ラーメン食べて詠います

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【今週のラーメン3636】Noodle Kitchen GUNNERS(川崎・新丸子)特製汐そば 〜明るい塩気に滋味あるエキス感!春祭り的トッピングの賑わいで季節先取り塩ラーメン!

何となく〜海坂屋@東中野の面影を求めて〜
 

 

 先日夜に、東中野で晩飯気分でラーメン食って帰ったけど、そういえば東中野でラーメンと言えば、以前は西口ばかりがメインだったんだよな・・・・なんて思いだした。そうそう!人通りも西口の方が断然多く、大江戸線乗り換え口だってある。そんな西口エリアでお気に入りだったのが「海坂屋」で今はもうない。とても寂しいがしかし、新丸子に行けばご関係者のお店があるのだった!。
 

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 その店が「Noodle Kitchen GUNNERS」さん。サッカーの名門アーセナルファンだとすぐに分かりますよね。外観も内観もそれ一色です。「海坂屋」をイメージする雰囲気は全く残ってないのだが、メニューに「汐そば」あたりが残っているところに、その名残を感じます。家相でも占ってもらったのか、改装して出入口をわざわざ路地の方に変更した造りになっている。そんなところもこだわり伺える店。
 

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 塩じゃない。潮でもない。汐だ。塩ラーメンとひとくくりにしてもいいんだが、ここにはこだわりが実はありまんねん。「塩」と言えば一番ポピュラーな表現で一番拘りがないようにも思える。海塩、岩塩等広く使うことができるし、いわゆる塩化ナトリウム類を包含した言い方もできるかもしれません。一方、「潮」となればもうこれは海塩にしか使わないよね。正式には海流をイメージする部分もあって、海塩の天日干しなんかもこれに関連づけられてしまうのか。
 
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<全体&スープ> まさに汐!満ち引きイメージの浜の旨み!・・・と言えば貝類のエキス感がじっとり!
 
 じゃあ「汐」って何さ。これは汐の満ち引きってイメージで使われると思うのだが、満ち引きと言えば海辺・浜辺なんか関連しているような感覚になる。なので海苔とか貝とかの旨味の塩気とも連想されるオレなのだった。結局言いたいことは何だというと、つい「汐そば」「汐らーめん」など書かれると、貝の旨みを指すことが多いのだということ。なのでそんな頭で待ち望んだ一杯はこんな感じだったのだった。
 

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 おおお!これはまた分かっていても嬉しくなるトッピングの種類の多さ!思い切って特製にした甲斐を配膳時にすごく感じるお得感!3種の肉にワンタンも追加ですもんね!。そして味玉も綺麗な出汁染まり具体で大きさも格別Lサイズ感!。淡麗な出汁も穏やかさが伺え、透明感あるもののやや霞みがかった雰囲気がすばらしい。
 

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 まずはスープを頂きますが、とっても軽やかで「あっさりラーメン」ど真ん中な味レベル。香味は意外に控えめで、ベースは鶏出汁だと思いますが、鶏油のような濃密さが影を潜めております。完全に下支え役に徹した動物系コクの潔さがありなむかと!。そこに主役として躍り出るのが魚貝系の旨みですが、べつにドヤ顔した主張もないだけに、余計にアッサリと感じます。
 

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 明らかに煮干系の甘味は低い。それよりも節のエッジングか?いやいや昆布系の旨味成分が濃ゆいかと思われます。また薬味として少しだけトッピングされてる「岩海苔」の風味が絶大。たった少量でもスープに溶ければ磯の旨み風味がしっとりと全体に広がり染まるという感覚。これだけで上品さがイメージしやすいと思いますが、個人的には後で白飯の上にかけて出汁茶漬けにでも似合いそうに思えてならない。
 

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 しかしやっぱり味わいの引き際に如実に感じさせるのは貝の風味感。「塩」でも「潮」でもない。「汐」なのだから、これは貝の旨みが主張するのだと腑に落ちるのです。春だったら蛤と言いたいところだが、まだそんなシーズンでもないか。味のエッジが立ち気味だから、浅蜊でもなくホンビノスかと勝手に妄想中。とは言え食い進めてゆくとトッピングのエキスも滲むし、舌もいろんな味が染まってしまうので、最後の最後まで貝出汁沁みる!っていう強い存在ではないけど、あると嬉しい味には違いないですね。
 
 

 

 
 
<麺> 表層は軽くぬめって汁をまとい、中はフカフカと小麦の風合いをじわじわ残す風味良さ!美しいけど高機能!
 
