ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3328】 函館塩ラーメン 五稜郭 (東京・荻窪) 冷やし塩ラーメン + 青とうがらし + いかめし 〜ハイカラと素朴さ織りなす・・・函館港町風冷やしラーメン!

<二日酔い・・・ そろそろ酒もほどほどに〜>
 
 嫁の実家からいい日本酒を貰い受けて、ついつい旨すぎて飲みすぎてしまった・・・。録画だけどワールドカップをみながら、夜に飲む酒は格別にうまいね。迂闊にも酔いが回って寝落ちして、居間のソファーで爆睡。そのまま朝を迎えました。少々(?)酒をこぼしたままだったので、熱帯夜だった居間はとても酒臭いー。オレのオヤジ汗が発酵した様な異臭も混じり、嫁にしこたま怒られてしまった。そしてもらった日本酒を没収されてしまいました(号泣)。それにしても、嗚呼頭が痛い。日本酒での二日酔いは、最高最悪に気持ち悪い・・・・。
 

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 それでも昼近くなってラーメン活動を始めるオレって、ホント馬鹿だ。しこたま気持ち悪いのに食いに出かけるなんて、馬鹿の極地。これを自分の中の解釈では「プロ意識」と読み替えています。一歩家を出ると、危険を感じる様な猛暑と、刺す様な紫外線の雨。こんな体調では、冷やしラーメンとは言え煮干系は食えそうもない。「塩」「冷やしラーメン」などキーワードでググって、一番近場を探したところ、引っかかったのが「函館塩ラーメン五稜郭」さんです。今回はこちらでおとなしく、ビールを飲まずにラーメンに集中させてもらいました。
 

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 それにしても、この店こんなに大人気だったのか。近くに「ねいろ屋」があってこちらは、かき氷も有名だからかなりの行列が発生してます。一方、こちらは塩ラーメン一本で満席内待、外待ち少々発生と言う大盛況。移転前の八幡山時代には考えもよらない感じでした。客層も見事に地元民らしい方々ばかり。ラーメンを写すラヲタは私くらいなものでした。地元に溶け込んでていいね!。
 

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<あっさり華やかなようで滋味深く!素朴さに安心を感じる極旨塩スープ!>
 
 そう言えばここは2回目。中央線には、中野と荻窪に1店舗づつ函館ラーメンの店があって、ここを入れて3店舗もあるんですね。中でもこちらはとても素朴な味わいが好印象だった様な記憶。夫婦船経営スタイルがいい感じで、店内は「函館愛」に溢れています。ここのビールは、サッポロクラシックだから本当は飲みたかったのだけどな・・・。そんな無念を抱きつつ、少々時間がかかったが配膳を受けたのがこんな麺顔でした。
 

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 おおおおおお!ビューテホー!こんなにインスタ映えするラーメンを提供するとは全く想像を超えております!。函館の冷涼な北太平洋から、一気にイメージはアドリア海エーゲ海な明るさが広がるではありませんか!。パプリカやプチトマトも色合いを添えますが、なんと柑橘系はレモンではなく「ライム」をあしらうなど・・・こだわり感じる!二日酔いも一気に覚める(ウソです)。
 

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 多少びっくりしながらもスープを味わいましょう。これがとても嬉しいことに、ポカリスウェットのごとく、するすると何の抵抗感もなく胃袋に沁み入る。塩分を感じさせない塩ラーメン。しかも冷えた汁だから、汗が引くとともに体内のイオンバランスを整える様に、徐々にシャッキリとさせてゆくではないか。トッピングの野菜の汁が体を整えていく様です。
 

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 しかし洋風ラーメンの様で、実はそうではありません。しっかりと函館塩ラーメンを表現してます。塩気を感じさせないと申しましたが、実は地味深い。昆布の出汁がじんわりと響いており、また旨味の深いところは貝柱か?。そんな魚介系の旨味がしっかりとベースにあるので、見た目と裏腹にとても落ち着いた素朴感がありありなのです。このギャップがたまらん!
 

