ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3900】 鶏そば 山もと (東京・JR三鷹)特製担々麺 + 生ビール 〜豆豉醤を溶かすビフォアー・アフターの急展開!ライトさと濃密さを合わせもつ崇高オリジナル担々麺!

病床から起き上がり・・・平日昼短時間のみと言うハードル高い店で復活の一杯!
 

 

 

 急に珍しい時期にインフルエンザを発症してしまいまして、少しの間で床に伏せっておりました。ようやく万全ではないものの、普段の生活に戻れるようになったため、あまり無理をせずホームの三鷹駅界隈で、拉麺活動再開です。「中華そば みたか」が良いかなと頭をよぎりましたが、いつも昼だけ&短時間という高い店「山もと」さんへとやって参りました。開店時期から実に久しぶり。

 

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 夜は焼鳥のダイニングバーでおしゃれ。その二毛作営業ですが、すっかり地元に人気が定着しています。私が入店した直後から、来るわ来るわで店内待ちが発生。そして開店当初からメニューも広がっていて、醤油どころか担々麺まで加わってる!。へー・・・随分と進化したというか、波に乗ってるね。今回は、新境地の味を試すことと、快気祝いで「特製担々麺」とさせてもらいました。
 

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<酒> まずは復活祝いで生ビール!うすはりグラスが余計に旨さを演出!
 
 さてその前にもう一つ別の快気祝い!生ビールでございます。少し小ぶりに見えますが、うすはりグラスなので実用量よりは小さく見えてしまうかも。私もこのグラス持ってたのですが、買った一週間後に息子に破られました(笑)。そしてクラフトビールのようなきめ細やかさだし、旨さに感じるのはグラスのためか?。実に美味いし、さすが夜の店だけあって、ビールの注ぎがプロ級なのかもしれません。実は一番搾りかラガーだったりするんじゃないかと(爆)。注ぎ方とグラスで、ビールは最高レベルまで引き上げることができるのかもしれません。400円!ちょいと一口以上の質感の高さは保証しまっせ!。
 

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<全体> 挽肉の無い担々麺!さらりとした出汁感に胡麻と辣油のボディ感!何と言っても中央の薬味のすごみ!
 
 三鷹駅北口側(実は武蔵野市)は、地味ですが結構でかい会社の本社があるのね。有名アニメスタジオだってあるさ。そしてNTTや東電などもあって、そんな方々で人気です。ほぼ醤油と塩が人気を分けてますが、時々担々麺ってな注文が飛び、常連認知はじわじわ進んでいる様子?。そんな一杯は、こんな麺顔でした!。
 

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 おおお!挽肉無いやん!これは担々麺で初めて!。しかし補うに余りある個性的な物体。それは分厚い一枚肉と・・・漆黒のペースト!。肉は炙りが入っており肉厚なのがありありでわかる。だが漆黒ペーストがよく分からん。配膳されて食いながら、ヒントをもらうのに店の蘊蓄書きをチェックしましたが、どうもそれは「豆豉醤」だと知ります。味は知ってるけど、こんなにしっかりと食らうことは初めて。
 

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<スープ> ベースの鶏豚感がしなやかで辣油は穏やか!薬味のネギも気持ち良いが白胡麻の香ばしさが上品にアピール!
 
 ラーメンヲタクになるとね、こういう場合、最初から豆豉醤をかき混ぜない。前後を楽しむというか一種の狂気ってやつですな。まずはベースのスープから味わうが、これは中々お優しい味わいに、ベーススープの旨味がしっかり感じ取れるもの。鶏ガラ得意なのは、前回の塩で体験済みだが、豚も今回は感じられて馴染みやすくて味わいやすい。担々麺特有の、辛さや痺れはかなり抑え気味。旨味をマスキングしない配慮かと思われます。
 

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 実に薬味ネギもたくさん入っており、スープをすするだけでもザクザクといただける様子。そして白胡麻の香ばしさがいいね!実に香ばしくフレッシュなほどに。芝麻醤は排除したかかなり抑えこんだ様子。担々麺の味付けは、定義があるようで無いようなきませんか?。
 

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 大体、芝麻醤・甜麺醤が味の代表格だが、さらにコチジャン・XO醤・味噌が入ったりするし、今回は豆豉醤が入る。山椒だってハードに入る場合があったりなかったり、辣油もドロドロな部分を入れたり入れなったり。酢もそうだ、入ったり入らんかったり、搾菜の微塵切りやハッカクもその仲間の一つ。そう考えると、これはとてもライトだ。芝麻醤の代わりに白胡麻を活用しているし、辣油の刺激も柔らかく、何よりベースのスープが実力的って感じで美味しく飲めるのだ!
 
 

 

 
 
<薬味> 豆豉醤:豆豉とXO醬のペースト!この一杯のテーマは全てここにあるかも!!
 
