<冷やしラーメン+飯割り・・・・この夏、愛が止まらない>
2017年夏は、「冷やし中華」一色でした。二ヶ月以上毎日食いまくったのは、夏の暑さに耐えかね熱い汁系を避けたのがきっかけ。そんな活動の中、「冷やしラーメン」とは区別していたため、随分とこのジャンルを機会損失したと感じております。その中で、「鯛塩そば 灯花」さんが、毎年企画される冷やしシリーズには、実は悔しい思いをしておりました。今年は素直に食いたいという気持ちに従おう。そんなわけで、曙橋までやってまいりました。
しかし曙橋も罪だよね。北側へ行けば「ちとせ」がある。ちょっと後ろ髪引かれながら、南側の坂を登ったものだから、なんだか足がいつもより重い。
そこまでして来る理由はもう一つ。残った冷汁で出汁茶漬けにしたのを食いたい!。最近、このパターンにハマっておりまして、ビールで腹を満たすよりも優先度が高い。白飯が基本のですが、炊き込みご飯系も割とイケるとわかったので、今回は「鯛めし」も召還させてもらいましょう。そんなわけでこの組み合わせとなりました。
こちらの冷やしの企画は、期間をおいて色々変わるのが特徴。第一弾は食い逃した次第で、この一品は第二弾ということになります。第一弾が「鯛」だったのに対して、第二弾が「煮干」。しかも三重奏という形容をされているので、三種類の煮干なのか?流石に駄舌ゆえ、味わって分かるはずがない。誰か最後に種明かしをしてもらいたい・・・そんな気分で迎えたのがこの麺顔です。
おおお!アニマルオフの淡麗な仕上がりがビシビシと伝わるようです。白ゴマが浮いていて普通は嬉しいのだが、抜歯した跡に入り込まないか少し不安。その他は鯛そばと同じトッピング達で安定の品達。特に薄切りローストポークは相変わらず美味そうです。一方薬味はキュウリと昆布?っぽいのを極微塵されたものに変わっている。スープの淡い黄金色も美味そうだし、見ているだけで質感が高いと分かります。
味わうと、キンキンに冷えすぎず、味わえる程度の低温度スープ。一口目から確かに煮干が伝わります。鯛煮干か?と思いきやそれはオレの舌では反応しなかった・・・。何の煮干なのだろう。ニボニボないつもの苦味感はなく、この点では片口鰯ではないと思うけど。ではウルメ鰯か?と察するがそれもちょっとピンとこない。煮干味には旨味が感じられるため、白身魚じゃねえかと実は考えております。先日、武蔵小杉の名店で食った鰯汁は「エソ煮干」。それに近いかなと思う一方、アゴ煮干のような上品な風合いも感じます。
いずれの煮干にしても、苦味は香りくらいで、旨味がじんわりとしつこくなく伝わるのがいい感じ。また「白だし」というのも少しイメージできて、塩気の円やかさにはどこか肉厚な旨味がしっかりとある感じ。昆布の出汁がきっと効いているのだると感じますが、実は白醤油でしたぁ〜ってことであれば、私に推理もドッカーンとちゃぶ台返しなんだが。
<全粒打ち込み多加水細麺!キリリと冷やされた涼味と風合いが出汁に絶妙!>
こちらはつけ麺は、並・中・大と同じ料金なんですね。結構注文が入ってました。チラ見で比較すると、つけ麺と同じもの。細めの多加水麺ですが、フォルムは丸みを帯びており、ツヤツヤと濡れて輝いております。つけ麺は流水で粗熱を取られますが、この一品は、そこから更に氷水でキンキンになるまで冷やされます。なので汁の中にあっても低温差が感じられ、これがまた美味さの痛快さに繋がっているようです。
全粒が打ち込まれているのがまた素敵。見た目に風流だし、また風味もかすかに感じるようです。かなり打ち込まれたようで配合率は5%弱といった感じか・・・。弾力感ある麺だと思うけど、キンキンに冷やされているから、引き締まり度合いがハンパではありません。それだけに、麺を食っている感じがして、歯ごたえが楽しめます。見た目以上に弾力的でないのも、この冷やしという中ではいい感じ。縦に伸びるイメージもなく、クツクツとした歯ごたえが印象的です。
滑りの良さは言わずもがな。見た目の通りツルツル滑り、喉奥を駆け抜けるシルエット感は鮮やか。噛むのも楽しいが、つい飲み込みたくなるイメージで、そば感覚であっという間に食い尽くしてしまいました。
<薄切りローストポークは何にでも合うね!そのまま食ったり、汁に浸したり、ご飯と食ったり>
薄切りの肉は基本的に薄味で、それだけで食ってもあっさりな味わいが旨し。本来なら酒と合わせたい仕上がりです。これが飯にも合わせて見ますが、以外に鯛の味わいと喧嘩しなかったです。汁に浸して煮干の風合い混じりを食いますが、これもまた抵抗感なし。今回は、ビールを控えたので代償で肉増しにしてもよかったな・・と少し後悔してしまう。
<味玉にハズレなし!>
ハーフなんだけど、随分アピールして来る味玉です。漬け出汁の浸透が深いけど強くない。軽く熟成を覚えるねっとり感もあり、食っていて卵黄はもちろん白身でさえ甘みを感じる仕上がり感。そこをあえて、塩煮干風味の汁につけて食ってみる。甘みと塩気の一体感があり、味玉好きとしては悶絶してしまうのではないでしょうか?。嗚呼、今回も味玉にハズレなし。
<鯛めし!ほのかな鯛の風合いを楽しんだ後は・・・白だしかけて極上〆飯!>
正直言って、ここに煮干汁を入れるのは勿体無いかなと感じます。なので半分弱はそのまま食らいます。鯛と炊き込まれているため、少し水分が少なめなパラパラ感。ここに白ゴマが降りかかるから、非常に香ばしい飯の仕上がりです。鯛風味はほんのりとしていて、そこが上品。鯛の身の部分を寄せ集め、がっちりと鯛と飯の一体感を味わうと、極上のうまさです。
一か八かで、残った汁を投入。これが大正解だった。パラパラとした飯が非常に出汁茶漬けには合っているようだし、魚と魚のエキスの集まりだから全く喧嘩しないのだった〜。鯛の風味は確かに消えますが、これは賛否両論カモですが美味いには違いないので、個人的には半分づつ試して食うのがオススメです。
総じまして、「夏は大人っぽく!料亭気分の冷やし麺!!最高!!!」という何だか抽象的なまとめ方になってごめんちゃい。店には芸能人のサインが多く飾られてますが、惹きつけるのも分かります。第一弾は食い逃しましたが、第三弾は見逃せなくなってしまった。また同じような食い方をするだろうが、ちょっとこの夏は通うかもしれません。随時レポートを続けます。ともあれ夏は冷やしに限るぜ。と改めて思ったところで、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
旨し夏
鯛と煮干の
合わせ技
涼味堪能
〆飯満喫
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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