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「青とうがらし」がまた絶妙。+50円の薬味としては量が気になるところですが、これを入れるとピシッと味に筋が通る様で、しかも涼味感が一段とアップします。赤い糸とうがらしもいい働きをしますが、青とうがらしの方がダイレクトに響きます。実はこのエキスが二日酔いの胃袋に非常に効いたかも・・・。トドメにライムを絞り入れましょう。レモンほど派手ではないが、優しい酸味と苦味が冷やし麺には相性が良さそうです。
 

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<非常にスープに馴染むストレート細麺!ハードじゃなく程よい締まり具合もナイス!>
 
 実は麺が美味かったのでした。少々加水は高めのストレート細麺。もちもちツルツルといったイメージが、冷やされて引き締まり、風味を高めた感じです。うんちく書きによると地元函館と同じ製麺所の様だけど、入り口近くには、京都のカリスマ製麺のステッカーが貼ってあり、どちらかわかりません。
 

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 密度感がやや高くていいね。多加水だと締めるとびろーんとゴム的にのびが生まれる場合があるけど、これはそんなことなく、クツクツクシクシとした歯ごたえで味わいを楽しめます。芯もなくアルデンテ風に狙った訳でもなさそう。淡麗なスープだから、より一層麺の味がダイレクトに伝わりますが、トッピングと絡めたりして、グルテンの風味や味わいを存分に楽しみましょう。
 

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<インスタ映えするサラダ感覚に、スピリットを込めた「がごめ」投入!>
 
 肉系は短冊切りチャーシューのみ。豚のロース部位だと思われ、脂身のさしが低い感じ、それが冷えた塩スープに浸ると繊維の隙間にエキスが滲み、スポンジの様に吸い込みます。それをわざわざ奥歯で一気に噛みちぎり、肉と汁の旨味を味わいます。うまし!。
 

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 味玉はシンプルな塩味系で、薄味塩ダレが深く滲みます。卵本来の味わい・・・卵黄のコク、白身の淡白さが素直でうまい。味玉にハズレなし。またその他のトッピングも塩スープに相性が良いです。プチトマト・赤&黄パプリカ・水菜・紫のサラダ菜(金時草??)・白髪ねぎ・糸唐辛子・ピンクペッパー・ライム・・・・・・そして「がごめ」。やはり函館塩ラーメンのスピリットは忘れず、がごめをトッピングの頂上付近に備えます。とてもよく考えられた構成であるし、とても手が込んでるよね!。素晴らしいの一言。
 
 
 
<最後は函館いかめしで〆る!>
 
 やや体調も戻ってきて、ご飯類も胃袋に収めたくなりました。いかめしを召還いたしました。これが冷やし塩ラーメンと真逆で素朴感そのものの見栄え。いかめしといえば、たまにデパートの催し物会場で見かけるイカの胴体にもち米を詰めるあのタイプを想像してしまうが、こちらは炊き込みご飯タイプです。少々濃いめの味付けに、イカのエキスがよく染み込んでいます。白ゴマがいいアクセントと風味を加え、刻み海苔が一層磯のご飯感覚を高めます。やはりうまい。
 

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 ・・・・冷やし塩ラーメンのスープをかけてみようか?。半分以上食ったところでトライしてみました。まあ、悪くはない味わいです。出汁茶漬け風にしてみました。飯に染み込んだ味わいが、出汁に溶け出すので、一気に味風景が変わりますが、見栄えよりは数段うまく感じます。
 

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 総じまして、「ハイカラと素朴さ織りなす・・・函館港町風冷やしラーメン!」と言う感覚でして、これは大変面白い一面を垣間見ました。小樽といい函館といい、港町ってどこかハイカラなんですよね。なので、こんな華やいだ一杯もありなのかと深く感じ入った次第。この一杯は、毎年必ずゲットしたいと思いますし、この店の名物夏メニューにとどめて置いてもらいたい!。そして、なんとなくまた秋になったら、暖かい塩ラーメンも食いにきたい!。次回は、サッポロクラシックを必ずいただきますよ!。荻窪のラーメンは食べ尽くした気でいた私は、今回大反省と大発見をいたしまして候です。そんな感動を忘れないうちに、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 
   二日酔い
   冷たき汁で
   シャッキリと
 
 
   イカす塩ラー
   イカすいかめし
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 

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