ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3308】 麺屋 翔 品川店 (東京・品川) 塩清湯つけ麺 ~真夏の直射日光に負けない明るき香彩鶏エキス!塩分補給の沁み入る塩清湯!

<超巨大超便利な人間交差点「品川駅」で〜ほっこりつけめん>

 急激に暑くなりましたねー。梅雨は鬱陶しいが、あのなんとなくアンニュイな気分でまったりするのも、今となっては悪くもなかった気がする。文字通りピーカンな灼熱コンクリートジャングルで、いくらラーメン好きだからと言ってさ迷い歩きたくない・・・。今回は大人しく、大人間交差点の品川乗り換えで、「品達」利用とさせてもらいましょう。これだけの名店の出店であれば、限定の冷やし系でもどこか出しているはずだから。

 

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 しかしオレも自分でここまで天邪鬼だとは思わなんだ。品達へ潜り込んだあと、店を回って冷やしの限定見つけてはウロウロしてしまう。ちょっと写真映りが気に入らんかったり、ボリュームと価格が釣り合わんなどと僻んだりで、結局一番奥近くにある「麺屋 翔」へと流れてしまいました。思えば久しぶりの店。ここで落ち着こうと腹に決めました。

 

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 品川店にだけ、濃厚なつけ麺がありそれが妙に旨かったっけ。また定番の「香彩鶏だし塩」ももちろん旨い。暑いから「つけ麺」に流れたいが濃厚はヘビーだし、「鶏だし塩」はあっさりしてるけど熱々汁系だし・・・。まよっていたら一つだけ文字色が水色な押しボタンを発見。「塩清湯つけ麺」。おお!これだと願いに叶ったりだ!ということで早速にそれに決めました。このロケーションとこのブランドで、つけ麺で850円はちょっとリーズナブルな気もしたしね。嗚呼、これで何を食うか決まってやれやれだよ・・・・まさしくほっこりとした気分を先に味わってしまった。

 

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<名作「香彩鶏だし」のつけ麺バージョン!味の明ると香彩ぶりがハンパないって!隠れ名作!?>

 でもミスチョイスだったかも?と少し不安。この日は、朝からミス連発してたからね・・・自信失ってた。周囲を見渡すと誰もそれを食っていないし、またこのメニューだけサンプルを示す画像がないわけだ。トッピング追加ボタンの隙間に押し込められたようなボタン位置で、ひょっとしたら不人気メニューなんじゃないかとか・・・・。そしたらかなり順番が前倒しで、いきなり提供されて正直驚いた。それがこんな麺顔。

 

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 ぎょえ~、めちゃ明るい塩だれやん!しかも麺は、通常つけめん用太麺でなくて、汁系と同じと思われるストレート細麺。多加水の透明さがとても映えます。さらに何やら出汁に浸っている!。近年流行の兆しの昆布水かと色めき立ちましたが、鶏と魚介の淡麗な出汁でした。これはなかなか美しく、完成度の高さありあり。ひとことで言えば、名作「香彩鶏だし塩ラーメン」のつけ麺バージョン!。こんな裏技がさらっと提供されていたとは驚き。

 

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 まずはこのつけダレの美しさに魅了です。いかにも鶏油といったイエローな色合いが鮮やか。そして透明度が高い。その見た目通りに、鶏コクが実に濃密で明るく、しかもキッパリとした塩味なのに、味わいが深いエッジを立てます。このまま塩分高めでも飲み干せてしまいそう。鶏コクがここまで濁らないのも秀逸ですが、下支えの魚介も影を潜めつつ、色合いの邪魔することはありません。鶏塩という単純な味わいでもなく、旨みの奥に複雑な出汁感覚もしっかりしてる。

 

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 さらに良いのは、麺が浸っている出汁が、麺を食うたびに少しづつ滲んでくること。最初の一口は蛍光灯のような明るい鶏コクと、しっとりした麺の風合いのギャップと一体化を楽しむ。そして徐々に食い進めていくと、魚介と麺の風合いがゆっくりと広まってゆき、落ち着きが生まれていく・・・という感じでしょうか。すげー!これは、名作「香彩鶏だし塩ラーメン」に匹敵する隠れ名作じゃん!



