ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3986】 中華そば こてつ (東京・下北沢) 塩ラーメン + 味玉 + 冷酒(梅乃宿) 〜さすがビブグルマン登録の実力!更にコスパの冴える店!下北沢地元グルマン御用達!

祝ビブグルマン獲得!お祝い気分でやって来たぁ〜
 


中華そば こてつ (東京・下北沢) 塩ラーメン + 味玉 + 冷酒(梅乃宿) 〜ラーメン食べて詠います

 

 ビブグルマン2020に登録とのこと!おめでとうございます!オープンから3年目でゲットですね。下北沢は、通勤経路でもないにもかかわらず、この店その一杯の魅力に引き寄せられてちょくちょくと通ってるつもりでして、かなり嬉しい気分。ここは開店当初からずっーーーと、コスパの良さが素晴らしく、消費税上がる前は確か650円というデフォルト設定。フツーのラーメンでもお安いと思えるのに、その内容が素晴らしくて、初訪問時は仰天したものですよ!。
 

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ミシュランガイド東京2020

ミシュランガイド東京2020

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: 日本ミシュランタイヤ
  • 発売日: 2019/11/29
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

 しかもこちらは、個人的には「冷やし中華」が旨いと感じておりまして、冷たいスープと麺に合わせて熱々のワンタンなんかを食すると非常に天国!。下北沢は、他にも美味しい店!旨いラーメンがたくさんあるというのに、ここばかりという私なのです。今は冬なので、フツーに塩ラーメンを頂いてまいりました。
 
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<酒> 冷酒(梅乃宿):キリリと冷えたキレに良さに純米風の甘味も広がる飲みやすさ!
 
 へへへ・・・休みのラーメン活動に、酒なしで過ごすわけないじゃん。ビールで行こう!とも思ったのですが、ここは「冷酒」もある店なので迷わずそれですよ。「梅乃宿」一択なんですが。奈良の酒蔵だそうで、伏見のある京都で生まれ、灘のある神戸で長いこと住まった私には、奈良に酒蔵とは実は意外でしたー。
 

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 コップに入れただけだけど、少し褐色に染まってる気がしませんか?。こういう酒好きなんです。灘には「剣菱」って大きな蔵があるんだけど、その酒の色合いは濃ゆいんです。それが好きでねー・・・だから、少し褐色入った酒は、懐かしみもあって好きなわけ。最高級じゃなくとも本当にうまい酒・好きな酒・合う酒ってのがあるとしたら、こんな酒かもしれませぬな・・・。
 

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<全体> このご時世でこの質感でデフォルト700円が信じられん!
 
 それにしてもここ流行ってるぞ。もうすぐ午後3時に向かおうという時間帯でも、次々と客がやってくるという繁盛ぶりです。私のイメージは、いつも一人オペで手際良く頑張ってるイメージだったんですがが、スタフの数も増えてます?。コップの冷酒を傾けて、チビチビ舐めて回想なんぞしてたら、思いの外早く配膳が進みました。その麺顔はこんな感じ。
 

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 おおお!淡麗の風が吹くよう・・・このご時世でこの質感でデフォルト700円が信じられん!。価格度外視にして、存在感のある一杯です。スープは明るい琥珀に輝き、ほんの少し霞が入ってるところがエキス感じるところ・・・。そして透けて見える麺は基本ストレートなんだが、揺らぎを見せる曲線を含む感じ。チャーシューは、今や隆盛の低温調理の半レアです。質実さがアリアリな上に、表現力までしっかりアピール。こりゃ旨そうどころの話ではない。
 

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<スープ> 鶏ガラエキスの明るさ冴える中、魚介エキスの落ち着き感とその塩気の広がりが秀逸!
 
 塩ラーメンってのが奥深い!。まず塩味ってのは根源。だから、キレ味の様なパンチでいくのか円やかな包み込みでいくのか、なんだか哲学的かも。またその中間っていう選択肢もあるよね。まさにこれ食ってその中間を感じて、淡麗系塩の様で結構味が深いと思います。
 

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 ベースの鶏ガラ系もしっかり感じられますな〜。また香味油が割とあっさりめなのもいい感じで、鶏そば!鶏塩!と肩肘張らない穏やかさで、ええ感じです。そこにじっとりと魚介系の旨味が浸透してゆく・・・塩ダレは魚介がメインなのか?。煮干しと塩系が結びついた印象ですが、ニボっとした苦味感覚は皆無です。風味としての煮干感・・・だと思ってんだが、味わって行くうちに、節系の旨味も色濃いか!?。嗚呼、やはり魚介が滲むと旨さに落ち着き感が一気に増すね!。
 

