ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3348】 麺屋 まほろ芭 (東京・蒲田) 濃厚牡蛎煮干中華そば + 白めし ~頭ひとつ抜きんでる濃厚煮干滋味の溶け込み!蒲田西口の〇〇、東口のまほろ芭

<急に濃厚なのを求めてしまって・・・噂聞きつけやってきた蒲田東口>

 7月は猛暑のせいもあって「冷やしラーメン系」を連続して食べておりました。その反動なのか、どうもそればかりではバランスが悪い。なので急に濃厚なのを食べたくなります。先日は青森煮干の「ごくにぼ」なんかを平然と完食したばかりで、また新たに求めてしまう。そんなこんなで、東京城南エリア主体な昼の活動として、まず頭に浮かぶのは「宮元@蒲田」でしょう。この日はほぼそれで決定のはずでした。

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 ところが、ラーメンデータベースを眺めていたら、あの本郷三丁目のむね留のセカンド店が、いよいよ昼の部営業開始との情報を見つけてしまいました。しかも、看板メニューが「牡蠣煮干」だった為に急遽目的変更。だって私は無類の牡蠣好き「牡蠣星人」なので!。また大先輩もいい点数評価をされておられるではないですか!。これは食わずにしておれますまい。7月の猛暑がぶり返すような暑さの中、ひーひー言いながらもやってまいりました。

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 結論を先に言うと、今回は大正解!濃厚スープが旨すぎて・・・思わず飯割してしまうほどに。 

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<牡蠣!煮干!鶏白湯!濃密トライアングルにて旨みのトリプル攻撃!>

 本当に暑くて暑くて、また駅から少し歩くのだけど、日陰があまりなくて・・・・もう汗だくでやってきた次第。実はこの状態で濃厚なスープが飲めるのかと心配になるほどに。混んでて外待ちだったら、きっと死んでしまうだろうと思いきや幸い、入店すぐに座ることができました。汗だくになりながら、コップで水をお代わりして4杯一気飲み。隣の先客兄さんが、それ見て少し椅子をずらしてのけておられましたが、気持ち悪いオッサンでごめんね・・・・。ご店主の手際が良すぎて、完全に体温が落ち着く前に、配膳が完了してしまいました。それがこんな麺顔。

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 おおお!本当にどこか牡蠣エキスの溶け込みを感じるような、マッドな濃厚ブラウンがいい感じ。どろどろ感があるのだけど、純煮干の腸感とは違うクリーム感覚がいいですね。また中央に牡蠣の身が大ぶりで2つあしらってあり、左には低温調理のレア肉、右には肉厚な海苔が刺さって凛とした感じです。見るからにパツパツ麺で、そうなると薬味のフレッシュ玉ねぎは王道の組み合わせ。万能ねぎの緑も鮮やかで、全体的な色彩バランスもお見事。

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 牡蠣って実は難しい食材と思えます。牡蠣好きでもそのクセが気になることも多いし、特に濃厚となれば非常にセンスが問われるところ。店のうんちくによると、1杯に8個の広島産牡蠣が使われているという大胆さが凄いね。なので確かに濃密な牡蠣の味わいと風味が広がりますが、エグミは一切ない確かな味わい。煮干との調和もあるけど、個人的には鶏白湯のベースがしっかりと受け止めているのもあるんじゃ?と感じます。

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 その鶏白湯ですが、濃厚煮干でもよくお世話になっている動物系の出汁。ポタポタした感じも出せば、さらりとした食感も出せるという万能なベーススープ。今回はモミジのようなコラーゲン感はやや抑えめで、牡蠣と煮干の濃密さを越えないレベルに抑えられた感じ。それ実に調和を覚えます。

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 煮干だってそこそこ濃厚。牡蠣の密度感と同じぐらいに。割と馴染みがある苦みがいい感じで、片口鰯パンチやウルメの和やかさなど、なんとなくそういうイメージになってしまいます。香ばしさはあってもこちらもエグミなし。また基本的に塩煮干スープを指向しておらず、醤油系のカエシも苦味旨さに軽やかさを添えているよう・・・・。実に、個性的なエキスが濃厚に溶けているのに、こんなにもバランスが良いのかと、深く感じ入り感動してしまいまいた。



