ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3977】 麺処 しろくろ (東京・八幡山) 浅蜊とムール貝の汐そば + サッポロビール黒生ロング缶 〜味と見映えに芸術性すら覚える崇高浅蜊100%汐そば!貝出汁好きなら一回食っとけ!

貝出汁拉麺求めて八幡山・・・そりゃ貝好きには堪らんわ!
 


麺処 しろくろ (東京・八幡山) 浅蜊とムール貝の汐そば + サッポロビール黒生ロング缶 〜ラーメン食べて詠います

 

 他人がどう言おうが、この店この一杯は写真を見ただけで好き!と思ってしまいました。デフォルトで千円近い一杯なのだが、食ってそれで見合うと正直思った・・・。
 

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 この日は天気が良かったので、ちょっと町田まで出かけて軽く活動して、自分の身の回りの物を気ままにショッピングしてから立ち寄りました。すでに1杯食った状態でしたが、休日恒例の酒が飲めなかったので、自然と飲めるラーメン屋を探してたオレ。ちょうど最近ブックマークしたての店でビールメニューが確認できたのもあって、訪問した流れです。もう食らうものも決まってたし、あとは何も考えず行くだけ。
 
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<酒> サッポロビール黒ラベル生 ロング缶:冬なのに喉乾いてたからほとんど一気に飲み干すオレ!
 
 行ってみるとこじんまりした店。ですが非常に清潔感もあり、接客姿勢もすこぶる良い!。簡潔ですがとても丁寧な説明を受け、セルフでビールとスレンテスグラスをカウンターへ持ち運ぶと言うシステム。ラーメン店では珍しいロング缶。スーパードライと黒ラベルがあって、今回は後者をチョイスです。
 

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 小春日和で電車の中で小一時間、ポカポカ陽気だったからか・・・すごく喉が渇いてた様子。いつもの馴染んだレギュラーな味わいなんですが、冷たさと苦味の中に、ほのかな甘味すら感じるほど旨かったのだった!本当に一気に飲み干したに近いくらい、次々に間髪入れずに空いたら注ぎ込んで飲み干す!。今度とある新年会の幹事をやるのだが・・・サッポロ黒生の飲み放題をキーワードで選ぶこととしようと決めましたわ。
 
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<全体> うわ!凛としてきっちりしてる仕事ぶり!見た目にも美しく色合いにも配慮あり!
 
 それにしてもこのご店主は、かなりの飲食の経験者だと推察します。機材と具材部材、そして道具の配置が完璧で、流れる手つきを見ているだけで気持ち良い!。無駄な動きがないのだ・・・これだけで期待できそう!。そんな気持ちの上でハードルを勝手に上げてしまったオレに配膳されたのは、この麺顔でした!。
 

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 おおお!シンプルなようで凄く綺麗!立体的な具材の盛り付けに、優れた色合いのバランス。どこか凛としたトッピングの飾りには浅蜊が活躍しています。スープはとても柔らかく薄い白濁色で、いかにもエキスが溶けてるって感覚。先にウンチク書きを見ていたから浅蜊エキス!ビタミン12・タウリン・亜鉛の溶け込みってのを感じながら眺めてしまいます。この時点でもうオレはこのオチていたかも。
 

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<スープ> 浅蜊100%エキスの滋味が素晴らしい!身体にじんわり確実に沁み渡る・・・これを幸せと呼ぶ
 
 アニマルオフ。魚介100%と言うのも多いが、浅蜊100%と言うから好きな人間には泣けてくる。一口啜ると・・・おおおおお!貝出汁!エキス!滋味!塩気もナチュラルに一体化して押し寄せてくるーーーって感覚。きっと身体も喜んでいる。少し前までサッポロ黒生でムチのように痛めつけてた肝臓に、浅蜊出汁と飴ご褒美を与える気分だよ。もうそれに尽きる。汐だれがどうのと言うより、ナチュラルな貝エキスと天然塩の結合だけでここまで来るか!と言う感動ですわ。
 
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 嗚呼・・唸る。シンプルに美味いから、薬味の働きが実にクローズアップされます。たった3カケラの柚皮が、上品で軽い柑橘苦味を出汁に滲ませる。それで全体の味が変わるものではないが、それにぶち当たった際の味わいの清涼さがいつまでも味の感覚として脳裏に残る!。その残像を引きずるように後々の汁味わいにも影響してくるんですねぇ〜。これは全く同じようなことが三つ葉にも言えます。ただ三つ葉はもう少し汁に風味が溶けてゆくから、もっと薬味残像が分かりやすく残るかな。ただ何か香味油的なものがある様子で、この香味コクは貝以外のエキスかもしれません。香味油に多少の動物感があるのかもしれませんが・・・詳細は不明。
 

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<麺> 三河屋製麺:色白で風味もあるストレート多加水細麺!密度感の歯応えと貝出汁を吸い込む旨味!
 
