ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4034】 中華蕎麦 きつね (芦花公園) 味玉中華蕎麦 + 稲荷寿司 + ヱビスビール小瓶 〜お揚げ一枚で一足先に春気分!思わず好きになってしまうほっこり感と優しい味わい!

おおお!お若いながらも美男美女の夫婦船・・・船出祝で食ってきた
 


中華蕎麦 きつね (芦花公園) 味玉中華蕎麦 + 稲荷寿司 + ヱビスビール小瓶 〜ラーメン食べて詠います

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 前の晩の遅くまで飲み放題宴会で、朝起きると少し頭が痛てぇー・・・。朝飯食える状態でなかったので、ブラックコーヒーだけで昼まで過ごします。少し反省・・・しかしゆっくりと体調が回復してくると、ラーメンヲタクの血がたぎるわやっぱり!。でも久しぶりに直系二郎狙う予定を組んでましたが諦めました。そして新店舗開拓へと方針変更し、新規開店したばかりの「中華蕎麦 きつね@芦花公園」へと向かう。実はこの店、開店前からTwitterだけはフォローしていて開店日を狙っておりました。渡辺樹庵さんのコメント付きリツイートなどを鑑みると、渡なべ@高田馬場の関係者なんですかね。
 

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 とても天気が良くて、京王線に揺られてる時は本当に春みたいな感じ。店前に到着すると店前行列7名に連結。店入り口に近くにつれ日陰になるので、やっぱり少し寒かった(苦笑)。震えていたら、どうぞ中へお入りくださいと優しくアナウンスあり。顔を上げると・・・あら若くて可愛いやない!。バイトさんかなと思って中へ入ると、若くしてシュッとした青年が一人厨房を仕切ってる。おおお!お若いながらも美男美女の夫婦船!。ここそんな店だったんだ・・・思わず応援したくなる展開だね!。
 
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<酒> ヱビスビール小瓶:まだ真新しい小ぶりのグラスに、好きビールを注ぐのが泡立ち快感

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 少しばかり寒くたって陽射しはゆっくり春めいてる!だったらビール!。ヱビスの小瓶がこちら唯一のアルコールメニューです。銘柄・サイズとも申し分なし。少し前まで二日酔いだったし、かといって飲まない休日はありえないから、ちょうどその間って感じのヱビス小瓶ですね。
 

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 まだ新しいためか、きっちりと磨かれているからか、小ぶりのグラスが異様に綺麗!。そしてビールを流し込むととても美しい泡立ちが生まれるのが、見ていて秀逸!。旨い!やっぱり旨い!。ヱビスのビール酵母ってどちらかと言うと香り高さを感じないんだが、苦味と旨味の表現がお気に入り。和食にはプレモルより合うのではと密かに思ってるんだが・・・。そんなビールの味わいは、少しだけこれからの展開を予想していたかの様でした。
 
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<全体> お揚げがのるだけで・・・ここまでほっこり感じるものなのか!なぜ今まで無かったのかと思う落ち着き!

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 奥様はフロアと外待ち客の招き入れなどで忙しい合間に、稲荷寿司をセット。ホントよく働くねぇーなどと思ってたところで、調理が完成し、一旦手を止めて配膳へとすすむ。そんな流れでやってきたのがこんな麺顔でございます!。
 

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 おおお!見た瞬間から一気に和むー!お揚げの存在感がスゲー。ユーラシア大陸で言うとロシア連邦共和国であり、チャーシューが中華人民共和国。味玉はインド。ナルトはチベットか・・・。前もってTwitterでわかっていた麺顔だったけど、実物のお揚げのデカさと質感の高さに少し驚く。
 

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<スープ> これは錯覚なのか!?ラーメンスープにお揚げが移り・・・まるでうどん出汁の様な柔らかさと円やかさ!

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 ひとくちスープを啜った瞬間・・・これ好き!って思わず声が出そう。お揚げの出汁が既に染み出しているのです。少し甘い味付けでカツオ出汁を中心とした次バランス。これがラーメン的にはより円やかなスープに変貌し、国籍不明な旨さに感じます。お揚げぼ煮付けが非常に淡白ながらも上品。
 

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 次に現れるのは「お揚げ」に染み込み残ってた「揚げ油」。植物系の油で薄く開いた豆腐を揚げるから「お揚げ」。京都では「お揚げさん」と愛情込めた言い方もしますが、その油がスープによく溶け出しているのです。大豆の旨味と油の香ばしさがスープに移る!。このポイントが一番「円やか」と感じさせます。
 

 

 
 かといって実は、ベースのラーメンスープも大変よく出来ているのだ!。鶏ガラ系とカツオ&昆布なで引いた感あるエキスもうまいしね。鶏ガラに限らず、豚骨類も濁らせたりしない様、丁寧な処理が伺えます。醤油のニュアンスは、今回だけはお揚げの影響力がすごくてあまり感じないかと。
 
 

 

 
 
<麺> 三河屋製麺:きっぱりとした麺線にツルツルした地肌と口当たり!多加水平型ストレート麺!