<淡い鶏と魚介の出汁に泳ぐ〜!多加水ストレート細麺!>

 出汁に浸った細麺を手繰り寄せて、まずはそのまま、何も付けずに食してみると、やわらかい小麦粉風味を感じるグルテンがいい感じ。一度締められた細麺は一旦モチモチと弾力を与えられますが、その後出汁に浸ってゆったりとした歯応えに変化するようです。時間が経過すると確実に出汁の浸透をより許してゆくのが分かります。前歯の当たりは、実に淡くプツリプツプツと切れ込む。しかし弾力が少し残っているので、噛みちぎる最後のところは気が抜けない。すすり上げるのは文字通りシルキーで、ツユを啜るかのごとし。奥歯ではクチクチと淡く一瞬で潰れるが、すでに出汁エキスの飽和した麺だから、いちいち噛むたびに旨い。

 

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 嬉しいのは、しっかり茹で前200g以上はあろうという、デフォルトの麺ボリューム。手繰ってつけダレに投入しようとすると、麺の重さで縦伸びしそうです。すごくスープ持ち上げがよいので、黄色いつけダレに浸すと、いったん元の出汁を解放してから、黄色いつけダレを吸着しなおす感じ。すすり上げると、ほどよく中和された鶏の塩だれがいい感じで風味が加わり、旨さが昇華します。もう2~3クチ啜り食うと、爆食いモードがスイッチオン。ズボボボボー―っと食いに食いまくる。音が大きかったせいか、あとからスタフさんが心配してくれて、「紙エプロンご用意しましょうか?」とアフターフォローあり。丁重にお断りを入れて、またスイッチを切り替えて暴食モードでした。

 

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<つけダレに一周泳がせて食うと旨し!定番ゴージャス低音調理チャーシュー>

 柚子胡椒が、すこし捻られているのがポイント。もちろん、半分はつけダレに投入して、後半の味変化を楽しみます。清湯塩系と柚子胡椒の組み合わせは、この上なしのベストコンビ。明るい塩味が、一気に風流に変化し、その後塩ダレの奥深さを知ることになります。

 

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 これと同じように、低温調理のチャーシューに少し捻りつけて食うとこれまた旨し。もとの肉本来の旨みのみで食うのもいいが、少し塩だれをくぐらせてから食らうのをおすすめします。しゃぶしゃぶよりもっと短い時間でさらっと。捻り付けた柚子胡椒が肉から溶けおちない程度に。すると、肉本来の味わいが残っている上に、表層の隙間にはスープの余韻が入り込み、そして残った柚子胡椒の風味が最後のトリとなって、抜群に旨く食えるのです。豚の肩ロースは赤身と脂身のバランスよいから余計に旨い。また鶏の胸肉は淡泊な味わいなれど、周囲のペッパーの風味がよく、塩だれの味わいと妙にマッチして旨かった。



<スープ割:麺を泳がせていた出汁を自分で割り注ぐ>

 スープ割は、麺皿に残った出汁をそのまま全部、つけダレへと入れてしまいましょう。丁度魚介の出汁バランスが高まるはずなので、より旨味要素が複雑になります。ここには逆に麺から吐き出された成分も入ってますので、甘味すら覚えます。ゴクゴクと飲み干す味わいは、「香彩鶏だし塩ラーメン」に匹敵です。

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 総じまして、「真夏の直射日光に負けない明るき香彩鶏エキス!塩分補給の沁み入る塩清湯!」と言う何のひねりもなく、そのままのまとめ方でごめんちゃい。これは、予想もしていなかった出会いの一杯であることも、興奮を高めます。夏は、いろいろ工夫された冷やし麺が、東京では花盛りで飽きませんが、ことしはこういった「出汁浸りの細つけ麺」が妙に心に響きます。ちょいとこのテーマで回数重ねていきたいと思います。数がまとまったら、また特集記事でもまとめてみます。という感じで偶然の出会いに感謝。そんな気持ちを忘れないうちに、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。




   降り注ぐ
   夏の日差し
   目を細め


   塩ダレ旨し
   目を見張る哉



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

 

YouTubeにまとめてみました!


麺屋 翔 品川店 (東京・品川) 塩清湯つけ麺 〜ラーメン食べて詠います

 

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