ウルトラマン商店街に・・・怪獣級の冷やし中華あり!
- <全体> 圧倒的なヤサイの盛り上がり!美しきJインスパイアの迫力
- <具材薬味> モヤシは出来立ての冷え冷えだから淡白でもムシャムシャ旨いのだ!
- <タレ> 担々麺の名手らしい胡麻ダレの芳醇さ!ガリマヨの残り香にシビ辛いタレの余韻!
- <麺> 浅草開化楼:これはさすが!ハードさ極まるヌチヌチ冷え冷えな歯応え!玄人好みな旨さに酔いしれる!
- <チャーシュー> 醤油味のよく染み込んだワイルド感!肉と脂のタレ浸透と歯応えの違いを楽しむ
- 総じまして「何となく・・・毎年通いそうな名作予感?都内でトップクラスのハードな冷やし麺ならここ!」
- YouTubeにまとめてみました!
6月のまだ序盤頃・・・やはりまだ「冷やし中華全開!」って風にもいかないようす。細かく町中華を探れば「冷し中華はじめました」のポスターは見かけるんだが、また同じような味風景の展開も容易に予想され、いまいちモチベーションが湧かない日々。午前中、片っぱしからグルメ系SNSを「冷やし中華」「冷し中華」「東京」で検索しまくりです。しまいには23区別にググったりして・・・何とかおや?っと探し当てたのが、こちら「JTAN」さん。検索該当しても、7月から開始など、リアルタイムで食える情報が少ない中、どうもリアルにやってるらしい!。早速突撃してみました!。
場所は、祖師ヶ谷大蔵。ウルトラマン商店街のある場所だね。となると・・・・あの愛しき大勝軒も近く、そこでも冷やし中華が開始されてるかもしれないんだが・・・・来月にとっておきましょう。商店街からたった数メートル角を曲がるだけで、客入りはゼロ。寂しいのが不安に繋がるんだが、折角来たのだから、そのまま突き進んで行きましょう。
元々は「創作系担々麺」の店。この5年で本当に担々麺専門店は増えたが、こちらは更に創作系を突き進む専門店で、実は以前から注目してました。こんな形で訪問することになろうとは・・・。
<全体> 圧倒的なヤサイの盛り上がり!美しきJインスパイアの迫力
券売機を見て、面白いと思ったのは「二郎ボタン」ボタン。好きなラーメンをそれに変更対応可能とのこと。なるほどこれなら、二重に面白いから、気に入れば最低2度は通うことになりそうだね。そんなシステムにあって、冷やし中華だけは、「二郎ボタン」を押さずとも二郎系でありました。それはこんな麺顔!。
おおお!やはりデフォルトでもそう来ますか・・・ハイマウントぶりが心に火を付けますぜ。一旦麺量はセーブさせてもらったものの、こういう痛快な責めは悦びを感じますな。しかし、全体的に何故か綺麗だと思いませんか?。ジャンクなJインスパイアな要素しかないのに、色合いといい、光と陰のコントラストといい・・・これは素直に「旨そう」と思えてならないね!。
五月雨がかった白いガリマヨの垂れ具合もさることならが、たった一粒のプチトマトの真紅が色合い的に美しい。また山盛りがかった白いモヤシの下には、焦げか?と思しきチャーシューの黒めな外周地肌。コントラストが色々と成立ていそうな陰影が、この一杯のファーストインプレッションと言えましょう。
<具材薬味> モヤシは出来立ての冷え冷えだから淡白でもムシャムシャ旨いのだ!
ちょっとこの状態では、天地返しもままならぬので、まずは山を突き崩そう。ヤサイはほぼモヤシ。そのトップには、サニーレタスが千切られており、そこにアブラとこの店オリジナルのタレがかかって、最後はガリマヨでお化粧という構成です。
まず本体のモヤシ。これが微妙にクタリながらもシャリシャリとして素地として旨い。それもそうさ!だって、注文を受けてから相当量のモヤシを茹で始めるんだが、さらっと早めにリフトして、あとは氷水でキンキンに冷やしてゆくというプロセスをいちいち展開してくれます。作り置きがなくて甘みの抜けがない。ガリマヨの味と、自家製っぽいタレの塩気でしばらくは食い進めましょう。ただ、やはり量が多いから味が足らない??って人は、チャーシューをかじりつつモヤシの山と一緒に食い崩すと良いでしょう。天地返ししてからは、もう問題なく旨さを堪能。ガリマヨの旨さに、ホンモノの刻みニンニクがパワーを増して、スタミナ全開って感じで食欲爆進です。
<タレ> 担々麺の名手らしい胡麻ダレの芳醇さ!ガリマヨの残り香にシビ辛いタレの余韻!