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 表の麺箱にはそう書いてあったのできっと「三河屋製麺」。どんな麺もこなすから、あまりコレ!ってイメージ低いんだけど、美しさと食感はさすがです。平型で少し膨らんだオーバル感があるフォルム。ストレートさは実にハッキリとしていて、多加水なりの光沢感があるから見ているだけで美しいです。麺が寄り添いやすいから麺線が纏まりやすく、スープの持ち上げがナイス。更に口当たりも軽くていいね!。
 

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 もっちり感は低めでプツプツと千切れてゆく感覚。汁の吸い込みは普通で、粉と言うよりグルテンの緩い風味が、このライト系スープには絶対に合います。特に奥歯へ運んで潰す時の旨味が好き!。ライトなスープ感からか麺の旨味がしっかり感じ取れるかも?。
 

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 また多少、小松菜を絡めて麺を食うのも一興です。円やかな旨味だけでは刺激が足りない?そんな時は麺で青菜類を巻き込んで食い切りましょう。歯応えの変化も興味が尽きないところですし。
 

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<お揚げ> 和風旨味をため込んだ・・・まさにスポンジ飽和状態!

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 関西オリジンなオレですから・・・やっぱり大判のお揚げを見ると、きつねうどんを連想してしまいます。わざと汁に一回沈めて放置して・・・後から掘り返すとうまいあれ!。もともと揚げられた段階では味わいは素朴。そこに和風の出汁感を十分に含めている様です。それを噛みしめようとしたものなら、極上和風出汁がスープに混じりいる前に一気に溢れ出してしまう。和風旨味をため込んだ・・・まさにスポンジ飽和状態です。
 

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 そこをあえて持ち上げたり、噛みちぎってレンゲを使って絞り出したりして、スープに余韻を与えるのでした。和風塩ラーメンよりは、油の余韻が多めで、それが甘さと円やかさとして働く。
 

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<チャーシュー> 豚ロース!お揚げとかぶらない強めの食感と軽い塩気!スープが染み込むと更に旨し!

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 トッピングとして王者になり過ぎてはいけない・・・何だかそんな考えが浮かびます。脂強めなバラ肉なら、旨いけど脂がお揚げの余韻をマスキングしてしまいそう。また肩ロースの様な半レア状態では、明らかにミスマッチ。煮豚タイプのロース肉なら確かに、穏やかな出汁感にもマッチしそうです。
 

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 引き締まった肉繊維。噛み応えを多少感じて味わうと、淡白な赤身の味わいが上品でいい。確かに出汁に寄り添う感じですし、また出汁を吸い込んで違和感ない味わいを吐き出す様です。鶏ガラのエキスも逆輸入してこれまた肉も味わい深い。塩気を感じなくてもうまい肉が、ここではトッピングとして合いそうです。
 

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<味変> 七味唐辛子!もはやうどん感覚の様ですな・・・

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 唯一、薬味としてカウンターにあったのが七味唐辛子。確かに胡椒なら上品さが興ざめだし、一味だと和蕎麦ならいいが、ちょっと単調すぎるかも。七味だとうどん出汁の様なマッチングの良さを感じました。これはオススメな味変!。更に妄想するなら・・・和山椒の薬味を入れると面白い味展開になるかも!。もっと言うなら、和山椒ラーメンなる方向性も広がる旨さじゃないでしょうか!。
 

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<味玉にハズレなし!> 塩味玉か!?と思える純白!出汁の浸透と熟した甘みはほのか・・・卵の本来味が優しく溶ける旨さ!

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 味玉は食っておくべきアイテム。塩味玉か?と思うほどの純白さ。塩の円やかさと卵黄の濃密さを味わうところですが、塩味はとても控え目。かといって出汁が熟した様な甘味は抑えめ。結果として卵黄の本来の旨味がしっかりと伝わります。もしトロミが低くてジュレの様な状態なら、生和菓子の様な仄かな甘味だったかもしれませんよ・・・・。シンプルだけど奥深い味わい。これは卵好きなら食っとくべき!。嗚呼、やっぱり今回も味玉にハズレなし!。
 

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<稲荷寿司> これは珍しい炭ブラックの稲荷寿司!よくよく見るとチャーシュー混ぜ込み!

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 おおお!ブラック稲荷!さすがに稲荷寿司も名物メニューで突き進む覚悟だけあってユニーク!。私はお袋の作る稲荷寿司が大好きでして、何だかそのフレーズを聞いただけで心がウキウキします。それにしてもこの黒い色合い。これは「炭」を混ぜてますよね。以前に東京駅や羽田空港で、偶然にお弁当として売ってるのを見かけた時、その蘊蓄説明に見入っておりましたが、こんなところでそれに出会うとは!。
 

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 食らい始めると、穏やかな味わい。そして具材を味わいと舌触りで探し始める・・・・。金平ゴボウとか、紅生姜、ゴマの混ぜ込みは無いみたい?。でもこの食感は何だ???。おそらくチャーシューの極微塵!?。これはこれで、中華蕎麦セットならありだよね!。
 

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 そう思ったら、好奇心から残ったスープに一瞬だけタッチさせて、中華蕎麦スープを染み込ませてみたくなった・・・。今後の展開次第で、稲荷寿司も変化してゆくのだろうか?だったらこれは面白い展開になるし、楽しみが尽きないよね!。
 

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総じまして「お揚げ一枚で一足先に春気分!思わず好きになってしまうほっこり感と優しい味わい!」
 
 ・・・と言う感動!。お揚げの旨さを前提としたラーメン店ってこれまで記憶になかっただけに、これからの展開に興味が尽きない。これは再訪問確実だし、若いお二人には激しく応援もしたい気分。また必ず来ます。多分「濃厚中華蕎麦」の「特製」をピックアップ!。それに和え玉も興味津々・・・ここにも何かお揚げの仕掛けあり???。興味尽きない上に興奮冷めやらぬ状態ですが激しくオススメ!。とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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