久しぶりかも〜夜ラーメン? 自分にご褒美
- <全体&スープ> とっても春!そんな穏やかで崇高さ滲む魚貝出汁!桜花の風味が染み入り五感で味わう!
- <麺> 滑らかさの中に柔らか風味!汁との一体感素晴らしいストレート細麺!
- <チャーシュー> フレッシュさが快感なる肩ロース!上品な淡白旨味な鶏胸肉!
- <和え玉> 魚粉と油で甘味香ばしい煮干ダレ!低加水細麺に切り替え替玉としてもGOOD!
- 総じまして「桜染みるがハイセンス!季節移ろう穏やか淡麗塩そば」・・・と言う感想
気がついたら・・・最近、ラーメン活動が「昼飯専門」になっておりました。数年前は、夜にしか食ってなかったんですが、会社と仕事が変わったのが一因と思われます。そんな私ですが、さすがに昼飯食えないタイミングがありまして・・・頑張った自分へのご褒美にとある日、久しぶりに夜ラーメンです。色々訪問店の候補が頭をよぎりますが・・・遠征する気力もなく、通勤経路の東中野で途中下車。とある店が休業なのを見越して、やってきたのが「メンドコロ Kinari」さん。はっきり言って、ここは何を食っても美味い店だぜ!。
まあ楽勝で、行ったらすぐに入店できるとは思ってなかったが、先頭2名のマダムの次に連結。マダム達は、あまりラーメンを並んでまで食うという方々ではないらしい動きだよ。食券購入促されて、購入するのはいいのだが、また店から出てきて一番後ろに並ぼうとする・・・・オイオイ。あなた方は一番先頭でいいんですよ!と思わず声がけしてしまいましたよ(微笑)。昔から妙にマダム系にはモテるオレだが、今日もそんな才能が発揮されます。
この店は一通り食ったからね・・・何を食おうか迷ったんだけど、よくよく見えば「塩」の文字。開店当初は「白醤油」しかなく塩は封印かと思ってた。そしたら後日「汐」のラーメンが出てきた。それが今度は「塩」だぜ・・・味変化でもしたんだろうか?。こういう微妙なところに妙に固執するのがオレの性格。親にも嫁にも嫌われる部分なんだが(泣)、だってそんなの性格は生まれ変われないよ。素直に自分に従って「Ra-men 塩」をチョイスしました。そしてこの日の頑張りに「和え玉」をプラス。酒を控えれるようになったところが、人間的成長であります。
<全体&スープ> とっても春!そんな穏やかで崇高さ滲む魚貝出汁!桜花の風味が染み入り五感で味わう!
さて妙な縁と言うか、先客マダム達のそばに案内された。オレの着席とほぼ同タイミングでマダムへの配膳が進むが、不慣れなスマホ操作でまずはラーメン撮影なさる。そう言うのしたかったみたいで初々しいー。そしてマダム同士で会話が始まるが、「おいしー!やさしー味!」「山椒って甘みがあるのね」などと聞こえてくるから、素直な感想表現が、すごく新鮮に思えて目鱗だった。その後、オレの配膳の番になって、意識集中して写真メモしてたら、オレのガチなラヲタ雰囲気にマダムは飲まれて横で引いてた・・・・。そんな反省しきりで実食始めたのがこの麺顔です。
おおお!丼の内側に貼りつくこれは桜の塩漬け!何という粋な計らい!。チャーシューのレアっぷりが桜色にも感じるところですが、やはり塩漬けとは言え本物が持つ、春色の迫力と存在感がすごい。これがあるだけで青梗菜と貝割れ菜の色が新緑のように映えます。と言いつつも実は肉の迫力が半端ない。デフォルトの一杯でこれほどの質感はさすが人気店!。穏やかそうなスープも円やかなる霞を感じる透明感。正に料亭風と感じる塩ラーメンではないか!。
さて注目の味加減。以前「汐」として食ったものとどう違うのか!と神経を尖らして味わってみる。しかし・・私のような駄舌では同じとしか言いようがない(爆)。どんな塩だれ感覚かと言うと、「はんなり」とした和出汁感覚が素晴らしい。やっぱり魚介系が主体。そして鶏ガラはバックアップ。例えば煮干しアピールでもなく、節系の塩気感じるエッジングも低め。昆布の旨味のような儚さとふくよかさが複合体となった味わいが深い・・・・。そして春を感じさせる滋味のようなものは浅利?少し貝類のエキスが入ってないか?(自信なし)。
そんな色んなことを思いながら、やはり感じるのは桜の香り。桜の風味が塩味にほんのりと沁み入るだけですごく上品に感じるパワーがすごい。そして塩気は、桜漬けの塩気で十分であり、そこもまた美しさを感じる塩の風合い。添えてあるメンマも筍のような部分があしらってあり、まさしく春要素が感じられる。桜花!貝エキス?筍イメージ?それら三位一体で春演出してるとしたら、これはすごい一杯だぞ。
<麺> 滑らかさの中に柔らか風味!汁との一体感素晴らしいストレート細麺!