タレが旨いのだ!。こういうJインスパイア系冷やしで多いのはゴマだれ。ここも例に洩れずだが、そもそもこちら「創作担々麺」の使い手ですから、芝麻醤を始めゴマの扱いは慣れたもの。さすがのゴマスープ感覚で楽しめます。冷えていてもゴマスープと呼びたいのは、ドレッシング感覚は薄いから。芝麻醤は、甘さとコクのあアピールが味の決めてなんだが、甘ったるさが皆無でゴマ風味をストレートに伝えるようだ!。ガリマヨがすでにドレッシング的な味わいだから、カブらないところが個人的には評価してます。そして更に・・・なんだか辣油の風合いもにじむし、何と言ってもも花椒の雰囲気もさらっと刺激でやってっくるのです。
トップにあったアブラの上から全体に降りかかっていた、茶褐色のたれ・・・・それが山椒と辣油のニュアンスを深く含んでいるようです。そこに花鰹節が少し入り混じるのが、とても不思議な感覚。レンゲの内側に貼りついたりするんだが、それを箸で取り除いて口に入れると・・・実に滋味深い!。何にかけても旨さを発揮するタレで、例えば冷奴には最適だと思うんだが!。そんな感じで、ベースのゴマスープと、茶褐色のタレ、そして刻みニンニク追加で強化されたガリマヨの三重奏が、醸し出されるという味風景です。ジャンキーに見えて、実はとても綺麗な味の連鎖、いやアンサンブルといったフィーリングです。
<麺> 浅草開化楼:これはさすが!ハードさ極まるヌチヌチ冷え冷えな歯応え!玄人好みな旨さに酔いしれる!
実はこの一杯の一番の特徴は、この浅草開化楼の麺!。いわゆる手揉み麺というような、中太でウネウネしたタイプ。つけ麺などではお馴染みのフォルムだが、Jインスパイア系としてよく汁麺にも見かけるタイプです。これが、山盛りされたモヤシと同様に、しっかりと氷水で茹で上げから一気に冷やされ締め上げられている。
これを剛麺と言わずして何とするか!。Jインスパイア系「蓮爾」「眞久中」もその系統ではスゲーっと思えるだろうけど、このヌチヌチぶり!密度の高さ!ガチガチぶりだったら、劣らぬレベルでっせ!。正直言って、好き嫌いや好みの違いはあろうけど、この系統好きなら一度体験しといた方がいいと思うよ!。この手のJインスパイア系を食べ慣れた方なら、超オススメなんだが!。その一方で未経験者なら、ちょっとハードル高いと申し伝えておきますね。200gでちょうど良い、心地よい腹パンに浸ってしまいました。
それにしても、これは印象に残る「浅草開化楼」。いろんな場面で食ってきた。崇高と思える極細ストレートをしなやかに食わせてくれた一方で、こんな展開もあって、しかも痛快にさせてくれるとは、改めて畏れ入りました!。
<チャーシュー> 醤油味のよく染み込んだワイルド感!肉と脂のタレ浸透と歯応えの違いを楽しむ
今日のこの一杯は、ツッコミどころ満載だなー。チャーシューがこれまた印象的。どこかでこれに似た有名店がありそうなんだが・・・ボケが始まったのか思い出せん。実に古風なようでガッツリ食わせてくれる「醤油芳ばしさ120%」の焼豚なのです!。
最初見たとき、少し表面が焦げてると思っていたんだが、それもあろうが醤油ダレのロースト反応だとすぐに分かりました。肉の表面(皮に近い部分)は、脂を蓄積するもの。環境変化から身を守るために、哺乳類は少なからず皆そうだと思ってるんだが、その大切な部分に「醤油が浸透」して「炙りで旨味化」させているんです。いわゆる「メイラード反応」ってやつで、「はじめ人間ギャートルズ」が焼いただけのマンモスの肉を、ただうまそうに食っているのはその効果だと思うのよね。その上に、醤油の焦げが合わさる!!。醤油の焦げは日本人のソウルを感じさせる旨さでもあり、メイラード反応の「肉」と「醤油」!そして日本人にとっての「醤油のプレゼンス」。それらが一体となった三重奏ってな感じですよ!!。もうこれは味のお祭り状態!
更にこの肉が、一種類に収まらないから泣ける。バラ肉もあれば、肩ロース部位もあったりして・・・。色々な部位の香ばしさが楽しめます。この上にガリマヨや、花椒と辣油の混じったタレが混じる・・・・気が狂いそうな旨さだわ!。
総じまして「何となく・・・毎年通いそうな名作予感?都内でトップクラスのハードな冷やし麺ならここ!」
・・・と言いたい応援気分。おいおい、こんな一杯がこんなにひっそりと提供されてて良いのかよ!。寡黙そうなご店主なので、オレが宣伝しても迷惑かもしれんのだが・・・敢えてお伝えしたい。選ぶ味だと思うけど、ハマる味でもあり!。本当は担々麺を宣伝すべきだが、夏は冷やしもいいんでないか!。いずれ担々麺の方も食いに伺わせていただきます!。そんな冷や中ヲタクが興奮冷めやらぬですが、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
YouTubeにまとめてみました!
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