ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3449】 ふぢの (東京・市場前) 酸辣麺 〜古きを知り新しさを知る!王道町中華的和みの酸辣麺!

休日出勤前にふらっと真新しい豊洲市場へ行ってみた〜
 何だかんだで気分が乗らない毎日。ストレスってやつでしょうか、休日出勤前なのにあんまり寝つけませんでしたー。なので何か前向きに気分転換しようと、今回は出勤前の早朝に、新しく移転した東京都中央市場、豊洲市場へとやってまいりました。当然、朝ラーメン狙い!。東京23区はまさに眠らない街で、どこでどんなに悩んでいても腹が減っても、ラーメンは食えるのがありがたいね。
 

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 とは言うものの、朝早すぎて見学者やマスコミも影が少ない。水産棟と管理棟の各3階に飲食店フロアがあり、ラーメンで言うと水産棟に「ふぢの」、管理棟に「やじ満」が入ってます。 一応両方回って確認してみたが、私が今回訪問した時点では、「やじ満」が未開店、「ふぢの」が営業中でした。
 

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 だだっ広い豊洲市場だから、途中フロアに迷ったりして、警備員に止められるかと焦ったー。しかし、東京都庁の職員と思われたのか、思いっきり丁寧に挨拶された。ただの通りすがりのラーメンヲタクだと知ったらシバかれてたかもしれない・・・。「ふぢの」と言えば、やっぱり半ちゃんラーメンなんだが、券売機ボタンのいい位置に「酸辣麺」なんてのがあるから、ちょっと瞬間的に反応してしまった・・・。朝から重そうなのを食ってしまいました。
 

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100年以上守る暖簾の味!日本人に馴染みやすい酸味と辣味が優しく旨い!
 
 豊洲市場全体的には、まだ不慣れな部分が多いみたいね。飲食店フロアにはきっちりと中央に目立つように、喫煙コーナーが設けられており、そこでは市場関係者もどしどしと出入りしてる。そんな方々ってたいていは大きな声だから、どうしても耳に入ってくるね。あれは何処へ行ったのか、誰に聞けばいいのだとか、あの問題は今度事務局にクレーム言わなきゃとか云々・・・。東京都の職員さん、連絡会等は覚悟しといた方が良さそうです。そんな回想をしているところで、お目当の麺顔が配膳完了。それはこんな感じ。
 

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 おおお!穏やかな酸辣麺だこと!。このジャンルのイメージだと、辣油が口紅をさすように全体を赤でキリリと引き締めて、辛さをまずアピールするはず。ところがこれは、例えるならスッピンの和やかさ。そしてベーシックな薬味の白ネギの刻みが妙に眩しく見える。ひき肉もその隙間に垣間見れるけど、やはり嫋やかに広がる溶き卵の優雅さには、どこか心がウキウキしてしまう。
 

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 「こっちはゆうに100年以上は4代重ねてやってますよ!」ってな4代目店主が元気よく常連と接客してました。そんな会話を耳にしながら味わうと余計に、しみじみと我々大衆日本人に合わせられた、酸味と辣さなんだなと分かる。赤坂や銀座で味わう、本格的な中国由来の醤とか酢の輪郭は感じ取れないけど、それだけに馴染みある酸味が優しくて泣ける。すっぱーっと意識させずに酸味を楽しませるような淡さが朝には嬉しかったりする。また辣さもこれにバランス取ったようなレベル感。何も足さない方がいい。これはバランスを楽しむ一杯なんだなーなんて、ふわふわとした気分で味わい続けるのみです。
 

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 とろみがまた濃ゆ目でいいね。ちょうど背中に厨房が覗けて、3代目なのかは知らんが、渋い老齢な男性がせっせと鍋を振るっているような・・・。絶妙な濃ゆさでっせと背中で語りたかったが、そんなことを考えているうちに、ゆるゆるととろみは溶けてゆく。麺の風味がスープに移る分、水分も吐き出されるのか、粘度が後半に一気になくなってゆく。それは仕方ないとして、それでも淡くバランス感が捨てがたく、最後までゴクゴクと飲み干してしまうんです。おかげで後から喉が渇いたがー。
 

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昔ながらの縮れ麺!酸辣の餡に絡みまくりでスープが減りまくる!
 
「羽田製麺」の麺箱が積み重なっております。中央市場だから全部内部で食材回せますからね。そうしたら麺も近場か長年の付き合いでってことでしょう。これがまた、昔ながらの麺というイメージで、やや細くて縮れた多加水麺。ちょうど挽肉の直径くらいのRが、繰り返し不規則で連続したフォルムで、全体を引いて見れば懐古調です。
 

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 これが引き揚げると餡が絡みまくりで、麺をすするとニュルルルルルルーーーっとスープまで連続しているのでは?と思えるほど。滑らかとか言うより、とろみ一体感という啜り具合です。熱々だったけど、意外に口の中をやけどをしなかったのはラッキー。
 

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 前歯の当たりは、極めてスパスパと切れ込み優しく、餡の蓄熱により柔らかめの茹で加減に近い状態になってます。なので奥歯での潰しもあっけない。しかしそこには濃厚に餡が絡んでおり、重くて柔らかいスープパスタ中華風を食っているような・・・・、そんな咀嚼イメージ。悪くない。
 
 

 

 
 
掻き混ぜ切らない玉子の蕩け具合!ふわっと流れてちゅるちゅる滑る楽しさ
 
 ひき肉は、薬味の白ネギと相まって、麺をすすっているうちに全体に拡散。なのでトッピングというより薬味感覚なのですが、薄塩味程度のシンプルな味わいがイメージよろしい。なのでどうしても具材としては「溶き卵」しかイメージが残りません。
 

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 全体的にはトロトロで、王道の酸辣感覚。玉子の撹拌が大雑把で抑えてるところがポイントのようです。白身の部分が割と明確にキープされているので、卵黄と一体した部分とそうでない部分とが、入り混じって、二倍の楽しさを与えるよう。溶き卵状態が濃ゆい部分は「ふわふわ」。そうでもない部分は「ちゅるちゅる」。玉子という一つの材料で、まるで二種類のイメージ演出が、さらっとされてるのが、ちょっとすごいと思うんだけど・・・(偶然の産物何だろうが)。
 

 

 
 
総じまして「古きを知り新しさを知る!王道町中華的和みの酸辣麺!」
 
 ・・・と言う感想でして、毎度何の捻りもない感想まとめでごめんちゃい。早朝からこんな重いの食ってるのはオレだけ。・・・と思ってたら、後客などは、チャーシューメンとか、ビールにシューマイなどすごい食漢が続く。さすが働く男たち!男も惚れる食欲に乾杯っす!そんなこれから応援気分を込めて、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 
   移転後も
   漢の活気
   溢れつつ
 
 
   ガッツリ朝ラー
   笑顔溢れる
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!
東京都江東区豊洲6-5-1 6街区水産仲卸売場棟3F
豊洲 Baystyle Guide: 豊洲で遊ぶ? 豊洲で働く? (マガジンハウスムック)

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豊洲の女

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豊洲七景 〜「Paddyウォーク」シリーズ〜

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ZONE 豊洲署刑事・岩倉梓

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