そんな感じで汁で春満喫してたら、そして麺線の流れが春の小川にも感じるとしたら、それはもう妄想の始まりじゃな。いつも感じる中から高の中間くらいの加水レベルだが、芯を感じさせず全体で滑らかなのが、とても汁の旨味と全体コンセプトに合ってます。
これは歯ごたえよりも汁を吸ってからの味わいを楽しむタイプ。決して柔いイメージでなく、きめ細やかさがあると言えましょう。麺と麺の寄り添い方が半端ない。ピタッと貼りつくような感じで、汁の持ち上げがすごく高いのでチュルチュルとすすりあげるだけで、楽しく思える。表層の軽い一面が汁をよく吸収している部分、そして中心部はまだグルテンの風合いを残すところです。この二重構造のずれが、単に滑らかでしとやかになるだけでなく、すっべって弾けるようなイメージを生み出しているかのよう。滑らかにして弾ける具合が旨そうで美味いです。
<チャーシュー> フレッシュさが快感なる肩ロース!上品な淡白旨味な鶏胸肉!
ちょくちょくと通っているつもりだったが、初めて気がついたかも。ご店主はチャーシューの切り置きをしていない様子で、注文と調理の進捗に応じて、スライスカッターに肉をかけておられました。そのスライスにかける前の肩ロース肉たるや・・・図太い棒状態ですが、出汁の浸透を感じさせる灰褐色な地肌。ところがカットすると、目がとろけそうになるようなピンク色が生まれ出されます。
そんな豚肩ロース肉は、肉身と脂身の差しの入り具合が素晴らしく、筋などの引っ掛かりとは無縁。どこからでも噛みちぎれるほどの柔らかさと、脂身の溶ける旨味が素晴らしい。塩気があまり効いてなくとも美味いが、後から肉ダイレクトにブラックペッパーを少量振りかけると実に美味さで興奮します。酒がナンボでも飲み干せそうなくらいに相性がよろしいかと!
そして鶏胸肉。こちらも今流布する低温調理の代名詞的鶏チャーシューで、見事なふかふかぱふぱふ柔らかな歯ごたえ。味はいたって淡白。それだけにいくらでも食えそうに思えてなりません。白ワインでも日本酒でも何にでも合う。もし無人島に一種類だけ肉を持ってゆけるなら、こんなのも捨てがたいと思うのだった・・・。
<和え玉> 魚粉と油で甘味香ばしい煮干ダレ!低加水細麺に切り替え替玉としてもGOOD!
和え玉は、麺を専用に変えているようです。汁系が加水やや高めな細麺であるが、その一方で和え玉の麺は・・・加水低めでさらに細いストレート麺。これを魚介エキス滲んだオイルで混ぜていただきます。なかなかコペコペして混ざりにくいなら、少しラーメンの汁を入れるとよかろうですが、まずは少し待ってダイレクトに味わうことをお勧めしたい。少し渇きを感じながらも、熱々の麺温度にタレが混じり、自身の風味を感じるのが美味いと思う。
後半になったら、残りを汁系麺丼に入れ替えてもよろしいかと。味付けな和え玉をわざと汁へ打ち込み、「替玉」扱いにするのも一興。水分欲しがってた麺が、少し生き生きと感じるかもしれません。ただ今回は桜の花があしらってあったので、和え玉トッピングの岩のり風合いが邪魔したかも。ま、これは好き好きということで。
総じまして「桜染みるがハイセンス!季節移ろう穏やか淡麗塩そば」・・・と言う感想
・・・今だけなのか桜塩漬けトッピング?。不明ですがメニュー入れ替わりもありますので、味わえるうちに春の味わいを!これも激しくお勧めです。肉のピンク、出汁の桜風味、春演出を存分に感じるなら、桜が開花する前がいいよね!。そんな宣伝気分を高めながら、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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