ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3958】 豚骨醤油らーめん まぼろし (東京・多磨霊園) 野菜らーめん + 味玉 + サッポロラガービール赤星中瓶 〜王道の旨味の中に溶け込む質実さと丁寧さ!新たな息吹も感じるネオ家系!

新たな潮流?ここにも家系を名乗らないNEO家系!
 


豚骨醤油らーめん まぼろし (東京・多磨霊園) 野菜らーめん + 味玉 + サッポロラガービール赤星中瓶 〜ラーメン食べて詠います

 

 週末のラーメン活動を練ろうと、またラーメンデータベースをダラダラと眺めておりますと、近場にやたら評価の平均点が高いお店を発見。TRY新人大賞にも紹介されとるとのことではないですか!。これは未訪問とあればとても焦ってしまう!。慌てて表敬訪問をさせていただきました。開店時間を30分勘違いして、時間潰しでコンビニで過ごしてしまいましたが(汗)、それだけ前のめりな気分で、多磨霊園駅に参上でございます。
 

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 豚骨醤油らーめん・・・とのこと。日頃偏食気味なのと、歳を重ねるとどうしても野菜が欲しくなるので、ちょうどいい「野菜らーめん」を今回は狙いましょう。果たして「豚骨醤油」ほど、冒頭イメージが混乱するものはないかも。二郎系も家系も同じように豚骨醤油にカテゴライズされるし、また東京の西エリアでは、ホープ軒に代表される東京豚骨醤油もそれに入るから。屋号に「家」が付かないのですが、どうやら皆さんのレビューからは家系のようです。最近、家系名乗らない家系ラーメンってのがトレンドなんでしょうか・・・(単に修業元が「家」と名乗ってない流れだけか?)。
 
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<酒> サッポロラガービール赤星:あると分かれば必ず飲む銘柄!
 
 酒を欠かせない週末生活。どんな銘柄だってきっと飲んだんだろうけど、こちらは券売機やメニュー表で「ビール」と書かずに「サッポロラガー赤星」と明記してるところがいいね!。これを見ると確実に飲まざるをえません。食券手渡すと、即座に冷蔵庫に向かって、30秒後にはビールとグラスがカウンターに並ぶ!。この心意気っぽいところもいい感じ!。
 

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 嗚呼、やっぱりラガービールの重厚さもいいね。クラフト系もいいが、昔ながらの王道瓶ビールの味って感じ。麦芽発酵に辛さじゃなく苦味で旨しと感じさせるボディー感で、思わず唸る声が漏れるよ・・・。やはり瓶ビールには小ぶりのグラスがよく似合う。一口二口でググッと飲み切る潔さも痛快で、自分にも酔ってしまいそうになるオレです(笑)。
 
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<全体> 濃厚なエキス感の中に優しい色イメージ!確からしい野菜の旨さのアピール感!
 
 まだ真新しい店なんだろうけど、清潔感もなかなか行き届いて清々しい〜。接客もすごくご丁寧。一人オペですが慌てる感じもなく、仕事人ってな後ろ姿を眺めてビールでボーッと過ごしていた・・・。残りビールが3分の1を切ったところでタイミングよく配膳が完了!。それはこんな麺顔でした。
 

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 おおお!野菜の賑やかさがアリアリなんだが、やはり家系らいい王道さや野趣も滲むね!。豚骨エキスの泡立ちにクタクタ系のホウレンソウとくれば、後からニンニク入れたくもなる家系フィーリングが高まります。海苔が家系よりは控えめだが、それでも肉厚な質感が伝わり、腹が極度に減ってくるー。
 

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<スープ> 野趣の中にマイルド感も少し感じさせる豚骨醤油!後半はすり下ろしニンニクでパンチ!
 
 白いレンゲを差し込み、スープを透かして上げようとした途端に香る豚骨感!まさしく家系ラーメンのそれです。豚だけでなく鶏のニュアンスもあるのだろうけど、そのどちらかの野趣なる風味が実に色濃く伝わるじゃないですか!。しかもバランスがよく、これ以上だったらパンチと表現したくなる動物エキス感覚だし、口の周りにベトベトと貼りつきましょう。そのギリギリの閾値をキープするような、濃密さの中のマイルドさという感じです。
 

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 王道でボディーがしっかりしてるのに、実に飲みやすい!。緩いトロトロ感で冒頭イメージより重くないし、背脂が仄かに浮かび漂い、部分的には油となって溶けているような感覚。薬味の青ネギがとても風味を与えてくれて食を進ませます。きっと野菜の汁も溶け出しているのだろう・・・食い慣れ始めたのもあって、中盤から後半にはクリーミーさにあっさり味が加わる印象に変化します。
 
 
 
 早々に入れ込むおろしニンニク!。家系なら刻みじゃなく「おろし」が一般的ですな。ささっとレンゲに移してスープの中に溶かしましょう。豚骨エキスに醤油ダレの塩気がいい感じ。そこにニンニクのジリジリ感が結びついて、塩気が復活するようなイメージに変化!。ここからがまた食欲の二次点火って感じで、麺と野菜の爆食へと結びついて行きます。
 

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<麺> 明るさを滲ませる中太麺!濃密な汁と野菜たちを絡ませて楽しいクニクニ歯応えがナイス!
 