 厨房にある三河屋製麺の麺箱も新しい。その麺箱の扱いすら丁寧です。普段は閉まってて、開ける時に決まった幅があるようすです。麺も箱もここまで丁寧な扱いだったら製麺所も嬉しいだろうねー。さてその麺ですが、とても色白で全体に合ってる!。ストレートさが割ときっぱりしてるが、寄り添うと言うより、一本一本それぞれが凛としてるようで、汁の持ち上げより吸い込みの方が得意そうなイメージです。
 

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 淡麗なイメージ。序盤は淡く風味を感じさせ、ゆっくりと汁を吸い込んで炭水化物の旨みを高めてゆく王道の展開です。淡くクツクツっとした歯応えを感じた後は、クチクチとした食感で潰して食います。この瞬間が一番唾液が溢れる瞬間で、浅蜊の旨さの感じ方が変わるところ。浅蜊の出汁が麺に染み込んだ旨さから、少し麺の甘味が勢力を増すような・・・そんな旨さ。時々浅蜊の身が絡んで旨さと歯応えが変化するけど、やっぱり麺類は麺の旨さだなと、ふと感じます。
 

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<チャーシュー> 質実な作り込みと丁寧な扱い方が・・・旨さの信頼を増す?鶏豚2種肉うまし!
 
 厨房の中で客と向かうところに調理台があって、そこに具材を収めたガラスケースがあります。パーティー用に出張寿司の板前が運び入れる時にみるあれですよ。そこにトッピングが塊のまま静かに丁寧に納められていて、注文を受けるたびに、寿司職人が大トロを切るような作業が始まります。嗚呼、きっとこの元の持ち主・・・鶏も豚も浮かばれると思える瞬間です。
 

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 もうどちらも低温調理のいい風合い。王道の豚肩ロースは、とてもしっとりとした肉質で、その繊維質の細かさからどこから歯を立てても安易にちぎれます。口に入れると舌に貼りつくようなしなやかさで、味はとても淡麗。冷酒・白ワイン・ビール・ハイボール・・・どんな酒にでも必ず合う旨さ!。浅蜊出汁を染み込ませるとどうなるかと少し思いましたがやめときました。
 

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 鶏胸肉もいつもにまして上質。これはもうしなやかさと柔らかさでは、ラーメンに乗る肉の中で右に出るものはないかと。こいつは一口食ってスパイス感が少ないタイプと観察した後、浅蜊出汁に少し沈め染み込ませて味わいました。鶏肉のフレッシュ感が残る旨さと、貝出汁の滋味が混じった旨さを堪能!。
 

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<貝トッピング> 浅蜊のフカフカした肉感!ムール貝のしっかり肉感と迫力の滋味!
 
 さて主役の浅蜊ですが、スープだけでかなり堪能しきってしまってます。なのでエキス出し切ったガラ状態か?と思いきやフカフカな肉質でこれまたグッドです!。数えたら8個。一つづつ外して食うのも楽しい作業。ダイレクトに奥歯へ運んで一気に潰して、食感と最後の滋味を楽しみます。
 

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 最後にムール貝。実はムール貝も出汁に入ってると思っていたんだが・・・。さすがにムール貝の貝殻は、雑多な貼りつきがあるから外してある。3個入ってたが、肉感とボリュームもある粒で、浅蜊がフカフカ&プルルンとしていたのに対し、サクサク?スパスパ??とした対照的な食感が面白い。やはりムール貝にも滋味があるねー・・・ラーメンにはなりにくいのだろうか?。
 

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総じまして「味と見映えに芸術性すら覚える崇高浅蜊100%汐そば!貝出汁好きなら一回食っとけ!」
 
 ・・・と言う感動。もし通勤経路の中央線にあれば、確実にローテーション入り。この日2杯目だったからサイドメニューは無理だったが・・・この出汁で茶漬け風に飯を食えたら幸せに違いない!。また煮干麺もかなり旨そう!。また来なくてはいけないと強く思うほどだから、激しくオススメ!。特に貝出汁が好きな輩には更に激しくオススメ!そんな応援と今後の期待を寄せながら・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!