ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3959】 麺屋 藤むら (東京・王子) 特製中華そば + 純米吟醸 上喜元 〜王道な今風!ネオ中華そばと思いきや鮪エキスが溶け込むオリジナリティ!一回食っとけ!

王子もラーメン的に賑やかになってきたね!
 


麺屋 藤むら (東京・王子) 特製中華そば + 純米吟醸 上喜元 〜ラーメン食べて詠います

 

 訪問した日は七五三。王子神社は賑やかで晴れやかです。家族的には幸せな時期!。私にもありましたが、関西在住の時期でしたので、今では遠い昔です。楽しそうなご家族を思わず見惚れてしまい、顔が緩んでしまう・・・・。そんなことをしてたらすっかり出鼻を挫かれてしまい、目的の店に着く頃には行列が発生しておりました。せっかく北区まで遠征に来たのに(汗)。
 

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 今回は、「麺屋 藤むら」。赤羽の有名店からの独立ですってね。これは期待が高まるし、SNSでも評判が良さそう。まだ中華そばと、白湯煮干しの2種しかありませんが、注目を集めていますな。客層は私と同じ匂いする人は少なく、地元の住人やらデート食っぽい方たちばかりで、中にはリピーターもすでにいるような雰囲気です。どっちを食おうかなーってずっと迷っておりますと、直前の他客2人組が醤油をとても評価してる話をしてたので、ちゃっかりそれに私も乗ってみました。今回はどうせならと「特製中華そば」とさせてもらおう!。
 

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<酒> 酒田酒造 上喜元:純米らしい分厚さと甘み!飲みやすいキレも感じる淡麗さ!
 
 酒じゃ酒じゃ!しかも日本酒があるじゃないか!迷わずそれも押しましょう。どんな酒がドキドキするね!。うやうやしく冷えた一升瓶が出されてきましたが、山形の酒「上喜元」でありました。純米酒。升の中のグラスに注いでくれますが・・・せめて少しばかりは溢してくれ!もっと溢してくれ!と願うばかり。
 
 うわー・・・飲みやすい。辛口好きなのですが、純米酒の少し甘み分厚さと言うのもいいね!。そしてキレもしっかりしてるし、これはアブナイやつやわ。グイグイと飲み続けてしまい、止まらなくなってしもうたがな(笑)。中華そばが運ばれるまでチビチビやるつもりが、あっという間に飲み干してしまいました(汗)。うまし!。
 

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<全体> 王道のネオ中華そば!醤油の琥珀が深く香味油で煌く!そして思いの外に肉の迫力がアリアリ!
 
 そんな感じですっかり配膳まで暇を持て余してしまいまして・・・スマホをいじるばかり。手が滑って社用メールが開いてしまい、仕事の文章が目に飛び込んで来て愕然としていたところで、配膳のタイミングを迎えます(汗)。しばらく仕事のことを忘れて対峙した麺顔はこんな感じです。
 

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 おおお!いかにも今風なネオ中華そば!醤油の色合いが!その濃ゆいさが!!案外にエキスが漂う感じ・・・。香りがすでに甘みを感じさせ、想像以上に肉の迫力で嬉しい悲鳴を上げそうになるよ!やはりご出身の「麺処 夏海」の雰囲気も少し感じたりして・・・質実な仕上がりを感じさせます。
 

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<スープ> 醤油ダレの奥深さ!いきなりフワッと香る鮪のニュアンスとその甘み!魚介と鶏ガラの拮抗バランス
 
 さてこの手のネオ中華そばは、大体想像がつく味なんだよね・・・と思って一口啜ると、これが嬉しいような予想ハズレ。鮪だ!マグロの香りと風味がフワッと感じる。そして確実に伝わりますよ。これまで鮪のラーメンは何度か食したことあるけど、どこかザラツキがあるような魚介らしい野趣を感じるものだった。しかしこの鮪のエキスの出方はとてもマイルド。しかもあっさりのようで濃厚のようで・・・なんとも言えないバランス感覚なのですごく旨い!。
 

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 じゃ魚介系なのかと言えばそれも違い、地鶏のガラの丁寧な焚き出しも素晴らしい。そしてクドくないけどしっかりと旨味を伝えますよ。後でウンチク書きで知ったが、博多地鶏なのだとか。またそれだけでなく、甘みには椎茸の滋味を感じるし、全体的なすっきりした落ち着きは、節系や昆布類の溶け込みもありましょうか・・・。
 

