ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4100】 寿製麺よしかわ 保谷店 (東京・西武柳沢) [限定]3種の貝とギバサの海鮮まぜそば + 純米酒 初孫 〜郷土色を織り交ぜながらも・・・まさに冷酒に合うまぜそば!春まだ浅いうちに食っとけ!

いよいよ・・・よしかわ本領発揮!食えて飲めるようになったのだ!
 


寿製麺よしかわ 保谷店 (東京・西武柳沢) [限定]3種の貝とギバサの海鮮まぜそば + 純米酒 初孫 〜ラーメン食べて詠います

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 さるお方のTwitterをチェックすると、どうやら「寿製麺よしかわ 保谷店」でも日本酒を置くようになったとのこと。これは行かねばなるまいと、わざわざバスに乗って西武柳沢駅界隈へとやってまいりました。最近だんだんと・・・ラーメンフリークと自分で自負できなくなってきそう。休日ラーメンと酒類の組み合わせは、もはや習慣を超えて習性とすら思えてしまいます。
 

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 ところが目的最寄りについた途端・・・雨が霙に。やがて雪へと変化してきたよ。朝よりも気温が低い気候になろうとも・・・やはり「冷酒」は欠かせない。今回は、「飲みながら食う」と言うコンセプトのもと、限定の「3種の貝とギバサの海鮮まぜそば」を頂いてまいりました。
 

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 とは言え実はですね・・・へへへ、この日2軒目で、すでに1軒目で麦酒&麺を堪能済。織り込み済みだったわけで、昼の部閉店間際に滑り込み、悠々と堪能させていただきました:笑。
 

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<酒> 酒王 初孫:辛口系純米酒・・・純米のズシリ感にもキレを感じさせる酒!

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 日本酒は券売機ではなく、口頭で注文するスタイル。伝えると2酒類出してくれて、好きなのを選べとのこと。本来なら「どちらが辛口ですか?」などジャレあうシーンだが、うち一つが「初孫」だったから、速攻「初孫!」と指差しながら答えてしまいました。だから、もう片方の酒の記憶が全くない。
 

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 「初孫」は「酒王」と名乗っていいらしいですな。王だなんて・・・どんだけプレゼンス高いねん。自意識過剰なオレに持ってこいです。純米酒の中でもこの辛口系統の味わいが好き。おおらかで、力のある風合いが好きです。辛口に似たフィーリングには澄み切った感覚もあって、後味がとても心地よい旨さ。これは料理を映させるってやつでしょうよ。
 

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<全体> お得意の海鮮創作系!絵具パレットのような華やかさに異質とも感じるギバサの存在感!

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 ・・・などと頭の中は、初孫に出会えた喜び一色。何となく銘柄をつける由来もかすめ感じたり・・・本当の初孫に出会えるのは可能なのかと、己を訝しんでいたとことで、メインのまぜそばが配膳完了です。それはこんな麺顔してた!。
 

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 おおお!これはまたセンス感じる崇高さ!。日常ラーメンジャンルからすでに遠くにかけ離れたイメージです。海鮮系のコース料理を麺皿一杯に集約するとこうなるのか?。そんな創作と質感の凝縮感。まさに酒飲みながら味わう麺料理ってな感じですね。そして3種の貝がちゃんと顔を覗かせている。どれもとてもフレッシュで旨そう!。さらにフレッシュと言えばミスマッチのようにトマトを投入。そのトマトと対極なのが・・・今回のテーマ「ギバサ」です。深か過ぎる深緑ってな感じで、ある意味異様。実はこれが今回の3種の貝以上に主役なのです。
 

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<タレ> ほんり温かみを感じるところに滲み入る3種の貝エキス!コクを与える香味油がしっとり!

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 「まぜそば」とありますが、「汁多めな汁なし系」の方がしっくりくる。混ぜるまでもなく、ある程度少ない出汁に浸ってます。その少ない出汁をレンゲを使ってまず最初に味わったのだが・・・これがうまい!。まず温度がいい!。穿った言い方なら温い程度だが、その温さが味を引き立たせているかも。
 

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 例えば貝エキス感だが、低いとアピール力落ちるのに、高いとエキスが飛んで感じられる。温い程度が豊かなコクを全て感じ取れると言う寸法です。そして塩気と共にこく深い。これは植物系の油なのか?。塩気を溶かしながら、貝のエキスと混じり合うコクが豊か。さっぱり油にそれぞれの貝エキスを溶かし込んだような味わいで・・・素晴らしい!。
 

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 そして更に、ここから「ギバサ」の粘りが溶け出すのです。単に粘るだけでなく、その粘りにこそ味わいと健康的なエッセンスがあるような気がするほど。
 
 

 

 
 
<麺> 自家製麺:たおやかな中細ストレート麺!多加水系のモチモチ感はギバサの粘度と同調!

