あこがれの学舎を通り抜け・・・麺探訪
- 王道の懐かしさある醤油味!程よい塩気と円やかな甘み!魚介に結びつく軽やか酸味!
- 2玉で体感400g弱!風合いが楽しめるストレート細麺大満足!
- 炙り香ばしさが深いハードチャーシュー!デフォルトですごい量!
- 味玉にハズレなし!肉とコントラストを形成する薄味ナチュラルな味わい
- ちょっとお行儀悪いが秋風を感じながらアイスキャンディー
- 総じまして「一回食っとけ!少しレトロで内容とボリュームの濃ゆいナイスなざる中華!」
今日は東横線で移動ー!。いつも武蔵小杉で昼飯が多いんですが、お気に入りの店はいつも混んで時間が読めない・・・。そこで今年の夏ごろに見つけた店を再訪問することとし、日吉で途中下車いたしました。日吉もラーメン店が非常に多いんですが、あえてそのエリアを背に向けた方向に歩く・・・。あるのは慶應義塾の日吉キャンパスだけなんですがー。一度、OB気取りで歩いてみたかったんですよねー。念願かなってちょっといい気分。
そこから少し脇道へ入り、バレーボールコートと馬術部のあるエリアを突っ切って、一般住宅エリアへ。ここにぽつねんと一軒だけある店が、今回目指す「中華そば どんぐり」さんです。前回訪問時は開店期間だったこともあり、まだ認知度が低かったのかとても空いてたような印象。今回はどんな感じが心配してたんですが、それは無用だったよう。近くで工事してるガテン系の方々や、いかにも慶応の学生さん、そしてOLっぽい方などで8割方埋まっている状態。徐々に定着感がでてきました。
実は前回は「赤(醤油)」を食したので、今回は「白(醤油)」狙い。しかし、「ざる中華」のボタンがあるので心が揺れる。揺れまくって結局それにしてしまった。前回訪問時にも、このメニューはあったんですが、夏だったから季節限定か何かだと思い込んでた。レギュラーでオールシーズン提供とは予想してませんでした。「ざる中華」って好きなんですよねー。先日、駅の向こう側の日吉大勝軒へ行ったら「せいろ」がメニュー落ちしてて寂しかった分、余計に嬉しい。
王道の懐かしさある醤油味!程よい塩気と円やかな甘み!魚介に結びつく軽やか酸味!
さてこのざる中華、「淡麗」と「濃厚」に分かれます。これを選ぶのに非常に時間がかかってしまった・・・。こちら麺の量が多めであるため、それを計算にいれないと遭難しそう。かと言って1玉だけや寂しさ感じる。「濃厚1玉」か「淡麗2玉」か迷った挙句、給料日だったことから、単純に高い方を選びました。それが今回のメニュー。900円と少しお高く感じるかもしれませんが、結論を先に言うと逆に内容が濃ゆいので、お得感ありありだったのです!。それがこんな麺顔。
おおお!写真では全然伝わらないけど、これデカいのです。つけダレも麺も肉も!。ザルと器が大き目なので相対的に普通に見えるだけ。味玉はつけダレの中へダイブ中。肉は実は重なっているため大人しく見えているだけ。麺は別に底上げしていることはなく、食っても食っても減らないボリューム感ですよ・・・・。
つけダレが実に熱々!湯気がもくもくと立ち昇る。レンゲで掬って味わうにもふーふーしないといけません。この味わいが実に王道の落ち着き感であり、レトロ系一歩手前というなじみ深い醤油感覚。スープ割しなくとも、このままゴクゴクと飲み干せる濃度です。醤油の塩気も軽やかでマイルド。動物系は鶏豚の内訳的には豚の煮出しを感じるタイプで。鮮やかさではんく「優しさ感じる」旨みです。個人的に塩気と結びついているのは、この豚コクではなく、魚介系の旨みなんじゃないかな?と感じている。なので動物系と魚介系で半々のさっぱり出汁なんだが、魚介感じる分だけ、さらに円やかでとても軽やかな味風景です。
細麺に合わせるものだから、サラサラとしたタレの良さが広がります。ネギが浮いてサッパリしているものいい感じですが、メンマと青菜を早々につけダレに投入しておくのもおすすめです。とても染みこみやすいライトなタレですから、特に青菜系にはピッタリ。メンマも汁浸透すると何だか旨味が増すように錯覚を感じます。
2玉で体感400g弱!風合いが楽しめるストレート細麺大満足!
