<大人の休日の過ごし方〜ハートランドビール>
仕事のストレスハンパねぇ〜。これまで塩っぱい思い多きだったのですが、苦味も加わってきたような思い。これがあと数年は続くようです。仕事してるとは思うのですが充実感がねぇ〜。引退したらビジネス小説でも出版したろかしらと、密かに思うのですー(ウソです)。そんな精神状態なので、週末は思いっきり好きなことをさせてもらってます。家族には本当に感謝。でも思いっきりとは言っても、ハートランド飲んで、ラーメン食うことくらいしか、思いつかない小心者ですがねー。
実はこちらは初訪問。「食べログ百名店2018」に選ばれているのを最近になって知りまして、慌てて訪問という流れです。そして実は「ハートランドビール 」が置いてあるという情報もあって、訪問意欲を後押ししてくれました。
人気店なので当然、開店時刻に行くと直ぐに満席です。テーブル席は相席上等。女性コンビと、見知らぬおじさん同士2名という、歳の逝った合コンみたいな相席状態でした。あゝ・・これから、思い切りラヲタのモードを展開しようと思っていたので、なんだか向かいの女性陣には申し訳ない気分。許せ・・・私の唯一の最近の楽しみとストレス解放なのだから。
<この安らぎを得るために・・・ハートランドビール>
直ぐにハートランドが運ばれてくる〜。もうこの一杯のために平日を生きていると言っても差し支えありません。キンキンに冷えた温度感もたまらん!クゥーっと本当は唸りあげたいところを抑え込んだが、天井を仰いでしまいました。変なオッさんと思われたこと確実。そうすると・・・・ありゃ?煮干のシャンデリアがぶら下がってた!。煮干しが美しいと思ったのは初めて。小瓶で350円という設定もリーズナブル。都心だったらこれで500円が普通ですからねー。
<豊かな野趣風味とスパイス感覚の見事なる融合!>
どういう生産ロットか不明なんだが、ものすごく順番抜かしで、私の「まぜひつじ」が運ばれてきた。ラッキーなのだが、俄然テーブル席の中では注目を集めてしまうね(汗)。ビールには汁なし系が一番合うだろうと思っただけなのだが、とても大胆な風貌で、テーブルの皆さんの注目を集めたのはこんな麺顔。
ううう!これは想像以上に酒を誘うね!二種の挽肉がワイルドそうだし、肉汁をすでにアピールしている。卵黄が嬉しい上に、薬味類がとても豊富。花椒のミルも持ってきてくれて、これはスパイス感がありあり。それで香りが強く漂うものだから、余計に視線を集めてしまうようです。どこかしら台湾まぜそばにも似た雰囲気がありあり。
混ぜかえす前にタレを味わいますが、うわー・・・ここから羊肉の風合いが濃ゆい。すでにスパイス感が深く、羊肉にはスパイスでくせのある野趣を、旨味に昇華させているのがよく分かります。スパイスが色々と絡み合うのは、挽肉からか・・・。羊肉でも粗い挽き方の方は、甘いタレに仕上がっているものの、スパイス感も独特で実は辛味も浸透している感じ。そして割とスカスカとしている方の細かいひき肉は、少し尖りと塩気を感じさせるスパイス感で、二種独特のスパイスが完全に一体化してゆく。それが微妙にカレーにも似たムードを醸し出すので、目を瞑ればラムカレーと言われても信用してしまうかもしれません。
そこで、花椒を振りかけたり、テーブルにあった辣油をまわしかけたりして、味で遊び始めます。ただ、辣油と酢をまわしかけてしまうと、一気にいつもの油そば感が漂ってくる。それはそれでいいんだが、せっかくの羊感が少し薄れてしまうかもだから、味変化には注意が必要でしょうね。
<計算され尽くした歯応えハーモニー!>
薬味が素晴らしい!。まず私の好きなパクチー。もっとくれてもいいぞ。しかし適度な分量で、これだけでも東南アジア感が満載。羊の中央アジア感を一気に南シナ海へと味を誘います。ニンニクも基本的なアイテムですが、いい仕事ぶり。花椒と合わさると、中国の四川感がバリバリと表に出てきます。ネギは青いのと白いのが両方入っており、さらにちぎり海苔日本人としてはとても馴染みのある甘みと清涼感を提供してくれます。
また挽肉の二種類の違いは上述の通りですが、歯応えが微妙に違っており、混ぜた後では歯応えのカオスが楽しめる。それだけでなくナッツが砕かれて投入されてますから、ブチブチとした歯応えの中にカリカリコリコリとした感触が生まれて、まさに歯応えのアミューズメント。
色々大雑把に盛り付けられれて、思いつきのアイテムの投入のように見えますが、いえいえどうしてどうして・・・・ここはさすが MENSHO さんですよね。改めて感心!。
<個性的な肉とタレの味わいを一体感へと誘導する!多加水ストレート太麺!>
個性とカオスがぶつかり合って、楽しい一杯ですが、これをまとめてくれているのが、卵黄とそれに絡まる多加水ストレート太麺です。卵黄の濃厚な味わいが、味同士の突合を綺麗にまとめてくれるし、太麺のゆったりさに絡みつかせてゆく。
そして太麺は、豊かなモチモチ感覚。馴染みの感触とグルテンの風合いに安堵感を覚えますが、この炭水化物の味わいに、それぞれ個性が一つにまとまってゆくように感じました。小麦の風味というより、グルテン淡い甘み、咀嚼して行くとより糖質に再編されて行く旨味。丼ものを食っている時の幸福感にも似たような気がしたー。
麺自体は、とてもポピュラーな太麺で、腰つきが柔らかいタイプ。ハードなうどんにも近いかもしれません。つけ麺用としては密度感が低い印象ですが、その分明るさを感じる風合いが美しい。まぜそばに染まってしまうと、一気に正体不明になりますが、これならつけ麺にも大いに期待が持てそうです。
総じまして、「野趣感覚溢れるユーラシアンスパイシーまぜそば!」と言う感覚でして、これはビールに非常に合うので、ビール党には激しくおススメしたいかも!。これとは別に「油そば」がデフォルトメニューでありますので、違いを楽しむのもありですね。さすが食べログ百名店!。素直にこのマークを追い求めていけば、失敗はありませんなと改めて思いました。ここはまた来ます。野球の応援にも便利だしね・・・・。そんな感じで気分解放をさせてくれた、ビールと麺にはとても感謝!。それを忘れないうちに、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
暇ランチ
まぜそばに
野趣が溢れて
ビールが旨し
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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