く力強く啜り上げて、感触を楽しむ・・・・。途中でつっかえて咽てしまい、危うくダイソンからケルヒャーに早変わりしそうで焦ったが:瀧汗。
 

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<チャーシュー> 豪勢なる2種!シンプル塩味芳醇なる豚肩ロース!そして穏やかローストの鴨胸肉!

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 割とレア部分が多めな豚肩ロース肉。低温調理かと思ったけどロースト仕上げみたいです。こういうのプロの仕事だよねぇ~。ひょっとして両方の技駆使してるかもしれません。ちょっと血がスープに混じるのは気にする人いるかも・・・。ただスープの熱で解消されます。脂身が多めな部位がこれまたまたいい。赤身の肉本来味に、ゆったりと脂のコクが咀嚼のたびに混じり合うのが旨し!。また全体的な味付けが塩コショウ系なイメージ。白醤油の旨味をマスキングしないようで・・・これまた一体感が素晴らしいです。
 

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 そして鴨肉!胸肉のローストですな。この野趣あふれる素材の中でも、割と淡泊なる胸肉。野趣と上品さが織りなす旨さですな。これはほんとに繊維が柔らかくとすんなりと千切れるのがいい!この肉を食らうと・・・やっぱりワインが欲しくなるねぇ~。隣の女性客のワインが気になる・・・。
 

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<他具材> ジャンルを超える旨さ!背脂に塗れる白ねぎとカダイフ!そして何と和風に蓬の生麩!

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 まだ味の楽しさが終わらない!。メニューにトッピングが紹介されてますが「カダイフ」って何だ?。カダフィーとか、ダザイフなら知ってるが:汗。ググると細かく細い繊維質状態の衣なのだとか。なるほど・・・それがスープに溶けて白ネギと交りあい、そしてスポンジ網のようになって、スープに浮かぶ背脂をキャッチしまくます。これをスープもろとも啜り食らうのが・・・実に面白くて旨いです!。
 

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 おいおい・・・そして極めつけは「生麩」かよ!。生まれは京都だからこういうのは好きだよ。蓬(よもぎ)の生麩。生麩は世界一滑らかで上品なグルテンの集まり・・・ってなイメージ。お世辞じゃないが、これはいい生麩だよ!。本物の旨さ!それが拉麺スープに浮いてて味が染みこんでも、全く違和感ない旨さ!。これもすばらしい!
 

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<味玉にハズレなし!> 軽やか&円やかなる出汁浸透!全体の柔らかさ・甘さ・粘りが実に上品!

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 味玉に辿りつくまでに、すごい味重ねと味風景を駆け抜けてきたから・・・正直言ってこれ食ってほっこりしました。これも味玉としては上質。白身がふわふわ、卵黄がとろとろ。出汁の漬け込みによる変形は一切なく、美しい色合いと形状です。
 

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 割ると弾けるように蕩けた卵黄が染みる・・・。濃密なのに妙に軽やかで円やかな旨さは、和菓子の如しな上品な味の展開!。おいおい、これで100円かよ。コスパ高いです。そんな感じで、和出汁の旨さ・・・特に白醤油の円やかさが乗り移ったかのようでした。これは食っといたほうがいいです。嗚呼、やっぱり味玉にハズレはなし!。
 

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総じまして「まさに和仏の味絵巻!異種の旨さが高め合う味のユニゾン!これはワインと合わせたい上質感だよ・・・一回食っとこう!」

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 ・・・と言う感動。千円でこれだけ味の世界を楽しめるのだったら値ごろ感高い!。特製はこんなに賑やかで豪勢だけど、シンプルに「素拉麺」で楽しむことも可能。これは飲み屋街としての〆の提供イメージかしら。昼楽しめる店ですが、夜の方が楽しめる雰囲気ですので、コロナ自粛が更に峠を越えたら、そちらも狙ってみたいと思います。ともあれ随分と楽しめる一杯!特製が激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 

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