<菅野製麺:濃厚煮干麺らしく男前さかんじるパツパツ低加水ストレート細麺が痛快!>

 濃厚煮干に合わせるとしたら、もう定番のパツパツした歯応えが印象的な、低加水ストレート細麺。個人的にはいかにも関東のラーメンという感じがします。この系統が得意なのがイメージの「菅野製麺」ですから、安心感が高いということで、店前にも堂々とその製麺所表記がなされてます。やはり小麦の粉をダイレクトに一番感じ取れる麺です。自分の咀嚼で汁と麺の風合いを合体させてゆく・・・そんな食べ方ですから、あまり飲み込みすぎるような食べ方は、もったいない気がします。

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 パツパツと入っても、芯はあってもそれは品やかさを保つもので、温かみとゆとりを感じるような印象です。汁に濡れただけで浸透を許さないのもキッパリとした味わいに通じます。表面がきめ細かく、軽くぬめり層ができてるので、浸透しにくい膜になっているのでしょう。奥歯へ運び込んで潰せば、そこから汁感が浸透しやすくなって、一気に食べやすくなります。

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 やはり薬味と絡む感じが秀逸!。パツパツした歯応えと合わせて、シャリシャリした玉ねぎの潰れと風合いが、とても煮干の苦みに合う!。牡蠣の風合いにも玉ねぎ微塵のフレッシュさがこんなに合うのですね!。



<デフォルトでゴージャスな肩ロース肉のレアチャー!大ぶり牡蠣肉で満足度が高し!>

 大ぶりの肩ロース肉?がとても質感高いです。モモ肉のように柔らかくて、しっとりとした舌ざわりと歯応え。肉本来の味に加え、薄味な下地感とシンプルな塩気が実に最高です。これはどんな酒にも合いますね。

 

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 また牡蠣も程よい醤油の味付けが浸透していて、牡蠣の身の苦みがむしろ旨さを誘う。黒い部分も微妙な歯応えの後に牡蠣らしいクセを放ちますが、これは全然嫌味に感じない。これは冷酒とベストマッチなはず。こちらは秋以降なら本当に落ち着いて楽しめそうな店でしょう。

 

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<汁をそのまま飲み干すのが勿体ないので・・・白めし入れて茶漬け風にしてみた!>

 口頭で現金精算しようと思ったのだけど、一人オペの料理人にあまり現金対応で手間をかけたくないので、券売機で購入。そして手渡しますが、ちょっと和え玉と勘違いされてしまい、「今お作りしていいですか?」と聞かれる。白めしで割るという客はあまりいないみたいね。

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 いつも飯割のとき、飯を丼に放り込むか、飯飯の方に出汁を回しかけるか、で迷うけど今回は前者にて。ご飯が多めだったので。こうなると茶漬けというより、雑炊のような見栄えですね。しかしこれが美味かった・・・・。牡蠣・煮干・鶏白湯・薬味等のエキスが飯に浸透して最高な〆になります。また後半に少しペッパーなど振ると、また食欲が加速します。

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 総じまして、「頭ひとつ抜きんでる濃厚煮干滋味の溶け込み!蒲田西口の〇〇、東口のまほろ芭」と言う感じすら覚えてしまう、素晴らしい質感でした。これは暑い中、少々歩いた甲斐以上のことはあるかと!。もう既に濃厚煮干に次なる狙いも定めておりますし、和え玉もその時に合わせて試すつもりです。もう少し地元に周知されて、客入りと二人オペ体制確立して繁盛軌道にのってもらいたい!。また近いうちにでも訪問。そんな応援気分の延長で、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。


   プレゼンの
   準備不足で
   苦味知る


   苦味汁なら
   牡蠣ニボ旨し



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

 

YouTubeにまとめてみました!


麺屋 まほろ芭 濃厚牡蛎煮干中華そば + 白めし 〜ラーメン食べて詠います

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