久しぶりのラーメン遠征活動で寄り道
煮干乃宴 （東京・羽村） かけ中華 濃厚 ＋ サッポロラガービール赤星 中瓶 〜ラーメン食べて詠います
- ＜酒＞ サッポロラガービール赤星：毎度毎度のワンパターン・・・これも訪問目当て！
- ＜全体＞ セメント煮干のカラーに美しき麺線・・・麺顔風景はまるで枯山水！
- ＜スープ＞ 意外とサラサラ！想定以上の豊潤な甘味！漂うザラつきが心地良し！
- ＜麺＞ 菅野製麺所：ご存知濃厚煮干麺のフォーマット！パツパツストレート細麺！今日も質感は揺るがず！
- 総じまして「三多摩エリアに隠れた煮干スポット発見！ニボシストも納得のマイルド煮干の濃密さ！」
訪問時は既に昼飯とは言い難い微妙な時間帯で、先客はゼロ。そして店内は割と明るくアットホーム。漫画本が並べられてるが、「あずみ」全巻とは趣味が合いますぜ。隠れながらある目的に従い突き進み、暗躍してゆく・・・そう！あずみとラヲタなオレも、そう違いもなさそうです（ウソです）。
＜酒＞ サッポロラガービール赤星：毎度毎度のワンパターン・・・これも訪問目当て！
しかしここ来たのは「サッポロ赤星」があるから！。ラーメンデータベースの先人がちゃんとメニュー表記をメンテしてくれたから得られた情報！。激しく感謝です。赤星とハートランドと両方あるような表記だったのでこれは行くしかないでしょ！。なんだったら両方飲んでも良い！。と思って来たけど、今はサッポロ赤星イチオシ状態でございました。でも激しく納得！。
柿ピーのお通しサービスあり。なんだっていい！この心意気が嬉しい！。柿ピー大好きすぎて、前の会社ではいつも残業のお供にしてたくらい（ハッピーターンもね）。
しっかしそれ注ぐの今日は下手だわ（笑）！全部泡ばっかり！いい歳して全く進化しないオレだが、ますます赤星愛が高まるばかり。最近この図太く重めの苦味に益々惚れ込み、ハートランド愛を脅かすまでに至りつつありますよ・・・。
＜全体＞ セメント煮干のカラーに美しき麺線・・・麺顔風景はまるで枯山水！
とは言え、この日は一軒目で軽く「ハートランド」を空け、そして二軒目のここで「サッポロ赤星」を空け、本当に阿呆になり切って一人カウンターでふわふわとしております。そんな状態で配膳が完了！。受け取った麺顔はこんな感じでございます！。
おおお！これは伊藤系とも違った煮干迫力！丼の内側に貼りつく煮干エキスの感覚と泡立ち！。これを濃厚煮干と言わずして何とする！。そしてシンプルにも薬味は鮮烈なネギの緑と純白の玉ねぎ微塵。その下には麺が鎮座し、きっちりと揃ってそれは流れを表しているかの如し。ううう・・・頭の中に、枯山水が浮かびましたぞ。質素の中に優雅さを表す古来からの日本庭園の流儀。羽村で雅を感じるとは・・・。
＜スープ＞ 意外とサラサラ！想定以上の豊潤な甘味！漂うザラつきが心地良し！
さぞかしニボ感を感じるのだろうと構えて啜り味わうと、いい意味で肩透かし。確かにニボ感はある・・・しかし旨味の方が上回る。はっきり言って、苦味よりも甘味が遥かに上回る。そしてサラサラとしており、アニマルオフの素性を感じる次第です。
香味油は植物系なんでしょうか・・・オイリーな部分もあるので香味油にも煮干を溶かしているのかもしれんと妄想始めると、何だか食ってる途中でもワクワクしてくる（赤星の酔いが回り真実はこの際どうでも良くなってしまう）。煮干は細かい部分と粗らしい部分がきっぱりとしだして、時々ザラつくような欠片を感じます。
またタレの醤油感覚が何となく伝わります。煮干の苦味と甘味が芳醇と広がる中での「塩気」の感覚。塩気でグイグイと煮干を引っ張るタイプじゃなく、下支えと言った塩気の上品さ。尖る雰囲気は全くなく、むしろ後味に残る仄かな酸味に、醤油の足跡を感じてまどろんでしまいます。
薬味の程々感もいいね。トッピングがないから正直寂しいところだが、ストイックに食いたい気持ち。時々絡む玉ねぎの歯触り、そして青ネギの甘味に、寂しさが和らぐといったところでしょう。
＜麺＞ 菅野製麺所：ご存知濃厚煮干麺のフォーマット！パツパツストレート細麺！今日も質感は揺るがず！
大体・・・「煮干」と言う名目と、「菅野製麺所」の麺箱か看板を見ると、ニボシストとしては一定の安心を覚えます。もしくは「村上朝日製麺」でも納得感あるかと。何となく分かります？。つまり、「パツパツ麺用意してまっせ！」と言う合図みたいなものと感じている。だから食う前から、味がわかってしまう。
その信頼感は今日も揺るがず！。熱ダレ・汁ノビなど全くもって無縁です。前歯で千切るとき、頭の中でパツパツとした擬音が鳴り止まない。そして奥歯へ運んだ時のプレスでは、ブチブチブチっと潰れてゆく擬態がまるでVRのように蘇るよう。これがパツパツ麺の正体だ！。
妄想から解き放たれて、自然体で食い進めると微妙にしなやかになるのは分かります。汁を絡めると言うより、煮干エキスの方から麺に貼りついてくる。麩を打ち込んであるのか？と思って見たら、煮干の微粉末が貼り付いてるだけでした。こう言うのもあって、噛むたびに煮干の旨味と麺の炭水化物の旨さがしっかりと融合するのが感じ取れるのね。
総じまして「三多摩エリアに隠れた煮干スポット発見！ニボシストも納得のマイルド煮干の濃密さ！」
・・・と言う感想！。ちょっとした寄り道と課題店の消し込みで入ったのに、非常にシンプルさに充実させていただきました。このかけ中華・・・先人のレビューによれば時々限定など出る様子。何だかまた来なくてはいけないかな・・・ミイラとりがミイラになった気分。この青梅線エリアのラーメンファンならすでにご存知かもだけど、三多摩エリアのラヲタさんにも激しくオススメ！。青梅線界隈を代表する煮干屋に発展してください。そんな応援気分が高まったところで・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います！。