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 三つ葉の風味がいい・・・。冷酒で酔ってるだけかもしれませんが、魚介系の塩ダレには、三つ葉の清涼感は抜群に合うと感じます!。少しばかりに思えるネギは、三つ葉をボリュームアップしてるかもしれない。
 
 

 

 
 
<麺> 序盤は淡いクツクツ感に風味の良さ!やがて汁吸い込み馴染み良し!風味も持続的!
 
 そして麺が楽しい!。見た目から加水の低いタイプかと察します。確かに食い進めていくと、角細麺のくっきりした舌触りと喉ごしがシルエットとして感じ取れますよー。そして前歯で千切ったり、奥歯で潰したりすると微妙にクツクツとした歯応えも感じ取れます。序盤はその歯応えと風味でかなり楽しめるはず。
 

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 どんなにクツクツした食感でも、スープの熱と液浸透は避けられず、ゆっくりと品やかになってゆきまして、微妙に炭水化物の甘味を吐き出すんですよね。スープも濁りだしますが、麺の方は急に品やかさがますイメージ。完全に浸透したのが実に麺の旨さを感じるポイントですわ!この時に塩気のありがたさを感じまして、グルテンの糖化した甘味と混じって、一気に旨味がステップアップしてゆくよう・・・。
 

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 麺をすすり始めると時間の経過を忘れますね・・・。スープを平らげる時に微妙に残った短い切れ端の麺。それを箸で器用に摘んで食いますが、それでもしっかり旨味を伝えるんだからスゲー。
 
 

 

 
 
<チャーシュー> 低音調理タイプのしっとり豚肩ロース肉!スープのエキスと熱の影響受けて更に旨し!
 
 半レア肉ってラーメンにもフツーになってしまいましたが、二種類あると思うんだよねー。まず最初は、ローストの熱が半分浸透したタイプのヤツ。ローストビーフなんて連想すると分かりやすいと思います・・・あんな感じで遠赤外線で脂が先に蕩けた旨味。それに対して、近年の半レアは「真空低温調理」というやつで、じっくり低温湯煎のごとく熱入れしてゆくタイプ。これだとレシピがあるとコントロールがし易くなる。これは何となく後者のタイプ。
 

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 そのまま召し上がれって設計ですが・・・すまん!オレは半レアだと「スープで少ししゃぶしゃぶ」したいタイプなんだ。仲間とすき焼きすると、先に肉を奪われて泣くタイプ。半レアが、熱で熱って・・・汁エキスを吸い込んだあたりが好きなんだ!。今回微妙かもしれんが・・・配膳直後と、食う前の瞬間で映像的に違いが見とれて、伝われば嬉しい限り。
 

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<味玉にハズレなし> 塩味系と思いきや・・・上品な薄甘味が浸透するマチュアな濃厚旨さ!
 
 通ってるはずが味玉の印象が消えてた(瀧汗)。改めて味わうと何と上品だ!いや・・・後になって濃厚。見た目から塩味玉だと思ってたんだが、しっかりと甘味系旨味出汁が濃ゆいタイプの味玉でした。きっと業界には公然たるレシピがあるんだろね・・・半熟とトロトロ感の中間という微妙な加減。スープを濁らせない程度のトロトロ感ストップ状態がナイス。味わうと、甘味が先行してしかも熟成した様な深み。これをマチュアな濃厚旨さと個人的には、拙ブログで語っております(きっと誰にも伝わるまい)。味玉つけても800円でこの質感だぜ・・・うう、嗚呼味玉にやっぱり今回もハズレなし!
 

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総じまして「さすがビブグルマン登録の実力!更にコスパの冴える店!下北沢地元グルマン御用達!」
 
 ・・・と言う感動!。こうなったら、星獲得目指そうよ・・・って思いたいけど、それは妙に遠くなってゆく様で寂しい。今のこの状態がベストなんじゃないかなと、今回思いました。次は夜の部に伺います。もっとディープに、この店得意のワンタンを冷酒で堪能してから中華そば食う流れ・・・。今後とも激しくオススメな店でございます!。そんな応援と更なる期待を込めて、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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