ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3594】 らぁ麺 時は麺なり (東京・経堂) 味玉つけ麺 〜経堂エリアのラーメン地殻変動起こすか・・・高コスパ濃厚昆布水つけ麺

新宿の「鈴蘭・はやし田」系列??とはつゆ知らず〜??
 このところ気だるいので、三連休が実にありがたい。最近憂さ晴らしが少し多くなった気もしますが、いっちょ本腰入れてラーメン活動しよう!。しかし・・・・寒い!異様に寒い!!。新宿駅に着いたら、雪が本降りになっていた・・・通りで寒いわけだ。こんな時は有名店等の行列回避で、新店舗開拓といきましょう!。滅多に乗らない小田急線沿線へ攻めることとしました。今回の狙いは、つい先日開店したばかりと言う、経堂の「らぁ麺 時は麺なり」さん。
 

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 この店名からピンと来るのは、なんとなく大阪系の店なんじゃないか?と言うこと。だったらいいなぁーなんて、電車で移動中にネットで調べてみたものの、それらしい情報が一切なし。少ない情報から皆目見当もつかず、開店時間数分前に到着。すると・・・ありゃりゃ・・・大行列じゃないか!!ザクッと30名以上は並んでる。そんな注目店舗だったっけ?と訝しんでいたんだが、この日は開店記念でワンコイン500円で提供というサービス中だったのでした。なるほどー学生さん等若い人も比較的多いわ。でも、雪降ってるし並ぶか・・・・と葛藤してたんだが、とりあえず並びながら考えようということに。するとズバズバと店は行列を店内に吸い込んでゆき、一巡目は逃したものの、少し待てば店内に入れそうなまでに進みました。
 

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 すると、ちょうど後ろに並んでいる方が、「さすが3店舗目だと並びますね」なんて声がかかるから適当に交わしてたんだが、どうも総合すると「はやし田」の3店舗目だと今更ながらに気が付いたのだった!!。おいおい、その情報はチェックしてたけど、「らぁ麺 はやし田 経堂店」という名じゃなかったっけ??。あとで、両方の店舗名をラーメンデータベースでチェックしたけど、全く同じ住所登録だった(爆)。こんな流れで、思わぬ形で「はやし田」の新店舗にたどり着いたのだった・・・。
 
 

 

 
 
<全体&つけダレ> 王道の鶏清湯醤油の濃密感覚!濃厚昆布水の後入れ方式は計算高いね!
 
 この日は「麺類なんでも500円」なんだそう。トッピングは当然追加料金なんだけど。この系列でワンコインはありがたいね!。急に寒さを忘れて興奮ですよ。そこで意地の悪いオレは、「少しでも通常料金で高いものを食おう」という発想をしてしまうわけで、阿呆な所業をしてしまう。でも、新宿の本店で汁系は食ったけど、つけ麺は未経験だったし・・・少し高めの「つけ麺」をチョイスしました。そして心の呵責もあったので味玉プラスで売上貢献ということで。そんなドタバタの結果、配膳されたのがこの麺顔一式でございます。
 

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 おおお!ワンコイン前提だったら凄いと思うけど、通常としてもかなり質感高いよね!。しかも「濃厚昆布水入り」とサブタイトルまである一品。当然麺はそれに浸されてやってくると思ってたら、別入れ物と分けられてる。説明によると、麺を半分くらい食べてから、麺の方へ注いでくださいとのこと。ほほう・・・はやし田のつけ麺はそんな仕掛けだったのか・・・知らなんだ。
 

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 まずはつけダレから行くぜ。レンゲで掬ってゆっくり味わうと・・・・「ああ!やっぱりこれこれ!はやし田らしい鶏油の効いた鶏清油!」って感じがありあり。とても明るい醤油感に鶏油のコクがまったりと肉厚に広がるうまさです。つけダレ表面全体がコーティングされたような香味油。そこに鶏油のエッセンスがダイレクトなため、溶かしバターに匹敵するほどの濃密さが印象的です。つけ麺向けだから少し味が濃ゆめなのも、それをアクセラレートしとるがな。麺を入れて絡ませて味合うにはちょうど良い塩梅といったところか・・・・実に王道の清湯つけ麺の旨さでんな!。
 

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 そしてお約束通り、麺をだいたい半分くらいさらえた頃に、濃密昆布水を麺丼側へ一気に全投入。ここで「昆布水つけ麺」らしさが発揮されます。さてこの昆布水。投入する前に直接それ単体を味わってみたが、非常に昆布味が濃ゆい。昆布エキスを煮詰めたか、はたまた味を足したかと思えるしっかり味わい。味が薄まるリスクがありません。そのままつけダレを付けずに麺のみをすすり食っても、少し味足せば成立しそうなほど。
 

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<麺> 菅野製麺所:多加水で全粒打ち込みの風雅さ!強い弾力と風味の両立に濃密ダレが絡みまくり
 
