ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3673】 らぁ麺 すぎ本 (東京・鷺ノ宮) 塩らぁ麺 〜王道に貫禄すら備わった一杯!魂と伝統受け継ぐ崇高支那そば!

散策過ぎて汗かいて〜予定調和で塩分補給
 とある公園の桜を愛でる。近くのコンビニで缶ビールを買ってベンチに座って眺める。東京ってどこへ行っても人ばかりで、花見をするのもうんざりだ。しかし、名所としてマッピングされていない公園にも、随分と立派な桜の大木がある。それを独り占めしてだね・・・思わず歌うよ、「あっああ、あああっあぁぁぁ〜ん、Eー気持ちぃぃぃぃぃ〜♫」。
 

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 妙正寺川西武新宿線に近い場所に居たものだから・・・狙いは「七彩@都立家政」か「すぎ本@鷺ノ宮」の2択。近いとこ行っとけ!ってことで「らぁ麺 すぎ本」さんへと移動開始。もちろん足で歩いて。今年初めてじんわりと汗をかいたかもしれん。この時点でもう「塩らぁ麺」食おうと思ってました。
 

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 実に4年以上ぶりの訪問でして・・・もっと本来もっと通いたい店です。もうすっかりと有名実力店として名前が知れ渡ってますから、行列避けてて機会を逃してた顛末。ところが今回行ってみると行列なし。マジかよ!と目を疑いながらも入店すると、奥を曲がったスペースに、テーブル席があったのね・・・知らなんだ。グループ客はそちらへ吸い込まれ、ピン客はカウンターへと誘導されて、いい流れで回転してました。
 

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<全体&スープ> サラサラすれど芳醇な鶏ガラのコク深さ!キリリとした塩気のエッジ感!香味野菜が円やかに蕩ける〜
 
 テーブル席スペースの横に積まれた小麦粉の袋。自家製麺だったんだっけ。袋に「日清製粉ナンバーワン」の表示。そうだ昔関西転勤時代に、同じマンションに食品会社の研究所の人がいて、小麦粉へのロマンを語ってくれたっけ。人が口にするモノを作ってる会社のプライド。良い絵具を作ってこそ人の手に伝わり、そして素晴らしい芸術作品が生まれる。食の素晴らしさを影で支えている自負が彼にはあった。嗚呼また会いたいなと思ってたら意識が途絶え、配膳が完了。それはこんな麺顔!。
 

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 おおお!受け取って見た瞬間から「支那そば」感ありありですな・・・佐野JAPAN系の大胆さより繊細さが浮き出るイメージぴったり。スープの表面に、場ミリでも貼ってあるのか?と思えるほどに均整取れたパーツの配置。色バランスもいいね。塩スープは黄金色で透き通り、二種チャーシューが白とピンクで、マリメッコデザインパターンのように並んでいる。小松菜の茎がビシッと揃って斜めに流れ・・・・焦がし玉ねぎを堰き止めている。メンマは、スープの中を泳ぐ龍のように高飛車な位置で止まる。
 

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 さてスープだが・・・本当に黄金色だわ。凹んだ気持ちに生命を吹き込み与える、ゴールドエクスペリエンス!。表層と漂う鶏ガラエキスが、いちいち煌めいては、渦をまきまた沈んで行きます。その味わいは、鶏コクの深さよ!。鶏ガラを手間と時間をかけ、ストレスなく仕上げているのか?・・・透き通っているのに軽くない。丸鶏の煮込みとすら覚える芳醇さで、これは味わうと一発でノックアウトされてしまう・・・やばいヤツです。
 

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 そして塩気もよく効いている。かの家元のお下品系な塩気の吸引や、都内各地のニボニボ煮干しのエキス引き出しにかかる塩気とは、少し立ち位置が違うようです。ナチュラル旨味に塩気を結び付けようという感覚でしょうか・・・。いわゆる「「鶏塩」というコンビネーションですが、間にはうまさを発揮する触媒的なものがあるみたい。例えば、節系の旨味の接触がキッカケで結びついたような妄想が広がる一方・・・・・。
 

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<薬味> 揚げ玉ねぎの甘みと香りでぐぐっとレベルアップ!
 
 また素材の旨味を結びつける触媒としては、「揚げ玉ねぎ」が重要です。個人的には鶏油よりもこちらの方が好きかも。香ばしさがライト感ありつつ強く反映するし、また後味に甘みを醸し出すところが好きだから。また麺の地肌に貼りついたりして、歯ごたえに面白みを与えますから、味風景の変化としてはとても優れた薬味です。今回もその役割を存分に発揮!といったところでしょうか。
 

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<麺> 自家製麺:全体的にきめ細かくホワイティ〜なストレート細麺!
 
 まさに支那そばやの系譜を証明するようなストレート細麺。練り水を極端に少なく抑えたような・・・色白さが印象的で、加水高めで密度感が低め。コシ付きがとても柔らかしなやかで、麺と麺がいつも寄り添おうとします。なので元々汁吸い込みが優れている上に、麺の隙間にスープがよじ登ってくるような持ち上げの良さが印象的。そして良く良く見れば、全粒の配合が見て取れ、風味の良さと見た目の風流さを演習しています。
 

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 口元にはライトな感じで当たる。啜り揚げても抵抗感がないほどにも感じられ、ズボボボと吸い込む力がいつもより増してます。前歯を当てて力を入れると、順番にプチプチっとリズミカルに切れ込む。奥歯へ運んでプレスにかかるとあっけないほどにクチリと短いタップで潰れます。この時すでに汁の味わいが染み込んでいるので、そんなに咀嚼しなくとも、唾液と糖化した旨味が感じられる。旨い!と思った瞬間に、無意識のごとく飲み込んでしまってる・・・。あとは喉ごしのシルエット感を楽しむだけで、実にこの手の麺は食うスピードが速くなってしまいます。
 

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<チャーシュー> 王道二種の鶏豚!低温調理でフレッシュ感キープの崇高チャーシュー
 
 自分の中では「またおま」感すら最近芽生えた低温調理タイプのレアチャーシュー。ラーメンが中華の枠を超えたと言える、シンボリックな部分かもしれません。しかしこの「またおま」感が実に興味が尽きない。豚は見ての通り、赤身と脂身のサシたバランスが良い肩ロース肉。そして白いのは鶏の胸肉コンフィタイプ。
 

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 両者とも、マジでどの方向からでも、どれだけでも、歯を立てたところからサクッと気持ちよくちぎれる!。柔らかいけど筋があるという代物ではなく、素晴らしい反応をしてくれます。味は言わずもがな淡白でしかも上質。今回は塩スープに浮かんでいたこともあり、その味の浸透がとてもナチュラルに旨さを高めてくれた様子!。特製にしても良かったかもしれませんな・・・。
 

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総じまして「王道に貫禄すら備わった一杯!魂と伝統受け継ぐ崇高支那そば!」と言う感覚。
 
 ・・・これは「ザ・名作」と言えましょう。老若男女誰が食べても唸る味わい。例え入れ歯になろうとも、食い続けたいよこの旨さ!ってな感動モノです。大切な人と一緒に食べてくださいな。私もそうしたい!。これは激しくオススメ!。そんな感動冷めやらぬ状態ですが、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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