ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3419】 櫻井中華そば店 (横浜・保土ヶ谷) 特製中華そば・醤油 〜醤油感の響き渡りを楽しむ神奈川淡麗系ならココ!

横浜から一駅過ぎると・・・とても長閑な風景があった!そんな保土ヶ谷で一杯
 一週間のうち3日がランチタイムに会議を打ち込まれてしまいまして、もう疲労困憊です。お昼寝タイムが取れないので、何となく午後3時前後のパフォーマンスがよくありません。この日は午前中出先から戻るつもりが、寝過ごして保土ヶ谷まで来てしまいました。ここは来週の週末に訪問予定でしたが、サクッと予定を切り上げて、とあるラーメン宿題店舗を攻めてみることといたしましょう。狙いは「櫻井中華そば店」。特にラーメンデータベースでは、高評価なお店です。
 

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 それにしても、大都会「横浜駅」から一駅移動するだけで、横浜の街道沿いらしい長閑なベットタウン的空気感が溢れる保土ヶ谷です。道路両端に連なる飲食店が、とても等身大で和みある大衆さを伝えて来ます。焼き鳥や焼きトンなどを焼酎で流したくなる、そんな夜が楽しめそう。本当にこんな流れで人気ラーメン店があるのか不安でしたが、ひときわ賑わう店が一軒だけあり、それが目印でした。
 

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 製麺機が店先から覗けます。こう言うの好き。働き盛りっぽい2名の店員さんに元気よく迎えられ、券売機の前に立つ。
 

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 もう前評判と下調べから、一番のオススメを食おうと思ってたんだけど、きっとどれ食っても旨そう。悩んでたら後客の邪魔になりましたので、とりあえず一番左上のオススメボタンを押しましょう。それが今回の「特製中華そば・醤油」でありました。
 

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とても醤油が利いてる!と明るく感じる神奈川淡麗系!当たり前のような凄みを目の当たり
 
 思えば神奈川県もラーメン天国。家系ラーメンはもとより、神奈川淡麗系だったり、平塚や小田原には地ラーメンもしっかり根付いている。その中で割と食う前から味の予想が付きやすく、神奈川淡麗系でしょうかね〜。味系統としても好きだし、何と言っても麺顔の美しさでは、どの店でもいい記憶しかありません。厨房の作業を見守り待ちますが、両隣のラーメン女子の大盛塩らーめんは旨そう。そして頼もしき哉。程なく私の一杯がサーブされます。それはこんな感じ〜。
 

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 おおお!ラーメン図鑑にでも載せても良さそうな、完璧に整った美しさではありませんか!。味玉、スープ、チャーシュー、味玉と配置と整然さ、そして色合いバランスが美しい。何気に扇状に広がるチャーシューと、その支点に飾られた青ネギの配置がビシッと決まってます。醤油の琥珀の深さがむしろ透明感を高めて、全体を凛とさせる緊張感があり。また、少し透けて見える麺は、意外にも淡麗ではなく素朴に思わせるところが、少しミステリアス。
 

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 店内の照明にもよるのでしょうが、今回の醤油ダレの色合いがとても滑らかに感じます。店が用意したうんちく書きによれば、「信州黄金軍鶏の丸鶏とそのガラ」をベースに、胸挽肉、手羽先を加えて炊き上げたとか!。軍鶏は旨いのよく存じておりますが、個人的には「挽肉」をスープ生成に使うってのが、様の東西問わずポイント。肉に封じ込まれた本来の旨みは、ミンチ肉でゆっくりと沸騰させずに中低の温度で炊きだすのが一番。これ、実際に独身時代の南浦和のアパートで実践しとりました!。本当に安い肉でもおいしいコンソメスープ「もどき」が仕上がる。これをプロが厳選素材で真剣勝負してるわけだ!。
 

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 嗚呼・・・軍鶏の図太さも感じるし、丸鶏由来の明るい濃密さを感じるエキス感がすばらしい!。ベースのスープがいいからか、香味油としてよく追加される鶏油が、こころなしか抑え目に感じます。とは言っても見た目はとても表層に透明感ある脂エキスを確認するが、それは決して重くない。普段は、魚介排除の味わいなんて食わないから、こういった動物系一色の崇高なコク深さが、非常に心に沁みます。こんなにエキス感が深いのに、ギトギト感じさせない。腹減ってたせいもあって、妙に旨く響くのだが・・・・。
 

