ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3697】 中華蕎麦 蘭鋳 (東京・方南町) [限定]塩 〜さすが名店!年に一度の希少価値!隙なしの崇高感高まる淡麗塩煮干!

10連休最初の一杯!季節外れの寒さに震えて・・・年に一度の限定ゲット!
 平成最後で令和最初の大型連休!これは滅多に食えないとこ行っとけ!。と言うことで前の晩からワクワク気分だったんだが、日頃の疲れと憂さを晴らさんとつい深酒をしてしまった〜。完全なる寝坊と出遅れです。それで近場でウロウロとラーメン活動を開始しますが、中々思いつかんー。こういう時のツイッターと言うのは便利で、適当に流し読みしてたら蘭鋳で二日間限定で塩を提供との情報ゲット。そっかー!毎年GWあたりで限定やってたんだっけ。これは行列必至なので慌てて家を出た顛末です。
 

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 完全に時間読み間違えてたー。開店は11:30と思ってたら、ここは12:00だったのねー。相当早い1時間半以上も前についてしまった。しかし何ともう行列が長い。一巡目も叶わず。先頭客さんどんだけ気合い入りまくりやねん^_^。もう〜〜〜季節外れの肌寒さの中、長時間待って手がすっかり悴んでしまいましたよ。おばちゃん待ち客のおしゃべりシャワーを浴びながら(爆)。ホント話がずーっと途切れず話せるパワーはスゲ〜。
 

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 限定の日はこの「塩」だけの提供。レギュラーメニューお休みであるほか、味玉などトッピング追加や大盛りもないようです。店内から一人客が出たところで、入店し空席に座りますが目の前に小皿があって、そこにお金を挟むか置くかする前金制のみせ。あ・・・そんなことも忘れていた。
 

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<全体&スープ> これはキリリとした塩気と煮干のナイスバランス!塩と言うより崇高塩煮干!
 
 しっかし実に久しぶりの蘭鋳。記録によると自身8年ぶりとなります。当時は東京と大阪を月に何度も往復してて、体力と金もあったから、仕事も家庭もラーメン活動も一番満足してた時期。それなので、実はとってもこの「蘭鋳」にはいいイメージが残ってる。本来もっと来るべき!今年は定点観測していこうかと思います。そんなこと思ってた時に配膳が完了。それはこんな麺顔です。並び始めて2時間後〜。
 

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 おおお!特にひもじい気持ちだったから、この質感の高さに迫力すら覚える!。まず香りが煮干の苦味をほろっと感じさせる風合い。これで煮干大好きニボシストの心に火を点ける。そして改めて肉に意識を注ぐが、見事なる半レアの濃ゆいピンク色が眩しい。赤身の配分がやや多め。周囲の焦げた部分がスープの熱気に絡まりつくように漂ってくるではないか!。一方向に整えられた麺も綺麗で、どこもかしこも計算づくめなアピールです。
 

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 さてスープ。お店は「塩」と謳っておられますが、個人的には「淡麗塩煮干そば」に限りなく近い。アニマルオフか!と思えるほど、脂っぽさが低く乾物系の出汁がその分生き生きと感じられます。昆布系の旨味はさておき、とにかく煮干の表現力が素晴らしい。煮干は甘みと苦みのバランス感が、ラーメン職人のセンスと勝手に思い込んでいるオレ。こちらの煮干か塩だれには、苦みへの傾きが明確に示されており、こうなると苦みとエグ味のせめぎ合いがポイントです。いろんな煮干をブレンドされてると思うけど、感覚的には片口イワシや真鰯の旨味。うるめやサンマなどの甘めの領域は少ないように感じましたからねー。
 

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 苦みが旨い。そして香りにも苦みが淡麗に感じられる。旨味を押し出すとその他のエグ味が出てきそうだが、全く鬱陶しくない。実はその名の通り、塩気が割とキッパリしており、この塩味で煮干の苦旨味を引っ張りんでいるようなイメージでふんわりと広がる味。苦みが香ばしくセンスがいいので、スープをゴクゴクと喉を鳴らして飲み干したい気分です。後半にはトッピングのローストポークの風味も加わる。赤身じゃなく脂身部分と、そして周囲の焦げ目部分。この肉香ばしさがとても旨味に溶け込み、煮干と全く喧嘩しないからさらにイメージアップにつながります。本当に今だけ2日間の提供で終わってしまうのが勿体無いと思うほどに・・・。
 

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<麺> 加水低めで淡麗煮干にはベストマッチの風味感!やや肉厚に感じさせ食べ応えありなむか!
 
 定番の加水低めなストレート麺。パツ麺と揶揄されるタイプですが、もう少し皮一枚ほど厚みがあるイメージ。またアルデンテを少しだけ超えたようなしなやかさも幸せで、パツ麺でありながらイメージはソフティーです。意外と麺と麺が寄り添うことなく啜り食うスタイルになり、汁の持ち上げ部分については苦手かも。
 

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 しかしスープが塩気がやや強めな感じですから、スープに濡れるだけの程度であっても十分に旨味補助の塩気がキャッチできているようです。前歯でクツクツっと切断した後、舌で奥歯へ運んで早めにプレス。グジグジと横ずらしをしながら味わいますが、ふわっとした麺の香りに、次第にゆっくりと煮干色が染まってくるのがわかります。さらに前述の通り、ローストポークの香り最後には移り出すので、思わず替え玉ありませんかと聞きたくなってしまうほど。穂先メンマは細切りタイプなので、麺とよく絡まります。
 

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<チャーシュー> ローストポークがこれまた絶品!中華そば店の範疇超える高級感!
 
 これぞ絶品。サイズ・見栄え・味わい・歯ごたえ・香りどこをどう捉えても星3つであります。サイズは配膳の瞬間に興奮させるし、色合いの濃ゆいピンク色が艶めかしく見栄えが満点。薄味仕立てなのだが周囲のロースト部分が実に香ばしく、これが味わいにも溶け込んでゆくようです。また筋っぽい部分が一切なく、隠し包丁でも入れてあるのかと思うほどソフティーに噛みちぎれる。
 

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 こればかりは・・・金出すからもう一枚くれと言いたい気分。でもそんなこと言い出せる雰囲気ではないが・・・・。ストイックな空間に、昔流行った変わりバンドの「たま」の曲みたいなのが流れてて、ミスマッチがいい感じでもあったっけ。
 

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総じまして「さすが名店!年に一度の希少価値!隙なしの崇高感高まる淡麗塩煮干!」
 
 ・・・と言う感想でしょうか?。これはもう一度食いたいぞ。今年は4/27土&4/28日のみとのこと。これを逃すとまた一年待つしかないので、ご興味そそられる方は是非足を運ぶことをお勧めします。変にシャター待ちするより、フツーに行って並んだ方が待ち時間が抑えられるような気もしますが・・・。そんな10連休最初の1杯は大正解だったと言うことで、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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