ムタヒログループ冷やし第二章!一番創作意欲があるこの一杯!
- <全体> これほどまでに魚介感とヘルシーさを感じる担々麺はあるのか?
- <スープ> 全く尖りを感じず!サラサラあっさり感で冷んやりさが響きわたる!攪拌すれば魚介の味風景!
- <麺> なんとレギュラー麺とは真逆のしなやか細麺!優しいもっちり感とスープの持ち上げ感が素晴らし!
- <肉> 豚バラ肉の湯煎?冷しゃぶ!もはや頭の中では「しゃぶしゃぶ風」に食う
- <納豆> 魚粉にまみれた小粒納豆!最高なミスマッチ感を味わえ!
- <他具材等> 白ネギと削り節!そのまま醤油ダレで味わえ!
- <ライス割> ほぼ納豆ご飯!?トッピングでアレンジして遊ぼう!
- 総じまして「これ以上ない癒しの冷やし!?これ以上ない優しい担々麺!」
- YouTubeにまとめてみました!
今年は中々、梅雨の後半になっても気温が上がらんっすねー・・・。そんな時節と気候と体調管理が上手く調整できず。おまけに仕事諸々でプレッシャーが少しあって、毎日悶々としているオレです。嗚呼、いい加減体調悪いので、冷やし担々麺もお休みしようか・・・・。否!意地でも食うのだここまで来たら。嫁はんに、いつもの活動で外出してくるーっと告げ、足を運んだのは久しぶりに国分寺。ムタヒロ帝国。
ツイッターでこれを見てしまったからにはいかねば!「冷やし第二章」という企画で全店舗オリジナルの冷やしを7月に限って提供とのこと!。この中で一番変態的・・・いやいや失礼!一番創作意欲を感じ取れたのが、こちら3号店にあたる「まぜまぜムタヒロ」さんです。その一杯の名は「冷やし和風納豆担々麺」。実に久しぶりに伺ったら・・・オペレーションは女性2人オンリー。おおお!逞しいなー・・・。そして気持ちいいムタヒロらしい明るい空気感。さすがです。
<全体> これほどまでに魚介感とヘルシーさを感じる担々麺はあるのか?
「ライスお付けしましょうか?」と言われると無意識に「お願いします」と答えてしまう。パブロフの犬です。それがたとえ体調悪くて食える自信がなくとも。女性スタフの前で貧弱な男を見せつけたくない意地でなくとも。ダイエット中で大盛り禁止は当然として汁飲み干しも厳禁であろうとも。一度告げた言葉通りに、それはライスを伴って、目の前に着地したのであります。その麺顔はこんな感じ。
おおお!一見こじんまりしたガラスの器・・・配膳され位置をずらそうとするが、実は深い形状でした。先入観ってやつか、丁寧に女性から受け取ると麺顔も和やか!ソフトな印象を受けましょうかね。いつもはじっとりとパンチを感じる辣油の色合いも、とっても柔らかいオレンジ色に輝きます。ベーススープがとってもホワイティにも感じる瞬間でもある。一方具材の山へと目を転じれば・・・かなり魚介エキスを感じるワイルドさ。鰹節も粗めな感じだし、煮干の粉も腹わた感じる苦味の色合いか?。確かに「和風」と豪語するだけありますな。
そうなのだ!この一杯の第一印象は「ヘルシー」と言うこと。肉や脂の圧迫感がないし、辣油刺激のハードルも何となく低そうな色合いだから、余計にそう思わせてくれる。この一週間は色々あって精神的に疲れたし、週明けだって一番気が抜けないイベントあるし、心身ヘトヘト・・・。癒しを求めていたところだから、マジでちょうどよかった!。
<スープ> 全く尖りを感じず!サラサラあっさり感で冷んやりさが響きわたる!攪拌すれば魚介の味風景!
レンゲを差し込むと、ササーっと辣油が左右に分かれて、純白なスープが現れます。そして離れていった辣油は、レンゲの起こした対流でリターンして流れ込む。辣油自体もとてもライトな感じがします。ザラつきなど一切なしの透明感が美しいかも。
さてベースのスープだが・・・和出汁と豆乳と言う感覚ですな。塩気も実は低くて体に負担がかからないとはこのこと。想像以上にヘルシー指向で、単に想像性をぶち上げただけの作品ではありませんでした。とにかく優しい味わい。芝麻醤の香ばしさを期待すると、ちょっと肩透かし感はあるけど、普通以上に魚介ベースのお出汁が効いた豆乳スープ。キンキンに冷やされてもこの旨味の感覚だとすると、かなりのエキス量かもしれません。まさにゴクゴクと飲み干したくなる。そして飲み干して胃袋の妙な負担感がなし!。年齢を重ねるたびに、そういったありがたさが嬉しい次第で、単に若者向けの店だと思ってたら大間違いでありました。
さて話は突然だが、数々と担々麺を食ってきたオレだよ。汁あり・汁なし・成都・正宗・本場四川・日式・冷やし・つけ麺・勝浦・小田原・・・etc. そんな色んな切り口を試してきた中で、「削節・魚粉」で塗れさせて仕上げると言う味風景は滅多になかったと思う!。これはそんな一杯で、そんな味風景。花椒塩などを感じさせないのもあって、単に和風担々麺と言う単純なアイデアではありませんでした。
<麺> なんとレギュラー麺とは真逆のしなやか細麺!優しいもっちり感とスープの持ち上げ感が素晴らし!