 家系で柔らかめを頼むと、少しこれに近くなるのだろうか?そんな妄想をしてしまいました。神奈川で食うタイプとは少しライトというか、明るさを感じるのが私の主観的見解でして、それが野菜ラーメンとしても全体的にあってると感じました。密度感はほどほどで、加水もやや多め。前歯でちぎるとぷつりと優しく潰れ切れて、奥歯では淡く反発感あります。モチモチというほどでもなく、クニクニとした淡い密度の中に、グルテンの旨味がスープのエキスに溶けそうです。
 

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 汁の浸透というより絡ませて食う感覚。そして野菜も妙によく絡むので主にモヤシとキャベツと共に食いました。野菜と一緒に啜り上げるわけにもいかず、レンゲと箸でワシワシと運びながら食います。噛むと野菜がザクリとつぶれる合間にぷつぷつと千切れる。食い続けると炭水化物の糖化した旨味に、野菜の甘み、スープの塩気と脂のコクが一体かして旨さが昇華ですな!。ビール飲んでなかったら大盛りにして興奮って感じです。
 

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<チャーシュー> しっかり煮込まれた肩ロース!噛み締めて旨し!逞しき美味!
 
 もう一つの看板メニューに「チャーシューめん」がありますが、それはきっとヘビーだろうね。しっかりとスープ生成にも貢献した脂の抜け。そして醤油ダレが少し滲んだ深さもあり、程よい塩気と肉味の結合した旨味を感じます。
 

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 肉繊維が実にしっかりと感じ取れ、噛み締めてこそ旨しと思える質感。決してカタくはありません。周囲の部分には醤油ダレがやや強く浸透した部分があり、そこを噛むとライスが欲しくなるような旨さ。
 

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 また一回全部スープに沈めて吸わせてから食うもよし。中間で割れそうだったので、千切って半分は汁に沈めてそうしました。これは麺と絡めて食うより、モヤシやキャベツと一緒に食うと旨いと感じるー。
 

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<野菜> 食えば見た目以上の充実感!ほうれん草!モヤシ!キャベツ!玉ねぎ!
 
 家系だったら「ほうれん草」「キャベツ」など別ボタンで購入するのを、ひっくるめてまとめたようなイメージですな。ただモヤシと玉ねぎも入っているので、質感とボリューム感で結構お得感が高かったです。
 

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 ほうれん草がナイス!。クタクタな感じに見えてお浸しに十分通じる、ほうれん草の風味と甘味がしっかりと伝わる!。これも噛み締めて旨しな野菜トッピングですね。またキャベツも茹であげコントロールよく、クタる前の柔らかい歯応えを潰すとフレッシュな甘みが広がります。それらを脂ぎった王道の家系スープの味で受け止めて堪能・・・嗚呼、旨し!。
 

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 モヤシも濃厚なスープの中ではその淡白な旨味が嬉しいところですね、今回は更に玉ねぎが加わり、モヤシと同じようなシャリっとした歯応えで、期待に答えてくれます。ちょっと割高に感じるかもですが食えば満足!リーズナブル!。個人的にはオススメ!
 

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<味玉にハズレなし> 薄出汁均一に深く染み入り・・・仄かな甘味!上品〜^_^!
 
 この店は野趣感じさせる醤油豚骨とは言え、やっぱりどこか上品さを感じるのだよねー。例えばそれは味玉でそう感じました。
 

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 濃密な味わいの中で、これほどあっさりと甘みが上品な味玉を繰り出してくるとは!。薄味の出汁がしっかりと芯まで浸透しているようで、染まり具合も均一です。卵白はストレスなくフルフルとした仕上がりだし、卵黄はハードな栗きんとんのような状態。味わいは卵黄のコクを感じさせつつ、フワッと感じる甘み。出汁にみりんでも入ってるのか??。これは間違いなく、濃い味の中で嬉しい箸休めとなってくれましょう。これも激しくオススメであります。
 

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総じまして「王道の旨味の中に溶け込む質実さと丁寧さ!新たな息吹も感じるネオ家系!」
 
 ・・・と言う感動!。いい店に感じられる凛とした空気感もあり、地元で根を張って長く続いて欲しいと思わせてくれます。これならつけ麺も気になるところだし、限定なんてのも早く出てこないかなと焦りすぎ(笑)。比較的地味なロケーションですが、引く力は強いと思うので激しく応援気分です。オススメ!。そんなエールを送る気分で、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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