全く・・・前回食ったあと「1玉」にしとけば良かったと思ったのに・・・反省が生きていません。私の最近の衰えた胃袋感覚では、400g弱かと。つまり1玉でも十分に160g以上はあるのでは?と思えるほどで、それがダブルで責めてきます。しかし、これは旨かったので次回も結局2玉にするかもしれない。まず一本そのままを手繰り寄せて、何も付けずに食らうが、これがほんのりとグルテンの風合いをキープしており、実に風味豊かに食える!。これを今度は熱々のタレに入れてみる。大き目の器だから少し泳がせたり、放置したりして、一気に引き上げて見る。すると浸透までは行かないけど、十分に濡れた麺がキラキラと光って見える。そして口へと運び一気にすすり上げるのだ!
そのままの地肌では少し貼りつくような表層だったのに、汁に濡れた麺は磁器のような滑らかさを感じさせつつ、冷や麦のような太鳳やかさで啜りかけぬけてゆく・・・。そして前歯で千切ると、麺の風合いがふわっと感じられ、タレの旨さがゆっくりと咀嚼で滲んで一体化してゆく・・・。唾液が溢れて一気に旨し!と思わせてくれます。
刻みのりはあまり好きじゃないんだけど、この一杯はとても合うね。ぺったりと麺に貼りつき、つけダレの中で泳がせてもバレたりしない。適度に海苔風合いが麺の旨味と共にマッチするので、海苔貼りつきの多い部分を集中的に食ってたりしました。
炙り香ばしさが深いハードチャーシュー!デフォルトですごい量!
この肉は実にいい。そして久しぶりに「歯応えが旨し」と感じさせるもの。ロース肉の部位と思われ、肉身と脂身がわりとハッキリとわかれており、肉身の方が分量的には多い。しっかりとタレの浸透があるタイプで、またスープ生成にも貢献したのか、脂が抜けた引き締まり度合いを感じます。これをタレに十分浸されて、焙られたようで、歯応えがしっかりしつつも、噛めば噛むほど旨みが溢れるという感覚。
炙りは手切りカット面にも仕上げとしてハンドバーナーされているようですが、周囲のしっかりした炙りこみが素晴らしい。特に肉の端っこなどは、タレが深くて焦げも旨くて酒のつまみになるkとお必定でしょう。これならいくらでも大関のカップ酒が進みましょう。この店は夜くるべきなのかもしれない・・・。
味玉にハズレなし!肉とコントラストを形成する薄味ナチュラルな味わい
ハードで味の濃ゆい肉の一方で、味玉はとてもライト。デフォルトで味玉1個が丸々ついていると思えばお得感高い。薄味系で基本的には玉子本来の味わいを生かしているタイプです。そして卵黄はユルユルしており、つけダレの溶けて濁かもですが、これは麺に絡めてもろとも食う方が旨そうです。嗚呼、今回も味玉にハズレなし。
ちょっとお行儀悪いが秋風を感じながらアイスキャンディー
流石に全部胃袋に居れたら腹パン状態。この店はアイスキャンディーを帰りにサービスしてくれるのを知ってはいたが、忙しそうだったので、軽くご馳走様を伝えて立ち去るはずだった。しかし、これ持って行ってくださいよ!と差し出してくれたので、素直にもらって帰りました。オレンジ味のアイスキャンディー・・・やはり別腹で入ってゆくね。もらっといて良かった。いい歳したオヤジが嬉しそうにアイス食って駅へと向かう(ちゃとゴミゴミ箱に捨てたよー)。
総じまして「一回食っとけ!少しレトロで内容とボリュームの濃ゆいナイスなざる中華!」
・・・と言う感じでして、上から目線なまとめ方でごめんちゃい。年季感じる男性2人体制のお店で愛想もとても良い!。流行りのつけ麺やラーメンを追うのに疲れたら、こんな落ち着くざる中華いかがでしょう?。腹減り学生さんもボリューム大満足のはず。そんな宣伝気分ではありますが、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
YouTubeにまとめてみました!

学生による学生のためのダメレポート脱出法 (アカデミック・スキルズ)
- 作者: 慶應義塾大学日吉キャンパス学習相談員,慶應義塾大学教養研究センター
- 出版社/メーカー: 慶應義塾大学出版会
- 発売日: 2014/10/21
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (3件) を見る