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 麺顔は、丼の形状から麺があまり表に出てこないが、結構ボリューミー。多加水系の中細ストレート麺です。この店名物「いわしそば」とはまた真逆なモチモチタイプ。しなやかと言うより「たおやか」と言いたいグラマスな食感。
 

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 タレを十二分に浸透させたかと思う一方で、ギバサの粘度を全部吸収しております。ネバネバした滑りと食感の中で、プリプリとした歯応えもあり。ギバサの粘度と完璧に同調したような感覚・・・、嗚呼表現に困るな:汗。
 

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<薬味> ワサビ&フライドガーリック・・・味変化で和にも洋にも溶け込む

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 さて薬味。貝類の混ぜそばというのに刻みトマトが入って馴染むと言うところが斬新ですが、別皿の薬味がまた更にいい仕事をしてくれます。例えばワサビは、貝エキスの味わいに一抹の清涼感を与え、フコイダンの滑らかさ一辺倒のところをキリリと刺激を与えて、引き締めてくれるイメージ。安易に酢を投入させないところがいいね。
  

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 そしてフライドガーリック。和風海鮮の味にこれを合わせると言う発想が素晴らしい。完全に和洋が逆。ネバネバとカリカリで歯応えも逆。なのに合わせると痛快。粘りの中で乾いたカリカリ感が心地よいだけではなく、そこから発するガーリックのやみつき刺激が、ギバサのフコイダン一面に溶けてゆく・・・。この発想は天才。
 

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<3種の貝> ホタテ・ハマグリ・アサリ・・・それぞれの仕上げがプリプリと抜群過ぎる!

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 さて表題にもなっている貝類。この処理が完璧でした。「よしかわ」さんは牡蠣そばがうまくて、貝類が得意そうなのは知ってたもののここまでとは。例えば、ホタテ。貝柱はさることながら、縁側部分の旨さがいい!。ここにはフツーは独特の苦味があって、貝が苦手って言う人が反応するところ。それが1ミリも感じさせず、全てフレッシュに美味いのだった!。
 

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 さらにアサリもそうだが、ハマグリが素晴らしい。一瞬「生か?」と思うほど、ナチュラルなプリプリ感。酒蒸し・ワイン蒸ししか知らないオレとしては、出汁が滲みつつこれだけ食感が艶かしいのはあんまり体験がないよ!。これ食って、初孫を流し込む旨さはまた格別でっせ!。嗚呼旨し!。
 

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<ギバサ> 「秘密のケンミンSHOW」でも紹介された秋田郷土のギバサ!まさに納豆を超えるネバネバ!

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 この一杯のメインテーマは、これだね。ギバサ・・・微かな記憶だが、「秘密のケンミンSHOW」でも紹介された秋田郷土食材。冬を乗り切るミネラス成分だとか。まるで納豆のように出汁に溶かしたり飯にかけたりと、食い方はありそうだが、その粘度たるや・・・納豆の比ではありません。
 
 

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 また根昆布の比ではない細かさもあって、一面に展開され、具材や麺に貼りつく勢い。匂いも少なく、ノンカロリーな上に、ミネラル・鉄分なども豊富で、肝臓にもいいらしいです。つまり、ギバサをつまみに酒を飲めば無限大に酒を飲み続けられる(嘘です)。初めてラーメンのトッピングとして出会いました。こう言う発想と実行力も素晴らしき哉。
 
 

 

 
 
総じまして「郷土色を織り交ぜながらも・・・まさに冷酒に合うまぜそば!春まだ浅いうちに食っとけ!」
 
 ・・・と言う感想。ともあれ、きっと今のうちでしょうから、売り切れもしくは提供終了だったらごめちゃい。でもあまり悲観しなくても、このセンスの持ち主なら、これに劣らない限定がこれからも出てくるはず。しかも酒にも合うやつをね・・・。そんな期待を今後も寄せるほどに、ここは激しくオススメ!。西武新宿線利用者ならぜひ。そんな宣伝と応援気分が高まったままですが、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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