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 驚いたのは醤油感。私の思う神奈川淡麗系の醤油って、どこか最後に甘く感じさせるイメージなんです(個人的な話)。例えばそれが、醤油の後味の輪郭だったり、はたまた鶏油が香味油として甘くバターのように感じさせるとか。これに至っては、そういうのが心なしか低いイメージで、その分「醤油感がいきいき」としてる!。たとえば「塩気」であったり「酸味」であったり。
 
 「生揚げ醤油」を使用しているとのうんちく説明。一応、コメントしますと・・・
 
生醤油(キジョウユ)
  火入れしていない醤油。濾過はしている。
生揚げ醤油(ナマアゲショウユ)
  火入れしておらず、濾過もしておらず。
 
 つまり本格的なわけだね!。この醤油感が、綺麗な塩気の伸びやかさと、すっきりする後味の酸味を表現しています。軍鶏のコクで一色になると思い込んでた先入観が一気に崩れて、醤油イメージの痛快な晴れやかさを感じる旨さ!。色合いは実に深く濃ゆいのに、晴れやかさですよ!。これは・・・・最後は一気に気持ち良く飲み干しました!。
 
 

 

 
 
明るさともちっとした歯応えを保つ、スリムな平打ち縮れの多加水麺!汁とベストマッチ!
 
 すっかり「神奈川淡麗系」の先入観だったから、麺はてっきり「ストレート細麺」「多加水系」「滑らかなすべりと持ち上げ感」をイメージしてました。ところがこれが、多加水以外はすべて違う。正確には「神奈川淡麗系」と括ってしまうと、店側に失礼にあたるかもしれません。
 

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 さてフォルムですが、「縮れ」は弱い感じで、どちらかと言えば「ボコボコ感」と「捩れ」が主体な感じ。茹で上げはアルデンテ越えですが、決してダレたイメージはありません。前歯でスパスパと小気味よく千切れるし、表層はツルツルしてて口当たりは極めてライト。ずぼぼぼっと啜ると、やや平打ちっぽくスリムな麺が、口元・内頬・舌触りへと駆け抜ける軽い刺激を与えます。この時点で最早痛快。
 

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 そのフォルムから当然のように、スープの持ち上げは良くない。良くないが濡れる程度でもよく醤油感を感じるので実に旨い。おススメは、女子がやるようにレンゲで小さいラーメンを作るように、汁に麺を入れて一気に口の中へ運び込む食べ方。あまりやらないのですが、偶然思いついてやってみたら・・・旨かった!。
 
 

 

 
 
肩ロースとばら肉の低温調理の半レアスタイル!汁につけると脂の甘さが溶けるよう
 
 今回は特製だったので、肉を楽しめました。最近はどこでも「半分レア」っぽいチャーシューが当たり前にでてきますね。ラーメンのプレゼンスが上がったこの10年。チャーシューのレベルアップ貢献はすごいと思う。今回はバラ肉と、肩っぽいロースが妙に旨かったっす。豚肉は赤身も旨いが、やはり脂肪だぜ。この比率がとてもナイスバランスだったし、また醤油スープに溶けた脂と、醤油の塩気が入り混じり、絶品に感じました。サイズは少しばらつきあったけど、枚数がそれをカバーしてますから、特製はおススメ。個人的には、少し片面が熱を吸収して色変わる瞬間をピックアップして口に運んでほしい!。
 

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味玉にハズレなし!スッキリキリリとした醤油ダレの浸透を深く明るく感じる塩気!
 
 見た目はとても普通の浅漬けタイプの味玉。しかし、これほど醤油感を生き生きと感じさせる味玉も、めったにないです。醤油を感じさせるともっと深い色合いになるんだろうけど・・・不思議。明るい塩気と酸味のバランスが、しっかりと卵黄に染み込んで再現されており、卵コクが加わって濃密な旨さです。それに伴って白身もふわっと混じって味わう感覚なので、これはライスより酒で味わいたい味玉かも。嗚呼、やっぱり今回も味玉にハズレなし!。
 

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総じまして「醤油感の響き渡りを楽しむ神奈川淡麗系ならココ!」
 
 ・・・と言う感じでして、横浜から一駅遠回りして食らう価値ありと思えます。いやー・・・これは痛快で寝過ごした甲斐あり。食ったあとオフィスに戻って、10分遅れて社内打ち合わせに合流。なんとまだ始まってなかった(爆)。皆さん食事を買いに行ったとかで。働き方改革で、ランチミーティングってのも廃止してしまいましょう!。そんなメッセージを安倍内閣にぶつけつつ、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 
   飯時の
   もやもや過ごす
   曇天に
 
 
   スッキリ気分
   醤油のキレ味
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!

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