 質感を感じる白さ。そして流麗さをイメージさせる真っすぐな麺線。まことに上品な麺です。練水の個性も低い反応が伺えます。密度感は全体に低め。なのでスパスパ!っと歯切れがよいタイプで、とてもライトに食べやすいもの。印相的なのは、表層に軽く一枚滑り層があってそこにスープの浸透を深く感じる。汁に絡ませるというか、出汁をキャッチするというか・・・・とにかく汁の旨みがハズレ難い機能を感じます。
 

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 その一方中心部は汁の浸透をそれほど許さないので、芯が残るとまでは言わないが「小麦の風味を残す」部分がしっかりとキープできています。なので奥歯で潰すときがとても面白く、咀嚼で風味を感じる楽しみ方がいい!。次第に唾液と絡んで糖化してしまうものの、同時に汁の旨みも巻き込むから、新たな旨みが生まれるというものです。特製じゃなかったら確実に大盛(+100円)ですよ!。ちょっとそこまで大胆になれなかったオレ。表層がきめ細かいからズボボボボボーーーーーっと一気に啜り食ってしまいました。
 

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<チャーシュー> ここの特製お値打ちポイント~「3種肉」!低温調理の豚・鶏、焙り系の鴨
 
 こちらの特製はトッピングが賑やかなのでお得感あります。なかで肉は3種もあって、今はやりの低温調理タイプの豚と鶏。そして定番な炙りが利いた鴨。豚はよく見る削ぎ切りされた肩ロース肉。切り口がとても鮮やかなピンク色していることから、切り落としたばかりのものと思われます。淡泊な旨みはとてもナチュラル。汁に少し沈めて味を含ませて食らうのも、この汐スープなら確実に合います。
 

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 またこれも今風な定番中の定番な鶏むね肉。フカフカなコンフィ状の仕上がりで、肉繊維が細かく一本一本の隙間に汁が浸透しているのが分かる。噛むとスポンジのように旨いを吐き出しつつ、口の中を溢れさせる。これは無限大に食えるので、きっとカロリーはゼロに違いないらしい。
 

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 また鴨肉は1枚だけなので、食って旨いと思ったとたんに飲み込んでしまって・・・いつも惜しい思いをさせるもの。やはり鴨らしい野趣な風味を残す淡麗さ(ちょっと矛盾?)が旨いよね。皮部分のコラーゲンが特にそう思わせるっだけでなく、炙り部分の香ばしさが野趣な風味に実に合う。嗚呼もっとくれるなら、金を追加で払ってもよい。
 

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<ワンタン> じつはワンタンも東中野時代から自慢のネタ!薄塩系で皮もやや肉厚で食わせるタイプ
 
 間違ってたらごめんなさい。3つ入ってましたよね。特製の満足感を更に高めるアイテムとなっております。肉餡はわりと小ぶりで、皮の尾ひれが折りたたまれて大きいタイプ。肉餡と皮を両方一度に食うと皮の印象の方が大きいかも。だから2口に分けて食ったオレです。
 

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 肉餡はとてもシンプルな塩味。そして粗挽きがまだ残る豚肉ですが、ザラツキはなく手ごねの丁寧さが伺える逸品。残念なことに一つだけ皮が破れて餡がむき出しになっていたが・・・これは実に勿体ない。でも文句言わずに美味しくいただけます。皮の肉厚なタイプが私は好き。ちゅるんとするのが好きなら薄皮なんだが、それだと十分に味わう前に飲み込んでしまうので、噛み締められる皮のワンタンが好きなのです(単にけち臭い発想だな・・・)。
 

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<味玉にハズレなし!> 見た目よりずっと醤油っぽい味わい!なかなかカエシに華やかある味わい!
 
 意外と忘れてました!。この味玉はとてもフツーに崇高で旨そう。事実そうなのですが、「明るい醤油感覚」が深いのです。白身はもちろんのこと、熟成を感じさせる卵黄の部分もそう。色合いは至ってよく見るオレンジ色だが、味に醤油の風味が色濃い。塩っぱいのとは全く違う。何とも語彙少なく表現しにくいが・・・まぁ、いっぺん食ってみなはれ!。そして嗚呼、やっぱり味玉にハズレなしですやん!
 

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総じまして「明るい塩気に滋味あるエキス感!春祭り的トッピングの賑わいで季節先取り塩ラーメン!」
 
 ・・・と言う感じでしょうか。元々塩系が旨い店だということで再度見直しました!。そろそろまた限定なども繰り成すと思いますので塩系なら必食!。地味な「新丸子」ですが華やかで旨いラーメンありますので、ぶらり途中下車の旅気分でいかがでしょう。そんな宣伝気分のままですが、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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