この店は、腹パンになること必至。レギュラーなら大盛りやライス・ヤサイ増しなど選べるためなのですが、一番のポイントは、極太ボコボコ麺だと言うこと。これが実に食べ応えあるちう記憶イメージで、当然そんな感覚で待ち構えていた流れです。ところがこれが全く気持ちよく裏切られてた(爆)。めっちゃ細麺で微妙に素朴なマイクロボコボコ感覚。加水が高めで基本的にモチモチしなやか反発。ところが絶対氷水で冷やしたに違いない「強めの引き締まり」と「強い冷感」あり!。これは麺だけでも旨かったに違いなしです。
これが妙にバクバクと豆乳スープと表面の辣油を吸い上げまくる!。麺に浸透するんじゃなくて、麺と麺の隙間に入り込み、いわゆる毛細管現象のように入り込む。なので初見で淡白に感じたスープであっても、実に豊かに麺と絡むので、味わいに不足なしって感じです。
まだポイントは尽きません。粗めの削り節と魚粉が一旦はスープに攪拌し溶け出すが・・・麺に吸着しやすい。それは「スープの持ち上げが良いだけでしょ!スープに溶けてるのだから」と言わればそれまでなんだが・・・。ただ魚介エキスにダイレクトに絡んだ麺は旨しと伝えたかっただけ。あまり完璧に混ぜ返したり、攪拌さえたりしないことでうまく食えそうです。
<肉> 豚バラ肉の湯煎?冷しゃぶ!もはや頭の中では「しゃぶしゃぶ風」に食う
肉っ気ねぇーなぁーって思ってたけど、ちゃんと肉もあります。チャーシューではなく「しゃぶしゃぶ豚肉」です。牛も好きだが豚も好き。しゃぶしゃぶだったら豚肉カモンですから案外安上がりなオレ。高級豚肉もありましょうが、豚肉のシャブシャブだったら2時間食べ放題でも挑戦できます。
なのでここは、しゃぶしゃぶ済み豚肉を、スープに浸して食う!!・・・と言いたいところですがすみません。単独で醤油ダレ垂らしてほとんどを食い切りました。しゃぶしゃぶでは、醤油でしか食わない男だから・・・・あしからず(ポン酢醤油でもない!醤油!)。
<納豆> 魚粉にまみれた小粒納豆!最高なミスマッチ感を味わえ!
会いたくなった時に、それはここにない・・・挽肉は帰らない。その代りにここには「納豆」がある。納豆も語り出したら止まらなくなるよーーーーー!。軽く1000字は超えるのでここは簡潔に。納豆は徹底的にかき回さないと納得がいかない本格派には物足りないかもしれません。ただ魚粉が掛かっているので、味の深みは分厚いので良しとすべきです。一口食って良し!と思ったので・・・・へへへ、後で食らう白飯の上へと部分退避させました。
納豆は、スープにすぐに溶けて粘りが剥がれてしまうと思ってた。しかし魚粉がそれを防ぐような感覚です。大豆が浮遊しても粘りは剥がれにくく、キャッチできます。穴あきレンゲをくれーーーと思わせるほどで、立派に挽肉の代替を果たしてくれてます。嗚呼、魚粉にまみれた小粒納豆!最高なミスマッチ感を味わうべし!
<他具材等> 白ネギと削り節!そのまま醤油ダレで味わえ!
オクラが入ってて旨かった!。納豆とオクラの組み合わせは、納豆好きならわかると思う・・・旨いのです!。このセンスは大いに評価!。金払うからもっとくれと魂が叫ぶ。
また削り節と白ネギも相性が良いんだね・・・これは再認識。オニオンスライスに鰹節はかけてよく食うんだが、そう思うと定番な組み合わせかもしれません。ただ最後まで鰹節じゃなく「削り節」と表現しているのは、判別付かんから。感覚的にあっさり感覚鯖節(妄想なので責任持てず)。
<ライス割> ほぼ納豆ご飯!?トッピングでアレンジして遊ぼう!
これは途中から、雑炊風にしてはいけないなと思ってました。あっさり豆乳ニュアンスが強めなので、淡白になりすぎるかと。だから早々にライスの上には納豆を一部移動させ、豚しゃぶ肉もオクラも乗せたりしたのでした。そこにスープを垂らして出汁茶漬け風に。
そして遠い独身時代の貧乏食を思い出して、マヨネーズを少し垂らしたよ。大昔、冷蔵庫には卵もなく・・・白飯だけで食い繋ぐ工夫だったかな。多少アイテム乗せたマヨネーズご飯が懐かしく思い出したので。貧乏飯については、これまた語り始めると・・・醤油マーガリンご飯などレパートリーだけで2000文字くらいなってしまうのでこの辺で切り上げ。
総じまして「これ以上ない癒しの冷やし!?これ以上ない優しい担々麺!」
・・・と言う感想。体調が優れぬというのに、サクサクサラサラと・・・流れるように食わせてくれた冷やし麺!。そして心が疲れているのいうのに、昔を懐かしむ味わいも楽しめたライス割。個人的にはとても心身救われた一杯。この時期にありがたかったぜ!。これはまたお礼参りじゃないが、フツーにレギュラーまぜそば食いにまた来ますよ!。今日の女性スタフ2名には感謝!!そんなオレのドタバタを写すように・・・とっとと詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
YouTubeにまとめてみました!