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 全体的には、魚介と鶏ガラの拮抗バランスですな。香味油には地鶏の油が溶けてるらしいし、醤油ダレにはなんと魚醤も溶かし込んでいるらしい・・・。出汁も醤油だれもめちゃめちゃカオスな仕上げやん!。こりゃ言葉ではどこまでも語り尽くせんはずじゃわ。
 
 

 

 
 
<麺> 心の味製麺:なめらかでしなやか!優しい表情の角細ストレート麺!スベリと舌触りの快感!
 
 楽しい!と思わせるのは麺のスベリと歯応え感覚。開店祝いの贈花には「とみ田」からのもので、心の味製麺のサポートって感じもありありですね。本当は大盛りでいただく予定だったのですが、スープが多くないとのことで、中華そばに限ってこの日は大盛り不可であったことが唯一悔やまれます。
 

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 とにかく漆喰の滑らかさ以上にツルツルさが快感!。そして加水は中程度で、微妙な引き締まりを感じさせます。前歯で千切る時はプツプツと小気味よい切れ味で、奥歯で束になった時の潰しはややハードめにクチクチと音を立てるようなイメージ。そして微妙に汁を吸い込むからまた旨いです。それだけでなく、麺と麺とが寄り添うので、スープの持ち上げもよく発揮します。角がしっかりと感じ取れる食感なので、口当たりだけでなく、舌触りやら喉越しに至るまで、スベる感覚も凛としてるように思わせるし、シルエットを明確に伝えます。細つけ麺でもかなり性能を発揮しそうですねー。
 

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<チャーシュー> 艶かしいほどに柔らかくシルキーな鶏胸肉!吊るしの燻感覚深い肩ロース肉!興奮覚える旨さ!
 
 この肉なら、おつまみ盛りはかなりの期待!まだ開店から日が浅いためか未提供だったけど、旨さは保証しても良いっす。まず鶏胸肉は、湿った化粧パフを連想させるほどに・・・淡くパフパフと柔らかい。そして汁を吸っているのか、とってもしなやか。どの方向から噛んでも安易に千切れるし、淡白な肉味がスープとマッチ。下味の塩気もスープが混じると面白い味になり、食欲以上に酒を欲してしまう質感でございます。
 

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 また豚の肩ロース?がいい!。何と香ばしいではないか!。燻の香ばしさでありこれは吊るしの豚肉チャーシュー!。周囲は微妙に歯応えを感じさせるが、中心部は肉の繊維質が異様にきめ細かく、そして柔らかい仕上げです。これはチャーシュー増しで対応してもらいたい!少なくとも特製にしておくことは激しくオススメ!。
 

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<味玉にハズレなし> しっかり温もりが伝わる卵黄!トロミの中に玉子らしい濃密さと出汁の甘みあり!
 
 海苔は肉厚で香ばしく、メンマも独特のクニュりとした歯応えで香ばしい。なかなか旨いので味玉にはより一層期待を持たせます。そしてその期待をまた超えていった・・・。中までしっかり温かみのある味玉で、かといって固まらず卵黄はトロトロ。これが卵黄の旨味自力を高めると言うか、卵本来の旨味をしっかりと伝えてくれます。そして出汁が浸透してるのも伝わり、塩気と甘み両方あるが、やや甘みの方に少し傾斜したコク深さ。旨し!これも外せないですな!。こちらも激しくオススメでございます。嗚呼、やはり今回も味玉にハズレなし!。
 

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総じまして「王道な今風!ネオ中華そばと思いきや鮪エキスが溶け込むオリジナリティ!一回食っとけ!」
 
 ・・・と言う感動!。ご出身の教えや流儀を踏襲しつつ、独自の味の開発、そしてそのレベルの高さが光ると言う絶賛レベルです。王子は地縁がないため滅多に来れないが・・・また強く止まり木にしたい店を見つけてしまった。嬉しい悩みは当面尽きそうにありません。これからまだ、つけ麺・限定麺も開発予定とか!今後大いに期待で激しくオススメ!。そんな応援と期待を込めて、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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