 多分、薬味がないと成立しないよね。丁寧だけどフツーな感じで終わってしまう。そこで「豆豉醤」を溶かすのです。蘊蓄書きによると「米油で風味を引き出した豆豉をXO醤と合わせた」ものらしい。おお・・・個性と個性のぶつかり合い。豆豉は中国食品店に行くとわかるが黒大豆なんだよね。そしてどこかカビた様なお姿。如何にも発酵していることが伺え風味が強いのです。
 

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 一方、XO醤はいろんなブレンドで変化があり、一つのイメージができてないのだが、一番押さえているのが「干しエビ・干し貝柱」の魚介乾物のエキスに、ニンニク等の香味が溶けている記憶。このブレンドの妙が個性なんでしょうね。よく南浦和の独身時代には、小生意気にXO醬をスーパーで買っては、すぐ冷蔵庫でカビを生えさせてた(笑)。
 

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 溶かす前に少し舐める。そしてゆっくり溶かす。嗚呼・・・これは大人の味わいだね。豆豉の風味が実に力強いが、くどくなく入ってゆく。酒飲みが好む味わいだなこれは(笑)。ベースの淡々スープが動物系なので、全くない味の深み!味の軸が生まれた感覚で、一気に旨さがトランスフォームされたかのよう。これは好き嫌いあるかもだが、誤解生みそうな表現しか思いつかないが、暗い旨味・深い滋味って感覚です。これ単体ではちょっと酒も進まんが、溶かすとスープに落ち着きが生まれ、旨さを説得力してくる様な気迫。XO醤や米油の印象はつかめなかったが、きっと食べやすくするのに貢献してるの確実。これは個別に瓶詰めにして売ってくれ!。今度、塚田牧場でよくもらった容器を持って伺います(嘘です)。
 
 

 

 
 
<麺> クスクスと密度感低めな歯応え!汁に絡み浸透する旨味!中心部の淡い粉感を楽しめ!
 
 麺も美味いし合ってるよね。細麺以外にも平打ち・手揉みってのも選べる様になったんだから、進化のペースも早い!。そしてやっぱり私は、細麺派なのだな。加水はやや低めで、密度感はやや低め。スープの持ち上げがよろしい上に、スープが少々粘度あるからよく絡みます。そして浸透もゆっくりとしてゆく感じ。
 

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 外側は淡々スープが染み込んだ一体感。クチリと奥歯で潰すと溢れる唾液ですぐにも旨味に変化してゆく。しなやかな腰だから余計にそう感じます。しかし中心部は若干の乾きが残ってる感じで、ここがまた風味を頑張ってキープしてくれてる。くちっと潰した旨味の前には、実はふわっとした麺自体の風合いを感じます。このどこか2層的な感覚が、妄想ではあるがとても美味いと感じた次第です。
 

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<チャーシュー> 存在感ありありの分厚い一枚肉!焙りも効いて香りと甘みを咀嚼で楽しめ!
 
 最初、担々麺なのに挽肉なかったから少々驚きましたが、その代替して余りある実力でした。見事な分厚さと面積ある豚バラの一枚肉。
 

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 一見ローストかと思いきや、齧ると煮豚タイプで表面はバーナー炙りって感じです。これが実に程よい歯ごたえがあり、咀嚼の喜びを感じる。
 

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 また全体的にさっぱりしているので、場合によっては、山椒を少し振りかけてみるのも一興でしょう。シンプルな味わいなので、スープに浸して食うのも旨し!。
 

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<ワンタン> デカ!そして2個も!海老と豚肉の粗挽がシンプルに美味い上に大葉の香りが鼻腔を抜ける!
 
 デカいのはワンタンもそう。2個入ってますが沈んで目立たないだけで、引き上げると麺顔の三分の一は占めます。皮も餡もデカい。皮はトゥルトゥルで味よりも舌触りと滑りが全てって感じ。そして餡は「海老身と粗挽き豚挽肉」の塩味系のさっぱり旨味です。
 

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 もう点心と言うよりご飯のおかず的な存在感ですが、そんな満腹感を誘うと同時に、大葉の風流な香味もさらっと覗かせてとても風味が良い。これならビールを追加したいところだが・・・病み上がりだし、胃袋も縮小している様で、やめときました。
 

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<味玉にハズレなし!> とても素直な卵味!まるで薄い塩だれが深く浸ったようなナチュラルテイスト!
 
 味玉がすごくシンプルな旨さだったのが印象的。傾向としては塩だれ系かと思われる色合いが薄いタイプ。白醤油だと言われると素直に謝る。そうすぐに謝ろうと思うのは和出汁の浸透が仄かに感じるというイメージで、ナチュラルな玉子テイストが味わえます。
 

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 トロトロな卵黄は粘度が緩く舌に絡みつく。しかし・・・担々麺で、しかも豆豉醤が溶けた個性的なスープには若干雰囲気に飲み込まれた印象はあった様です。しかし上品淡麗でよくできてる!。嗚呼やっぱり・・・味玉にハズレはなかった!。
 

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総じまして「豆豉醤を溶かすビフォアー・アフターの急展開!ライトさと濃密さを合わせもつ崇高オリジナル担々麺!」
 
 ・・・と言う感想。薬味を楽しむ以外にも、麺を太く変えてみるとか、いろいろバリエーションも楽しめそう。元気だったら白飯を最後に丼にぶっ込みたくなりますが、ちょっとハイセンスな地下空間なので、店ご自慢のサイドメニューの方をお勧めします。ちょっと訪問ハードル高いけど・・・三鷹で正午に来る機会があれば、一度はいかが?激しくオススメ!。そんな応援と今後の更なる飛躍を感じながら、とっとと最後に詠って、いつもの様に締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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