やっぱり落ち着く淡麗醤油！都内だったらここかな？
麺や維新 （東京・JR目黒） 特醤油らぁ麺 〜ラーメン食べて詠います
- ＜全体＞ 明るいブラウンとキラキラ透明に光る美しさ！まさに磨かれた醤油感覚！
- ＜スープ＞ 円やかなカエシが印象的な「なま」醤油感覚！鶏油のゆったりした広がり！崇高鶏醤油感覚全開！
- ＜麺＞ ツルツルしたストレート細麺！微かな平型が丸みとエッジを両方感じさせる優れもの！
- ＜チャーシュー＞ 今や王道の低温調理の鶏豚２種肉！鶏胸肉のフカフカ感と純白さがこの上なし！
- ＜ワンタン＞ 粗挽きでもふわふわと溶けるような肉餡！玉子練り込み感しっかりの皮が汁を吸い込んで旨し！
- ＜味玉にハズレなし！＞ 出汁浸透の丸い塩気に熟したような卵黄のコク！まさに万人ウケ間違いなし！
- 総じまして「今風王道の淡麗醤油！醤油の上品さと鶏油の明るさ溢れる崇高中華そば！」
ピークタイムにぶつかったもので当然満席待ち。やはり人が少ないのか、いつもは外待ち当然な店なのに、店内待ち二人目。余裕で休憩時間を節約できました。毎年冬限定の味噌にも興味ありでしたが・・・久しく定番を食ってないので、今回は「特醤油らぁ麺」を食してまいりました。
＜全体＞ 明るいブラウンとキラキラ透明に光る美しさ！まさに磨かれた醤油感覚！
案内された隣に、かっこええお姉さん二人組が後から追随。しかもネイティブと分かるバリバリの英語で雑談。ちょっと嫌な予感したんですが、ラーメンの写真メモ撮ってて、そんなオレの姿を話のネタにされてるのは分かってしまいましたよ：汗。詳しいことは早すぎて何言ってるかわからんが・・・、そんな恥ずかしく瀧汗かきながら頂いたのはこんな麺顔でございました。
おおお！漆黒醤油がなぜかとても明るく煌めきいっぱい！特に表層の鶏油がアメーバのようにゆったり漂うかと思えば、大小の真円が無数に広がり、照明の加減で照り返して眩しい！。よく見れば醤油の色合いは穏やかで、ブリーチをかけたようにほんのりと淡く、春霞のようにエキス感が漂っているようにすら思えてくるよ・・・。加えてトッピングの色合いも、スープの煌めきに引っ張られるように、それぞれが生き生きと感じられる。純白の丼の中に閉じた小宇宙を見ているかのようで、思わず麺顔に吸い込まれてしまいそうな気分になるよ。
＜スープ＞ 円やかなカエシが印象的な「なま」醤油感覚！鶏油のゆったりした広がり！崇高鶏醤油感覚全開！
もう知ってる味なんだが・・・やっぱり期待を裏切りません。一言で短く言えば「円やか」。これは醤油のカエシ感がまるで引っかかりを感じさないだけでなく、やっぱりそれと深く結びつく鶏油のコクがとっても芳醇でそう思わせるようです。塩気は全部鶏のコクに吸収されてしまったようで、甘辛くすら思えるほど。このようなスッキリした醤油感は、どうしても「なま」醤油の感覚と結びつけてしまいます。
鶏ガラ系の旨味も当然ながら深い。店の蘊蓄を読むと、メインは比内地鶏。それと数種類ブレンドしているらしいが、ピュアな鶏醤油でもない。動物系は鶏オンリーかと思えば、豚骨の煮出しも含まれているとのこと。案外複雑なのです。
そして味に落ち着き感がやっぱりあるのは、魚介乾物系の溶け込み。基本的な昆布出汁は引いてあるとしても、その甘味から煮干しというより節系エキスという感じ。ムロアジや秋刀魚を使用しているらしいです。実は少し椎茸を頭を掠めたけど考えすぎだった・・・。
＜麺＞ ツルツルしたストレート細麺！微かな平型が丸みとエッジを両方感じさせる優れもの！