 昆布水つけ麺の特徴は、「食い進めてゆくと比例して味が変化してゆく」ということ。途中から追加したので、後半一気に味風景が変わることとなります。麺は多加水ストレート細麺。菅野製麺所製で、もちもちというより引き締まった感と風味の良さを感じる逸品。デフォルトで220〜30gあるんでしょうか・・・満足な量。ストレート麺で麺と麺の貼り付きもあって、昆布水の持ち上げが非常によろしい。
 

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 それを付けダレに投入すると、一口づつ昆布水がつけダレに浸透してゆくという仕掛けで、ゆっくりと昆布味が全体に浸透します。ただ割と濃密な昆布水なのでいつもよりは幾分、昆布味の周りが早くて「味変化」としてのクリッピングポイントを意識できてしまうほど。昆布味のグラデーション変化ではありませんな。あるところから一気に昆布が効く。一気につけダレの味わいが昇華すると同時に、絡みの関係で麺の味わいも実に美味さが映えます。
 

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 多少粘りが出てくるから、ズボボボボボーーーと啜り上げるのにもとろみがあるような。醤油系鶏油の旨味明るさを、昆布の旨みがググッと落ち着けて崇高に高める上に、麺の風合いが混じり合って絡みあう。・・・そんなカオスな味風景が実に楽しい!!!。つけダレの味変化で、麺の旨みの感じ方もこれほど変わるのか!。前半は鶏油の甘み、後半は昆布水混じって淡い塩気混じりの旨み、麺はそれらに一貫して強い弾力と、風味の高さで受け止めておる。なんだかスゲーぞ、このタレと麺の組み合わせは!!!。
 

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<チャーシュー> 文句なしの今風王道なる低温調理の上品豚肩ロース肉!つけダレにマッチ!
 
 この日はアルコール類の提供がレモンサワーのみ。そんな感じで酒のアテとして肉追加はしなかったんですが、これはもう・・・旨いに決まってる。低温調理の豚肩ロース肉は、今風のラーメン店にとっては王道トッピングですね。実にピンク色が美しく、肉の繊維すらきめ細やか。脂身との量的バランスもよく、淡白な肉の塩気にまったりと脂肪の甘みが実に旨いです。
 
 

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 多少淡白さがあっていいんですが、今回はつけ麺ですから、付けダレに少し付けていただくのも旨い食べ方ですよね。つけダレの味で少し濡れる以外に、熱も微妙に加わって旨みが増すような気がしてならなり・・・。今日は寒かったから、焼酎のお湯割なんかで合わせて食いたいよね。いやー、実にひんな!ひんな!!だぜ。
 

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<味玉にハズレなし!> ややハードなねっとり感覚!出汁浸透の円やかさ深く絡む!
 
 淡ぁ〜い醤油系の漬けダレに浸ってたような仕上がりで、一見塩味系かと見えますが、醤油系の出汁の香りが白身からしてきます。全体的にはややハード系な仕立てで、卵黄の周囲は固茹で部分が見て取れるほか、中心部のねっとり部分がすごく粘り重いものを感じたり。ややハードなねっとり感覚・・・とでも伝えましょうか。熟成したような、マチュアと感じるような、そんな濃密な旨みには塩気を少し含んだ甘みがある?。卵本来の味って緩さと出汁浸透で多様で飽きません。嗚呼、やはり今回も味玉にハズレはなかった・・・。
 

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<スープ割> コール&ブーメラン方式:淡い魚介出汁が3回目の味変化として、より面白く味わう〜
 
 昆布水つけ麺だと、「最後は残った昆布水で割ってください〜」なんてところも多いですね。最近では暖かい汁で〆たいという要望を敏感に受けて、言えば対応してくれる店が多くなってきました。こちらもそんな店の一つ・・・・かと思ってたんですが、ちょっと私は捉え方が違います。「濃厚昆布水」は味が濃いので、割ってもあまり淡くならない。なのでこちらは「暖かいスープ割前提」でしょうか。
 

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 淡麗な魚介出汁。割っても鶏油の存在感は薄まるものの、ちょうどいい塩梅で穏やかな旨みとなります。ここでググッとまた味風景が一気に変わったイメージ。割とはっきりした昆布系の旨み「グルタミン酸」で占められた風景が、魚介系の旨み「イノシン酸」が新たに加わることで変わる。アミノ酸同士の掛け算が生じているような・・・味の掛け算、味の膨らみを一気に感じるのです。そんな感じで、トータルでこのつけ麺は「3度美味しい体験ができる」ので、かなりおすすめな訳。
 
 

 

 
 
総じまして「経堂エリアのラーメン地殻変動起こすか・・・高コスパ濃厚昆布水つけ麺」
 
 ・・・と言う感覚。開店記念500円で食ったから?じゃなく、定価でも十分楽しめる高コスパ。汁系と価格差50円だからこれはアリ!だと思う次第です。つけ麺はどうも・・・という方にこそオススメしたい一杯。たまにはどうです?なーんて宣伝してしまいましたが何時ものように、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!

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