これも神奈川淡麗系の特徴と言いましょうか、滑らかで細麺の中でもスリムなストレート麺です。加水は高めで柔らか系が似合うタイプ。とにかく品やか！滑らか！。粉の風合いではなく、汁を吸い込んだ旨さがメインです。兎に角、麺が寄り添い易くて揃うので、汁の持ち上げがハンパなし。更に汁を吸い込むので、奥歯で潰した瞬間に旨味が広がるようです。唾液が溢れまくりで一層旨し！。
また心持ち平型なフォルム。麺のエッジを口のなかでも柔らかく感じさせるのです。舌ざわりやのど越しで、まるで麺線を感じさせるような、すべりのシルエット感が素晴らしい！。細いのに熱ダレも感じさせず、表層の鶏油などをくぐってくるので、ワックスをかけたように光ってツルツルと滑るのが快感です。繊細な麺のようで大盛設定はなし。替え玉くらいしてみたかったのだが・・・こんど聞いてみよう。
＜チャーシュー＞ 今や王道の低温調理の鶏豚２種肉！鶏胸肉のフカフカ感と純白さがこの上なし！
本当に増えたね・・・低温調理肉。この手のタイプの中華そばが流行ったときに、一気に広まったような気もいたします。例によって豚の肩ロースと鶏胸肉。豚１枚鶏２枚という構成。豚は少しスープに浸って熱で色が変わりかけた感じだが、醤油出汁が染まると旨そうに見えます。淡麗な味わいに豚の赤身の旨さがマッチ。歯応えも柔らかく、これは白飯よりも酒に合いそう。ビールもいいが冷酒にも合いそうです。
また、柔らかいと言えば鶏の胸肉も同様。パフパフフカフカとした歯応えで、どの方向から前歯を立てても安易に千切れてゆきます。これも言いつくしたが、まるで化粧パフのようなしっとり感。化粧水を吸い込むが如く、スープを吸い込んでは、奥歯で押しつぶされて肉旨みと共に吐き出します。
＜ワンタン＞ 粗挽きでもふわふわと溶けるような肉餡！玉子練り込み感しっかりの皮が汁を吸い込んで旨し！
特製でワンタン３つもあれば上等です。わりとしっかりめのサイズした三角折ワンタン。肉餡の大きさも文句なしです。粗挽でぎゅっと引き締まった肉餡というより、どこかふかふかとした柔らかめの食感が印象的。そして肉味というより、醤油スープによく馴染む味わいと言えましょう。わりとシンプルな味付けが、ふわっと崩れると鶏醤油味にしっかりと馴染んでくる。崩れるような肉餡もまた面白いです。
また皮は、しっかり玉子が練り込んであるような風合いで、皮のすべる食感と共に、しっかりした味わいと感じるところもナイス！これは冷たいビールに良く合いそうですね。平日昼間でなければ絶対に飲んでたはずです。
＜味玉にハズレなし！＞ 出汁浸透の丸い塩気に熟したような卵黄のコク！まさに万人ウケ間違いなし！
肉の下に沈んでいます。醤油系の薄味出汁がとても深く浸透してます。白身全体にもむらなく浸透しており、卵黄にも深くそれが達しているようす。卵黄は全体的にはネットリとしており、舌に貼りつくのが分かります。そして出汁の旨味と卵黄のコクが合体し、熟したような深い味わい！。これぞ味玉とイメージしやすいタイプで、これは絶対に万人ウケすると思いますよ。この仕上がりで100円は安いと思うのですが！。とにかく旨し！なので今回も味玉にハズレなし！
総じまして「今風王道の淡麗醤油！醤油の上品さと鶏油の明るさ溢れる崇高中華そば！」
・・・と言う感動。今や定番の味わいと感じられますが、それでも飽きない！また食いたいと引き寄せる魔力を持ち合わせる味わい！。JR目黒界隈で何食おうかと迷ったら、とりあえずここ行っておけば間違いなしでございます！。目黒ランチに激しくおススメ！。そんな感動と応援を込めて・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います！。
